“深淵”シナリオソース
「メジナの休日」
(Ver.99/05/13)
“異端派吟遊詩人”ここに語る。
主要登場人物
某所にあるキャッスルトン王国の第1王位継承権者。
有名なオテンバ姫であり、しばしば宮殿を抜け出しては街を騒がせている。
宮殿を抜け出した時は、「オードリー」と名乗っている。
ゴディバ公や魔族教団など、あちこちから狙われているのだが、本人にその自覚はない。
キャッスルトン王国の第2王位継承権者。
王女をなき者にすれば自分が王位に就けると思っており、傭兵を雇って王女の命を狙わせている。
しかし、ことごとく失敗している。
王女が、市中で、ゴディバ大公の刺客に教われているところを助ける。
正体不明(シナリオ進行の都合により敵にも味方にもなる)。
メジナ有数の大商人。
その人脈はメジナの街の隅々、上は貴族から下は犯罪者に到るまで張り巡らされており、メジナ1の情報通といわれている。
が、彼が情報通であるのは、その人脈の為だけではない・・・。
叙事詩の始まり
数日前、メジナの街にスルトン王国からメジナ大公のもとに外交使節が派遣されて来た。
そしてその使節の中には、キャッスルトン王国の第1王位継承権者であるアン王女もいた。
#0:メジナ大公府
王女付きの侍女が王女の部屋の扉をノックする。コンコン。
「王女様、お目覚めの時刻で御座います」
しかし、部屋の中から王女の応えはない。
「王女様?王女様?」
コンコン。コンコン。いくら呼んでも王女のいらえがないことに、侍女の脳裏を不安がよぎる。
「王女様、失礼致します。」
意を決した侍女が扉を開ける。
しかし、部屋の中に王女の姿はなく、ベッドはもぬけの空。
部屋の窓は大きく開け放たれていた。
「・・・」
数瞬の沈黙の後、我に返った侍女は悲鳴をあげた。
「侍従長様!侍従長様! 大変でございます!
王女様が!、王女様が・・・
また、お抜け出しあそばされました!!」
叙事詩