第11章:邪剣 どうやら見張りの順番も決まったようだ、皆はテントに入っていった。 「さて、私も寝るかな」 と空を眺めていたイオンもテントに入る。 どうやら野外でで寝るのが好きなようだった。旅の疲れが出たのかイオンはす ぐに毛布にくるまって寝てしまっていた。 「なあ、寝ちまったか?」 「いや、起きてる」 一緒のテントで寝ているユノーがイオンに声をかけた。 「あんたなんで一人旅をしてるんだ、しかも男装までして。」 「男装は…旅の便宜上だ。私も昔はそこそこの腕の剣士だった…昔ちゃんとパ ーティで冒険もしてた、今その仲間は生きてはいないがな。」 「すまなかった、変なこと聞いて。」 「さっさと寝よう、見張り中にうとうとしても知らんぞ。」 「ああ」 二人は眠りへと落ちていった… 「!?、こ、ここは。」 「夢の中だよ。久しぶりだな、イオン。」 「おまえは…なぜおまえが私の夢に出てくる、剣は封印しているはずだっ」 「ふふふ、邪剣と呼ばれた私をあれしきの封印で封じたと思ってるのか?だと したら思い違いもいいところだ、私の力はあれぐらいでは封じることはできな い、まぁその私を支配し使いこなしていたのは貴女だがな。」 「引っ込んでろ、もう私に介入はするなっ」 「また、私を抜くときがくる…すぐに…すぐになっ」 「くそっ、来るなっ。引っ込んでいろ。」 「すぐに…すぐに…すぐ‥に・だ」 変な声で目が覚めた。 「なんだ、この声は。おい、イオン」 とイオンに声をかけようとして変な声の主がイオンなのに気づく、イオンはう なされていいた。なにやらうわごとも言っている。 「おい、イオン、しっかりしろ。」 ユノーはイオンを起こそうとしながらもイオンを観察した。イオンは汗でびっ しょりになっているようだった、それにしきりに何かをつぶやいていた。 「う、うう、……邪剣……来るな……ううう」 「おいっ、イオン」 ユノーがイオンを揺さぶる。 「うう、ゆ、ユノーか?」 イオンが目を覚ました 「どうした、イオン」 「す、すまない、うなされいたか?。」 「ああ、どうかしたのか?」 「いや、悪い夢を見ただけだ」 「なら、いいんだけど」 「少々夜風に当たってくる。」 「風邪をひくなよ。」 「わかってる。」 イオンはそういい残すとテントの外へ出ていった。 「大丈夫かなぁ」 ユノーは心配しつつもまた眠りへと落ちていった。 95/12/24(Sun) 12:00:18 に リュー が CLV で書いたので〜す。