大阪のコスモスクエア国際交流センターで行われました「JGCWEST02」 に参加しましたので、それの参加レポートを書いてみました。 ※注意※ 毎度のことでございますが、読み物としての面白さを出すために、内容には一 部、誇張と省略が入っております。 また、筆者の記憶に頼っておりますので勘違いもあり得るかと思います。 何か事実誤認の点にお気づきの方がおられましたら、ご一報ください。
【自己紹介にかえて】 簡単に自己紹介をしておこう。 私の名前は銅大(あかがね だい)。本名は伏せるが、天地神明に誓ってや ましいところはないまっとうな人間である。病弱で、今はちょっと会社を休ん でいるがサラリーマンであり、週末ともなるとやおら文筆に精を出す、自称 『週末ライター』である。 なに? 『美少年愛好家』というのはやましくないのかだと? 何をおっしゃるやら。美少年を嗜むのは日本古来の“伝統”ではないか。 それに私は口ではあれこれ言うが実際に法律に触れるような真似はしていな いぞ。 少なくとも妄想に法律は適用されないはずだ。 ちなみに妄想が犯罪になるなら、私の罪状、ちょっとスゴイよ? 【承前】出撃準備 知らない人の方が多いと思うので言っておくと、『週末ライター』としての 私の仕事にはRPG関連の物も含まれる。雑誌の記事を書いたり、シナリオを 書いたりである。今は身体を壊しているのでちょっとお休みであるが、軽い短 期間の仕事であれば、なんとかこなせない事もない。 そんな私のところへ、FEARの久保田さんから連絡が入る。 「どうも、お久しぶりです」 「どうもー」 電話を通して聞こえるバックグラウンドノイズは喧噪に満ちていた。相変わ らず忙しいようである。 「JGC Westで、銅さん、ゲームマスター担当されるんですよね?」 「はい。ドラゴンアームズです」 「シナリオ、お願いできませんか。私と山本もドラゴンアームズのゲームマス ター担当なんで」 「ほい、喜んで」 ゲーム、『ドラゴンアームズ』に関しては私は因縁がある。この作品に掲載 されているシナリオのうち、「アレ」が出てくるシナリオは私が担当した。ま た、シナリオフックも、私が担当した。そんなわけで、それなりに愛着のある ゲームである。 とゆーか、私はロボットが出てくるゲームはすべからく愛着があるのである。 特にバトルテックとか。 でもオムニメックは除くぞ。あれはどうも好かん。 ドラゴンアームズのシナリオ作成は実を言うとかなり簡単な部類に入る。 まず、人間ドラマがある。 ここで、人間関係がどろどろしていればしているほど、感情が錯綜してエー テリックというリソースがたまる。 そして、最後にコンバットシーンでロボットバトルである。ためにためたエ ーテリックを使って超絶的な技をくりだし、敵を倒すのだ。 私は考えた。 「時間も短いし、NPCは2人の男女にしよう。女は、新型ドラゴンアームズ の設計技師。男はただの技術者。二人は付き合っているが……」 どんなシナリオができたかは、『銅大のRPGてんやわんや』に掲載予定の ドラゴンアームズの部屋の「エムデンの戦い」を参考のこと。 【出撃】いざ、大阪へ JGC WESTの開催地は大阪である。 私は広島在住であるから、東京で開催される夏のJGCと比べて移動時間は 半分以下。新幹線で2時間で到着である。 開会は昼であるから、朝に移動しても十分に間に合う。 というわけで、切符を買い、新幹線に乗り込む。 うつらうつらーとして、はっ、と気付くと新幹線はすでに止まっている。 「お、どこだどこだ? これはいかんっ」 あわてて荷物を持って、プラットホームへ降りるわたくし。 ぷあーっ。ごとん、ごとん、ごとん、ごとん。 発車する新幹線。 「やれやれ良かった。無事に降りることができた。さて……」 駅の表示板を見る。 『岡山』 …… ………… ……………… ……………………ちょっと待て。 病気が、脳にまで到達したのであろーか。なぜおれは岡山なんぞで降りてい るのだ。 たしかに、降りる直前に、駅の表示は確認した。岡山だった。それを承知で 降りたのである。 つまりこれは、ビョーキのせいでないとすると―― 陰謀である。 邪悪な組織が、私をJGC WESTに参加させないように陰謀を企んでい るのだ。 おのれっ。その手にはのらんぞっ。 あっ、その大阪行きの新幹線には乗るぞっ。 まあ、予想外の出来事があるから旅は楽しい。 ――そんなはずあるかいっ!! 【到着】未来都市オーサカ 新大阪から南へ下って30分。いよいよ会場のある大阪の埋め立て地にやっ てきた。 ここはバブルの時代に作られたバブルな思想でバブルな建物が建ち並ぶ地帯 で、とても大阪とは思えないハイカラな町である。 なにしろ名前が『コスモスクエア』。 実にバブリーな響きではないか。 会場である『国際交流センター』も、町並みに合わせた未来な建物で、使う 人の利便性よりはデザイナーの設計思想を重視した構造になっている。 素直に四角い建物にできんかったんかいっ。 建物の中で遭難するかと思うほど迷いながら、なんとかFEARの会場へた どりつく。中島(鈴吹太郎)社長ら、主立った方と久しぶりにお会いしたので 挨拶をし、さっそく昼からのセッションの準備。 驚くべきことに、さすがのさすがにバブルな土地にもコンビニは進出してお り、そこで必要なシートをコピーしておく。記録シート、キャラクターシート、 敵データ記録シート。特に記憶力の減衰著しい今の私には敵データ記録シート は重要である。これはEXCELで自作したものを利用する。 ちなみに、同じ作業は他の人もやっていて、桂さんとか西上さんとかにも出 会う。 そして、開会式が行われている中、13時からのセッションスタートへ向け て腹ごしらえ。といっても、おにぎり2個。そして病院からいただいている薬 をぼりぼりと5錠、お茶で流し込む。すでに私の身体はドラッグなしで生きら れないのだ。 【第一回セッション】エムデンの戦い プレイ時間は13時から18時の5時間。 余裕である。 まずは、簡単に世界の説明から入る。 「世界は破滅の危機に瀕している」 突如としてあらわれた謎の月。そこから無数に降下してくる殺戮機械の群れ。 それを人はMIST(Mechanical Intelligent Steel Terribles)と呼んだ。 人類は、その生存圏(レーベンスラウム)の9割を失い、もはや絶体絶命。 だが、人類には最後の希望をになう巨大戦艦があった。 双竜の戦艦バハムート。 そしてそれに搭載された人型兵器、ドラゴンアームズ。 PCはそのドラゴンアームズに乗り、MISTと戦うのだ。 「というわけで、今回は要塞都市エムデンの防衛が任務だ」 新型のドラゴンアームズ試作機と、それを巡る陰謀。 その陰で散っていった愛。 さまざまな思いを乗せ、バハムートは再び旅立つ。 ミッションは成功裏に終わったが、時間はぎりぎり。 配分、間違ったかなぁ? ちょっと反省。 【休息】一時休戦 プレイが終了したので、ご飯を食べに行く。 さきほど、『国際交流センター』について、バブリーな建物だのなんだの、 さんざん文句をつけてきたが。 食堂のご飯は美味しい。これは素直に認めよう。 なんとなく、さすがは食文化の大阪という気がしたのである。 いや、単に西日本(広島)の人間である私が、大阪の味付けに馴れているだ けなのかも知れないが。 その後、やはり薬をぼりぼりと5錠かじり。 睡眠誘導剤を飲んで部屋で休息をとる。 だからこのドラッグ漬けの身体をなんとかせんと。 ちなみに部屋は、普通のビジネスホテルクラスの設備があり、快適であった。 ちょっと空気が乾燥しているが、これはまぁ、許容範囲である。 【井上純弌、関西でも吠える】業界裏話 24時過ぎに目を覚まし、1時からの『井上純弌、関西でも吠える』のトー クショーにお客として参加する。 井上さんはまず開口一番、 「この中に、18才未満の方はいませんね」 いきなりしょっぱなから飛ばす飛ばす。だいじょーぶなのかと他人事ながら 心配になる。 とはいえ、トークショーはやや危険な話もあるにはあったが、いたって内容 は真面目な物であった。 『スタンダード・ファンタジー』というものについての、面白い話も聞く事 ができた。 菊池たけし氏の『ナイトウィザード』は、4月1日に発売だそうである。 これは素晴らしいスケジューリングと言わざるをえない。 出れば出たで、まぁめでたい話であるし。 出なかったら出なかったで、「なに言ってるんです。4月1日ですよ。エイ プリル・フールですよ。やだなぁ、ウソにきまってるじゃないですか」と冗談 に紛らわす事が可能である。 なお、話のほとんどは残念ながらオフレコ扱いなのでここでは報告する事が できない。 でも、これは言ってもいいだろう。 菊池たけし氏の周囲には『きくたけ力』というのが働いている。この力によ って、水がまろやかになるのである。 ウソではない。本当である。 【密談】子供は寝る時間です 3時から5時まで、とある人物とホテルの部屋で密談を行う。 密談であるから、誰と会って、どんな話をしたのか、一切は秘密である。 なんか、夏のJGCでも似たようなコトをしたような気がする。 まぁ、すべてが白日の元にさらされる日もやがては来るだろう。 ……来るといいなぁ。 【第二回セッション】エムデンの戦い再び 5時から7時まで休息の後、起きてお風呂に入る。 ちなみに、お風呂もビジネスホテルとしては普通の広さである。湯の出もよ ろしい。 熱いお湯で素早く身体を目覚めさせ、朝食に行く。 繰り返すが、この『国際交流センター』、ご飯は美味しい。 卵焼きは特に美味でございました。 そして、やはり薬をぼりぼりと5錠。 10時から16時まで、2度目のドラゴンアームズ、セッション。 前回はちょっと時間が苦しかったので、今回は最初っから飛ばしていく。 ルール説明で初プレイの方のサポートしていただいた中西さんに感謝。 「どうしてそんなコト言うんですか。そんなコト言う人嫌いですっ!」 「あたしが、バカな子だったんです。自分一人、舞い上がっちゃって……」 「こんな時に……こんな時に……優しくしないでください……優しくされたら 、あたし……あたし……」 最初のプレイでもそうであったが、他人の恋愛事情はもつれるほど面白い。 ちなみに、隣でプレイしていた山本さんの卓では、プレイヤーがとあるNP Cの親衛隊をしていて、はっぴを着てはっちゃけていたそうだ。そして、ぶろ ーくんはーとなPCに対して、「なに、女なんか他にもいるさ。さぁ、これを 着て一緒に幸せになろう」とはっぴを着せ、 「これがほんとのハッピーエンド」 どっとはらい。 【終幕】祭りの終わり かくして、祭りは終わり、JGCWEST02は無事に閉会を迎えた。近場 という事もあり、閉会式にも参加する事ができた。ネットでの知人・友人にも 会う事ができた。私としては実に楽しい2日間であった。 閉会式の後には打ち上げがあったのだが、そのパーティー会場というのは実 に狭い空間であった。ほとんど人間臨界状態。中性子を打ち込むと核分裂を起 こしそうなほどであった。 しかも、ちょっと遅れてくるとすでに食い物はほとんどなし。餓えた欠食児 童の群れが食べ物に群がるがごとし。人によっては余っていたフルーツだけを むしゃむしゃと食べるとゆー。 しかし、その中で鈴木銀一郎先生とお話できたのは祭りのしめくくりとして ふさわしい経験であった。 「真・バルバロッサ作戦、買いましたですよ」 「そうかー」 「やはりモスクワ狙いはすぐに敵にばれますね」 「そうだね」 「となると、史実の南方旋回はあながち間違いではないとも言えますか」 「うん。史実ではどちらもミスをしたからね」 「それをどれだけカバーできるかが勝敗を分けると」 「そうだよ」 そうだ。これは人生においても言える事ではないだろうか。 ミスのない人生はない。 挫折のない人生はない。 しかし、そこからいかに立て直すか。人の価値はそこで決まるのではないか。 そう思ったりなんかしたりして。 ** おしまい **
さて、つらつらと書きつづったレポートもそろそろおしまいである。 JGCWEST02に参加したすべての人に。 どうもありがとう。 また、遊ぼうね。 ★ おしまい ★
作成者:銅 大(アカガネ ダイ)