ねこみみもーど


 寒風が吹きつけた。
 ふわふわと風に乗って白いものがティナの前に飛んできた。
 リルリィーアおねえちゃんのブラジャーだった。
「ああ、ティナ、取って」
 お姉ちゃんはいつものように法衣の上にエプロンを身に付け、裏庭で洗濯物を取り込んでいた。
 ティナは腕を伸ばしてブラをキャッチ。
 でっかい。
 レースで模様付けされた表面を指でなでながらふと思いつく。
 これってアレに似てるなぁ、と。
 ティナは自分の思いつきに笑いながら、てってってと走ってリルリィーアの前まで進んだ。
「お姉ちゃん。ねこみみもーどだよ」
 ブラを頭の上に乗っけて遊んでみる。
 カップのふくらみがちょうど猫の耳になるように。
「ばかっ」
 目に星が光った。問答無用で殴られた。
「うぐっ」


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