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歩く・・・・・呆然と・・・・
焼けた大地を・・・・
その目の前で消えた・・・・・大切な人を・・・・
これは・・・・・紛れもなく現実だった・・・・



スーパーロボット大戦TRPGSS タクミ編 前編「過去・・・出会いと別れ」



俺は国の政治家の護衛としてある大使館のパーティに来ていた。
政治家「君も今日は楽にしたまえよ・・・・はっはっはっ!」
護衛対象の政治家はそんなことを言い残し、何人もの女性を従え行ってしまった・・・・
護衛が楽にしてどうすると思ったが・・・・・まあここなら安全だろう・・・・
この仮面舞踏会に入るには不審人物を徹底的に注意した検査が行なわれている。
そうなると俺は退屈になる。
とりあえず、オペラ座の怪人を模した仮面を被る。
〜〜〜〜〜♪〜〜〜〜〜♪
どうやらダンスが始まるようだ。
退屈の余り壁に寄りかかると手を開いたり閉じたりして終わるのを待つ・・・
そこに・・・・
???「あら?中尉さんはお1人ですか?」
黒いドレスを着た女性が近寄ってきた。仮面を被っていたたが、自然と瞳に惹きつけられる・・・
タクミ「ええ、こう言う雰囲気は苦手でして・・・」
咄嗟に出た言葉は嘘だ。来栖川のパーティに幼い頃から出ているので慣れている。
しかし、雰囲気が嫌いなのは確かだった・・・
???「うふふ。」
女性が薄く笑う。
こう言う笑い方は侮辱されてるようなのだが、不思議と不快感はなかった・・・
タクミ「俺に構わず踊られてきては?」
???「本当にこう言う雰囲気が苦手みたいね。女性がこう言う場で誘う事は1つだけよ。」
タクミ「しかし、俺はダンスは・・・」
???「私がエスコートして差し上げますわ。」
参った・・・・・どうも先手(イニシアチブ)が取られてしまったようだ。
タクミ「それではお願い出来ますか?」
???「ええ、エスコートして差し上げてよ。ファントムさん。」
タクミ「よろしくお願いしましょう・・・・お姫様。」
〜〜〜〜♪〜〜〜〜♪
たどたどしくながら踊る。周りからは賞賛の声が聞こえる・・・
どうも、この女性がフォローしてくれてるらしく・・・・
わぁああああああああああああああ!!
終わった頃には拍手の嵐に包まれていた。
タクミ「っと・・・・俺は桐生 巧。君は?」
小さく聞く・・・・
???「アンナよ・・・・」
タクミ「いい名前だ。」
アンナ「あなたもね。私はあなたが気に入ったわ。暇な時間に会いましょう」
アドレスと電話番号が書かれた紙がそっと胸ポケットに入れられる。
何かを言う前に彼女は颯爽と去っていく。
参ったね・・・・どうやら、一目惚れというのは存在するもんらしい・・・

その日から俺はアンナに惹かれていった・・・・
護衛の交替時間・・・・
僅かな時間に会う・・・確実にアンナと関係が高まっていく・・・
アンナと晴れて恋人という関係をもち・・・・・幸せな日々・・・
そんな日々が終息打たれるとは・・・・・この時、俺は思わなかった・・・

議員「それでは次の案ですが・・・・」
アンナと関係を持って数日・・・ここ、会議室では軍備、国家間の警備についての議会が行なわれていた。
DC、ネオジオン、異星人・・・・そんな敵に地球が狙われている・・・
ここ数日の議会に護衛として参加したが、これほどまで地球が狙われるのは何故だろう・・・
そんな考えが思考にしたとき・・・・
ズガアアアアアアアアアアン!!
突然、会議室の屋根が崩れてきた・・・
タクミ「くそ・・・」
俺の意識は一時的にブラックアウトする・・・
しばらく経ち、意識が戻ってきた頃には一面火の海だった・・・
どうやら、襲撃・・・のようだな・・・
俺は護衛対象の政治家を探す。
生き残っている可能性はある・・・
政治家「うぅ・・・助けてくれぇ・・」
そうしているうちに生存者であろう者を見つける。
ふ・・・・運には見放されてないらしい護衛の政治家だった。
タクミ「ち・・・」
どうやら怪我を負ってるようで動けないようだ。
ひどい怪我というほどでもないが、恐怖で動けないといったところか・・・
俺は政治家を担ぎ、部屋を出る。
屋根は崩れている。ったく・・・・・何が起こったってんだ・・・
ザ・・・ザザザザ・・・
ん?どうやら通信機から・・・
タクミ「こちら桐生 巧。」
隊長『おう,生存者がいたか。おまえも運が良いな。』
どうやら、中隊の隊長が来たらしい。
この男はこう言う事を言う時は本当に心配している事を良く知っている。
タクミ「話は後にしよう。今からそちらに向かうポイントは?」
隊長『ポイントは・・・・・ポイント。そこからやや北西だ。』
タクミ「了解。怪我人がいるので救護班の用意も頼む。」
そう言って俺は通信機を切る。
そして政治家を見ると・・・げ・・・気絶してやがる・・・
まあ都合いいな・・・
俺は窓を蹴り破ろうとすると影がよぎる・・・・
げげ!ザクV?!
目が合うとザクVはビームライフルをこちらに構える。
冗談じゃねえ!
俺は政治家を抱え凄い勢いで窓を蹴破り外に出る。
同時に俺がいたところにビームライフルの閃光が走った・・・
や・・・やばすぎだろ・・・
俺は更に加速を落とさずに走る。ザクもこちらを追いかけビームを撃つ。
それを回避しつづけるが限界が近い。
???「そのまま走って!!」
聞き覚えある声が聞こえると同時にその影が飛ぶ。
どがぁあああああん!
ザクVは頭部が破壊され、崩れ落ちた・・・
アンナ「大丈夫でした?」
走る俺に追いつきアンナが安堵した笑みを見せる。
タクミ「助かったよ・・・」
俺も安堵の笑みを浮かべるが・・・
アンナ「?!避けて!」
ドン!!
俺はアンナに押されて横方向へすっ転ぶ。
ズガアアアアア!!
ビームが走り、そこにはもう何もなかった・・・
そこに居たはずのアンナも・・・
タクミ「アンナ・・・冗談だろ・・・」
俺はビームの元を睨みつける。
どうやら、流れ弾が飛んで来たようだ・・・
俺は政治家をポイントに居た部隊に預けると・・・
そこを離れ・・・・戦いの場に入っていく・・・
タクミ「貴様等、生きてられると思うなああああ!!」

俺はロイド・・・・ロイド。マクディガル。
ここを襲った・・・・・作戦では正当防衛のDCの舞台だ・・・
そんな中・・・・・一人の少年が逃げているシーンを見た・・・
それを助けた女性が少年をかばい火の海の中消えた光景も・・・
そして、その少年が激情のまま、俺たちの部隊を文字通り『生身』で倒す所も・・・
潮時だな・・・・・もはやDCに『大義』と『正義』という文字は無い・・・
ただの殺戮集団にするぐらいなら・・・
俺は・・・・
隊員『隊長・・・・随時出撃せよと・・・』
通信が入るが俺は切る。
ロイド「・・・・殺戮兵器を作るぐらいなら・・・・・・我が部隊に告ぐ!」
俺は・・・・・この部隊の兵器を・・・・『斬』る!
ロイド『俺はこれより・・・DCを離反する!許せないなら・・・・かかってくるがいい!』
ずごぉおおおおん!!
誰も乗っていないグルンガストを破壊し、俺は逃走経路を確保・・・
???『どうしても行くのか・・・ロイド・・・』
ふん、こんな所までご苦労な事だ・・・
ロイド「まあな。だが・・・行く前におまえの兵器(おもちゃ)は破壊させてもらう!」
???「できるかな!ロイド!」
ロイド「うぉおおおりゃああああ!!」

歩く・・・・
戦場で敵を倒しても戻って来ない人がいる地を・・・
ひたすら・・・歩く・・・・
しばらく歩くとそこには人影があった・・・
???「桐生 巧中尉かね?」
タクミ「ああ・・・・」
その人影は顔半分をマスクで隠している・・・
???「私はウルベ・・・ウルベ・イシカワ・・・」
ウルベ大佐・・・ネオジャパンのガンダムファイタースカウト者であり最高責任者・・・だったな・・・
タクミ「何か?」
ウルベ「・・・・・GFになってみないかね?」
タクミ「何故?俺は・・・あいつを護れなかったというのに・・・」
ウルベ「・・・・・アンナという君の恋人だったな・・・情報に寄れば生存の可能性があるらしい。」
?!あいつが生きている!!
俺はウルベ大佐を見る。
ウルベ「ビームは反れていたにも関わらず骨などが見つから無かった事から生存の可能性があるらしい。」
俺は生気を取り戻した。あいつが生きている・・・・
ウルベ「だがどこに消えたかまでは不明だ。そこで我々が探し出す代わりに・・・」
タクミ「俺にGFになれ・・・・と?」
ウルベ「その通りだ。もちろん強要はしない。どうかね?」
ふ・・・・言うまで無い・・・
タクミ「受ける。受けるからには・・・」
ウルベ「安心したまえ・・・必ず捜し出すことを約束する。」
と、ウルベ大佐は握手を求めてきた。
俺は握手をする。
軍の犬と呼ばれようと、俺は必ずアンナを探し出す!


                                                 後編へ続く・・・


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