• 千字シナリオコンテスト応募作品
  • TRPG.NET公募第3回千字シナリオコンテストには初めて「お題」が付きました。今回のお題は「ゴブリン退治」というファンタジー系TRPGのシナリオとしては定番物です。ですが、定番には定番の理由が有り、定番物故にちょっとチャレンジ精神が沸き上がったというか。ま、ぶっちゃけた話「これなら自分でも書けそうだ」と思い上がっただけなんですけどね。

    てな訳で数ある有用な作品群の中にお目汚しな一作品が添えられたのでありました。


    第3回千字シナリオコンテスト応募作品「泣いたゴブリン」

    「泣いたゴブリン」ゲラ校


    ちょっと、ここでは制作秘話(って程のものではないが)なんぞを。
    応募作品とゲラ校を比べてみてもらうと判りますが、千字しばりは思いの外記述が難しかった、と言うか簡潔にまとめています。まあゲラの時点ではどのくらい語数が行くか判らなかったので取りあえず思いつくままに記述していったと言うのもありますが、最終的に2,000字を超えてしまいました。結果として半分以上削った事になりますね。千字シナリオを書く場合には、他の作品をみてもそうですが要点を如何に簡潔に(しかも分かりやすく)記述するかがひとつのポイントになるかと思います。
    ふたつめのポイントとしてネタを欲張らないってのが有ります。自分の場合、各シチュエーションを想定してそれぞれの場面に応じた対処案をゲラでは書いていますが、応募作品の方ではネタ振り程度の提案に留めています。これはフリーのシナリオという事でコンベンション等不特定のプレイヤーに対して用いるのか、それともサークル等の固定メンバーに対して用いるのかが判らない。つまり実際に使用する時のメンバー次第によって想定されるアクションが違うのを考慮しての事です。
    ネタそのもののアイデアは題名から読み取れると思いますが、日本人なら多分誰でも知っているであろう「泣いた赤鬼」から盗んでいます。マスター側の目論見としてはいかにしてプレイヤーに青鬼を演じてもらうか、といったところでしょうか。これは、シナリオを書いた一番の動機なんですが「シナリオ作成のヒントでも与えられたらなぁ」という思いがありました。大変優れたオリジナリティー溢れる作品が多々ある中でひとつぐらいこういった、アイデアやネタを盗み、実際のプレイに役立てる事が可能な例題を示す事によって、これを読んだ人がもう少し肩の力を抜いて気軽にTRPGのマスターをやってもらえたらと言う淡い期待がありました。TRPGって、マスターの労力がどうしても増加しがちな遊びですからね。その辺りを楽にしていく方法論やTipsは多いに越したことはないと思っています。

    最後にこのシナリオの掲載をもって、千字シナリオコンテストという機会を与えて下さったTRPG.NET様、テストプレイに協力してくれた陸月氏とにゃにゃ氏への最大級の感謝と御礼に代えさせていただきます。どうもありがとうございます。


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