Dungeons&Dragons
(Classical) 
DM:Wisdomさま
このセッションは友人であるWisdom氏が、自分の運営しているキャンペーン参加プレイヤーに
別の視点というものを見てもらおうということで、私を招いたようです。どうも、Wisdom氏と一緒に
プレイしているときに、細かなところまで観察されていた模様です。セッション前に聞いていたのですが
プレイヤーたちが行動指針を決められずに、ああでもないこうでもないと論議し合っているうちに
時間だけが過ぎていってしまうという繰り返しをしてしまい、ゲーム的に見てもよい選択を
執れなくなってしまっているということが、Wisdom氏の悩みの一つだったようです。
さて、実際のシナリオの内容はというと、カラメイコス大公国の都スペキュラルムで上官より使命を
仰せつかった騎士とその仲間が、大公国の北方まで出向いていき、ジャイアントたちと交渉を
するというものでした。都では北部においてジャイアントが出没すると言われているので、
真偽のほどを確かめて欲しいという内容でしたが、もちろんのことながらネームレベルのPCたち相手に
いた場合には早急に報告をなどという生易しい言葉はかけてはくれません。当然、脅威の排除が
期待されるのがネームレベルというものです。
しかし、場所が場所だけに都で情報収集をしたところで、ろくな情報が集まるはずがありませんし、
第一ジャイアントの存在自体が疑わしいという可能性だってあります。しかし、そこでパーティの一員の
シーフが旅に行くことを拒み始めたのです。PC的に危険に身を晒したくないからという理由は筋が
通っているように見えますが、シーフは姿を見せないように影に潜み、機会を伺い、あわよくば一撃必殺の
打撃を与えるというのがD&Dシリーズにおいてシーフの役割として期待されている能力です。
しかし、どうしてもジャイアントの集団と遭遇したら、逃げ場もなくなぶり殺されてしまうと不安に思った
そのプレイヤーはシーフの役割について、やや一面的な情報しか耳に入れていないのではないかと
思ってしまいました。そして、Wisdom氏が一番困っていたのは、プレイヤーそれぞれがキャラクターを
立てようとしてシナリオのCompleteよりもキャラクターロールに興味が傾いているということでした。
確かに、当サイトのいつもの立場では、過剰なロール無視のウォーゲーム同然というスタイルについては
顔をしかめていますが、ものは度というものがあるとはよく言ったものです。今回の事例はその度を越した
例として挙げられるものだったのです。
あとでWisdom氏に伺ったところ、プレイヤーは古くからこのキャンペーンに参加しており、プレイ仲間と言うより
むしろ友人というべき間柄ということでした。これは、言葉では言い表しにくい事柄を阿吽の呼吸で
済ますことができるという利点が言われていますが、ともすればマンネリ化や馴れ合いの温床となってしまいます。
奇しくもプレイ後、プレイヤーの一人が「ゲーム中に雑談に入って1時間話すこともある」という
発言を行っていました。これはTRPGをやりに来たのではなく、遊びに来て、みんなで遊ぶゲームとしてTRPGを
選んだという感じです。この辺りで、プレイに対する考え方や、Completeへの情熱の違いを説明できるように
なってきました。つまり、楽しい時間を過ごすことが彼らにとっては重要なのであって、それがたまたまTRPGという
媒体を使用してたということだったのです。
Wisdom氏はそうした馴れ合いセッションはイヤだと言っておりましたが、これは物事の捉え方とプレイグループの
成り立ちによるところが非常に大きいです。こうした環境を打破することは難しいと痛感しました。
参考
地下牢と竜たち(Wisdomさま)
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