Advanced Dungeons&Dragons 2nd Ed. 

DM:ALP

もうかれこれ何年になることかと、思い返すことも困難になるほど、DMから遠ざかっていた私が
本当に久しぶりにDMとしてAD&Dをプレイしたのが、今回のセッションで、シナリオは
先日TRPG.NETで公募していた「鬼」シナリオで応募したシナリオソースを元にしてみました。
今回の記述で、私がどういう風にシナリオを用意していくかというところも理解できると思います。
まずは、もともと1000文字しかなかったシナリオソースを、シナリオ運営に必要な情報まで
いろいろと書き起こすという作業から始まりましたが、町の設定をいろいろと考えていくうちに
ちょっとしたショートキャンペーンの拠点となる町にも使えるのではないかと思えるほどに
町の各施設と、登場人物の設定を作り込んでしまい、時間的な余裕がどんどんとなくなっていきました。

最終的には、町の設定をほぼ終わらせた上で、町から出たときにはランダムエンカウンター表などを
利用して対処していこうと思っていましたが、町に着くなり敵の出没すると言われている峠へと
進み始めそうで、せっかく作った設定が総て無駄に終わってしまうのかと危惧する場面もありました。

いえ、プレイヤーが2名だけで片方が筋肉バカで、もう片方が教義を逸脱しかかっている僧侶とくれば
どういう行動を取るのかくらいは、普通にDMしていれば判らないことではないですし
何より、作り込みレベルが町の中に比べて圧倒的に薄い峠のシーンはなるべく終盤の
一気に解決に向かってなだれ込む中で通って欲しかったという願望がありました。

しかし、今回作成したシナリオを見直す機会としても、非常に有意義なもので、
どこでプレイヤーが動くのかということを把握しておくということは、これからの修正に
役に立つと言えるかと思います。それにしても、今回のセッションではプレイヤーが
Wisdomさんに悪友の村正のみであったということが非常にシナリオの大筋に対しても
影響を与えたと言うしかないです。

シナリオの流れ的には、町に立ち寄った一行がこれから通らなくてはならない難所である峠に関する
最近の情勢を町の人々から聞き出し、そこから得られた不自然な点などを元にして、さらなる情報収集を
していくという筋書きで進めようとしましたが、上記のキャラクターがパーティを組んでいては
そのようなことは望むべくもありません。実際に無駄となってしまった設定は、シーフギルドがらみの
情報のほとんどと、町を運営している当局側の情報、さらには逗留していた宿でもほとんどの情報を
得ることができないままでした。

シナリオの敵はタイトルからも判るとおり、鬼(オーガー)なのですが、それでは芸がないということで
首領にはオーガーの中でも強力な呪文を使う「オーガーメイジ」を出すことにしました。が、これは
ルールブックを読み返してみると、非常に強力な能力を持ったモンスターであったのです。
中級クラスまでのPCなら、オーガーメイジの繰り出す呪文攻撃であっという間に全滅してしまっても
不思議ではないくらいに強力な敵なのです。運用に際しては、一部の能力を使わないという
制限を自らに課してシナリオに登場させたのですが、それでも強力であることには変わりありませんでした。

結果としては、筋肉バカのファイターがオーガーメイジの呪文によって操られてしまい、味方であるはずの
プリーストを斬り殺してしまったという時点で、行く末は見えたのですが、きちんと最後までやるということで
オーガーメイジによって、そのファイターもとどめを刺されてしまいました。結果は無惨な全滅です。
もし、パーティがもう少し多めだったらとか、思慮深いタイプのPCならどうだったのだろうという
思いが強くなりました。今度はもう少しバランスのよいパーティで挑んでもらおうと思います。

しかし、ゲーム終了後は全滅したというのにプレイヤーの表情は晴れやかでした。
自分たちが全滅したというのに、あれほどまでに陽気だったプレイヤーというのは久方ぶりに
見たような気がします。実際、楽しかったというのは事実ではあるので、陽気であることにも
理解ができないわけではないのですけどね。

参考

地下牢と竜たち(Wisdomさま) リプレイはこちら


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