夕闇

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薄い雲に隠れて
冷たい月がひっそりと
見下ろしている

ほの白く揺らめく
硬質な光の螺旋は
幻想へといざなように
すべてを押し包みつつ
瞼の上に重くかさなり
永久の夕闇へと背中を押す

過ぎ行く夜を捕まえた
小さく白い流星が
二度と空を離さないようにと
圧し掛かる黒い雲を
呼び寄せたとき

冷たい月が
哀れみの涙をこぼした

もう二度と空は見えない

美しく散った花々も
実る果実のかぐわしき香りも
今は遠い過去の追憶の中………