第37章までのあらすじ


● プロローグ

夏. 港町オルグにて.
オルグは大きな街で, 船や人の出入りは激しく, スラム地区も大きい.

街の中心部よりやや外れた位置に在る酒場宿. 夕暮れの頃に一人の若者が
やってくる. 若者の名はエリネ・ライサ.

エリネは他の客と酒をのみ, 家出してきた事を話す. 彼女が冒険者になることに,
親は反対だとか.

● Chapter 1 : ユノーとキリ

ユノーは自分のパーティに新米冒険者のエリネを入れようと考える.
相棒のキリは反対するが, ユノーの, 一年間だけ様子を見て腕が上がらなかったら,
パーティから外すと言う意見に条件を付けて賛成. 一年ではなく半年と言うのが
彼女の条件.

● Chapter 2 : 孤独に疲れた吟遊詩人

イオンは一年毎の旅をし, 丁度旅の終わりにこの酒場に来ていた. すると,
誰かをパーティに入れるとか入れないとか言う会話が聞こえてくる.
彼は剣を使わない一人旅に疲れていたので, ついそのパーティを意識してしまう.
それを見た店主が口利きを申し出たが, 彼は自らそのパーティへと話を持ち掛けた.

● Chapter 3 : シュペーア

薄暗い部屋にて. 三人の男達が集まっていた. 一人は高価な生地の衣服を
身に着けた髭の男. 年齢の判別が難しいほどに髭をたくわえている. もう一人は
色白の魔術士で名をカームと言い, 髭の男の部下. 残りの一人は, ミケロと言う
魔術士で, 髭の男に雇われた. 依頼内容はエリネ・ライサを連れてくる事.
二人が消えると, 髭の男は「所詮おまえらは死ぬ運命にあるのだから」と言った.

● Chapter 4 : ユノー一行の酒盛り

夜も更け人もまばらになった酒場にて.
ユノーの仲間達は新メンバーを加える事に賛成した.

● Chapter 5 : エリネ仲間になる

翌朝. 酒場にて.
早く起きてきたエリネに店主がユノー一行を紹介し, やや遅れて起きてきた
イオンにもその旨を話す.
店主は早速仕事の話を持ち掛ける. パーティの人数と同じ, 七人での仕事だ.

● Chapter 6 : エリネの初仕事

仕事内容に特に興味を引くような物は無いが, 取り立てて反対する者も居ない.
新米のエリネや詩人のイオンの事も在ってか, 一行はこれを引き受ける.

● Chapter 7 : エリネの初仕事2

レンガを敷き詰めた道は, 港から扇状に広がり, どこを歩いても港に行ける様に
なっている.
一行は談笑しながらその道を進む.

● Chapter 8 : エリネの初仕事3

港にて.
依頼人へ話をし, 昼ごろに出発する. 仕事内容はネミラまでの護衛.

● Chapter 9 : 最初の夜まで

ネミラヘ続く街道にて. オルグを出てから半日程過ぎた.
馬車に慣れないエリネの尻が腫れ, 一行は足留めを食うが, フィラントの薬
のおかげで, 直に再出発した.
日が傾いてきた頃, 野営地を探しはじめる. 本来なら宿場町についている
頃だったが, エリネの一件で速度を落としたためにまだ距離が在った.
一行は林の中の開けた場所を野営地とした.

● Chapter 10 : エリネちゃんは嫌

野営の組み分けをする. エリネはちゃんづけで呼ばれそれを拒む.

● Chapter 11 : 邪剣

イオンの夢の中. 邪剣が語りかける.
邪剣はすぐに自分が必要になると, 不吉な言葉を残す.
悪夢にうなされるイオンを隣に寝ていたユノーが起こす. イオンは夜風に当たりに
外へ出て行く.

● Chapter 12 : 気配

エリネは慣れない事や疲労もあり, 見張り中うつらうつらしがちだった.
フィラントは控え目に休む様に促すが, エリネはそれを拒む.
夜風に当たりにテントを出たイオンだったが, 直に何者かの気配を察知する.
気配は野党等ではなく, 魔術士のものだった.

● Chapter 13 : ミケロとカーム

暗がりから気配の主が姿を表す. 巨漢と痩せ過ぎの魔術士. ミケロとカームだ.
テントから出てきたキリは相手の強さを感じ取る.
ミケロはエリネを差し出す様に言う.

● Chapter 14 : エリネのわがまま

エリネは自らの意思でそれを拒否.
エリネはそれが父親のした事だと気付く. その言葉にパーティの意思は固まるが,
イオンだけは不安を抱いていた. 邪剣の言葉が脳裏から離れない.
魔術士達の距離は縮まるが, 下手な動きが出来ない一行.

● Chapter 15 : エリネ光る

ミケロがカームに命令すると, カームは何やら精神集中しはじめる. 高まる
邪気に一行は恐怖を感じる.
キリは魔法の発動直後が狙い目だと言い, 待ちに徹する.
魔法が発動し, 漆黒の球体が出現した. その球体はエリネへと向かっていった.
それを確認した一行は動き出したが, それがエリネの目前へと迫ったとき,
エリネは悲鳴と共に, 何がしか未知の力を使った.
エリネの力は強烈な光を出すに留まったが, ミケロとカームを追い払う事に
成功した.
一行の視界が回復した頃, エリネが倒れているのを発見する.

● Chapter 16 : エリネ倒れる

焚き火を囲む一行.
エリネの光に対し, それが何なのか誰も判るものは居らず, ただ疑問だけが残った.
一行がテントに戻ってからイオンは一人悔しさを噛み締めた. 剣を抜く事を
できなかった自責の念と, またそれを恐れる葛藤.
ユノーはその光景を見, 一人立ち尽くした.

● Chapter 17 : エリネの悪夢

エリネは夢を見ていた. 目の前に死んだ筈の母親が立ち語りかける.
「ごめんなさい」と母は言うが, エリネには何の事か判らない. エリネは遠ざかる
母の姿を追い走るが追い付けず, 突然その間に父の姿が割って入ってきた.
父はエリネに対し, 「忌まわしき存在だ」と言い, 彼女の存在を否定した.
エリネが目を覚ますと, キリが看ていたらしく側に居た.
キリはエリネに光の事について訊ねるが, エリネは心当たりはあるものの,
判らないとだけ答える.
その後もエリネの調子は良くなかった.

● Chapter 19 : 髭オヤジ

二日目の夜. 野営地にて.
タップはエリネに対する疑問をユノーに投げかけるが, ユノーに諭される.

一行は無事仕事を終え, ネミラの街へと来ていた.
報酬を貰い浮かれる一行の姿を見ながらミケロは何やら考えていた.

時は遡り, レッジェンシェストの図書館にて.
髭オヤジこと, 王国宰相のシュペーアはある本を見つけ浮かれていた. その本は
偽書と言う事だが, シュペーアはその真の価値に気付いていた. 本の著者は
カール・ウードと言う魔術士.
その偽書を借り, 家へと持ち帰ったシュペーアは早速読みはじめた.
その本には高度な呪的機構の設計図が記され, その中心には剣が配置されていた.
他にも"赤獅子の血液"や"蒸留器", "霊薬"と言った記述にシュペーアは興味を示した.
シュペーアはクドゥスへの親善大使に自分を推挙する上奏文を書きはじめた.

● Chapter 20 : ユノー一行またもや酒盛り

ネミラの酒場宿にて.
エリネは疲労のためかコップ一杯の酒で熟睡してしまった.
エリネが去った後, 一行はミケロ達やエリネの事について話し合う.
翌朝, 一行のこれからを話し合う. 色々意見が出た中フィラントがふとエリネに
訊ねる. 「どうすればいいと思う?」

● Chapter 21 : アメリア登場

エリネが考えをまとめ口を開こうとした瞬間, 幼い声に呼び掛けられる.
振り返ると, 一人の少女が立っていた.
この少女の不自然な登場の仕方にメロゥス, イオン, フィラントは疑問を感じる.

少女はエリネ宛の手紙を読みあげるが, それは奇妙なことに古代文字で
書かれていた. しかも普通とは違った文法だった.
キリは何かを感じ取ったのかそれを見てから様子がおかしくなり, 一人で部屋で
休むと言い, その場を離れた. フィラントは心当たりがあった様だが,
言いよどんだ.

手紙にはダナエを連れてサン・ギュインの城まで来いと書かれていた.
エリネは自分に関係することだと思い, サン・ギュインへ行く事を決意する.
一行はエリネと一緒に行く事にし, 旅の準備のため買い物へとでかけたが,
ユノーだけはキリの事もあり宿に残った.
ユノーがキリの様子を見に行くと, そこには誰も居らず, ユノーは一行に
知らせようと部屋を出ようとしたとき, 扉に暗号で"助けて"と書かれているのを
発見した.

イオンは一行とはぐれ, 市場の外れに居た. 人気の無い汚い裏路地で老人に
呼び止められる.
老人は剣を手放せと言う. そして最後に, もし手放したくなったら波月の塔の
クーイッヒを訊ねろとだけ言って消えた.

イオンはフィラントに呼ばれ目を覚ました. イオンは裏路地ではなく,
市場の中央に居たのだ.

● Chapter 22 : イオンの回想

イオンは邪剣との出会いを思い出していた.

ある古代遺跡の一室にその剣は在った. 部屋中に素晴らしい細工の剣が
飾られていたが, その中の一振りの剣がイオンに語りかけたのだ.
イオンはその剣の申し出を受け, その剣を征した.

一年後. 魔獣との戦いにおいて, イオンは剣の力を開放しようと試みる.
気がついたときは一面血の海で, 自分以外唯一人, 恋人でもあった仲間の
一人だけが辛うじて生きている状態だった.
彼の治療には一ヶ月かかったが, その後一緒に旅をすることはなかった.

● Intermisshon 1 : レイン

時はやや遡り, ネミラの酒場にて.
イオンの昔の仲間, レインは語り出した. 遥か南方の, 神人達の英雄譚を.

● Intermisshon 2 : 南方神話

英雄譚

● Intermisshon 3 : シュペーアとオルロス

その頃カームは主人シュペーアに言いつけられ三冊の読書に取り掛かった.
一方のシュペーアは義兄オルロスの突然の訪問をうけていた.
オルロスはシュペーアに対し怒りをぶつける. かつてはシュペーアの娘として
育てられ, 先日までオルロスの娘だった失踪した少女の事だ.
シュペーアは口ではオルロスの為に探させていると言ってはいるが,
実際のところ, 何か企てを起こそうとしているのは間違いなかった.

● Chapter 23 : ユノーとの別れ

ネミラの酒場宿. その酒場にて.
ユノーはキリを助けるため, エリネ達と別れる事を話した.
そして, 彼等は旅立った.

● Chapter 24 : 一ヶ月後 ミケロふたたび

ユノーと別れてから一ヶ月が経っていた.
魔法の気を感じ, 一行は戦闘体勢に入る. 敵の正体はミケロだった.
ミケロはエリネ達の事を知っていた. キリやユノーが居ないことも.
邪剣を抜く決心をしたイオンは一人でこの魔術士に戦いを挑んだ.

● Chapter 25 : ミケロvsイオン

イオンとミケロの戦いは壮絶だった.
周りで見ていたエリネ達はただ圧倒されるばかりで, 誰もその場を動くことが
できなかった.
しかし勝負は呆気なかった. 魔力増幅呪文. ミケロがそれを邪剣ラグナにかけると,
ラグナの支配力は増し, イオンを襲った. イオンは剣を手放しその場に崩れた.
追い打ちをかける様にミケロは麻痺の呪文をかける.
ミケロはエリネの父が死んでいることを知っていた. それをエリネに話して
聞かせる. そしてエリネの両親の事, 未知の力のことを話す.
父親の本当の気持ちを語った.

ミケロは転移の呪文を用いて, エリネとアメリアをさらった.

● Chapter 26 : 伍王

サン・ギュインの城にて. 伍王と呼ばれし神人達の会話.
アメリアを使ってエリネを招いたのは彼等だった. しかし, アメリアと
"剣"エリネはミケロに連れさらわれていた. "末裔"キリもいずこかへ連れ去られて
いた.

神人達はある決定を下した.
ユノーとミケロの雇い主であるクーイッヒの元へ狼を遣わせること.

● Intermisshon 2 : ハルスとミゼア

遥か昔. ある船が難破をし, そこに乗り合わせていた若者ハルスは遭難した.
自由都市フェキアに住む少女ミゼアとその祖父が彼を介抱した.
ハルスは目を覚ますが, 自分の記憶が無いことに気付く. しかしミゼアは
全く気にしない風で, 男が覚えていた名前を聞き, 「良い名前じゃない」と
言うのだった.

● Chapter 27 : レインを探す

イオン達はレクェサのレインを訪ねた.

● Chapter 28 : レインの家

イオン達は事の経緯をレインに話した.
レインはラム・タム・タイガーと言う人物に頼めば, エリネの居場所は
判るだろうと言う.
ミケロの事もレインは大したこと無いと言ってのけた.

アメリアが持っていた手紙を見たレインは, それを自分の部族語で神聖文字
だと言う. しかし署名を見て彼女は驚いた.
その署名は哭鯨王, 熾禽王, 烈王の三人の名が記されていた. この名は,
部族の中でも, ごく少数の者しかその存在すらをも知らないと言う.

レインは話を切り上げ, イオン達に大学の宿泊施設を使わせると言い,
一行はその好意をありがたく受ける.

一行が去ってから, レインの心に直接語りかける者が居た.
レインには熾禽王の声だと判った.
熾禽王は語った. "剣"とはエリネで, "アメリア"とは神王の作った容器だと
言うことを. そして"アメリア"の中にある意思はダナエのものだと.
最後に熾禽王は, あの剣(ラグナ)はレインの手に負えないと言った.

● Chapter 29 : リオールの回想

リオールは御舘様ことシュペーアの変貌ぶりや, 最近の様子に疑問を感じていた.
そして, かつて自分の妹と等しかったシュペーアの娘エリネに会いたいと願った.

一方エリネはレクェサに居た.
ミケロにさらわれてから三日が経ったが, そこから一向に動く気配は無かった.
そんな中, ミケロ依頼人である老人が姿を表した. と言っても幻影だが.
老人はミケロを責めた. 直に連絡をよこさなかった事や, アメリアを殺さなかった
事をだ. しかしその口ぶりとは裏腹の奇妙な視線でエリネを見ていた. 驚愕と郷愁だ.

シュペーアはしまった扉を憎々しく見ていた.
シュペーアはカームに呼び掛ける. カームはミケロの居場所を調べていたのだが,
未だフォルニアの何処かと言うことしか判っていなかった. しかしシュペーアには
それで充分だった.
シュペーアに乗り移っている闇は言う. 後はホルスの血が導くと. "剣"を始末し,
"末裔"を手に入れられれば.
しかし闇はすぐに何者かによって押さえつけられてしまい, またシュペーアの
中へと戻っていく.

その頃キリは目を覚ました.
しかし, 自分が何処に居るのか全く判らなかった. 見たことの無い船の型,
初めて聞く言葉, なにより肌を刺す暑さ.
更には, 自分の髪が伸びている事や, 体つきまで変わっている.
キリは, 困惑でへたりこんだ.

● Chapter 30 : ジャックと愉快な仲間達

ジャックはレポート作成に追われていた.

● Chapter 31 : ラグナとの再契約

目が覚めるとイオンが居ないのに気付いた一向は, イオンを探しに出かけた.
その頃, 当のイオンは寄宿舎近くの林に居た. その林には池が在り, イオンは
その池の中で何やら儀式をしていた.
イオンが行っていた儀式は, ラグナとの再契約で, サークレットを使う事により,
ラグナを完全に支配しようと言うものだった.
寄宿舎に戻ってからイオンは語り出す. 魔剣の事を.
正しくはその名を神剣ラグナと言う. 神々の大戦において神が使ったとされる
伝説の剣だ. しかし古代王国期にある魔術士によって邪悪な意思を植え付けられて
しまう. しかしそれは制御装置をつけることで解決される. つまりその制御装置が
黒水晶のサークレットであり, イオンはそれを使う事によって剣の知識や力を
完全に手に入れたと言える.

● Chapter 32−1 : 港の名はバランス

レクェサには港が三つ存在する. オアニール, ジョルジュ, バランスだ.
その中のバランスは一般の人間は使わない. バランスはスラム街に繋がり,
つまり, そう言う人間の出入りに使われているからだ.
そのバランスに一艘の古びた船が泊っていた. エリネはその船の中で待っていた.

● Chapter 32−2 : 眠りにつくアメリア

エリネは考えていた. ミケロの事や彼を雇ったクーイッヒと言う老人の事を.
エリネはクーイッヒのアメリアに対する目つきを思い出し, 鳥肌が立った.
クーイッヒはアメリアを殺すつもりだ.
そこでふとエリネは思い出す. いつかイオンが言っていた波月の塔と言う言葉.
イオンがエリネにだけこっそりと話したあの剣の事. 老人はアメリアの命のほかにも
あの剣をも狙っているのだ.

エリネはアメリアを守りたいと強く願い, 祈った. すると力は発動され,
船室の中に小さな嵐が吹き荒れた. その後白い光を発し, 辺りを包んだ.
その光の中でアメリアは目を覚ますが, "ママ"ことダナエと交代する事になる.
エリネにはアメリアの声が聞こえたような気がして, アメリアを呼ぼうとしたが,
声が出ず, そのまま意識を失った.

● Chapter 32−3 : エトルリア号の船出

アメリアと交代したダナエはコハクを呼び出した.
自分の鎧を取ってこさせようとしたが, 呼び出しに失敗したコハクは間抜け
だったので, エリネの世話だけを頼んだ.

ダナエは魔術によって作られた監視用の"下僕"を見つけ, それを殺す.
そのことによって彼女にはミケロがやってくる事を予想し, その前に
船の舳先辺りに何やら魔術を施した.
「この船は海に歓迎され, 人魚の島に行く」と書かれていた.

● Chapter 32−4 : ダナエ、笑う

ダナエとミケロの戦闘.
ミケロはダナエに敗れ, 妹ロートをクーイッヒから助ける様に哀願した.

● Chapter 33 : ケルマ

サン・ギュインの城にて.
伍王の一人烈王とその娘レーネの会話.
レーネは"末裔"キリの居場所を突き止めていた.
オルフェ派と言う宗派の巫女として, レッセフェルテ南部の港から海を渡った
と言うことだ.

彼等の目的は"剣"エリネの心の奥底に眠るアベルトゥースの精神を抽出し,
彼等で管理すると言うことだ. しかし, 無意識層の一部を切り取ると言うことは,
危険な事だ. だからこそ, "剣"には精神的な成長を望んでいる. そのために,
"剣"エリネは自らサン・ギュインの城まで赴かなくてはならない.
レーネはそのことをダナエに伝えると言うことだ.

● Chapter 34 : エトルリア号の不埒な女神

エルトリア号の舳先の女神像はダナエの魔術によって目を覚ました.
女神は騒がしいとエリネの船室へ向かった. そこにはコハクがエリネを揺り
起こそうとしていた. エリネはぐったりとしていたが, その原因はミケロが
エリネにはめた腕輪, エンダルネス・チェインのせいだった.
女神はその腕輪を取ろうとしたが, 実体の無い彼女には似たような魔術構成の
その腕輪を外す事は出来ず, コハクはその腕輪は自分の家族のようなものだから,
役目を果たそうとしている邪魔は出来ないと言った.

● Chapter 35 : フィラントくんがんばる!

レクェサにて.
特にする事がないフィラントとタップはメロゥスの誘いに乗り, 奇術見物へと
出かけたが, 奇術小屋では虎が暴れていて, 丁度観客達が逃げ出している所だった.
フィラント達は奇術小屋に入り, 虎と闘い, 虎を殺す.
団長から礼金を貰ったフィラント達だが, タップは酒代だけ貰って後はフィラント
に渡した.
フィラントはその金でエリネにドレスを仕立ててやろうと思ったが, サイズを
知らなかった.

● Chapter 36 : 誘拐劇

時はやや遡り, ネミラの酒場宿にて.
キリはアメリアの持っていた手紙の古代文字を見て, 何かを感じ苛立っていた.
その時, 何者かが彼女の部屋に侵入し, 彼女を襲った.
キリはナイフを腹に刺されながらも, その男を殴り倒し, もう一人外に居る男を
呼んだ. その男にキリは見覚えが在った.
男ナハンとキリの戦闘. キリは断然不利な状況で, ナハンの「殺すつもりはない」
と言う言葉に投降した.
別の男に別の部屋へ連れていかれるが, そこにはまた別の侵入者が待ち構えており,
男を殺し, 彼女を眠らせた.
ナハンは異変に気付きその部屋で戦闘が始まる.
一人の魔術士だけが残ったが, キリは既に魔術によって連れ去られていた.
手がかりを知ると言うことで, ザジと協力し, この男を連れさるため眠らせた.

● Chapter 37 : 波月の塔にて

波月の塔にて. 老人クーイッヒとダナエの会話.
ダナエは約束通り, 老人にミケロと妹ロートの事を話した.
老人は条件としてダナエが協力する事を提示. ダナエはそれを承諾する.
協力内容は, エリネを連れてくる事と, 神剣ラグナを持ってくる事だった.


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