RPGを求める者として……
2000年12月31日掲載
最近、TRPGとはなんだろうと良く考える機会がある。
よく言われるのは、「『RP(ロールプレイ)』つまり、役割を演じる」ことだと
言うのだが、さて、役割とはなんだろうか?
よく言う、役割とは、キャラクターの職業、パーティ内での立場などが上げられる
と思う。
簡単に言えば、適材適所ということだろう。
つまり、プレイヤーが、自分のキャラクターの能力を考慮して、最適な行動をする
若しくは、周りのキャラクター、環境を考慮して、みんなで考え最良の答えを導き出
す、などということになる。
しかし、それは、どのゲームにも言えることではないだろうか?
シュミレーションやウォーゲーム、カードゲームにだって、同じような要素はある
し、必ずしもロールプレイが、RPGだけのものとは言えないのかもしれない。
では、RPGにおけるロールプレイとは、如何なるものであるか?
私が思う結論として「人生観」と言うものがある。
つまり、他人の人生をプレイすることによる楽しみと言うか、今の自分では味わえ
ないような、人生を楽しむこと、だと思っている。
これは、RPGでしか味わえないことではないか?
以前、あるコンシューマRPGのデザイナーが言っていたが、「主人公には、感情
移入が必要で、その為に、主人公は喋らないようにしている」ということらしい。
いくつかのコンシューマRPGでは、主人公が喋っているものもあるが、主人公が
喋らない方が、感情移入をしやすいということだ。
つまり、主人公が言いたいことはプレイヤーが言うものなのだ。
しかし、コンシューマゲームの性質上、会話パターンは、かなり限定しれている。
それは、プログラムの容量上の問題もあるので仕方が無いことなのだが。
その点、TRPGは、プレイヤーの会話が非常に重要なゲームだ。
プレイヤーの会話がそのままゲームになるものだから、当然と言えば当然だが。
又、感情移入は、自分のキャラクターを作る時に非常に重要で、やはり、プレイヤ
ーとして、自分が満足できるキャラクターをやりたいものなのだ。
そして、感情移入は自分のキャラクターが、どの様なキャラクターなのか考える時
にも重要で、行き着く先はそのキャラクターの人生にまで発展するはず。
とまぁ、実際、ここまで考えてTRPGをする人は少ないですね。
ゲームは、ゲームですから、好きに遊べばいいわけですね。
駆け引きを楽しむも良し。会話を楽しむも良し。人生観を楽しむも良し。
それら全てを満たせる可能性を持つ物、それが「TRPG」なのです。
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