ダブルクロス遊び方講座:Part1 ルールブックの読み方 プレイヤー編


 今回はルールブックの読み方です。


めぐみ:せんぱーい。
祐一:どうした?
めぐみ:今日はいいもの買ったんですよ。(ごそごそ)
祐一:ほう、ダブルクロスか。出てたんだな。
めぐみ:うみゅぅ。(ぺしっ)そんなこといっちゃだめですぅ。
祐一:いたい。

 ルールブックで叩くのは止めましょう。
 ちなみに筆者の済んでいる地区では、東京よりも1週間ぐらい遅れて入荷しました。

めぐみ:というわけで。ルール教えて下さい。
祐一:じゃぁ、だれでもルールを理解する方法を教えてあげよう。
めぐみ:はいですの。
祐一:100回読めば嫌でも覚えるぞ。
めぐみ:(ごすっ)
祐一:……角は痛いぞ。
めぐみ:ちゃんとおしえてくださいよぅ。
祐一:(これが他人に教えを請う態度なんだろうか?)じゃぁルールの読み方を説明してあげるから、後はちゃんと読むんだぞ。


ルールの読み方

めぐみ:ルールブックに読み方ってあるんですか? 前から順番に読んだらだめなの?

 最近のルールは、編集上の理由で、キャラクター作成ルールの前に、キャラクター作成に必要なデータを掲載している場合があります。世界観の説明などでアーキタイプや、クラスなどを先に説明している場合です。
 このような場合、アーキタイプなどに書かれている術語や数値を見ても理解できません。読むだけで頭が痛くなる人もいます。

祐一:知り合いの話だが。『トーキョーN◎VA the Revolutionで、スタイル(職業)の説明を読んでいて、疲れて投げた』というやつがいたりするので要注意だ。
めぐみ:要チェックや、ってやつだね。

 TRPGのルールを読む場合には次の点が重要になります。


とりあえず世界観を理解する

めぐみ:うにゅ。なるほど。じゃぁ、具体的にどう読めばいいのかな?
祐一:とりあえずルールを開いて、巻頭のコミックを……
めぐみ:コミックから読むのね。
祐一:とりあえず眺めるだけにして。
めぐみ:うにゅぅ。かっこいいなぁ。

 付属の漫画は世界観を理解すると言うよりも、「このゲームはわくわくするだろっ」と言ったかんじの予告編と解釈するのが筆者周辺での一般的解釈です。

祐一:世界観の説明は全部読む。
めぐみ:ふみゅふみゅ。

 P16からP25までを読みましょう。
 19年前に世界中にレネゲイトウィルスがばらまかれてどうなったか、と言うことが書いてあります。
 P26以降のオーガニゼーションガイドとパーソナリティーズはあとまわしでいいです。
 最後に。P38のコラム、オーヴァードと社会はChapter1で最も重要なのでよく読むようにしてください。

めぐみ:ねぇ。なんでコラムが一番大切なの?
祐一:PCの立ち位置が規定されているからだよ。
めぐみ:なんで立ち位置が大切なの?

 PCの立ち位置が決まることによって、「PCが行動する基準」と「PCがある行動をしたときの、NPCの反応」が定まります。
 これが規定されていない場合、プレイに支障をきたす場合があります。

めぐみ:つまり、どういうこと?
祐一:たとえば。めぐみのキャラが、中世風世界で騎士だったとしよう。
めぐみ:うん。
祐一:山賊が、女性を襲って金品を奪おうとしていたら、騎士はどうする?
めぐみ:剣で山賊を追い払うよ。
祐一:そう。これが、「立ち位置が規定されている状態」なんだよ。「行動指針が明確な状態」と言ってもいい。
めぐみ:ほえ?
祐一:この場合、「騎士は女性を守らなければならない」とか、そういう考えだったよね。
めぐみ:うん。
祐一:つまり、「騎士としてこの場面で何をするか明確である」のだよ。
めぐみ:何をすればいいか一目瞭然ってやつだね。
祐一:そう。んで、なぜ立ち位置を規定する必要があるかというと、その方が楽なんです。
めぐみ:誰が楽なの?
祐一:みんな。GMもプレイヤーも。
めぐみ:なんで?
祐一:説明を始めると、これで一本コラム書けちゃう分量なので勘弁してね。簡単に言うとだ。「君たちの前で女の子が襲われている」とGMが言っても、「面白そうだね、と言いながら見ています」と宣言するプレイヤーが出なくなる。
めぐみ:そんなひどいこというひといるの?
祐一:「そういう設定のキャラクターなんです」というひとは割といるらしいです。
めぐみ:うみゅぅ。
祐一:というわけで立ち位置を決めると先が読みやすくなるのでGMにとって便利なのだ。
めぐみ:なんか納得いかない……。ねぇ、プレイヤーにとっては?
祐一:えーっと。たとえば、めぐみは、平日の朝起きたとして、いつもどうする?
めぐみ:え? 顔を洗ってご飯を食べて……
祐一:いや、そのあと。
めぐみ:学校にいくけど?
祐一:普通はそうだね。じゃぁ次。めぐみのキャラクターはどっかの姫様です。とりあえずヨーロッパ風ってことで。
めぐみ:うん。
祐一:んでだ。「朝おきて、ご飯食べました。さて何をしましょう」。
めぐみ:えーっと。……なにをしたらいいんだろう?
祐一:となるわけだ。背景世界などで「姫様は午前中お勉強、午後は読書」などと決まっていればすることは考え付くよね。
めぐみ:じゃぁ、お勉強?
祐一:別に勉強に限らなくても、サボるという選択肢もあるけどね。実際にサボれるか葉別問題だけど。
めぐみ:なるほど。
祐一:で、勉強のほかに何ができるか、っていうのが背景世界で決まるんだ。これも立ち位置だね。
めぐみ:うみゅぅ。ちゃんと押さえておくべきポイントなんだね。


キャラクター作成

 キャラクター作成についてです。

めぐみ:つぎはChapter2だね
祐一:キャラクター作成のルールです。
めぐみ:はいですの。

 P44に用語集があるので一度目を通しておきましょう。
 P46からサンプルキャラクターがあります。解説の部分を読んで、ダブルクロスではどんなキャラクターがいるのか参考にしましょう。

めぐみ:うみゅぅ。DATAがわかんない。
祐一:そういうところは後回しだ。

 「わからないところはさておき、先を読む」のがTRPGルールブックを読む基本です。

 P60からシンドローム(特殊能力の種別)の選択です。解説とエフェクトパックを読んで大体の雰囲気をつかむとよいでしょう。
 一覧表はまだ読む必要はありません。

めぐみ:イラストは?
祐一:雰囲気だけつかむと吉です。

 P98からキャラクター作成ルールです。
 全部読みましょう。

めぐみ:ぜんぶぅ?
祐一:全部だ。

 といっても、キャラクター作成時にすることが順番に書いてあるので、あまり混乱することはないと思います。
 キャラクター作成については別に項を改めて説明したいと思います。

 あと、P109の「フルスクラッチ」が文章からでは解かりづらいと思いますので、補足します。

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■フルスクラッチによる作成
 基本的にメイクアップに準じるが、以下の点が変更される。
●エフェクトパック
 選択しない。
●エフェクトの習得
 すべてのオーヴァードは、≪リザレクト≫と≪ワーディング≫を1レベルづつ持つ。
 (エフェクトパックを2つ選択するかわりに、)自分の選択したシンドロームのエフェクトから任意に8レベル分のエフェクトを選んで習得する。ただし、習得できるエフェクトのレベルは、純潔種(ピュアブリード)であるなら3、雑種(クロスブリード)ならば2となる。
●技能の修得
 メイクアップと同様に、ワークス、カヴァーを選択する。ワークスによる技能5レベルのほかに、(メイクアップの自由選択技能3レベル+エフェクトパックに付いてくる技能1x2=2レベルの)5レベル分の技能を選択する。ただし、技能レベルの上限は4レベルである。

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 エフェクトパックを選択せず、エフェクトと技能を直接選択すること以外は、メイクアップと同じ手順です。

 P112の侵蝕率については次の事がポイントです。

 ロイスは次のようなことがポイントです。

めぐみ:はふぅ。つかれた。
祐一:あともう少しだから。
めぐみ:みゃぅ。


判定系

 ルールの項です。

祐一:こっちは簡単です。
めぐみ:そうなの?

 プレイヤーパートに比べるととても少ないですからね。
 P120からの行為判定の項を読むと、最低限読むべきところは終わりです。
 ゲームの進行、は無理に読むことはありません。GMが覚えていればとりあえず何とかなります。
 余裕があれば戦闘ルールも読んで理解しましょう。

めぐみ:ねぇ。なんで「ゲームの進行」は読まなくてもいいの?
祐一:単純に言うと抽象的で難しいから。NOVAとかブレカナとかの経験者だったら読まなくても理解できるだろうけど(同じ概念なので)、未経験者だとよく分からないでしょう。実際にプレイしてみないとね
めぐみ:経験者がいない場合はどうするの?
祐一:んー。……なにごとも経験ってことで(w
めぐみ:答えになってないぃ

 これはプレイヤー編ですから。  ゲームマスターパートやシナリオパートは当然、プレイヤーは読まなくていいです。
 これで読むところは終わりです。

めぐみ:これで終わり?
祐一:意外に少ないだろ?

 あとで一度最初から読み返してみましょう。データの読み方は頭に入っている(はず)なので、データを見ても理解できるようになっているはずです。
 サンプルキャラクターや、エフェクトを読み込んで世界観を理解しましょう。

祐一:というわけで、説明はおしまい。
めぐみ:わーい。ありがとうございます。先輩。
祐一:頑張って読むように。
めぐみ:ぐぅ。あ、そうだ。GMやってくださいね。
祐一:まぁ、よかろう。任せておけ。
めぐみ:よろしくお願いしますね。


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