神話学

『神話の力』

第一章:神話と現代の世界

神話とはなにか?
神話とは独自のコマンド体系を持ったソフトウェアである
神話とは人の本性の物語(歌)である
神話には、本来の人間性と自然世界とに人を結び付けるものと、厳密な意味での社会的なものがある
神話は何をしてくれるのか
神話は内面と結びついているので、見通しを与えてくれる
神話は人生を豊かに活性化させる
神話は人間生活の内面を探る助けである
神話にはどのような機能があるか?
「神秘的役割(神秘性)」「宇宙論的次元(世界の在り方についての哲学)」「社会学的機能(倫理規範)」「教育的機能(人らしく生きる術)」
神話のテーマは普遍的なのか?
部分的にYES。語り手によってアクセントの場所が異なる
神話のテーマとは?
「個人の成長」「社会との関わり方」「世界との関わり方」
神話は他者の夢ではないのか?
NO。神話は世界の夢、原型的夢である
神話は人間の大きな問題を扱い、それにより人は自分がどこにいるのかを知ることが出きる
“意識”とは何を意味するのか?
エネルギーと同じである
脳は意識の存在する場ではなく、意識に方向性をもたせる器官である
意識には肉体的(世俗的)なものと精神的なものがある
意識はどうすれば統御できる?
瞑想する
神話は人を精神レベルの意識まで導くことができる
なぜ神話について考えるのか?
考えるべき時に考えればよい
神話は心を捉えるに値する
神話を学ぶ意味は?
神話学は生活の中に存在していることの文化的背景を知る役に立つ

物語は人が世界と折り合い、人生と現実を調和させるためのものなのか
YES。小説もそうである
物語は不完全である人間の苦しみ戦い抜く姿を描く
人が求めるのはなにか
人が求めるのは生きる意味ではなく、生きる実感であり、そのために生の経験を求める
どうすれば経験できるのか
神話を読めばよい
ただし若干の注意を要する

社会が強力な神話を失うとどうなる?
若者が行動規範を失い、混乱が生じる
アメリカの混乱の一端であるエトスとはいかなるものか?
語られざる神話・不文律
神話の消失は社会解体をひきおこすか?
YES
これを回避するために新しい社会に適合した新しい神話を作らなければならない
人は神話によって意味を与えられずに神秘体験を行うとおぼれてしまう
人が伝説になる?
多くの他人のお手本となれば、神話化の過程に入る
現代の中に神話的なものはあるか?
存在する
あたらしい神話的なものが古い物語の役割を果たしている
新しい神話は既存のものからの借りものではないか?
それが神話の発達である
神話は発達することによって世界の変化に対応し続けなければならない
新しい神話は存在するか?
未完成である
旧来の集団の内部を指向したものは克服されなければならない
「新しい神話」でありながら「普遍的なもの」というのはどういうことか?
テーマは普遍的である
従来の神話は限定社会内部のものであったが、その前提である境界線がなくなっている
新しい神話はどのようなものが良いか?
個人を地域グループと結び付けるのではなく、惑星全体と同一化させるもの
新しい神話ができるまでどうしたらよいのか?
各自で神話的なものを見つけて行くしかない

第二章:内面への旅


戻る トップページへ戻る