このページはTRPGをこれからはじめ、遊び続ける人に向けて書かれる講座です。本講座は特定のシステムに依拠しない形で網羅的に書き進めていきます。
講座内では以下の用語を略記して使用します。各用語についてのより詳しい解説は文末の用語集に記載されています。
これからTRPGをはじめる人がすべての項目を読む必要はまったくありません。まずは以下にあげる項目を読むところからはじめましょう。
すでに遊んだことがある人がすべての項目を読む必要はまったくありません。
TRPGとは「参加者が集まって、会話によって共有される架空世界を舞台として、参加者ごとに固有の登場人物(駒)を操作することにより、課題を解決する過程を楽しむ遊び」ということができます。
TRPG遊ぶのには一般に2-8人程度の人間を必要とします。参加者はセッション中、一人が司会進行などを担当するGMという役目を行い、残りは架空世界に生きる人格をあやつるPLという役目を担います。
TRPGでは会話とゲームシステムによって以下の2点を実行しつつ遊びます。
配分や方法についての説明は後述します。
TRPGは会話やゲームシステムによって共有される架空世界を舞台として用います。どのような架空世界を用いるかはシステムやシナリオ、GMのスタンスなどによって異なってきます。
どのような架空世界で遊びたいかについては、参加者同士が事前に相談を行っておくのが通例です。
GMを除く参加者、つまりPLたちは各自が架空世界に生きる固有の登場人物(駒)を持ち、操作します。これらの駒はPCと呼ばれ、ほとんどのゲームではPL一人につきPCは一体が割当てられます。
GMは、架空世界におけるPC以外のあらゆる登場人物(駒)を担当します。これらの駒はPCと区別するためNPCと呼ばれます。
駒の操作は会話によって進行されます。その際に、共通認識を構築する手間を省き会話を効率的に行うため、しばしばルールと呼ばれる文書が参照されます。
課題とはGMとPLによって共有されるセッションの進行方向を定めるものです。しばしば「解決すべき問題」という形をとります。
課題にはGMが提示したものをそのまま用いる場合の他に、GMが提示したものにPLが解釈を加え、別の形のものを設定する場合があります。
TRPGを遊ぶにはいくつかのものが必要です。また、TRPGを快適に遊ぶにはより多くのものが必要になります。
先の「TRPGとはどのような遊びか?」にて「参加者」として挙げたように、TRPGを遊ぶには2-8名程の人間が必要になります。そのためこれから遊ぼうとする人は、すでに遊んでいるグループに加わったり、周囲の友人を誘って遊ぶことになります。
TRPGを遊ぶには「ルールブック」が必要となります。ルールブックとはゲームの進行手続や舞台の概略などを記した文書(書籍)で、システムの基幹部分を形作るものです。
書籍形態のものであれば、ホビーショップや大型書店で幾種類かのルールブックが購入可能です。価格はシステムによって異なり、千円弱から一万円強までさまざまです。
TRPGは会話で進行するものですが、内容を忘れないために紙とペンを使用して記録をとって遊びます。その際に、進行上でよく使う項目をあらかじめ明記し、記録作業を効率化する道具として各種「記録用紙」が用意されています。ルールブックに収録されている原本を、遊ぶ際に各自がコピーして使うのが通例です。
尚、近年ではインターネット上ではプリンタで出力しやすいように企業が用意した記録用紙やユーザが自作したものがダウンロードできるようになってきています。
TRPGを遊ぶにはある程度の時間がかかります。
TRPGは会話によって進行する遊びですから、会話を行うのに都合の良い場所が必要となります。また、筆記用具や記録用紙などを広げるために机も必要です。このため、自宅の一室を使ったり、公民館の会議室を借りて利用するのが一般的です。
鉛筆やシャープペンシル、消しゴムなどの筆記用具が必要です。また、記録用紙に書く場所がないものや、覚書などを残すためにメモ用紙を用意すると便利です。
筆記用具以外にも、さまざまな文房具を使うことでTRPGはより遊びやすく、かつ楽しいものになりえます。
TRPGは当然ながら面白く楽しい遊びです。しかし、その楽しみはの源泉は一つではありません。ここではTRPGという遊びが持っている魅力の一端を紹介します。
どんなことであっても、気の合う仲間と時間を共有することは楽しいものです。放課後に部室に集まって、なんとなくトランプで遊ぶという行為などが好例でしょう。TRPGには仲の良い友人と一緒に時間をすごすという楽しみがあります。
共有された話題について会話をするのは楽しいものです。話題が共有されるということは、自分が話している内容を相手がきちんと耳を傾けていることを意味します。そして「相手がきちんと耳を傾けてくれている」という状態を人は自分が認められていると感じますから、心地よく思うわけです。
TRPGは会話によってゲームを進行するものですから、互いに相手の言葉をきちんと聞こうとする姿勢が前提となる傾向にあります。このため、大抵のTRPGでは共有された話題について言葉を交わす楽しみを享受することができるのです。
TRPGは架空世界を舞台に課題を解決する過程を楽しむ遊びであり、それゆえに参加者は「現在進行形の物語」を間近で見れるということを意味します。これは「でき上がってしまった物語」を追体験するのに比べて、次がどうなるか誰にもわからないという点でスリリングでエキサイティングな体験といえます。
GMが提示した課題(問題状況)に対する解答を模索すること、挑戦すること自体も楽しみです。与えられた資源を使って困難な状況に立ち向かい、試行錯誤しながら解決策を打ち立て、それを実行するのは非常に楽しいものです。
TRPGは一定の形式をもった会話の反復によって進行します。ここではその形式の「基本」となる形を示します。尚、実際のセッションでは時間短縮やテンポ調節のためにこの形式を積極的に変形・省略させたものが使用されます。
ウォーミニチュアゲームのひとつである『チェインメイル』において、1ユニットを1個人として認識して遊んでいく中で、最初のRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ(以下D&D)』が生まれました。
TRPGを遊ぶ上で欠かせない役割であるマスタが行う諸事についてまとめます。
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