第2章:孤独に疲れた吟遊詩人
酒場のカウンターに腰掛けて私はワインを飲んでいた。この酒場に来るのは
2回目だ確か前に来たのは1年前、私は1年ごとの旅の終わりにこの酒場に来
ることに決めていた。
「ユノー、あんなガキをパーティに入れるつもりか?」
「あ?悪いか?別にいいじゃないか、お前も同性が増えて嬉しくないのか?」
こんな会話をあるパーティが話している。どうやらパーティに一人新メンバー
が加わるようだった。今まで私は一人旅をしてきた、物語と歌を作るために。
この旅に出てからさんざん私は一人と剣を使わない旅に打ちのめされた。私に
は仲間が必要だ、最近そう思い始めた。
「あのパーティがどうかしたかね」
パーティの会話を凝視している私にマスターがいきなり私に話しかけてきた。
「昔、ああいうパーティに一年やっかいになったことがあるんですよ。今では
残ったのは私ともう一人でしたけどね。今は吟遊詩人として旅をしてますが
昔は剣士をやってました、結構自分では強いと思ってたんですよ。でも、生
き物を殺すのに嫌気がさしてたんです、あのパーティがバラバラになった日
を境に私は剣を封印しました。ほら、これがそうです。」
と言って私は愛用していたシャムシールをマスターに見せる。柄の所にはもち
ろん封印がしてある。
「剣を使わないで旅をしているのか。じゃあ、やっぱり一人旅はつらいだろ、
それならそんな目であのパーティを眺めていたのもうなずけるな。今夜はい
つものようにここに止まるんだろ?明日あたり、さっきの嬢ちゃんと一緒に
紹介してやろうか?」
「いえ、私自身が頼みますよ。」
そういうと私はユノーと呼ばれていた人に話を持ちかけた。
「あのう、私を仲間に入れてもらえませんでしょうか。私はイオン、イオン・
インディペンスといいます、冒険者としてはもう7年目になります、今では
物語や歌を作る旅をしています、さっきの若い人と同様に一年だけでもいい
です。私は戦いはあんまり得意ではないのですけど、ダメでしょうか。お返
事は明日でいいです、ではまた明日。」
といい残すと私は二階へ上の部屋へと向かった。
リュー
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