ものおき


頁末

目次

書庫
・「読んだ本」をためるところです。今のところは取り上げた(読み終えた)時期によって並べてあります。
ダンボール箱
・雑文を放り込む予定ですが、今はまだカラです。

書庫

2001.6.20

 『戦争学
(文春新書、松村劭、1998.12.10、新書判P221、4-16-660019-2 C0231 \690E)
・元作戦幕僚による、戦略/戦術の要点について、「戦闘教義」という概念を導入して、古代から近代戦までを考察した一冊。
・冒頭部分で軍事力を6分類戦う機能の5分類戦場で勝利するための4要素など、わかりやすい整理が行われている。
・各時代での戦争についても、簡明な説明が書かれている。
・歴史に興味がある人、近代史に興味がある人に。あと、戦争について考えてみたい人にも。
 『文章構成法
(講談社現代新書、樺島忠夫、1980.8.2、新書判P193、4-06-145587-7 C0281 P580E(6))
・文章作成についてのさまざまな小技集。
箇条書きについての考察文章構成のチェックリスト文章を重厚にするポイントやツリー構成法など。
・考察などの文章を書き上げたい人に。
・近所の新古書店で購入して、読了後に処分。

2001.5.31

 『知的生産の技術
(岩波新書、梅棹忠夫、1969.7.21、新書判P218、4-00-415093-0 C0230 \660E)
・著者は文具店で良く見る「京大式カード」の生みの親。本書では手帳/ノート/メモ/カード/スクラップ/書類整理/文章構成法などについて幅広く問題提起している。
・手帳/ノート/カードの比較や「一葉一項目」といったコツ、さらには「情報化社会」「情報の規格化」への考察など内容は多岐にわたる。
・非常に古いものであり、これをこのまま現状に当てはめる事は危険。でも個々の考え方の中には現在でも十二分に通ずるものがある……というまさに「古典」といった一冊。
・学問であれ何であれ、情報を生産しようという人に。

2001.5.02

 『共生の大地──新しい経済がはじまる
(岩波新書、内橋克人、1995.3.20、4-00-430381-8 C0233 P650E、新書259頁)
・1994.4.17〜12.25まで日本経済新聞(日曜)に掲載された同名の連載コラムをまとめたもの。著者は経済評論家。連載コラムが元となっているため、各章の関係性がわかりにくいが、具体的な例が付いているので、個々の章は非常に読みやすい。
・大枠としては「利潤追及型経済と併存する新しい経済の在り方について」で、これを協同組合/地方企業と中小企業/再生可能エネルギー/エネルギー政策/行政国家の問題/NPOとNGOの地位向上など、さまざまな視点から模索している。
・上記の項目について興味がある人に。いささか古いが、示唆に富んでいる。
・近所の新古書店で購入。

2001.4.09

 『戒厳令下チリ潜入記──ある映画監督の冒険
(岩波新書、G=ガルシア=マルケス+後藤政子、1986.12.19、岩波新書黄359、480円)
・1973年9月11日以来、軍事政権が統治するチリで、亡命中の映画監督ミゲル=リティンが行なった6週間にわたる潜入についてのルポルタージュ。警察からの目を気にしながら、目標(チリの内情を記録する)を達成するという、大冒険の記録。
・計画および潜入のための変装といった準備段階から、潜入後の地下組織との接触や撮影活動、国外への脱出までが一人称で語られている。
・巻末の訳者解説では当時のチリの状態について触れられているので、特にチリについて知っている必要はない。
・チリに興味がある人と、潜入活動を扱ったシナリオを考えている人に。
・近所の新古書店で購入し、読了後処分。

2001.3.24

 『フランスことわざ歳時記
(社会思想社教養文庫、堀田郷弘+奥平尭+植田祐次、1983.10.30、現代教養文庫1094 560円)
・フランスの「ことわざ」を歳時記的な視点で読み、農業とカトリック信仰に基づいた草の根文化を浮き立たせよう、という意欲作。
・収録されていることわざの多くは「聖人の祝祭日に○○があると△△」「聖人の祝祭日に□□をするべし」といった形式で、フランスの農村がどのようなサイクルを持っていて、どのような祝祭をするか、などがわかる。
・巻末には参考文献をはじめ、索引やフランスの県名地図が収録されている。
・西欧世界をベースとした架空世界をよりリアルにしたい人や、童話や民話の背景にあるものの一端を知りたい人に。

2001.2.6

 『勉強力をつける──認識心理学からの発想
(ちくま新書、梶田正巳、1998.7.20、4-480-05765-X C0237 \660E)
・認識心理/教育心理学者による教育論(学習論ではない)。
・「認識」に注目して、「少しわかるとよくわかる」や「書き写すとまとめなおす」といった教える側が見落としがちな点についてあれこれ述べている。
・特に、既修得者にとっては「総論→各論」という演繹的構成(あるいはトップダウン形式)が常に良いと思われがちだが、初学者にとっては「各論→総論」といった帰納的構成(ボトムアップ形式)の方がわかりやすい、という話は肝に銘じないとなぁ(参照)。
・誰かにものを伝えたり、教える立場の人に。
・大学傍の書店で購入、読了後処分。

2000.12.13

 『日本語のレッスン
(講談社現代新書、竹内敏晴、1998.4.20、4-06-149399-X C0281 \660E)
・劇団指導者がさまざまな指導経験にもとづいた「呼びかけ」としての言葉についての話。言語的コミュニケーションよりも音声的コミュニケーションという側面に注目していて、声や言葉、歌を軸に話を進めている。
・「歌とは 『うったう』の変形」「声を出す前にまず息を吸え、というのは誤り」「言葉は見ず知らずの人と知り合うためのもの」「 『ぼくらはみんな生きている』のあめんぼは元々はなめくじだった」といった話が盛りだくさん。
・近所の新古書店にて100円で購入。後日処分。

2000.12.7

 『続 知的生活の方法
(講談社現代新書、渡部昇一、1979.4.20、4-06125538-9 C0200 P600E)
・充実した内面的生活をはかるための方法について、著者が自分の経験にもとづいて持論を展開している。
・前著である 『知的生活の方法』(同じく講談社現代新書)よりも面白い。
・近所の新古書店にて100円で購入。

2000.11.27

 『24時間を最大限に活かす 大ワザ裏ワザ
(きこ書房、西村晃、2000.10.24、4-87771-063-9 C0030 \1400)
・TVのキャスターと制作サイドを経験した後に、雑誌での執筆や講演を行なう著者による時間利用方法についてのアイデア集で、時間の確保方法についてのさまざまな示唆がある。
・巻末に速聴法の宣伝が挿入されているのは御愛嬌。これのおかげでこの本が安いのかもしれないし。
・精神論や原則論ではなく、具体的な方法について記述しており、そのうちのいくつかは非常に納得させられるものがある。また、一部に後から付け足したかのような速聴法へのヨイショ部分があるが、それ以外ではいたって真面目に時間創出方法について扱っている。
・自律的に時間調節できる立場の人(学生や自由業?)で、時間に追われている人に。
・大学付近の書店で定価購入。読了後に気になった点をメモして、即日処分。

2000.11.3

 『ネットワーキングへの招待
(中公新書、金子郁容、1986.8.25、新書、4-12-100811-1 C1265 P560E)
・自発的に参加した人たちが形成するネットワーク(ただしインターネットとは関係無し)についての考察。
・主な内容としては、参加型組織と統制型組織の比較。参加型は統制型に比べて意思決定に要する時間が長いが、その意思収束過程でのやり取りがネットワークを強化するという指摘があって、なるほどと感じた。ちなみに参加型でのやり取りというのは「ネットワークの向上するための(自分なりの)姿勢」と「個人的な価値観」をどのように調和させるからしい。
・後半は情報の伝達モデルについて。「コード化規約」と「コンテクスト(文脈)」と「場」というメディアによってモード情報がどのように伝達されるかを説明している……らしいが、この下りが非常にわかりにくい。
・情報科学やコミュニケーション論とかに興味がある人に。
・近所の新古書店にて100円で購入。同じ所で処分。

2000.11.1

 『日本船員の大量転職
(中公新書、山内景樹、1992.9.15、新書、4-12-101091-4 C1236 P640E)
・(財)日本海事広報協会発行の海事専門誌 『海上の友』(旬刊)で連載された、海運業界からリストラされた人々からのインタビュー記事を適宜まとめたもの。
・序盤は海運業および船員についての基礎的な知識、中盤はインタビュー、結びは技術革新により漸進的変化から革新的変化へとシフトした現代社会における考察がまとめられている。ただ、結びの部分はおまけのような扱い。
・船長の下に甲板部・機関部・無線部・事務部がおかれる、という伝統的な船内組織は技術革新により従来では24人必要だったのに半分で足りるようになったため大幅に変革されてしまっている。
・他にもVoyage accounting(航海単位の損益計算)というのあったけど、これなんかどっかで流用できそうな気もする。
・近所の新古書店にて100円で購入。読了後に処分。

2000.10.21

 『技術標準 対 知的所有権
(中公新書、名和小太郎、1990.2.15、新書、4-12-100960-6 C1234 P580E)
・企業内部で技術および技術関連分野(動向調査や政策研究等)に携わってきた著者による、技術者の熱意を支える社会的制度──技術の帯びる社会的普遍性としての技術標準と、技術がもたらす知的/物質的報酬としての知的所有権──についての事例研究。
・題材となっている事例は、活版印刷術、通信放送技術(電話/ラジオ/TV)、レコード、VTR、汎用コンピューター(IBM)、衛星通信、ネットワーク・アーキテクチャー、高品位TV、ソフトウェアの9項目。ただし最後のソフトウェアは1990以前と現在では多少の乖離があると予想されるので要注意。
・技術標準と知的所有権という相反する制度のバランスがどのように変化してきたか説明されている。
・10年前の本である以上、最新情報は存在しない。しかし、ここのところ騒がれている知的所有権関連のトピックを理解するには、これぐらいの方がかえってわかりやすい。
・なんとなく Win ユーザーの人に。強いて理由をあげれば、なぜソフトウェアが著作権で保護されることになったかわかる上に、某社の行動とよく引き合いに出される(でも説明はされない)、かつての IBM の業績についてわかるからである。
・近所の新古書店にて100円で購入。

2000.2.14

 『すぐれた意思決定─判断と選択の心理学』
(中央公論社、印南一路、1997.6.10、四六版P325、4-12-002695-7 C0036 \1900E)
・すぐれた意思決定を行うにはどうすれば良いのか、について書かれた一冊。意思決定に際して存在する罠についての知識が得られる。
・従来のものを「規範的意思決定論」に「記述的意思決定論」カテゴライズし、両者の欠点をそれぞれ示した後に、両者を融合させた「診断的意思決定論」を提唱する。
・「規範的意思決定論」とは、例えば 『意思決定入門』などで示された「目的設定→目標設定→案作成→リスク対策」といった意思決定の流れを説く立場のこと。ただし、これは演繹によって導かれたものであり、決定者があらゆる情報を入手・理解することができるなどの前提の上でしか完全に機能しないという欠点がある。
・「記述的意思決定論」とは、人間が実際に行っている意思決定を実証的に記述するという、認知心理学などでとられている立場。これは対症療法的なものであり、「規範的〜」に換わるものではない。
・どうやら「診断的意思決定論」とは、「規範的〜」をベースとしつつ、そこに「記述的〜」の研究の中で明らかになった、人間が犯しやすい過ちへの対応を組み込んだもののことであるようだ。

2000.2.6

 『ピープス氏の秘められた日記─あるイギリス紳士の日常』
(岩波新書)
・17世紀、イギリス海軍に所属したある官僚が暗号(速記)で書いた日記を素材として、当時の社会や人間の在り方について書き綴った本。
・放埓な封建的社会から、厳格な近代市民社会への移行期である17世紀末を、地に足がついた視点から垣間見ることができる。
「暗号によって守られているがゆえの記述」があるため、当時のイギリス紳士の生態が克明に記されており─著者によってまとめられてしまっているとはいえ─非常に面白い。
・同じく岩波新書に収録されている、大塚久雄の 『社会科学における人間』で描かれている「中産的生産者層」の生活様式と比較すると、またちょっと違った面白さがある。
・17世紀のイギリスに興味のある人に。

2000.1.23

 『文化人類学のすすめ─行動する人間─』
(講談社学術文庫、祖父江孝男、1976.12.10、文庫P220)
・昭和34年に出版された 『行動する人間』(日本評論新社、「科学ノート・人間の解明」シリーズ第4巻)で、心理学的人類学(文化とパーソナリティ論)について取り扱っている。
・前半部分では、まず文化人類学で言うところの「文化」とはどのようなものかを、人間が如何にして文化を獲得していったかを追うことで説明している。そして次に、人間の行動が文化によって影響されていることをさまざまな例により示している。
・後半部分では、《パーソナリティ》と文化の間にどのような関係が成立しているかについて説明されている。
「PCの属する文化/社会制度によってその行動は制約される」ということをあらためて実感する。
・文化人類学に興味のある人に。あるいは、すべてのTRPGプレイヤーに。

2000.1.10

 『「ご冗談でしょう、ファインマンさん」1─ノーベル物理学者の自伝』
 『「ご冗談でしょう、ファインマンさん」2─ノーベル物理学者の自伝』
(岩波書店、R.P.ファインマン、1986.6.23、四六版P306、4-00-005363-9 C0040 P1860E)
・量子力学のくりこみ理論により1965年、ノーベル物理学賞を受賞したアメリカの物理学者による自伝。上下2冊。
・本文から察するに、著者はユダヤ系。
・持ち前の、興味を持ったらとことん追及する態度といたずら好きな性格により、著者が繰り広げる愉快なエピソードの数々は、読んでいて飽きさせない。
・驚嘆すべきは、ロスアラモス(核爆弾の研究施設)においての日々でさえもいたずらを重ねていたということ。ユダヤ系の教育の賜物なのか、見習いたい姿勢である。
・気楽な読み物を欲しているか、特徴的な人物を登場させたいGMに。
・ちなみに中学校の教科書に出てくるか、あるいは推薦図書か何かのはず(つまり、親子で読めるということですね)。

1999.12.22

 『遊牧論そのほか』
(平凡社ライブラリー、今西錦司、1995.9.15、文庫P270、4-582-76116-X C0345 P1000E)
・戦争後期〜末期にかけて筆者がモンゴルで行った調査によって得られた知見をまとめ、1948年に秋田屋から出版されたものの再録。
・本書の舞台となるモンゴルの環境と基本的スタンスを描いた「草原の自然と生活」、遊牧の起源(家畜化の起源)とその背後に潜むシステムについて述べた「遊牧論」、ステップの例外的地形である砂丘地帯の社会について描いた「砂丘越え」、そして調査の中で接した犬と狼について描いた「動物記」の四編を所収。
・表題論文の主要な論点は2点あり、一つは西欧の伝統的な文明観である「狩猟採集→牧畜→農耕」という発展説への「狩猟→農耕→牧畜」という反論に向かっての、「狩猟→牧畜」は崩れないという批判であり、そしてもう一つは、家畜は「群れのまま家畜化」されたという主張。
・非常に古い論文であり、考古学や動物行動学が進歩を遂げた現在ではあまり用をなさないだろう。
 『知った気でいるあなたのための 構造主義方法論入門』
(夏目書房、高田明典、1997.8.22、四六版P306、4-931391-29-X C1010 \2400)
・構造主義の方法論について、わかりやすく説いた一冊。ただし、構造主義の「最初の一冊(入門書)」には向かない。
・構造主義とはどのようなものであるか、歴史的にどのような変遷を経てきたものかについて触れた後、なぜ構造主義が科学的手法として正当性を持っているかについて力強く説いている。そして後半で構造主義を実際に用いるのに必要な概念や方法、注意点が述べられている。
・巻末には、ややマニアックな付録と、入手可能であることを主眼に置いた文献ガイドが掲載されている。
・ゲームデザインというのは、この本で言うところの「予測モデル」や「制御モデル」とまったく同じではないけれども、ものごとの構造を見つめることからはじまるという点で良く似ている。
・これからTRPGのデザインをしたいという人に。あるいはもしかしたら人文科学をこころざす人に。

1999.11.26

 『死んだ魚を見ないわけ』
(角川スフィア文庫、河井智康、1999.8.25、文庫P247、4-04-348901-3 C0145 \667E)
・海で死んだ魚が見られない謎に立ち向かっている研究者の記録。研究のために「しんかい2000」に乗船しており、その体験も載っている。
・1987年に出版されたものを文庫化したもの。
・海の世界がどのような法則に支配されているかを徐々に解き明かしていく過程は、非常に緊迫感があり、おもしろい。
・内容はすばらしいのだが、背表紙の煽り文句はあまりよろしくない。…ここらへんが如何にも角川であるといえる(笑)。
 『文庫版 メタルカラーの時代2』
(小学館文庫、山根一眞、1998.3.1、文庫P297、4-09-402192-2 C0195 \590E)
・企業とそこで働く人たちの関係を分類する概念に襟(カラー)というものがある。ブルーカラー(工場)、ホワイトカラー(事務)ではじまり、やがてグレーカラー(営業)へと広がった。そして、本書では新たに「メタルカラー」という分類が創造されている。
・彼らは高度な技術をもった現代の名匠であり、日本の産業を支えるかけがえのない人々である。にもかかわらずその存在が一般的に認知されていないという現状から生まれたのが本書であるといえる。
・1993年にハードカバーで出版されたものを文庫にしたもの。最近ではNHKやさまざまな本で似たようなコンセプトのものが出ているようだが。
・これからの文系は必読。それ以外の人にも是非ともオススメする。文庫で5冊(ハードカバー第2巻までフォロー)。

1999.11.17

 『娘の学校同窓会』
(集英社文庫、なだいなだ、1988.6.25、文庫P196、4-08-749349-0 C0195 \300E)
・腰を据えて考えることや平和、結婚などについてやさしく軽妙に、それでいて力強く語る一冊。
・ 『娘の学校』 『続娘の学校』(中公文庫)の続編にあたるエッセイ集。
・全ての人に。特に第九章「日本人論について」は示唆に富んでいるので、ここのところ流行っている「日本論」の読前読後に服用すると良く効きそう。
・いつかはこの人のような、ウィットに富んだ書き口をものにしてみたい。

1999.11.14

 『文明の交差路で考える』
(講談社現代新書、服部英二、1995.6.20、新書P219、4-06-149256-X C0295 P650E)
・20年以上ユネスコに勤め、「シルクロード総合調査」プロジェクトに従事した著者が情熱的に自分の歴史・世界観を述べたエッセイ集。
・世界は相互に深く連関しているということ。西欧中心の世界観が持つ意味。遺跡を含んだ環境保全。これらが著者のさまざまな実体験や見分にそって語られている。

1999.11.3

 『摩擦の世界』
(岩波新書、角田和雄、1994.11.21、新書P214、4-00-430362-1 C0253 P620E)
・トライボロジー(Tribology)の専門家が身の回りにありながら気付かずにいる摩擦について、さまざまな視点から説明し、またそれに対してどのような技術が生まれてきたかを描いた一冊。
・歴史的視点としては、古代における運搬技術。実際に組み立てられた古代日本の木ぞりの摩擦係数など、わずかではあるが数値データも載せられていて興味深い。
・日常的視点としては、火(着火)や雷、雪崩に地震などの自然現象から、指先や関節、血流といった人体など。
・技術的視点としては、機械をとりまく環境や消耗の原因としての摩擦、あるいは積極的に利用される摩擦。そしてその具体的なものとしての自動車。
・摩擦を克服する技術、ベアリングの説明。ホントにわかりやすくまとまっている。
・60年代の中盤からはじまる、トライボロジーというあまり知られていない(少なくともボクは知らなかった)領域での動き。これはオイルショック前後の日本を考える上で知っておいた方が良いはず。
・「文系」の人に。なぜなら「理系」は推論と日常的話題で手に入れることが可能かもしれないが、「文系」はそうもいかないので。

1999.10.31

 『読書と社会科学』
(岩波新書、内田義彦、1985.1.21、新書P213)
・経済学史家の手による読書・社会科学論。
・「情報として読む」と「古典として読む」という二つの形態に読書を分け、特に後者について述べている(ただしこの場合の「古典」とは一般的な古典と必ずしも一致しない)。
・「概念装置」という概念によって、社会科学について論じ、古典としての読書の目的とは、この概念装置を自前で創り出すことであると述べている。
・本の最後の方では経済学の背後に存在する、非常に粗雑な(そしてそれゆえに素人にもわかりやすい)概念装置としての「自然法」が例として説明されている。
・社会科学を学ぶ方法が知りたい、あるいは本を読むということについて興味がある人に。
・本文で引かれていた名言、「経験は最良の学校である。しかしその授業料はきわめて高い」は、すでにどこかで見たことがあるのだけれど、一体どこでだったのだろうか。そして、誰の言葉だったのだろう?
・余談だが、冒頭の数ページで描かれている「読書会」についての見識は、ネットの掲示板での活動などにも通じるものがある気がする。

1999.10.13

 『意思決定入門』
(日経文庫、中島一、1990.5.21、新書P198、4-532-01425-5 C1234 P750E)
・意思決定の原則について書かれた本、ということになっているが、実際には発想法のようなことに少なからぬ部分が割かれている。
・意思決定とはなにか、意思決定に必要なものはなにかをまず説明している。それ以降は、「目的設定→目標設定→案作成→リスク対策」という流れを前提にして、その各段階でどういう点に注意し、どのように設定すればよいかについて触れている。
・実際の意思決定では、そもそもこの流れ自体が保証されているものではないため、そのまま現場に導入できる類のものではない。ただ、この流れをイメージとして保持すること自体は非常に有用である。
・流れのイメージができている人にはあまり意味が無いが、そうでない人ならば得るものがある。

1999.9.26

 『神話の力』
(早川書房、J.キャンベル+B.モイヤーズ、1992.7.31、A5P411、4-15-203523-4 C0098 \2913E)
・神話学の世界的権威とアメリカの代表的ジャーナリストによる対談(この対談は本とは別に映像化もされている)。神話とは何であるか、社会において神話がどのような意味を持つか、が主なテーマとなっている。
・どうやらジョージ・ルーカスが著者の熱烈なファンらしく、対談場所がスカイウォーカー牧場である。また本文でスターウォーズの分析してたりもする。
 『マンウォッチング(下)』
(小学館ライブラリー、デズモンド・モリス、1991.12.10、文庫P315、4-09-460014-0 C0311 P920E)
・人間という動物のしぐさを扱った上下二冊。ジェスチャーの用法を分類し、さまざまな文化における実例を紹介している。イラスト・写真も豊富。
・小学生のころに使っていた「えんがちょ」の文化的背景がわかったり、生活の中で使われているしぐさがわかったりとおもしろい。
・(下)は性にまつわる観察がメインとなっている。
 『イラスト西洋哲学史』
(宝島社、小阪修平、A5P303、1984.3.20、4-88063-031-4 C0010 \1806E)
・古代ギリシャ哲学から近代哲学に至るまでの流れをイラスト入りでわかりやすく総ざらいする一冊。文章がきわめて平易で、また重要な語句については頁の下三分の一が解説に充てられているので、すらすらと読める。
・おそらく日本でもっともわかりやすく書かれた哲学史の本。
・最近になっても八重洲ブックセンター(東京駅近くの巨大書店)で平積みされていたのを確認。このことからもその信頼性がうかがえる。良い本。

1999.9.19

 『地図のファンタジア』
(河出文庫、尾崎幸男、1999.8.25、文庫P269、4-309-47388-1 C0125 \660E)
・地図や測量を中心としたさまざまなエピソードをまとめた一冊。
・最近よくある引退したエライ人が書く雑学エッセイの本(ちなみに著者は国土地理院の元所員)。

1999.9.15

 『子供たちはなぜキレるのか』
(ちくま新書、齋藤孝、1999.8.20、新書P206、4-480-05811-7 C0236 \660E)
・前半では最近良く使われる「ムカツク」「キレル」「タルイ」を分析し、その原因の一旦をストレスに対処する 『技法』が継承されていないことに求める。中盤ではその 『技法』がどのようなものか、そしてそれがかつてどれだけ日常的に存在していたかについて、さまざまな例から説明されている。そして終盤では、 『技法』の衰退の様子と、その再生の重要性が語られている。
・丹田呼吸方法や自然体についての話(これらは武道を何年か学習してれば自然と身につくものだけど)。この本ではこれらの技法が、かつての「軍隊の精神主義」とはちがうもんだときちんと明言していて印象的。
・あとがきで、丹田呼吸法をカリキュラムに採り入る話がでているのだが、そこで用いられた簡単な呼吸法を試してみるのもおもしろそうである。

1999.9.12

 『ヤミ市 幻のガイドブック』
(ちくま新書、松平誠、1995.7.20、新書P222、4-480-05640-8 C0236 P680E)
・敗戦直後の東京の焼け野原に出現した闇市。この本はさまざまな視点からその実像の再現をしている。豊富なデータ・図表・写真が用いられており、巻末には年表とキーワード集が付されている。
・東京、特に新宿などに土地カンがあったほうが楽しめるだろう。
・まさに闇市を扱ったサプリメント、という感じ(笑)
 『数学は世界を解明できるか─カオスと予定調和』
(中公新書1475、丹波俊雄、1999.5.15、新書P182、4-12-101475-8 C1240 \660E)
・「ダイナミカル・システム論」を平易な言葉で紹介する一冊。科学の流れの要点を押さえつつ、必要となる視点を教えていってくれるため非常に(この主題にしては)わかりやすい。各章のおわりにはまとめがついており、また数式の類はまったく出てこない。
・最新科学について文系にわかるように説明してくれてる。
 『御役人さま!─都庁出入り業者30年間の悪夢』
(講談社+α文庫、廣中克彦、1997.1.20、文庫P281、4-06-256181-6 C0195 \640E)
・表題にもあるように、著者は出入り業者の経験をもつ。本書はその経験から役人の実体を赤裸々に描く告発本である。
・官僚機構に対する構造的欠陥などについての検証はなく、「なぜだかしらないが使えない/迷惑な役人」について実例を踏まえ続けるのに終始している。エピソード集。

1999.9.11

 『理科系の作文技術』
(中公新書、木下是雄、1981.9.25、新書P244、4-12-100624-0 C1240 \699E)
・レポートなどの書き方について扱った本。
 『本を読む本』
(講談社現代新書、M.J.アドラー+C.V.ドーレン、1997.10.10、文庫P265、4-06-159299-8 C0100 \760E)
・「読書」という技芸についてわかりやすく解説した一冊。内容は初心者向けの心構えからはじまり中級者向けの具体的技術、上級者向けの指針までがフォローされている。
・貴重な視点も数多く、非常に示唆に富んだ一冊といえる。
 『論争と「詭弁」─レトリックのための弁明』
(丸善ライブラリー、香西秀信、1999.7.20、新書P185、4-621-05297-7 C0210 \720E)
・著者曰く「レトリックを本来住み慣れた邪悪で狡猾な闇の世界へ戻すこと」が目的の一冊。
・内容的には歴史上のレトリックの例を追うだけに終始しており、中途半端な印象を受ける。あとがきにある「レトリックに興味をもって」もらう、というのが本当の目的ならそこそこのできといえるが。

■読了日不明

 『足の裏は語る』
(筑摩書房、平沢彌一郎、1991.7.25、4-480-86032-0 C0047 P1553E)
(ちくま文庫、平沢彌一郎、1996.1.24、4-480-03154-5 C0147 P680E)
 『靴で人生を変える─よい靴、よい足、ハンサムウォーク』
(はまの出版、真喜屋光子、1997.7、4-89361-240-9 C0036 P1500E)
 『社会科学における人間』
(岩波新書・黄色・11、大塚久雄、1977.6.20、新書P226)

「中世西欧とは何か」ブックガイド

 『ヨーロッパの歴史 =基層と革新=
(日本放送出版協会、財団法人放送大学教育振興会、放送大学教材57093-1-9611、樺山紘一・他、1996.3.20、A5判、P182、4-595-57098-8 C1322 \1850E)
・ 放送大学の教材ってことは、社会人一般の知識を前提にして、今、現在のヨーロッパ史の考え方を紹介しよーとしてるってことです。
・ 樺山紘一さんがコーディネートして、最初がケルト人とかで、ローマ帝国はぶいちゃって、次はいきなりゲルマン人諸国家の成立にとんで(関連記事の内で古代ローマとの関わりは最小限だけ説明されてます)、近世のヨーロッパ・フランス革命前夜まで、要領よくまとめられてます。
・ ヨーロッパらしー社会の在り方が、どんな歴史的メカニズムで形成されてきたかが、考え易く整理された一冊と思います。
・ この本では、ヨーロッパ中世、「ゲルマン人諸国家の成立」期に観てるんですけど、まーそれはそれでいーじゃん、と思ってます。
 『西洋史展望』
(晶文社、堀米庸三・監修、1972.3.31、四六判、P228)
・ 西欧中世史の研究者、堀米庸三さんのお弟子さんたちが、工業専門高校の学生さんとか、夜学高校の勤労学生さんたちを念頭に編んだ、西欧史(世界史)の副読本です。
・ この本が編まれた頃は、工業専門高校の学生さんの大学進学率、今ほど高くなくって、著者のみなさなさんは、大学の一般教養で学ぶ程度の内容を、いかに学生さんに身につけてもらうか、って目的意識で執筆されたとか。
・ その為、いわゆる文化史(昔の歴史学で文化史ってゆわれるのは、哲学・宗教とか文芸とか、美術とかそーゆーので、文化人類学が歴史学と相互影響するよーになってからの「文化」とはちょっと傾向が違うんですけど)についての記述はほとんど割愛されてます、けど、その代わり、政治史と経済構造・社会構成の相互関連がとても分かり易く整理されています。
・ 今の社会史などの達成からみるとやや古い記述も散見されますけれど、それを割り引いても、政治・経済・社会の関連メカニズムの分かり易い整理には価値があります。
・ はっきり言って、今現在、実際の大学一般教養過程でも、この本にはるかに劣るレベルの内容の講義もされてるんだろーなー、とか思います。
・ アタシが持ってるのは、1982年の第11刷(初刷は1972年)です。この、本ずっと目立たないロング・セラーだったんですけど、最近書店店頭で見かけませんね。どーしたのかなー。
 『世界史の知88』
(ハンドブック・シリーズ HISTROY HANDBOOK、新書館、樺山紘一、1995.4.15.、A5判、P214、4-403-25006-8 C0022 \1500E)
・ 社会人向けのハンド・ブックとして、世界史の重要トピックを88ピック・アップ。各トピックをA5判見開きにおさめた本です。
・ 樺山紘一さんのコーディネートで、「文字がなくても文明」とか(他にもいろいろ)、20世紀歴史学の観点がさりげなく隠し味に盛り込まれてる一冊です。
 『世界史を読む事典』
(地域からの世界史80、朝日新聞社、朝日新聞社・編、1994.1.30.、四六判、P744、4-02-258515-3 C0322 \4800E)
・ 朝日新聞社から刊行されていた「週間朝日百科・世界の歴史」各巻のコラム記事が再編集された一冊です。
・ この本の特色は、項目がアイウエオ順に配列されてないことです。「世界史の基本用語」、「テーマ別小事典」、「人名小事典」、「科学技術史小事典」の四部にわかれ、さらにその下に大項目が分かれその下位に各項目記事が編纂されてます。
・ ですので、ある項目を読んでいると、自然と関連の近しい項目の記事も目に入ってくるのは助かります。
・ 歴史事典の類って、受験用の「デル単」っぽい内容のものか、専門研究者用のハードなものが多くって、ふつーの社会人に手ごろなのって少ないんですけど。その点この本は助かります。
・ アタシも買うとき4,800円ってためらったんですけど。アタシ的には買って得した気分の一冊です。
 『歴史とは何か』
(岩波新書447、岩波書店、E=H=カー、1962.3.20、新書判、P252)
・ イギリスの現代史家(専門は両対戦間の西欧史)の公演録。
・ 一般社会人の聴衆に向けて、「歴史とは何か」って歴史哲学の主題を平易に語り通した、あまりにも有名な本。古典的名著と言えましょー。
・ 実はこの本の原著が刊行された1961年とゆー年は、フランスでミッシェル・フーコーが、20世紀的な歴史書の大著 『狂気の歴史』を刊行した年でもあります。
・ カーの 『歴史とは何か』は19世紀の歴史学のスタンダードな考え方がその限界まで思考を巡らした内容、と言えると思います。
・ フーコーがその20世紀的な歴史哲学(=歴史とは何か)の理論書 『知の考古学』を刊行したのは1969年なのですけど。1961年とゆー年に、新・旧の歴史学・歴史哲学の大著が刊行されたことは興味深い〔オモシロイ〕ことと、思います。
・ 「 『歴史とは何か』は19世紀的な歴史哲学の限界」と言いましたけど、これは古臭い、とかつまらないとかゆー意味ではありません。後、もー1歩踏み出せば、もー構造主義的な20世紀思想の歴史世界なんだけど、その手前でギリギリ踏みとどまってる、とも採れる思考の筋道は緊張感があってスリリングです。
・ 今読んでもおもしろい〔興味深い〕と思います。だから「古典的名著」なのです。
 『正統と異端 ヨーロッパ精神の底流
(中公新書57、中央公論社、堀米庸三、1964.12.10.、新書判、P206+年表)
・ 本文で筆者が押している「ヨーロッパがヨーロッパらしくなったのは12世紀の叙任権闘争を経て」の経緯が分かり易く論じられている本。
・ もちろん「ヨーロッパがヨーロッパらしくなったのは〜」云々はカンナの意見で、堀米さんがそーゆー主張をされてるわけでもありませんけど。
・ 堀米さんは、やっぱ、「ゲルマン人の諸国家が形成された頃からが西欧中世」説だとは思います。
・ それにしても 『正統と異端』はヨーロッパらしー歴史のダイナミズムの背後にあるメカニズムが分かり易く論じられてる一冊ではあります。オススメ。
 『黄金のビザンティン帝国 文明の十字路の1100年
([知の再発見]双書28、創元社、ミシェル・カプラン、1993.6.10.、四六判、P188、4-422-21078-5 C0322\1400E)
・ フランス・ガリマール社の教養全書的シリーズの和訳版の1巻。
・ とてもキレーな図版がくさんで、楽しいけど、本文が読みにくいのでお馴染み(笑)。
・ 第一章「11世紀続いた帝国」は18ページ弱の短さなので、コレ読んで、巻末年表と、西欧史年表とを観比べてくといろいろ発見があるかも。
 『地中海』
(地域からの世界史10、朝日新聞社、松本宣郎・牟田口義郎・共著、1992.6.20.、四六判、P211、4-02-258505-6 C0322 \1400E)
・ 朝日新聞社から刊行されていた、週間朝日百科、が再編集されたシリーズの1冊。
・ 「地域からの世界史」とゆーシリーズ名からも伺えますけど、「地域史」のアプローチをとってまして。 『地中海』とゆーこの巻も、別に「古代地中海世界」限定、とかではありません。
・ いわゆる古代ギリシアのポリス国家群直前のアナトリア人やクレタの文明からはじまって、1991年の中東和平会議、のあたりまで「地中海地域の歴史」が論じられてます、これで211ページはスゴイ☆。
・ 記述には、ピレンヌ・テーゼを意識しつつアナール派の社会史を踏まえた観点が散見されるように思われます。
・ 「地中海(地域)の歴史」って主題によるとこ大と思いますけど、海洋史観に向かう動向を感じつつ書かれたのかもしれないと想像もされます。
 『印欧語の故郷を探る』
(岩波新書269、岩波書店、風間喜代三、1993.2.22.新書判、4-00430269-2 C0280 \580E)
・ 印欧祖語(インド・ヨーロッパ語族言語の祖型になる言語)はいつ頃どこで、どんな人達に話されたか? についての諸説を系統別に整理して評価した内容です。
・ ソシュールの言語学革命以来、「古くサー」ってイメージが強くなっちゃってる歴史言語学ですけど。ところがどっこい、歴史言語学だって、20世紀言語学の成果もちゃんと吸収してがんばってるもんネ、ってとこが拍手・拍手の一冊。
・ はっきりゆーと、アタシは「○○祖語」って発想、一般には成り立たない観念だ、とか思ってます。特に「印欧祖語」なんて、タイムスケールが膨大な仮説の場合はなおさらです。だって言語は生物とは違いますから。例えば、ある事情があって3種類以上の言語が混交して、新しい言語が生成された場合、どれが祖語になるのよー? とかですね。いろいろ疑問があります。
・ けど、この本では「語族とゆーのは言語学(歴史言語学)上の仮定存在であって、実態としての民族とイコールであるとは一般には断定できない」とか、あったりまえと言えば当たり前な事をキチンと押さえてるとことか好感が持てます。
 『ヨーロッパの始まり 新石器時代と巨石文化
([知の再発見]双書36、創元社、カトリーヌ・ルブタン、1994.4.20.、四六判、P180、4-422-21086-6 C0322 ¥1400E)
・ キレーで楽しいけど、本文ちょっと読みにくいガリマール社のアレ(和訳版)。
・ 新石器時代のヨーロッパの巨石文化、ゲルマン人以前のヨーロッパ人について、発掘・研究史の動向も絡めて(←コレが重要)解説されてます。
 『ケルト人 蘇るヨーロッパ<幻の民>
([知の再発見]双書35、創元社、クリスチアーヌ・エリュエール、1994.3.10.、四六判、P180、4-422-21085-8C0322¥1400E)
・ これまた、キレーで楽しいけど、本文ちょっと読みにくいガリマール社のアレ(和訳版)。
・ 原題は“L'Europe des celtes”、 『ケルト人のヨーロッパ』ってとこでしょーか(アタシ、フランス語はわかんないんですけど:笑)。

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