◇13ウォーリアーズ◇

-13th Warrior-

キリスト教化する前のゲルマン人(バイキング)たちの邪悪なクリーチャー(魔物)との戦いを描いた
一見するとファンタジー色溢れる作品ですが、バイキングの死生観なども理解することができるので
彼らの生活をよく知りたいと思っている方にもお勧めできる一作です。

話は、イスラムの「世界の半分」バグダードから追放の身となったイスラム教徒が
北方への旅を送る途中、彼が巻き込まれてしまう運命的な出来事を
一大叙事詩風に書き上げた大冒険活劇です。

冒頭の、バイキングシップ(海賊船)の登場の仕方といい、彼らの長の
葬儀の光景といい、非常に幻想的です。もちろん、これは主人公である
イスラム人の目から見たら、始めて見聞きする出来事なので、ちょうど画面を
見ている我々と同じような思いに捕らわれていることでしょう。

宮廷での陰謀、年老いた占い師の託宣、危険な故郷への航海、
仲間内での意識の不統一と決闘、そして何より霧の中から現れる魔物の存在と
まるでTRPGのシナリオを見ているように次から次へと魅力的なシーンが続いていきます。
また、この映画の終盤には、本拠地の攻防戦からダンジョン探索、そして
再び攻防戦と戦場も二転三転して見ているものを飽きさせることがありません。

主人公役であるアントニオ・バンデラスも格好良いですが、脇を固めている
バイキングの戦士たちも負けず劣らず力強さを堪能させてくれます。

選ばれたもの達が一人、また一人と倒れていきながらも、
強大な敵に立ち向かっていくというスタイルは黒沢映画を彷彿とさせますが
黒沢映画にはない魅力である、躍動するバイキング臭さが非常にポイント高いです。
話の流れ的にも非常にゲーム的ですし、是非ご覧になることをお勧めします。
ちょっと値段的には高いんですけど、不満な点はそれくらいでしょうか。



発売:東宝株式会社
商品番号:TDV2592D

お勧め度
☆☆☆☆


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