Gadjet01
軌道エレベーターetc

  軌道エレベーター(静止衛星軌道型スカイフック)
           
  ロケットやシャトルの打ち上げを見れば分かりますが、宇宙に物を持ち上げるときには莫大なエネルギーが必要です。しかも、このエネルギーはほとんど使い捨てときています。
 そこで、効率の良い宇宙と惑星との物資の輸送が必要となるのですが、その究極の答えの一つが、軌道エレベーターです。
 軌道エレベーターは、赤道に作られます。長さ数万kmにもおよぶエレベーターを、惑星の自転速度と衛星の軌道速度が一致する静止衛星軌道(地球で言えば高度3万6千km)に重心を持つように設置するのです。建造方法には、静止衛星軌道で作り始め、両側(惑星側と反対側)にケーブルを延ばして建造する方法と、あらかじめ惑星から遠い場所で作っておいて完成後に移動して設置する方法の二種類があります。
 軌道エレベーターが完成すれば、宇宙と地上の行き来にかかるエネルギーはほとんど無視できるようになり、大量の物資や人が自由に宇宙に行けるようになります。ただし、建造には少なくない金額と物資と人手が必要です。
 連合内に現存する軌道エレベーターは、すべて『大崩壊』の生き残りです。新しく建造するほどの余裕は、連合の先進星系にもありません。


  ロータベータ型スカイフック

 軌道エレベーターを建造するほどのお金がない、貧乏な星であればロータベータ型スカイフックがお勧めです。これは軌道エレベーターよりはるかに短い(でも1万km近くある)ケーブルでできており、惑星の軌道上をくるくる回転しながら回っています。回転は惑星の自転軸と垂直になっており、ケーブルが1時間に1回ほどの割合で、地上すれすれ(高度数十km)に接近する。そのタイミングを見計らって、地上からのシャトルをロータベータ型スカイフックの端にドッキングさせるのです。後は、回転するロータベータによってシャトルは宇宙に運ばれるというわけです。
連合加盟星系で、軌道エレベーターを持たない星は、このロータベータ型スカイフックを建造しています。


  リニア・カタパルト

 ロータベータ型スカイフックや宇宙ステーションを作るには、宇宙空間にある程度の資材やら人間やらを打ち上げる必要があります。そのために活躍するのがリニア・カタパルトです。リニア・カタパルトは火薬ではなく磁場を使って物を発射する巨大なレールです。効率は、ロータベータや軌道エレベーターに劣りますが、地上に設置できますから建造やメンテナンスが簡単です。貨物専用のリニア・カタパルトであれば、安全性をそれほど気にする必要がなくなるので、さらに安価に建造することができます。開拓惑星/衛星で、まず最初に作られる宇宙との架け橋が、このリニア・カタパルトでしょう。
 リニア・カタパルトは戦闘用ではありませんが、いざ宇宙海賊に襲われたときなどは、宇宙機雷や散弾を軌道に打ち上げることで、惑星防衛の主戦力となり得ます。
 リニア・カタパルトは人が住み、他星系との交流がある惑星/衛星のほとんどすべてに存在します。
 


  重力制御装置(超技術)
 
 無重力の宇宙空間で人工重力を作り出したり、逆に重力を打ち消して無重力にする超技術です。現在(20世紀)の科学の延長線上では、質量を使わずに重力を制御することは不可能とされています。
 『スターロード』世界における一般的な重力制御は、その効果がきわめて限定されています。これはコストとエネルギーの問題で、宇宙船の中や宇宙ステーション、実験室でのみ制御が可能となっています。
 旧連邦時代の遺失技術には、惑星や宇宙要塞を包む重力場を利用したバリア・システムがあったとされています。また、第六異星人の遺跡からは、ブラック・ホールに匹敵する重力場を生成する機械や、宇宙船や個人用の重力バリア・システムを登場させても良いでしょう。


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