この叙事詩は、MALICE
MIZERの
「Syunikiss〜二度目の哀悼〜」(アルバム『merveilles』所収)
VIDEO『ヴェル・エール〜空白の瞬間の中で〜de
l'image』
からイメージされています。
翻弄される人々
あなたは、最近、『カ・クラの典範』と呼ばれる魔道書群のうちの1冊を入手しました。
あなたは、この魔道書を開こうとしましたが、この魔道書には特殊な封印が施されており、このままでは魔道書の中身を見る事が出来ません。
そこで、あなたは、魔道書の封印を解く方法を探すことにしました。
なお、この魔道書は、グラム学院の魔道師や各種の魔族教団、まじない師達等が狙っており、あなたはいつ彼らに襲われるか判りません。
あなたは、過去に、シュニキスと出会い、刻印を刻まれてしまいました。あなたは、シュニキスへの復讐を誓い、シュニキスを倒すための方法を探しています。
ある時、あなたは、猫の頭をした道化師から予言を受けました。
「お前はまもなく一人の娘に出会うにゃー。
その娘こそはお前の運命の相手。
お前は、その娘に心引かれるにゃー。」
あなたは、過去に、シュニキスから叙事詩を聞いた事があります。
その時、叙事詩の代償として、恋人を生け贄に捧げました。あなたにとっては、恋人よりも魔族から叙事詩を聞くことの方が大切だったからです。
しかし、その後、あなたは、恋人を生け贄に捧げたことを後悔しはじめ、夢の中で、その恋人に責めさいなまされるようになりました。
そして、あなたは、一人の踊り娘に出会います。その娘は、生け贄に捧げた恋人とうり二つ。違っているのは、その娘が、透けるように白い肌だという事だけです。
あなたは、旅芸人の一座に生まれ、その一座で踊り娘をしていました。
しかし、あなたは、いつの間にかその一座を離れ、一人放浪していたところを今の一座に拾われました。
あなたは数ヶ月間の記憶を失っており、その間に肌は白く変わっています。
あなたは、失われた記憶を思い出そうとしますが、その度に頭痛がして思い出すことができません(精神力−1)。
序詩(原文:蒼さん)
そこにあるのは、書物で埋め尽くされた空間・・・そしてすみにある古びた机だけ。
机の上には火の消えた蝋燭・・・置き忘れられた一冊の書物。
書物は大分傷んでおり、今や題名すら掠れ判読は難しい。
全てが年月と共に埃に覆われ、人々に知られぬままに消えてゆく・・・かと思われた。
彼が訪れるまでは。
彼が一冊の書物を持ち出すまでは。
叙事詩の始まり
裏小路のとある地下室
闇の黒剣の日、光の翼人の刻(新月の第3夜、夜明けから2時間以内)
その部屋は埃がうずたかく積もっていた。
部屋の隅にある古びた机。その上にある傷んだ書物。
そっと近づき、書物を取り上げる。
書物には革帯で封印が施されていた。
埃を払うが書名は掠れていて判読は難しい。
『カ・クラの典範』と書かれているようだ。
「これが、あの・・・」
中を見ようと革帯の封印を外そうとする。
その時、書物から魔力がほとばしる。
- 若き「真理の探求者」は、魔法抵抗18で判定。
- 失敗の場合、翼人の刻印が2ポイント入り、暴走判定。
- 判定の結果、死亡した場合は、生命力1で生きてる事にしておきましょう。
そして、メジナの町は突然の大地震に襲われた。
「どうやら、手後れになってしまた様だな・・・。」
大広場南側、常設市場
昼頃
「そこのお前、お前はまもなく一人の娘に出会うにゃー。
お前はその娘に運命を感じるにゃー。」
傭兵は、市場を歩いている時、人だかりに気が付いた。
傭兵が近寄ってみると、美しい踊り娘が剣舞を舞っている。
傭兵は、その踊り娘に一目惚れしてしまう。
「そこのお前、お前はまもなく一人の娘に出会うにゃー。
お前はその娘を見て驚くにゃー。」
異端派吟遊詩人は、市場を歩いている時、人だかりに気が付いた。
異端派吟遊詩人が近寄ってみると、美しい踊り娘が剣舞を舞っている。
異端派吟遊詩人は、その踊り娘が、かつて生け贄に捧げた恋人にうり二つであるに驚く。
旅芸人の一座の楽屋
踊り子は、楽屋裏に、ローブを羽織った若い男が倒れているのを見つける。
男の着ている物は、ズタボロに引き裂かれていて、所々血がにじんでいる。
男は、その胸に両腕でしっかりと書物を抱いている。
そして叙事詩は・・・
大広場
白き翼のシュニキスが現れる。
「久しぶりだな・・・。その後元気かね?」
「その者を生き返らせたいか?
その者を生き返らせる為には、お前の寿命を分け与え根羽ならぬ。
それでも生き返らせたいか?」
「さあ、目を開けなさい。我が娘よ」
シュニキスが指を鳴らすと、踊り娘は目を開けた。「○○○○、○○○○」
それは、彼女の最後に叫んだ言葉だった。
「さあ、お前の望み通り、その者は復活した。
望みが叶って嬉しかろう?」