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目的:調査・探索
対象:低レベル・4〜6人
背景:村人は信心深いが、PCたちの知らない教えを信じている【導入】
PCたちは旅をしているところからシナリオは始まります。馬などの乗用生物は所持していても
構いませんし、馬車などを持っていることもあるでしょう。山間部の旅を続けていると
小さな集落に到着します。そこは、道を行き来する旅人が落とす貨幣や周囲の森の恵みで
生活していると思われる小さな小さな村です。幸い、旅人を泊めることのできる宿はあるので、
PCたちはそこに泊まることになります。そこでまず気が付くことが村人の反応です。
PCたちに努めて無関係でいようとしている雰囲気を察することができます。
それに対して疑問を持っても、答えを出してくれる人はいません。誰もが(宿の主人を含め)
PCとの関わりを避けようとしています。そうした中、唯一と言っていいほど、PCたちに
友好的に振舞ってくれる人物が現れます。宿の主人の一人息子です。彼は興味深そうに
PCたちに今までの冒険譚を語ってくれるよう催促してきます。そのうち、PCたちは
唯一心を開くこの少年だけが村の中での唯一の気晴らしになることでしょう。
PCたちが泊まったその夜、村には濃い霧が立ちこめます。また、何人かのPCは
何者かによって非常に圧迫感を感じる夢を見ます。しかし、それが何なのかはよく判りません。
明くる日、宿の主人が血相を変えてPCたちの元にやってきます。昨晩仲良くしてくれた
主人の一人息子がいなくなったというのです。【真相】
宿屋の主人は渋々ながらこの辺りに伝わる「神隠しの伝説」を聞かせてくれます。
しかし、内容は断片的であり、また伝聞によって伝えられてきたのか、幼い子供が
山の神によって定期的に連れ去っているということくらいしか判りません。
しかし、山の神が住んでいると伝えられる方角や、山の神に祈りを捧げる場所などは
教えてくれます。また、この辺りは危険なクリーチャーは現れないが、猛獣に気を付けるよう
注意をしてくれます。また、宿屋の息子がいなくなったということで、村の中で調査を行うと
他にも村の中でいなくなった子供がいることが判ります。いなくなった子供の関連性を
調べようとするなら、非常に根気のいる作業となるでしょうが、いずれも活発な子供であったり
目立つ子供であることが判ります。また、神隠しが起こったあと、村の長は山の神の祀りの場に
行っているということがわかります。
PCたちが森を探索していると、明らかに何者かの使い魔と思しき小動物がPCたちを
森の奥へと誘います。それについていくと、魔術師が出迎えます。魔術師はPCたちに敵意が
ないことを告げ、村の秘密を語ってくれます。魔術師の話によると村の長は代々ある一族に
世襲されていて、その座を将来になって脅かすであろう子供の命を奪っているといいます。
そして、彼自身も20年以上前に長によって命を奪われそうになったが、命からがら逃げ出し
復讐の機会をここで窺っていると教えてくれます。また、村の長が子供たちの命を
奪っていることは村の人たちは全く気が付いていません。【結末】
魔術師はPCたちと話をし終わると、長がいるであろう「祀りの場」に向かっていきます。
魔術師はどちらが正しいのか決めてくれと告げると、PCたちに同行を求めます。
しかし、祀りの場につくと既に長は無惨に殺されたあとです。その場には代わりに
巨大なオーガーが立っています。オーガーは奇妙な服を身にまとい、呪文書を手にしています。
戦闘が始まるとオーガーは魔術師を「ホールド」して身体の自由を奪い、そのあとで
PCたちを片付けようとします。戦闘が終了したあと、魔術師と共に村へ行って
事実を伝えるかどうかはPC次第です。【ALPより】
敵は低レベルのうちではかなり手強いオーガーメイジです。パーティ側の損害もある程度は
見込んでおきましょう。また、シナリオ半ばで情報収集に飽きてきた様子があったら、
森の中で野生動物とのエンカウンターを設定して、適度な緊張を保つようにしましょう。
予め、プレイ始めのうちに村の長を登場させておいて、神経質そうな性格であることを
イメージ付けるのもシナリオを円滑に進める上では有効かもしれません。
また、復讐を誓っている魔術師は邪悪ではないことに気を付けてください。
しかし、シナリオを複雑にするためにはこの魔術師を一筋縄ではいかないような性格にすることも
有効な選択肢となるでしょう。
最後に、あくまでPCたちはこの村のことに関しては部外者です。
必要以上に村のことに首を突っ込まないよう配慮させましょう。