◇ダンジョン&ドラゴン◇

-Dungeons&Dragons-

言わずと知れたタイトル「Dungeons&Dragons」を冠した初の映像化作品。
しかし、内容的にはちょっと絞り切れていないのか、それともDMたる監督の趣向が
多くの(A)D&Dプレイヤーと一致していなかったのか、周囲の評価では
「動くビホルダーが見られたのが収穫だった」
「映像化されたことに意義があるんではないの」
といったような、やや醒めた評価が多い作品ではあります。

私も「お勧め」映像作品の中にこの作品を入れることには躊躇しましたが
やはりDungeons&Dragonsを扱っているページである以上、触れずにいるということは
できないと思いましたので、苦渋の決断で掲載します。

で、肝心の私の評価ですが、
「映画に描かれた世界観を自分のプレイのソースとして活用する」
そういう姿勢で見られる人以外には、ちょっとお勧めしません。

最初の設定が、自由で民主的な国家を建設しようとする「善」の「女王」と
既存の秩序を破壊する行為として、女王の存在を危険視し、歯止めをかけようとする
「悪」の宰相という構図では、多くのDungeons&Dragonsのプレイヤーの心を掴むことは
できないと言えるでしょう。だって、中世欧州を基盤としたゲームを元にしているのに
近代民主主義の旗を掲げられたら、ちょっと興醒めですよね。

主人公側は、限りなく現代アメリカ人気質で行動しているので、
それが最初の設定の違和感にさらに拍車を掛けてしまっています。
あと、せっかくの「ダンジョン&ドラゴン」なのですが、ドラゴンの方はいいとして、
ダンジョン(迷宮)の方が、ちょっとお粗末な感じがしますね。
みんなで協力して障害を乗り越えながら、ダンジョンの奥へと進んでいくという
本来持っていたDungeons&Dragonsの魅力を伝え切れていません。

動いているビホルダーを見るというために4700円は高いと思います。



発売:日活株式会社
商品番号:DVF-28

お勧め度


[BACK]