イメージの沸きにくいと言われるファンタジーの世界ですが、数多くの参考書籍が販売されております。
特に小説の形態を取っているものは、読みやすく、また物語としても優れたものが多いことが
その特徴の一つとなっており、ゲームの参考に読むとしたら勿体ないくらいのできのよいものもあります。
このコーナーでは、そうしたD&D関連の書籍を取り上げ、また近くの書店には置いていないという方向けに
インターネット上で購入が可能な書店へのリンクも設置致しました。

クイックリンク
フォーゴットンレルム小説 ドラゴンランス小説 各種資料

 
Amazon.co.jp アソシエイト インターネット上で書籍やCD、DVDの購入できるアマゾンでは、原書版のルールブックも
取り扱いしていますので、ご興味のある方はどうぞご利用下さい。

ダークエルフ物語1 発行:エンターブレイン


「Forgotten Realms」の中でも人気の高いDrizztの出生から生い立ち、そして故郷を捨て、
地上に出てくるまでを描いたサルバトーレのダークエルフ三部作の1冊目です。ドロウエルフの
ものの考え方や、権力闘争の姿がしっかりと書き出されているのと共に、Drizztの父である
Zaknafeinの心の葛藤や、その剣技の美しさなどが描き出されている他に、メンゾベランザンという
ドロウの都市に血肉を与える生き生きとした描写が目立ちます。また、主人公であるDrizztも
持って生まれた純真な心が徐々にこの街の狂気に冒され、精神的に圧迫されていく姿も
上手く描写されています。ドロウの生態を知るということも含めて非常にお勧めできる一冊です。

ダークエルフ物語2 発行:エンターブレイン


危険極まりない「アンダーダーク」で過ごすうちに単なる殺戮マシンと化してしまっていたDrizztが
信頼しあえる「仲間」を見出し、心の充足を得ていくまでの過程を綴った物語の中盤編です。
この2巻には、1巻に登場したベルワーや邪悪な魔術師によって呪いをかけられてしまった
凶悪なクリーチャーの姿をしたベックなど登場人物も非常に多彩になってきます。
そして、AD&Dファンには馴染みの深い「タコ野郎」も非常に重要な局面に登場しますので
彼らの生態を知りたいという方にもお勧めです。この巻全体を通してDrriztは徐々に人の心に
触れていくようになり、そして自分がどこに行きたいのか見えてくるようになってきます。

ダークエルフ物語3 発行:エンターブレイン


読了待ちです...





ドラゴンランス1 発行:エンターブレイン

 「ドラゴンランス」シリーズの幕開けを飾る、故郷のソレースでの再開と果たされなかった約束、
そして謎めいた蛮族のカップルの来訪が、主人公たちを未曾有の大冒険へと駆り立てます。
まさにTRPGではお約束とも言える巻き込まれ型の冒頭で始まり、邪悪な軍勢であるドラゴン軍の
監視の目をかいくぐり、神性からの予兆などの助けを得て、主人公たちは奇怪なクリーチャー
「ドラコニアン」や、オーク、ゴブリンなどからなる敵から逃れ、そして反攻の機会を伺います。
特にユニコーンに導かれて、森や山間部を抜けていくシーンは冒頭からして、クリンという
ファンタジーワールドの世界に浸らせてくれる効果的な場面です。
ドラゴンランス2 発行:エンターブレイン

 ブラックドラゴンを倒し、そして失われた神の力を司る貴重なアイテムを持った一行は、
故郷へと戻りますが、 そこで待っていたのは捕囚となることでした。こうした事態が
好転したように見せかけてすぐに暗転させる手法も、DM経験者の方なら経験があるかと
思いますが、そこでの救出方法もまた、非常に凝った演出となっていて読む側を非常に
はらはらさせてくれます。人気の高い魔術師フィズバンもこのシーンでは「大活躍」 で
フィズバンのファンなら絶対に読まなくてはなりません。
 クライマックスを飾るレッドドラゴンとの死闘に関しては、旧版の頃より涙を誘う
シーンとしてよく知られていますので、ハンカチのご用意を。
ドラゴンランス3 発行:エンターブレイン

 物語も佳境に入り、一気に世界を揺るがす事態、そしてこの戦乱の雌雄を決するアイテム、
ドラゴンオーブの存在が明らかになります。このアイテムの恐ろしさを描写するために、
エルフ王の悲劇が述べられているのでしょう。それに忘れてはならないのは、普段は
鼻持ちならないエルフの王子ギルサナスが謎の女エルフと共に、善竜の秘密を探りに行く
というエピソードも登場します。表紙はそのギルサナスと「女エルフ」 シルヴァラです。
また、この頃から一行の魔術師であるレイストリンの挙動がだんだんとおかしくなっていきます。
闇に魅入られたとはこのことを言うのでしょう。
ドラゴンランス4 発行:エンターブレイン

 やむなく分断された一行は、一方では善竜の秘密を解き明かし、更に一方は善の拠点を
目指して船を調達しようとしているところでしたが、船を調達しようと画策しているタニスの前に
かつての恋人が敵の将軍として姿を現すという、キャラクターの判断を求めるシチュエーションが
話を大いに盛り上げてくれる一冊です。このかつての恋人、キティアラは自身の騎竜である
ブルードラゴンで自分の邪魔立てをする騎士団に襲いかかりますが、これが一行にとっては
取り返しの付かない悲劇の原因となってしまいます。このシーンは、全6巻中最も辛く、
しかし感動的なシーンです。 総ての騎士志望のプレイヤーに捧げます。
ドラゴンランス5 発行:エンターブレイン

 第2巻より現れている、謎めいた「緑宝石の男」がこの巻全体を通したテーマとなります。
永久に生き続ける宿命を背負ったNPCを巡る二つの陣営の戦いというのは、非常にテーマとして
DM心理をくすぐってくれるものがあるとは思いませんか? その他にも、非常に人気の高い
アンデッド 「死の騎士」ソス卿の登場もこの巻ですね。その悲しい伝説とは裏腹に今存在する
ソスは狂気の固まりと言っても差し支えないでしょう。この「死の騎士」というのも、シナリオソース
として取り上げやすいものだと言えるのですが、そんな中邪悪なドラゴン卿アリアカスという
人物も要注意と言えましょう。悪役の基本要素を兼ね備えた魅力的なキャラクターです。
ドラゴンランス6 発行:エンターブレイン

 この第6巻で壮大なるドラゴンランスシリーズも一応の幕を降ろすわけですが、ついに
緑宝石の男の謎が明かされ、邪悪なドラゴンが空を飛び交うようになった原因が
判明します。この種明かしは、よく見られるタイプのものですが、逆に言えばそれだけ
題材として使いやすいとも言うことができますね。キャンペーンワールドなどの設定を
考える際に参考になることでしょう。また、主人公たちが乗り込んでいく邪悪な神殿の
様子なども設定として面白い感じがします。面白いと言うより、皮肉めいたと言った方が
適切かもしれませんが...
セカンドジェネレーション(上巻) 発行:エンターブレイン

 ドラゴンランス本編(旧戦記)と、ランスの英雄たちの子供たちの冒険を綴る「夏の炎の竜」を
つなぐ重要な物語となる短編を3本収録した短編集。書き下ろしの「キティアラの息子」は
話の中で明かされる父親の真相が衝撃的であり、また物語の内容的にもAD&Dシリーズの
アライメントをよく表した悩める青年の物語となっていて、お勧めの作品である。
他にキャラモンとティカの息子たち3兄弟の冒険を描いた短編が2本収録されており、こちらには
黒ローブに魂を売ったキャラモンの双子の弟の存在がちらちらと垣間見えることでしょう。
ドラゴンランスの世界独特とも言える「大審問」のことも触れられています。
Masters of Dragonlance Art 発行:Wizards of the Coast


 ちょっと番外編のような感じになりますが、こちらはドラゴンランスシリーズを題材として様々な
イラストレーターが描いたイラスト集になります。最近のWotCのイラストは重厚さがなくなって
ライトファンタジーになってしまったという声も聞こえてきますが、こちらに載っているイラストは
いずれもドラゴンランスの世界観を存分に味わあせてくれること間違いありません。


[HOME]