聖職者と人狼(仮)──2005.11JAGAテストプレイ日記



聖職者と人狼(仮)のルールはこちらを参照。



2005年11月のJAGAで、「聖職者と人狼(仮)」をプレイしてきました。
……今まで出てなかった悪い点が、一気に出たプレイでした。



「聖職者と人狼(仮)」を分解してみます。イメージ的には、それぞれが1枚のカードになってると思い浮かべてください。
それらのカードを組み合わせて、ゲームができているわけです。

2人でプレイ可能
3人でプレイ可能
4人でプレイ可能
5人でプレイ可能
6人でプレイ可能
プレイ時間は30分を想定
数字のカードを使う
カードは人狼と聖職者の2種類
人狼と聖職者ではカードの裏の模様(色)が違う
偽人狼と偽聖職者が入る
1のカードがある
2のカードがある
3のカードがある
4のカードがある
14のカードがある(テストプレイ中に追加)
数字ごとの枚数比は1:2:3:4=4:3:2:1
人狼と聖職者の比率は1:1
本物と偽者の比率は3:1
14のカードは本物だけ(偽者にはない)
カード総数は82枚
ボードを使う
ボードには月齢の数(28)だけマスがある
コマの初期位置は今日の日付
コマはボード上を月齢の正順にだけ回る
新月、満月の期間が2日ずつある
新月は28日と1日、満月は14日と15日
ライフカウンターを使う
ライフカウンターがなくなったら脱落
他の全員が脱落し、最後のひとりになったら勝ち
ライフカウンターはひとり5個
手札は常に4枚
2枚引いて2枚捨てる
前の人が捨てた2枚から、コマを進める数を選ぶ
新月/満月で止まったら、即座に判定を行う
新月のときは聖職者がプラス、人狼がマイナスになる
満月のときは人狼がプラス、聖職者がマイナスになる
プラスの合計点からマイナスの合計点を引いた値で競う
点数がマイナスなら、ライフカウンターを1個失う
点数が最下位なら、ライフカウンターを1個失う
最下位が複数いれば、最下位全員がライフカウンターを1個失う
点数がトップなら、ライフカウンターを1個得る
点数トップが複数いれば、誰もライフカウンターを得られない
マイナスで脱落した人は、直後の点数比べで無視する
14日で判定した場合、直後の15日は判定を行わない。新月でも同様(テストプレイ中に追加)
山札がなくなったら、捨札を集めてよく切り、新たな山札とする
捨札は2つの山に分ける(テストプレイ中に追加。捨てた2枚を解りやすくするため)
このゲームは8月JAGAの帰り道、満月を見て思いついた
このゲームは、人狼が満月のときに強いという話を基にしている

もちろん、もっといっぱいの要素に分解できますし、省いたものもあります。
これらの要素が組み合わされて、「聖職者と人狼(仮)」はできています。



さて、このゲームを作る上で、切り捨てたカードがいっぱい存在します。

7人でプレイ可能
8人でプレイ可能
9人(以下省略)
プレイ時間は5分を想定
プレイ時間は10分を想定
プレイ時間は45分を想定
プレイ時間は60(以下省略)
数字の書いてないカードもある
カードは聖職者と人狼だけ、それ以外のカード(偽者とか)はない
聖職者と人狼以外のカード(聖騎士とか吸血鬼とか王とか王女とか村人とか以下略)がある
カードの裏面の模様は全て統一
0のカードがある
5のカードがある
6の(以下略)
マイナス1のカードがある
マイナス2のカードがある
マイナス3の(以下略)
数字ごとの枚数比はほぼ一緒
数字ごとの枚数比は1:2:3:4=1:2:3:4
数字ごとの枚数比はそれ以外
14のカードが2枚(以上)ある
カード総数は40枚(くらい)
カード総数は60枚(くらい)
カード総数は100枚(くらい)
カード総数は120(以下省略)
ボードを使わず、カードだけで行う
ボード上のマスの数は8
ボード上のマスの数は10
ボード上のマスの数は12
ボード上のマスの数は16
ボード上のマスの数は(以下略)
コマはボード上を正順だけでなく逆順にも回る
ボード上のコマの進路には分岐点がある
コマは直線上をいったりきたりする
新月、満月の期間が1日ずつある
新月、満月の期間が3日ずつある
新月、満月の期間が4(以下略)
ライフカウンターを使わない
ライフカウンターはひとり3個
ライフカウンターはひとり4個
ライフカウンターはひとり6(以下略)
誰かのライフカウンターがなくなった時点で、一番ライフカウンターを持っている人が勝ち
残り2人になった時点で、ライフカウンターの多いほうが勝ち
手札は常に3枚
手札は常に5枚
手札は常に6(以下略)
手札は基本的に4枚だが、増減することがある
手札は基本的に5枚だが、増減することがある
手札は基本的に6(以下略)
1枚引いて1枚捨てる
1枚捨てて1枚引く
2枚捨てて2枚引く
コマを進める数は出した人が決める
前の人が出した2枚のカードの和だけコマを進める
前の人が出した2枚のカードの差だけコマを進める
新月/満月で止まったら、カード交換を行った後、判定する
マイナスカード1枚につき、プラスカードを小さいほうから1枚ずつ無視し、残りのプラスカードを合計する
マイナスカード1枚につき、プラスカードを大きいほうから1枚ずつ無視し、残りのプラスカードを合計する
プラスカードの枚数からマイナスカードの枚数を引き、その差で判定を行う
点数がトップなら、トップだった全員がライフカウンターを得る
14日で判定しても、直後の15日でまた判定を行う。新月でも同様
山札がなくなったら、ゲーム終了とする
制限時間がなくなったら、ゲーム終了とする
ライフカウンターがなくなっても脱落しない

他にもいっぱい考えられます(それこそ「途中でゲームをやめて、別のゲームをする」なんてのも考えられます)が、 とりあえず僕がルールを考える時に切り捨てたカードはこんな感じです。



さて、最初のルールにはテストプレイで発覚した、まずい点がいくつかあります。

2人でプレイ可能
6人でプレイ可能
人狼と聖職者ではカードの裏の模様(色)が違う
偽人狼と偽聖職者が入る
14のカードがある(テストプレイ中に追加)
数字ごとの枚数比は1:2:3:4=4:3:2:1
カード総数は82枚
ボードには月齢の数(28)だけマスがある
他の全員が脱落し、最後のひとりになったら勝ち
2枚引いて2枚捨てる
前の人が捨てた2枚から、コマを進める数を選ぶ

これらは、実はこのゲームにはふさわしくないカードでした。
現状のルールでは、2人ではなかなか終わりませんし、6人では明らかに多すぎます。
2人で終わらない以上、「最後のひとりになったら勝ち」はふさわしくなくなります。
カードの裏面の模様(色)が違う意味も、実はあんまりないかなと思えてきました。
裏面の色を同じにすると、偽者のメリットがなくなります。
14は数字が大きいので派手ですが、必ず選ばれるという保証はありません。
カード総数約80枚は多いとも少ないとも言えますが、80枚よりも60枚や100枚のほうが(それぞれ違った意味で)プレイしやすいのではないでしょうか。
ボードの28マスは、現状のルールでは多すぎます。特に人数が少ないと、雰囲気がだれてきます。
前の人が捨てた2枚から選ぶと、判定後誰の手番だったかわからなくなりがちです。

もっとも、これらのカードがふさわしくないとは言い切れません。
別のカードを入れ替えたおかげで、活きてくるカードもあるはずです。



さて、JAGAではテストプレイヤーにアドバイスを頂いて、ルールの改変を考えました。
その結果、こんなカードを組み合わせてテストすることにしました。

3人でプレイ可能
4人でプレイ可能
5人でプレイ可能
プレイ時間は5〜10分を想定
数字のカードを使う
カードは人狼と聖職者の2種類
人狼と聖職者ではカードの裏の模様(色)が違う
カードは聖職者と人狼だけ、それ以外のカード(偽者とか)はない
1のカードがある
2のカードがある
3のカードがある
4のカードがある
数字ごとの枚数比はほぼ同じ(1:2:3:4=3:3:2:2)
人狼と聖職者の比率は1:1
カード総数は60枚
ボードを使う
ボード上のマスの数は10
コマはボード上を月齢の正順にだけ回る
新月、満月の期間が2日ずつある
新月は1マス目と2マス目、満月は6マス目と7マス目
コマの初期位置は、初期手札を配り終えた山札の一番上が赤(人狼)なら満月の最終日、青(聖職者)なら新月の最終日
ライフカウンターを使う
誰かのライフカウンターがなくなった時点で、一番ライフカウンターを持っている人が勝ち
ライフカウンターはひとり3個
手札は常に4枚
1枚捨てて1枚引く
自分が捨てたカードの数字だけコマを進める
新月/満月で止まったら、カードを引いて手札を4枚にしてから判定を行う
新月のときは聖職者がプラス、人狼がマイナスになる
満月のときは人狼がプラス、聖職者がマイナスになる
プラスの合計点からマイナスの合計点を引いた値で競う
点数が最下位なら、ライフカウンターを1個失う
最下位が複数いれば、最下位全員がライフカウンターを1個失う
満月の1マス目で判定を行った直後、1マス進んで満月の2マス目に止まったらまた判定を行う
山札がなくなったら、捨札を集めてよく切り、新たな山札とする

結果、ゲームがスピーディになりました。また、「満月直前で大きい聖職者カードを切ると満月が飛ばされて次の新月で苦しくなり、 大きい聖職者カードを残すと満月に突入して大きなマイナス」という、製作者が意図したジレンマはきちんと残っています。
もっとも、これではまだ完成とはいえませんが、「楽しい」ゲームには1歩近づきました。



ちなみに、製作者のわがままを言わせてもらえば、次の要素は絶対に消したくありません。

このゲームは8月JAGAの帰り道、満月を見て思いついた
このゲームは、人狼が満月のときに強いという話を基にしている
ボードには月齢の数(28)だけマスがある
コマはボード上を月齢の正順にだけ回る
新月、満月の期間がある
カードは人狼と聖職者の2種類
新月のときは聖職者がプラス、人狼がマイナスになる
満月のときは人狼がプラス、聖職者がマイナスになる

ただ、3番目と4番目の要素は、気がついたら消えてそうで怖いんですが……。
とりあえず、今までの路線と、JAGAで改良した路線、2つの路線で検討しようと思います。
2つのゲームはまったく別のゲームになるでしょう。



おまけ。
次の要素は重要だと指摘されました。次のテストプレイまでには直すつもりです。

カードには人狼と聖職者の絵が書いてある