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俺はネオジャパンのガンダムファイター桐生 巧・・・
ある日、プロトタイプの機体と変わる機体が与えられると聞き、来栖川の地下ラボを歩いている・・・
所長である長瀬さんから貰った資料にはこう書かれていた・・・
『フリーズィアガンダム』・・・・と・・・
長瀬「見たまえ、これが君の機体となるガンダムだ。」
そこにある機体は神々しいほど青かった・・・鋭すぎると思うほど・・・



スーパーロボット大戦TRPGSS タクミ編 後編『フリーズィア起動』



タクミ「凄い・・・・」
ただそれしか言えなかった・・・・
触るだけで全てが斬れそうなフォルムがそこにある・・・
長瀬「気に入ったかね?」
長瀬所長は俺の顔を見て問う・・・・
俺は頷く。
当たり前だ・・・・まさかこれほどのものが与えられるとは思わなかった・・・
与えられる機体は良くて開発中のライジングガンダムのプロトタイプと思っていたから・・・
しかし、俺はここで気になる物に視線を向けた・・・
カーボナイトコーディング・・・
俺はアレをよく知っている・・・・
ゲッターはおろかマジンガーの封印にも使われるものでその抑制力は現在最高とも呼ばれる物だ。
長瀬「やはり,気がついたかね?」
俺の視線を追った長瀬所長が聞いてくる。
タクミ「ああ、アレはカーボナイトコーディングだよな・・・・コレはそんなに厄介なのか?」
長瀬「うむ。これのエンジンがな・・・・今までコレが起動した事はない・・・」
起動した事がない?
確かにエンジンの音が聞こえないが・・・動かなければ・・・・
と俺が思ったその時・・・・
ウォオオオオオオオオオオオオオオオオン!
咆哮・・・・いや!エンジンの起動音?!
長瀬「な・・・・・・これはどういう事だ?!」
所員A「分かりません。フリーズィアのエンジンが起動!」
所員B「パワー上昇中・・・・信じられない・・・機関50%上昇!」
所員C「長瀬所長!表に正体不明機が!」
長瀬「な、表にはお嬢様たちが?!・・・・・この事態を察知したというのか?!」
所員C「研究所前の防衛線・・・壊滅!!」
所員B「識別コード・・・・そ・・・そんな・・・「バグス」です!数は10!」
そうだ!上には綾香さんと芹香さん・・・・セリオ姉さんとマルチがいるんだ!
だが・・・・いかんせん数が多い・・・俺だけなら助かるが・・・
今はまだ遠いようだがじきに近づくだろう・・・
機体がなければ数に対応出来ない・・・
・・・・く・・・・『また』守れない・・・そんなの嫌だ・・・・・
ガシュウウウン!
突然フリーズィアが臣下の礼のように片膝をつく。同時にパイロットシートがある部分が開く。
長瀬「な、フリーズィアが自分から動くだと?!」
所員「し・・・信じられません。今まで誰が乗っても1%にも満たなかった起動率が100%!」
タクミ「・・・・・俺に乗れというのか?」
俺はフリーズィアに近づく・・・
長瀬「認めた・・・・いや、認められたというのか・・・」
長瀬所長や所員の声が聞こえたが、今はどうでもいい感覚だった・・・
タクミ「お前は『力』を与えてくれるのか?」
ヴゥウウウウウウン!
まるで肯定するかのようにフリーズィアの目が光を持つ・・・
タクミ「ならば、俺が乗ってやる!お前の『力』みせてみろ!」
タァン!
俺はフリーズィアのパイロットシートはいる。すると自動的に閉まり・・・・モビルトレースシステムが起動。
タクミ「うぉおおおおお!!」
俺はパイロットスーツの装着を完了する。
凄い・・・・今まで乗ったMFのプロトタイプとは違う・・・
操作性、連動性、俊敏性・・・全てが桁違いだった・・・
タクミ「これがお前か・・・・相棒・・・」
長瀬『巧君。5番ハッチから出たまえ!お嬢様や皆を頼む・・・・』
長瀬さんから連絡が入る。言われるまでない・・・
タクミ「5番ハッチオープンを確認!桐生 巧・・・・フリーズィア・・・出る!」

セリオ「お嬢様・・・・危険です。シェルターまで下がりましょう・・・」
あ、皆さん、こんにちわ、セリオと申します。
綾香「姉さん、アレにかなり危険な意思を感じるって本当?」
今、護るべきお2人に懸命に避難するように・・・・
セリオ「あの・・・」
芹香「(こくこく)」
言ってるのですが・・・
綾香「悪意の固まりね〜。そんな気がしないでもないわね。」
セリオ「あの、ここは危険なのでシェルターに・・・」
芹香「・・・・心配ありません・・・・来ます・・・」
私が避難を促した瞬間、芹香様ははっきりと言葉にされました・・・
ズシゥウウウン!!
それに呼応するかのように青く・・・・静かに何かを斬るような・・・・ガンダムが下りてきました・・・

5番ハッチから出ると俺の後ろには来客練があった・・・
よく見ると・・・げ・・・・・なんで避難してねえんだよ?!
こちらが後ろを向いたのに気が付いたのか芹香さんは微笑しながら小さくてを振り、綾香さんは多分『やっちゃえ〜〜!』とか言いながら声援を送り・・・
セリオ姉さんとマルチはおたおた慌てている。
こ・・・・この人達って・・・・
タクミ「まったく・・・」
信頼されてるという事だろうか・・・
そんなことを考えた瞬間、俺は奇妙な感覚を覚える・・・
あのバグスとか言う戦闘生物の悪意がこちらに向いたのが分かった。
何故、分かる?とにかく考えるより先に俺は研究所から離れた森のほうまで『走る』!
凄いスピードだった・・・まさに疾風の如くのスピードだった・・・
そしてバグス達もこちらに向かってくる。
その時通信が入る。
長瀬『巧君。今から君の機体専用の刀を射出する!受け取りたまえ!』
長瀬所長からの連絡だった・・・
ありがたい!桐生流は刀を主に使うので専用であるならこれほどありがたい物はない。
研究練のほうから抜き身の刀が射出される。
ドン!
それは大地に刺さる事で停止する・・・
青い柄の刀・・・
タクミ「さて、行くか。相棒!」
ドシュウウウウン!!
俺は刀を掴むと・・・バグスと呼ばれた奴に向かいフリーズィアを疾走させた。
タクミ「ハアアアア!!」
まずは先頭にいるバグスを唐竹割りで斬る。
ザシュウウウ!
刀はあっさりバグスの頭部を叩き割る・・・俺は斬ったバグスを向かってくる奴めがけて蹴り飛ばす。
ドゴォオオ!
1体逃げ遅れたバグスはきりもみ回転しながら落ちてくる。
そこを逃す俺ではない・・・
タクミ「桐生流!掌打乱舞!!」
ズガガガガガガ!!
俺は落ちてきた2体のバグスを追撃するかのように叩き蹴りを入れ地上に叩きのめす。
残り8体!
ビィイイイイイイ!
それを見たバグス達は一斉にリングのようなレーザーを撃ってくる。
タクミ「ちっ!!そんな速度のレーザー如きで!」
俺は機体を疾走させる。
今度こそ・・・・敵を倒す『力』を得るために・・・

タクミ「は?2部リーグ本選前の予選・・・ですか?」
俺はあれからバグスを全て倒した。
その後、通信でネオジャパンのウルベさんに呼び出された。
説教かな?と思ったのだが・・・・
ウルベ「うむ。来栖川での一件は致し方無しとしてくれと頼まれたからな。」
あ〜、長瀬さんと会長が言ったんだろうな・・・・・
ウルベ「行き先はパイロットに言ってある。それとこれは参加者の情報だ。君の健闘を期待する。」
タクミ「は!」
俺は敬礼をとると、退室する・・・

離陸する輸送機・・・
パイロット「いや〜、あの『氷神』の桐生 巧大尉を輸送できる任務に就けるとは光栄です。」
パイロットの傍らには雑誌が置いてある。そう言えば取材を受けてたなあ・・・としみじみ思い出す。
タクミ「そんなに偉い訳じゃあない。ひたすらに戦うしか出来ない若造だからな。」
用意された紅茶を飲みながら苦笑する。
今、セリオ姉さんのプロトタイプがいるのだ。
無言で差し出されたりするから、結構ビックリするんですが・・・これもあの人の趣味・。・・・だろうなあ・・・
あの姉妹を口説き落とした挙句、姉妹揃って出来ちゃった婚の為、海外の戸籍をとった規格外の男を思い出し、更に苦笑は濃くなる。
ここでじっとしてても仕方ない。
タクミ「すまないが機体を確認にしに行って来る。緊急時とかには連絡してくれ。」
パイロット「了解。」
俺は輸送機の格納庫に行く。
感慨深くフリーズィアを見る。
こいつの初陣は今回の予選なのだ。
念入りに調整し終えた時・・・
ズガァアアアアアアアアアア!!
輸送機が揺らぐ・・・
タクミ「なんだ?!」
これは乱気流などではない!!
俺は急いで操縦席まで向かう。
タクミ「何があった!!」
パイロット「不明です!・・・・何かが攻撃してきたとしか・・・」
タクミ「持ち直せるか?!」
パイロット「多分・・・・・出来ますが、念の為機体に搭乗され・・・・・・識別反応正体不明機がこっちに?!」
タクミ「俺がフリーズィアで出る!おまえは輸送機をできる限り持ち直せ!が・・・命は粗末にするなよ!」
俺はフリーズィアがある格納庫まで走る。
セリオプロト「手伝います・・・」
背後でセリオ姉さんのプロトタイプがそう言ってるのが聞こえた・・・

フリーズィアで表に出る・・・
表にいたのは・・・見たことある・・・こいつは・・・・
タクミ「おまえは・・・エクリプスのパイロットか?」
???「ええ、そうよ。フリーズィアのパイロット桐生 巧大尉。」
なんだ?ひどく懐かしい声・・
パイロット『巧大尉、浮力が上がりません・・・・このままじゃあ・・・地上に激突します!』
タクミ「脱出しろ!」
パイロット「脱シュ津装置が作動しません!タクミ大尉・・・・お離れ下さい!」
俺の思考はパイロットの悲痛な声に霧散した。
???「・・・・」
エクリプスが飛ぶ・・・
タクミ「くそ!」
俺もフリーズィアを飛ばせる。
パイロットは落ちていく俺に対して敬礼をする。
死なせて・・・・たまるかあああ!!
俺は刀でコクピットを切り離そうとするが・・・・
完全に入らず少し傷をつけただけだった・・・
ピーッピーッ!
警告音?!
俺は振り向くと背後からエクリプスが攻撃してくる・・・
かわせない!!
ズガァアアアアン!!
タクミ「ぐぁああああ!!」
エクリプスの攻撃が決まり・・・・俺の意識はブラックアウトする・・・・
???システム「トウジョウシャ・・・キゼツ・・・・システムドウリョクオフ・・・ツウカクオフ・・・・」

ここから・・・・俺の戦いは始まった・・・・・

				スーパーロボット大戦TRPGに続く・・・

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