テーマカード
緑の青龍 汝らは我が餌、ただ、それだけの存在に過ぎないのだ。
シーン一
PCはそれぞれの故郷から、山奥の修道院へ避難している。理由は、基本的に疫病の流行と、戦争のせいである。
「医王教団」という修道院の看板を見たとき、PCは白昼夢を見、夢歩きをする。「医王教団」については、「病気を治してくれる実益本意の教団」程度の知識。
シーン二
PCが修道院に助けを求めると、リュークという修道士が出てきて、親切丁寧にPCを修道院の大広間に通す。そこにはPCと同じように避難してきた人々がおり、リュークはPCに毛布や食事を提供する。
大広間には、二つの集団がいる。ひとつは、アンリという貴族とその取り巻きで、彼は尊大で横柄な態度で修道士たちを困らせ、PCとトラブルをよく起こす。もうひとつは、避難してきた商人のシュルツ一家であり、こちらは人の良さそうな商人である。シュルツの娘ファル(九歳)は、積極的にPCに興味を持って、色々話しかけて、無邪気にPCの心の傷をえぐる(笑)
シーン三
その日の夜、夢歩き。目標値15。成功すれば、何ものかの命が奪われ、何か邪悪な存在が生け贄を捧げられて、喜んでいることを感じる。
この次の朝、シュルツの姿が見えない。彼は、馬小屋で短剣で喉を切られて死亡しており、更に、馬車に積んであった高価な織物がなくなっている。
→これは、修道士の一人クルーズの仕業であり、彼の部屋のベッドの下に織物は隠してある。彼が元々遊び人で、密かにシュルツから多額の借金があることは、リュークやミストなら知っている。よって、PCが動かなくてもこの二人のどちらかが勝手にクルーズを追いつめる。とらわれたクルーズは、地下牢に入れられる。地下牢は、食料庫や井戸が大半を占める地下室の隅に、申し訳程度にある。
シーン四
この間、PCの運命に従ったイベントが起こる。それは、多くはPCの敵の来客などで、憎しみや不和を修道院内にまき散らそうとする。
シーン五
ファルが黒死病を発病する。ミストはそのことを必死に隠そうとする。このことがばれると、人々は差別的な言動をし、ファルを殺すか、修道院から追い出そうとする。
シーン六
地下室で突然火事が起こる。クルーズは焼死し、食料が焼失してしまう。PCたちは食料を調達する方法を考えなくてはいけない。
→シーン四、五、六が進行していく中、その夜の夢歩きで、邪悪な存在が人間が醜く争い、憎しみあい、絶望していくのを楽しんでいる存在を感じ、更にその存在が日に日に近くなっていくのを感じる。ただし、PCが上手く解決し、みんな仲良くやっているのなら、その邪悪なる存在は怒り狂い、誰か(リューク)を折檻しているのを夢に見る。
シーン七
飢えと絶望の中で、自分の部屋に閉じこもったリュークは儀式を完成させる。PCを含む生き残りは、病の王ダーリの夢の中に取り込まれる。夢の中で、ダーリの宮殿の中、ダーリは飢えに苦しむ人々の前に、ごちそうを並べて勧める。夢歩き18に成功すれば、それが蛆のわいた、食べれば一発で死にそうなものと見破る。
あるいは、生け贄が上手く捧げられていない場合、業を煮やしたダーリはリュークに自らの影を召喚させ、自ら生き残りの者たちを食らおうとする。
シーン八
ダーリを倒せば、魔族の夢から解放される。夢歩き21に成功しないと深淵にとらわれてしまう。
いずれにせよ、ダーリを倒せば疫病はやみ、PCたちは旅を続けるなり、故郷に帰るなりできる。
最後の夢歩き。エンディング。
リューク
修道士の一人で、リーダー格。親切丁寧な男。彼はダーリに運命91−5苦痛の刻印を植え付けられており、強制的にダーリに使えさせられている。人間の心は失っていないが、逆らうとお仕置きされる。
クルーズ
修道士の一人。気前はいいが、その反面放蕩癖があり、修道院所有の不動産を勝手に質に入れて遊ぶ金を手に入れていた。シュルツから金を借りておいて、返せないとなるとシュルツを殺してしまう。優しさと冷酷さの同居した男。
マイトス
修道院長の老人。ぼけている。
アリド、フォルト
名前だけ出てくる雑魚修道士。何も知らない雑魚。
・シュルツ一家
シュルツ
伝染病や戦争から逃れてきた商人。いい人なのだが、話が始まった途端殺されてしまう。
ミスト
シュルツの妻。夫と一緒に仕事をしていた。クルーズの借金のことを知っている。芯の強い女性。
ファル
九歳。シュルツの娘。くそがき。
・その他
アンリ
避難してきた貴族。取り巻きを連れて、嫌みな言動をする。主な役目は疫病にかかったファルを放り出そうとすること。
NPCの性別、設定は運命に応じて柔軟に変更すること。なるべくPC個別に絡めること。データはテンプレートを適当に流用。