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 友人と一緒にエヴァンゲリオンの第23話を見ていたときのことです。
「銅さん、ひとつ言(ゆ)うてええですか?」
「言いたいことは想像できるが、聞くだけ聞いてやろう」
「遅すぎです」
「わしもそう思う」

 第23話では、綾波レイが実は量産型(現在3号機)だったことが判明し
ました。これまでにも、「自分が死んでも代わりがいる」「同じものが
いっぱい」などのセリフで、それらしいネタ振りをしていたのですが、
使い方があまりに『惜しい』ネタでした。

 そもそも、主人公であるシンジ君がレイ(2)が死んだ後でその事実を
知る、という点が物語を著しく盛り下げています。
 せめてAパートとBパートを逆にして考えてみましょう。

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第23話改造バージョン

レイ「碇君も見たでしょ。あたしには、代わりがいるもの。だから──」
 [自爆しようとする零号機]
シンジ「バカヤロウッ!!!」
 [突っ込んでくる使徒を手で受け止めるシンジ。初号機の身体が腕から
 浸食されていく]
レイ「碇君! ダメッ! あたしはどうなってもいいの。あたしには、他
  に何もないんだから!」
シンジ「(苦痛に耐えながら)自分は──自分だろう。誰よりも、自分で
   自分を好きにならなきゃ──何人代わりがいたって、何もできやし
   ないよ!」
マヤ「初号機の生体部品に浸食が広がっていきます! 危険です!」
 [使徒に侵された綾波の精神世界に、使徒とつながったシンジが現れる]
レイ「碇君……」
シンジ「言っただろ? 自分には他に何もないなんて、そんな悲しいこと
   言うなよ」
レイ「……」
シンジ「本当に何もなくったって、綾波には……ボクが……いるから……」
 [指先までボロボロになったシンジの腕がレイに向けて伸ばされる。レイ、
 ためらいながらも自分も腕を伸ばし、二人の手が合わさる。その部分から光
 が放たれる]
 [半ば動きを止めていた零号機と初号機が、同時に動き始める]
ミサト「どうしたの?」
マヤ「これは……まさか……零号機と初号機が、使徒を逆に浸食していき
  ます!」
 [逃げようとする使徒。しかし二体のエヴァンゲリオンは再びリング状に
 戻った使徒を捕らえ、プログレッシブ・ナイフで切り裂く。閃光とともに
 消滅する使徒]
 [ケージの中。エヴァから下りたシンジの元へ、レイが近づく]
シンジ「綾波? どうしたの?」
 [レイ。手にしていたゲンドウの眼鏡をシンジの顔にかける]
レイ「親子でも、似ないのね。碇君は、碇君なんだ」
シンジ「え? え?」
レイ「それじゃ」
シンジ「綾波。こ、これ(といって外した眼鏡をレイに渡そうとする)」
レイ「いらない。もう必要、ないもの」
シンジ「??」
 [そのまま立ち去ろうとするレイ。ふと、足を止めて振り返る]
レイ「そうだ。碇君、前に教えてくれたわね。こんな時、どんな顔をす
  ればいいのか」
 [レイ、微笑む。幸せそうな顔がアップになる]

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 残り3話なんですから、せめてこれまで(不条理なシチュエーションの中)
頑張ってきた登場人物たちに『愛』を与えてあげて欲しいと思います。
 折り返し点(14話)以降、みょーにキャラクターの扱いがぞんざいになって
きているのが気になります。

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 作成者:銅 大(アカガネ ダイ)


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