更毬静夢流シナリオメイキング(学園退魔物編)


 この文章は私がTRPGのシナリオをどのように作るかという内容を書いてあります。内容を具体的にするために、学園退魔物に限定して書いてありますが、他にも使用することができると思います。

1.ネタを探そう
 まず最初にシナリオのネタを探します。私は元ネタにコバルト文庫や、少女漫画を使用しています。男性プレーヤーには元ネタがわかりにくい。オカルト物は少女系の読み物に多いなどの理由があります。
 できるだけ、元ネタがばれにくいところからとるのがコツで、皆が読んでいるのが確実そうなのは、はずしておきます。もしくは最新刊をはずして、3〜5巻前の本からネタを撮ります。
 また、知ってそうなら、あえて真相を変えてやることによって、知っていることを逆にとることもできます。

2.シナリオの流れを考えてみよう
 私のシナリオはパーツ分けすると、以下のようになります。「(1)導入 → (2)情報収集 → (3)問題解決」です。こんだけ決めときゃセッションはできます。

(1)導入
 ここで決めるべきことは、以下の3点です。
・どういう原因で怪奇現象が起こるようになったか(いわゆる真相ってつです)
・どういう怪奇現象が起こるか
・どのようにしてPCが事件に関わっていくか

 コツとしては、現代物といえどもできるだけ依頼形式にするってことです。ただの高校生が自分から事件に関わりに行くというのは、かなりのプレイヤー技量を要します。そこで私の作成した西生駒高校では、万能依頼主生徒会長を用意してあります。
 ちなみに、生徒会長は財力や権力を持っているが、自分では退魔能力がないという、理想のNPCに仕上げてあります。#自分で解決できる能力があったらPC達に頼む理由がなくなりますからね。


(2)情報収集
 戦闘や、ロールプレイによる掛け合いがメインのゲームもありますが、やはりここがTRPGのメインと言えるところでしょう。単純に書いてしまうと次の2点を決めます。
・どのような情報を与えるか
・どのような事件が起こるか

 まず、これだけあれば真相にたどり着けるという情報を明確にします。そして、少しかすってる情報を用意します。セッション中に全部使う必要はありません。いや、使えないくらい用意する方が良いと思います。
 ここでの注意点は、情報の発信源を一つに特定しないということです。いわゆる、そこを思い付かなければ終わりってやつが多すぎると、セッションが崩壊しやすくなります。また、一本道シナリオを回避するテクニックでもあります。
 そこで、その情報を聞くことができうる元を複数決めておきます。また、セッション中に「新聞を読んでそうな人は記憶力ロールをしてね」って感じで、誘導することも肝心です。

 次に事件です、これも重要な情報の一種です。また、プレイヤーを飽きさせないための道具でもあります。第二、第三の事件が起こることによって、真相に一歩づつ近づけるようにします。情報収集が苦手なキャラ(or プレイヤー)に優先的に事件と絡ませるのも、マスタリングの一テクニックです。


(3)問題解決
 要するに怪奇現象の原因を除いてやることです。単純に戦闘による解決から、悩み事の解決などいろいろあります。ここも複数用意しておくことをお勧めします。
 戦闘外の解決方法を用意しておく方が、シナリオ的に美しくなります。また、最後に叙情的、叙景的な描写を挟むとシナリオの雰囲気がぐっとよくなります。