『鏡面世界(ビハインドワールド)』キャラ設定(かけあい編)


■キャラクターへの質問
●あなたにとって彼/彼女とは?
●ふたりの出会いは?
●彼/彼女に何を望む?
●ふたりの未来は?

■藤也とカナン

●あなたにとって彼/彼女とは?
「カナンは変な女だ。大貴族のひとり娘のくせに戦場(いくさば)に出ている」
「私にとっては少しも変ではないぞ。それが騎士というものだ」
「それに、自分の手勢でもない雑兵を助けるために死にかけて……ひょっとしてバカ
じゃないかとも思うね」
「どんなに愚かに見えても、それが騎士たるもののつとめだ。それにトウヤだって私を
助けたじゃないか」
「あれは……カナンの戦っている様子がシズねえにそっくりだったから……無意識の
うちに身体が動いちまったんだよ」

●ふたりの出会いは?
「今も言ったが戦場だった。私が敵に囲まれているところをトウヤに助けてもらったのだ」
「あー、だから……ああそうだ。ほら、カナンは帝国の貴族だから利用しようと思ったんだ。
俺は外つ国の人間だし、そういうコネが欲しかったから助けて恩を売ったんだよ」
「うむ。その恩は決して忘れぬ。我が尊敬する叔父上の名にかけて誓おう。カナン・
フォン・アルトバイゼンは身命をかけてヒノモトのトウヤを助けると」
「……そいつはどうも」

●彼/彼女に何を望む?
「カナンにはもうちょっと融通をきかせて欲しい。きまじめすぎて疲れる」
「常に己を律することこそ騎士のつとめだ」
「だからなんでそこまで騎士にこだわる必要があるんだよ。他の騎士はもっと適当に
やってるだろ? 金儲けしたり、女遊びしたり、適当に自堕落に生きてるはずだぜ?」
「叔父上はそんな方ではない!」
「……」
「……」
「……その、すまん」
「いや、私の方こそまだ修行が足りぬ」

●ふたりの未来は?
「と、言われてもなぁ。俺は目的を果たしたら日の本に帰るし」
「私は騎士として修行を続ける」
「もともと、俺とカナンは国も生まれも育ちも何もかも違うからな。未来も何も、人生が
たまたま交差しただけだよ」
「そうだな。だがそれゆえにこそ、この奇妙な縁を大事にしたいと私は思うぞ」

■カナンと藤也

●あなたにとって彼/彼女とは?
「トウヤはヒノモトからの旅人だ。我が恩人である」
「なんでこいつはこんなに熱心に恩を返そうとするんだ……」
「それが騎士というものだ。だが私が騎士を目指すのと同じようにトウヤにも目指す
ものがあるのだな」
「ああ、俺の故郷を焼き、家族を殺した裏切り者を追っている」
「仇討ちだと聞いた」
「そうだ。俺は絶対にあいつを殺す」
「本当に……そのつもりなのか?」
「当たり前だ。騎士にだって仇討ちというのは大事だろ?」
「それは……そうだ」
「あいつはシズ姉を殺した。シズねえはあいつを好きだったのに。だからシズねえの
無念は俺が晴らさなくちゃいけない」
(なら、なんでお前はそんなにつらそうな顔をしているのだ)

●ふたりの出会いは?
「私が参加した諸侯軍がノルマン軍との戦いで負けて敗走するさなかにトウヤと
出会ったのだ」
「カナンは一角獣に乗ってるんだし、逃げようと思えば逃げられただろう」
「トウヤだって別に他国の争いだ。ほっといて傍観していても良かったはずだぞ」
「あの時はなんか、そうしなきゃいけない気がしたんだ」
「何がきっかけになったのかは知らないが、トウヤは私を助けることを選んだ。誰に
求められたのでもなく自ら意志でそれをしたトウヤの心を、良き物と私は思うのだ」

●彼/彼女に何を望む?
「トウヤは皮肉ばかり言って困る」
「俺はカナンと違って騎士じゃない」
「ヒノモトにはサムライという戦士がいると本で読んだことがあるぞ」
「よく知ってるな。だが俺は武士でもない。闇法師だ」
「ヤミホウシ?」
「法師っていうのは帝国の言葉で……修行僧ってのはなんか微妙に違うな……まあ、
傭兵というのが一番近いかな」
「あと、戦の最中に黙って姿をくらますのはやめてくれ」
「闇法師の戦いは不正規戦が本領なんだ。隠れたり不意をついたりは基本だぞ」
「だとしても一言ぐらいあってもいいだろう。仲間なんだから」
「帝国語で説明するのが面倒なんだよ」

●ふたりの未来は?
「トウヤは仇を追ってこの国に来たんだったな」
「そうだ。あいつはこの国にいる」
「ならば私はトウヤが仇を追う手助けをしよう」
「ありがたい」
「だからそれまではトウヤは私と一緒にいろ」

■藤也とゾフィー

●あなたにとって彼/彼女とは?
「この婆ちゃん、俺苦手……」
「ひっひっひ。このゾフィー婆さんの良さが分からないとはとんだボンクラだね。
カナン嬢ちゃんにはもったいないよ」
「なんでそこでカナンが出るんだ」
「ひっひっひ。これだからはな垂れ小僧は困るよ。自分がどれだけ果報者なのかも
分かってないんだからね」

●ふたりの出会いは?
「いきなり杖で殴られた」
「ひっひっひ。あたしが敵だったらあんたはあそこで死んでいたよ」
「その杖は卑怯だろうがっ」
「ひっひっひ。戦いに卑怯もクソもあるもんかね」

●彼/彼女に何を望む?
「頼むから城の中でおとなしくしていてくれ。敵がそのへんにうじゃうじゃいるんだ」
「ひっひっひ。やなこったね。どうせ老い先短いんだ。あたしゃ好きにさせてもらうよ」
「いや、婆ちゃんは絶対に長生きする」

●ふたりの未来は?
「……そんなものはない」
「ひっひっひ。そいつはどうかね?」
「というか、これっきりにしてくれ」

■カナンとゾフィー

●あなたにとって彼/彼女とは?
「私の師匠である騎士オスカーのご母堂だ。だが、それがなくともとても素晴らしい
女性だと思う」
「ひっひっひ。うれしい事を言ってくれるじゃないか」
「ですがあまり無理はなさらないでください」
「ひっひっひ。ノルマンの軍勢に囲まれていちゃ、そうも言ってられないよ。けど
ありがとうね」

●ふたりの出会いは?
「ノルマンとの戦いに負けた後、ゾフィー殿が留守居されている城に逃げ込んだんだ」
「ひっひっひ。最初は追い出そうと思ってたんだけどね。気が変わったよ」
「私が騎士オスカーの弟子だからですか?」
「ひっひっひ。そうじゃないよ。あんたがあたしの若い頃にそっくりだったからさ」
「それは光栄です」

●彼/彼女に何を望む?
「これからもお元気でいてください」
「ひっひっひ。言われなくてもそのつもりだよ」

●ふたりの未来は?
「ノルマンの軍勢を撃退すれば、お別れですね」
「ひっひっひ。さてどうかねぇ」
「まだ何かあるというのですか?」
「ふん……いいかい、カナン。帝国で――いや、世界で何か大きな事が起こりはじめている。
その中心にいるのが、あの異国の坊やだ」
「トウヤが、ですか?」
「あの坊やを恨みと憎しみの底なし沼から引っ張り出すんだ。あれは生意気だけど
優しい子だ。復讐なんかさせたら、心が壊れちまう」
「はい。必ず」

■藤也と虹丸

●あなたにとって彼/彼女とは?
「虹丸は仇のひとりだ。必ず殺す」
「やだなぁ。藤也ちゃんってばかりかりしちゃって」

●ふたりの出会いは?
「同じ冥馬の山に住んでいた」
「藤也ちゃんは上の里。俺は下の里だよ。祭りの時とかに会ったこともあるよね」

●彼/彼女に何を望む?
「俺が殺す前に懺悔しろ」
「誰に? なんで?」
「お前は里の者を、仲間を殺したんだぞ!」
「仕事なら親兄弟でも殺すのが闇法師じゃん。藤也ちゃんってば修行足りないよ」
「お前はそれを楽しんでいただろうがっ!」
「いいじゃん別に。じゃあなに? 俺が涙流しながら殺してたら藤也ちゃん、許して
くれるわけ?」

●ふたりの未来は?
「最初に言ったはずだ。俺が殺す。それで終わりだ」
「あのさぁ、悪いけど藤也ちゃんは俺の敵じゃないの。だから無理」
「無理かどうか、試してみるといい」
「やめときなって。あんまりうざくすると――つぶすぞ、クソガキ」

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