エルウィン・エレンディル「烏羽」

 わしのキャラクター連中は、みんなラ行がうるさい、やたらに格好をつけた名前をしています。
 いや、自分、必ずキャラクターの名前に「EL(or ER)」を付けているので、そのせいと、あと、氏を「指輪物語」のエルフ語からとっている、ってのが理由なんですがね。ちょっと弁解などしています。

 エルウィンは、TRPGでわしが2人目に作ったキャラクターであり、初めてPCにしたキャラクターです。(最初のキャラクターは、PC兼務のNPC、レンジャーのトールス(だったと思う)君でしたかな)
 故に、このキャラクターには、わしの好みがばっち詰まっていると言って過言ではないでしょう。
 その結果は、ぶっちゃけて言うと、「アルスラーン戦記(スニーカー文庫)」のギーヴと、「ファンタジーRPGクイズ(富士見書房)」の蛇の目ダイスという2人のキャラクターのハイブリッドでしたが。
 「主流は嫌だ」という、オタクらしい感性を持っているので、種族の人間は避け、残る種族の中で、一番格好良いエルフを選択。ギーヴやダイスを目指していたのでシーフを選んだものの、まぁ、中学生でしたからねぇ。初心なもんで、仲間には「女好きでないギーヴ」などとキャラの性格の説明などしていたものです。
 「主流は嫌だ」ということで、やはりエルウィンの髪の色は黒くなり、都会派のエルフなどという設定になりました。

 このキャラクターを気に入った最大の要因としては、幼稚園来の仲の友人が、このキャラクターを作成したとき、「アルスラーン戦記」のファランギースをモデルにしたキャラクターをたまたま作成していたことですな。
 まぁ、アルスラーン戦記に凝っていた時期だったということもありますが、わしと友人のこの選択は本当に偶然で、おかげで良いコンビを組むことができました。
 上手なロールプレイをしようと思ったら、まず何かを真似る、というのが良い方法であるというのを実践したキャラクターでしたな。

 作成した当初は、感情移入もしやすく、ロールプレイがとてもすんなりできるキャラクターでした。ですが、しばらく使用にブランクが空いた後、大学在学時代にこのキャラクターを再び使ったところ、まるで昔のような軽快な言いまわしを決めることができず、非常に後悔した思いがあります。エルウィンというキャラクターが好きなのは今も昔も変わらないのですが、なぜか「らしい」演技ができなくなってしまっていたのです。
 理由は幾つか考えられました。ひとつには、自分自身が、エルウィンを作りロールプレイしていた頃とは変わってしまったこと。エルウィンとプレイヤーの間にひずみができてしまったのでしょう。
 また、エルウィンというキャラクターを、わしがとても大事にしていたことも理由になるかもしれません。大事にして、大事にして特別な思いを与えていたために、却ってエルウィンというキャラクターを遠くに置いてしまって、彼のことが分からなくなった、そんな感じもします。
 まぁ、あの頃は長期に渡るスランプの真っ只中であったので、TRPGを楽しむ、という感覚が掴めなかったのかも知れない、という思いもあります。
 いずれまたこのキャラクターを表舞台に立たせて、思う存分楽しみたい、そういう思いが最近心の中にあります。この感じを忘れないで居れば、多分わしはまた、エルウィンというキャラクターで思う存分羽を広げることができるでしょう。

 ちなみに、このキャラクターの顔をわしは高校時代、教科書にらくがきしまくっていました。
 わしのらくがきが、まぁ人様にお見せできるレベルをなんとかクリアしているのだとしたら、その功績の七割くらいはエルウィンにあります。

>>EL.'s Goodfellowers