古代ローマ帝国を舞台とした、一人の元ローマ将軍の復讐劇を描いた壮大なスペクタクル巨編。
古代とはいえ、普段聞き慣れている中世よりも、よほど進んだ生活を送っている
ローマ市民の様子や、その当時のローマ帝国軍の装備、そしてなによりも
収穫なのが、冒頭のシーンで出てくるゲルマニア平定のシーンでの荒ぶるゲルマン人たちでしょう。
いきなり、冒頭のシーンでローマ帝国軍の相手を圧倒する火力を見せつけられ、
イメージするファンタジーワールドでのキャンペーンソースに大きな助けとなるでしょう。
また、それだけでなく全編を通して繰り広げられる大規模及び個人戦闘のシーンは
迫力に溢れていて見るものを魅了すること間違いないでしょう。
地位を失い剣闘士となって戦いを進めていく中盤のシーンは
奴隷制を背景にした世界というものを強く印象づけてくれます。
また、剣闘士の実際に戦う相手として出てくる様々な猛獣や、
歴戦の強者たちも非常に個性豊かで見ているものを飽きさせないでしょう。
終盤に入り、話はローマ市に移りますが、その見事な情景はただ見ているだけでも
感動することができます。また、今は遺跡としてしか見られないコロシアム(大闘技場)も
手の込んだ作りとなっていて、いろいろと想像力をかき立ててくれます。
史実では、この闘技場には備え付けられてはいなかった剣闘士を闘技場に
連れ出すエレベーターなども圧巻です。
そして、忘れてはならないのが巨大都市ローマに住むローマ市民たちの
様相です。退廃の道をひた走る帝国の住民たちの欲望がどこに向かっているのか
また、彼らの不満は何をもって満たされているのか深く考えさせてます。
話的には衰退に向かっていく国の出来事であることと、事実を元にしたものであるため
大がかりな脚色ができなかったこともあってか、迫力に圧倒はされつつも
話の結末にはちょっと満足いかないところもありまして、下のような評価となっております。
発売:ソニーピクチャーズ
商品番号:SUD-32097(特別編)
お勧め度
☆☆☆☆