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Dungeons&Dragons 2nd Ed. 
DM:goldkightさま
かねてよりコンベンションに行きたいなあと思っていたところ、幸いにもAD&Dの卓が立つという情報を
TRPG NEWSで拝見していたこともあり、新幹線で2時間という地の利も併せて新潟県で行われた
BAN-CONに参加して参りました。会場などの事前情報は、自分のところのトップページでも案内を
出していたためにそれほどの不安もなく、出発の準備を進めることができたのですが、やはり気になるのは
当日の起床時間です。少なくとも9時半には会場に着きたいと思うと、どうしても東京を6時台に出なければ
間に合いそうもなく、朝の弱い私(低血圧でして...)にとってはこれが一番の難題でした。
今回は、今までとちょっと趣向を変えて旅行記みたくしてみましょうか...
9月22日早朝(たぶん6時)、なんと目覚まし時計のかかる時間よりも早くに目が覚めてしまいます。
よほど、体は興奮状態なのかもしれませんが、準備を怠りなく整え出発しようと前日にルールブックなどを
入れておいたバッグを持って出発。この時点でやや乗り継ぎ情報サイトで検索していた時間よりも
遅れ気味で「電車一本遅れるというのは特に遠方に行くときには危険だ」と自分で自分を励ましながら
駅まで歩いていくと、乗る予定の電車はまだ到着していない模様。昨日パシフィック・リーグのペナントが
決したことを伝えるスポーツ新聞がスタンドにずらりと並んでいるのを見て、昨日は優勝特番を見ていなかったと
新聞を購入します。そうこうしているうちに電車が到着し、これに乗車。乗換駅の池袋で高崎線に乗り換えて
そのまま新幹線乗車予定の大宮までゆったりと座っていくことができました。
が、大宮ではすんなりと事は運びませんでした。まずは、指定席を指定しようと窓口に並んでいると
前に並んでいたグループが長々と窓口を占拠し、時間ばかりが過ぎていってしまいます。
ようやく自分の番になって、指定席を指定しようとしたときには、到着2分前でしかも指定席は
売り切れたあとのようです。仕方なしにホームに上がると、乗車予定の新幹線が今まさに到着したところの
ようで、早速乗り込むことに。乗ったあとで気が付いたのですが、新潟県内各駅停車という速達列車の
名を冠しているのがおかしい列車でした。さて、車中でウィザードスペルの本などを斜め読みしているうちに
新潟に到着。到着時刻は9時15分でしたが、それ以前に電話に着信履歴が一件。
見てみると、日高さんの名と電話番号が...
いや、心配してくれるのはいいんですけど、その時間はまだ高速運転中だから途中で切れたんでは。
そう思いつつも、電話をしてみると会場までの道順を心配してくれていた様子で、逆にこちらから
「目印ってありますか」と聞いたところ「郵便局」の一言。これにはさすがに驚きましたが、すぐに理由が
判りました。駅前の大通りをまっすぐ歩いていくと、最初の交差点に差し掛かったときに郵便局の
巨大なマークが右手に見えてきたのです。そこを目印にして進んでいくと、万代市民会館への順路を
示す看板が目に入り、ほどなく会場に到着。中に入るや、入口ロビーにてくつろぐ日高さんを発見し、
合流の上、会場となる4階へと移動しました。ちなみにこの会館では、新潟の様々なサークルが
活動拠点として利用しているとのこと。この時点で、デジカメを持ってきていないことに気が付きました。
とにかく、途中でちょっとしたハプニングはありましたが、無事に会場に時間前に到着したということで開会を待ちます。
開会式の間、諸注意や各卓の案内などが行われましたが、この辺りはどこへ行っても思うのですが
もう少し専属の進行役を使って、開会式自体を一つのイベントのようにできたらいいのにと思ってしまいます。
だいたい、ゲームマスターの一人が司会を務めていると、進行に滞りが出てきてしまうような感じを受けますね。
しかし、 プレゼンテーション能力のあまり高くない民族性というのも何らかの影響を与えているかも知れません。
しかし、逆を言えば手作りのコンベンションとも言えるわけで特にBAN-CONは各種TRPGサークルと
官庁との共催という非常に珍しい形態であることも特筆に値すると思われます。
さて、マスター紹介も終わり卓分けとなりましたが、前々から希望していたAD&D卓を選択することになりました。
そのときには全く知らなかったのですが、マスターは「壊れかけの酒場」の管理人であるgoldkightさまでした。
なぜか、自分が聞いたことあるサイトの名が出てきたことで、緊張も解けてしまいいろいろと話し出すことに。
どうやら、私を含めて3人のプレイヤーがAD&Dの経験者で、残る2人がAD&Dの経験はないということが
判りました。そこで予めテーブルの上に配布されていたルールサマリーを使って、簡単なルールの説明を
行うところから始まり、能力値や種族、クラスの説明と、アライメントの説明を一通り終了させた時点で
戦闘はおいおいやりながら覚えていきましょうと戦闘に関するもの以外の、ルールの簡単な説明も終わらせ
いよいよゲームに入れるところまでやってきました。やはり、初心者をフォローするということですとどうしても
ルールのサマリーというものが必要になってきますが、この日のサマリーは非常に良くできたものだと言えました。
自分自身、11月のAMCではサマリーを用いて初心者フォローをする必要があるため、こうしたきっちりとした
フォローなどを見せられると参考になります。
ゲームの内容自体は事前に配布されていたパンフにも記載されていた内容でしたが、あまりにも時事ネタ過ぎて
笑うに笑えない内容ではないかと思われました。一応以下のようなキャッチがあったんですが...
「飢えも苦しみもなく、働かなくても日々楽に過ごせる理想郷」
のっけから胡散臭さが全快のシチュエーションで、私が選択したキャラクターは新たなる信徒の獲得を目指し
布教に出てゆくクレリックとなりました。実のところ、私はクレリック(プリースト)をプレイした経験というのが
ほとんどなく、唯一といっても過言ではない、プレイヤーが苦手意識を持っているクラスだったのです。
そこを残ったクラスがエルフのメイジ/シーフと、人間のクレリック、さらにはパラディンなどとなっていたため
あえて茨の道をということで、クレリックを選択することにしました。どうせ、日高さんが近くにいるので、
ルール的に「あちゃー」なときには指摘してくれるだろうという甘い期待を抱きながら。
さて、このクレリックですが名をギャラード、アライメントをローフルグッドとして、いかにもありそうなお堅いクレリックに
しようという決意の下でプレイしました。どれくらい堅物かと言えば、司祭の呼びかけに対しての返答が
「私も左様に存じます」などという答え方をするくらいですから。この辺りで、日高さんのエルフ(ケィオティックグッド)が
イラついてくるというのは、全く自然な流れだと言えますね。ということで、シナリオは教会が近隣に突然出現した
理想郷と言われる「何もしなくてもいい村」の実態を調査し、調査報告を行うことというものでしたが、
やはりここは日高さん、一筋縄ではいきません。自分に有利になるようにいろいろと画策を行っていたのですが、
それがローグっぽくてちょっとばかり微笑ましかったです。一方、そんな手柄を横取りしようと画策している
エルフの存在を疎ましく思っていたのが、私の演じるクレリックで何かあるたびに、エルフとクレリックの間で
主導権争いの綱引きが行われていたというのは、その場にいるプレイヤーにとっては公然の秘密だったでしょう。
そんなこんなで出発したのですが、この出発までの一悶着はプレイヤー間では笑いながら行っているものだったので
まったくゲームの進行を阻害するようなものとは思えませんでした。プレイヤー間で主導権争いが発生して
シナリオどころではなくなってしまうということがあるということを聞いたことがありますが、何を目的としてその日、
貴重な休日を割いているのかを考え直してみれば、プレイヤー間で議論をするために集まったことではないことくらいは
誰の目にも明らかでしょう。そう考えてみると、上手く引きどころを心得た絶妙なスパイスといった感じで
収められたのはプレイヤー全員の目的意識が高かったからと言うことができるでしょう。
ちなみに、DMからの巻きの要請はありませんでした。
目的地に到達するまでに、2度のエンカウンターがあったのですが、1つはモンスターで、もう1つは
友好的なNPCとのものでした。しかし、先に出てきたのが変身能力を持つモンスターで、
危うく大損害を被るところだったため、どうしてもそのあとに遭遇したNPCに対しては、素直に接することは
できないものです。私もプレイヤーとして慎重に慎重を重ねようと努力をしたのですが、あまり友好的とは
言えない対応をごまかす...いえ、弁解するクレリックの自信たっぷりな独演会が、その場のプレイヤーには
印象的だったみたいです。いや、単に「ノウ・アライメント」の呪文をレンジャーにかけただけなんですが...
さて、DMのgoldkightさまよりシナリオのネタバレはちょっと...と言われているので、この辺りでシナリオを追っていくのは
お仕舞いに致しましょう。ただ、シナリオとしてもマスタリングとしても非常に楽しめた一日を過ごせたというのは
疑いのないことです。それから、ちょっとばかり私のクレリックがどうなったかと言っておきますと、シナリオも
大詰めになって相手に言い放った言葉が現実のものとなってしまったみたいです。何を言ったのかといいますと、
「神の意志により生まれ、神の命によって行動し、そして最後には神の下に召されるのだ!」
というようなことを言ったわけです。まあ、彼らの倫理観というものは、人間や友好的なヒューマノイドの尺度で
測ってはいけないものなのでしょうが、それで引き下がってはアライメントに疑問符が付いてしまうので、これはやって
当然の発言となるのですが、前にも言ったようにこの言葉の通りになってしまったようです。と言いますと、
このクレリック、シナリオ途中というか、終了目前で光に包まれてしまい、姿を消してしまったのです。
まあ、ST判定に失敗した上でのことですから、いいことは起こっていないだろうという予想は付くのですが...
最後にこうしたイベントを年に一回継続的に行われているBAN-CONの運営チームの皆様には
感謝の言葉に耐えません。こうしたイベントを継続していなかったら、この日の出会いというものは
全くなかったわけですから。機会があれば、今回一緒にゲームをした方、今回は一緒にゲームが
できなかった方、様々な方いらっしゃいますが、一緒にゲームをしたいと思っております。
余談になりますが、ゲーム終了後に日高さんが私を「北陸TRPGガイド」の管理人さまに
引き合わせて下さいました。非常に見やすく、判りやすいページを作成している北陸地方の
TRPGポータルで、もしお近くにお住まいだというのでしたら一度ご覧になった方がいいページですね。
帰路は、日高さんと一緒に新幹線でした。二人揃って疲れていたので、何を話したのかぼんやりとしか
覚えていません。なんか、どうでもいいとりとめもない話が大半だったような気がするのですが、
それは気のせいでしょう。それにしても、20時過ぎに出発したというのに22時を過ぎた辺りで
上野駅に到着しているということは大変素晴らしいことです。時間だけが問題だという方でしたら、
新潟は東京から十分にアクセスできる距離と言えるのではないかと、かなりマッチョな感想を
持ってしまったということは内緒にしておきましょう。
参考
壊れかけの酒場
(goldkightさま)
Silion's
Grove (日高 尚さま)
北陸TRPGガイド
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