Behind Story
ここだけの話


●査問会議その2

  広大な新星界の一角に、“フォート”は存在する。
  存在は知られているものの、その実体に関しては全く知られていない犯罪結社、黒体社<ダークマター>。
  その数ある秘密要塞のひとつが“フォート”である。
  異常な重力場やエネルギー流、波動嵐に囲まれた“暗礁宙域”の中心にあるため、いずれの組織もその場所をつかむことができない。
  その“フォート”の一室で、一人の男が査問を受けようとしていた。
  ホログラフのモノリスが彼の周りを威圧的に取り囲む。男は、ちらりと顔を上げたが、ホログラフには「SOUND ONLY」とだけ現われていた。
  「…………これより、第二回査問を開始する」
  その声に、男は眉をしかめ、口をへの字に曲げて文句をぶーたれた。
  「ちょーっと、待ってください。今回はいったいなんなんですか?  なんかルールで間違っているトコロとか?」
  <見苦しい言い訳は無用>
  <そのとおり。武器のレートに関するルールを忘れていた点とか……>
  <趙紫雷が竜星拳使っているくせに壊力消費し忘れたとかは、実に些末なこと>
  「じゃあ、なんですっちゅーねん」
  <貴様、このリプレイを仕上げるのにどれだけの日数がかかった?>
  「へ?  去年の12月15日からだから……5週間ですが」
  <痴れ者!  リプレイ一つにどれだけ時間をくっておるのだ>
  「それはムチャですよぉ。こちとら卒業論文かかえてたんすから……」
  <貴様、ゲームをなんと心得ておる!   「真剣に遊べ」とせ○た三○郎も言っておるではないかッ>
  「んなムチャクチャな……」
  <評決を取る……この者への罰は?>
  <滅!>
  <滅!>
  <滅!>
  「ちょ、ちょっとまてぇ…………う、うぎゃぁぁぁぁ…………」


ゆーわけで、GMのチョンボや裏話のコーナーです

  やあ、ずいぶんと時間がかかって申し訳ありません。スターロードのリプレイ第二話、ようやく完成であります。
  このリプレイ収録までには、数回のセッション、およびネット上での情報交換などを経ておりまして、GMも慣れてきております。
  ……が、慣れておりましても、やはりあるのですね、チョンボが(^^)

  「戦闘手順の間違い」のチョンボ
  これは前回のチョンボ。何をどう読み違えたのか、戦闘時のAPによる行動順位を間違えておりました。
  ただしい戦闘手順については、本リプレイをご覧くださいませ。ううむ、文章で概念を伝えることの難しさの現われですな(こら)。

  「武器のレートを使っていない」のチョンボ
  これはある意味で、意図的に無視しているルールであります。
  というのも、初めてスターロードに触れたプレイヤーに、いろいろとルールを詰め込んでも、覚えてくれないという現実がありまして。
  それなら、最初はハズして、二回目から「実はこういうルールがあったんですよ〜」と出しているのです。
  これに関しては非難などございましょうが、たつのうたのハウスルールなのだとご承知くださいませ。
  (とゆーか、周囲の戦闘系キャラクターの誰も彼も武器はレート無限大なので、ルール話しても意味がねえという事情もあったりする)

  大きなトコロはこんなところですね。他にも小さな点はいくつかございますが、反面教師としてご活用ください。
  さて、チョンボだけだと(書いている人間の)気が滅入るので、前向きなことも。

  「今回のMVP」
  問答無用でユキさんでしょう。いやあ、つよいつよい“桜花の剣士”。さすが最強の対艦兵器だけのことはあります。
  ただ、ユキさんの場合、強いというだけじゃなくて、ドラマチックな場面で活躍していましたね。
  <アサルト>で戦車から子供をかばうとか、ミスター張を一刀両断してしまうとか、
  そしてなにより、最後の戦いでボロボロになりながらも、趙紫雷を打ち倒すとか。
  しかし、プレイヤー本人はべつにねらっているわけじゃないんですね。うーん、無心の勝利なのかなぁ?

  「ロードの強さ」
  作戦指揮を理解しているプレイヤーが、ロードを受け持つといかに強いか、というよい見本ですね、今回は。
   リプレイ中でいみじくもユキさんが「作戦指揮がないと二、三人は死んでますよ」との言葉通り、
  今回のミューはまさしくスコードの守護神でした。とゆーか、彼女いないとアイリス死んでいただろうな。
   しかし、彼女があれだけの守護神ぶりを発揮できたのは、やはり抜群の回避値と、掃いて捨てるほど多いAPのおかげでもあります。
  宇宙軍師だと、ああいうふうにはいかなかっただろうなァ……


   今回のシナリオについて

  “格闘将軍”趙紫雷<チャオ・スーレイ>
  「ふーむ、格闘家って面白そうだなっ」と思って作ったのが、このダークサイドです。
  それがなぜ「将軍」になったかというと、一方では「権力持ったヤツを敵に回したいなあ」とも考えていたのです。
  で、すったもんだのあげく、「占領下の惑星で人を探すシナリオはどうかな?」と今回のストーリーとあいなったわけです。
  個人的に最後まで悩んだのは、「占領下の惑星」をどうするか。
  さーんざん困ったあげく、「あまり人がいなくて便利だ」とゆーくだらない理由で西部劇ふうの惑星になりました。
  その意味では、今回はつぎはぎなシナリオになってしまい、個人的にはちょっと反省しております。
  でも、ゴルディックはなかなか面白そうな星なので、また次回に使いたいですねえ。
  ちなみに、データ的には趙紫雷はそれほど強くはありません。強かったのは壊力がたんまりあったからです(^^)
 


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