草模様

星空



昼間の喧騒が通り過ぎ
静かに冷えた夜が来る

音が一つ一つ消えて行き
街の明かりも消えていく

入道雲が消えた後には
万華鏡のような星空が広がる

冷えたビールを片手に空を見る
星空だけを肴にビールを呷る

星空の風景に埋没しながら
瞑想のように
様々な思考の断片が通り過ぎるのを感じる

思考が脳を通り過ぎるのを感じながら
喉はビールが通り過ぎるのを感じる

そのうちに
考えは消えて行き
ただただ
星空だけが全てを占めていく

何を考えるでもなく
何を感じるでもなく
ただただ虚ろに星空を愉しむ

自分の全てが空虚になるその瞬間
全てを満たしたような充実感が訪れる

その空虚も充実も
星が与えてくれる力なのか
全ての命 全ての物質 は
星空から来て 星空へ帰るからだろうか?


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