JGC2001参加レポート

  東京はホテル浦島で行われました「Japan Game Convention 2001(以下JGC)」
 に参加しましたので、それの参加レポートを書いてみました。

  ※注意※
  毎度のことでございますが、読み物としての面白さを出すために、内容には一
 部、誇張と省略が入っております。
  また、筆者の記憶に頼っておりますので勘違いもあり得るかと思います。
  何か事実誤認の点にお気づきの方がおられましたら、ご一報ください。


■8月23日(木)JGC前日



 仕事である。
 この時はけっこう元気だったのだが……。


■8月24日(金)JGC1日目



 本日よりちょっと遅い夏休み。さっそくJGCの開催される東京へと向かう。
 交通機関は去年と同じく新幹線。が、これがよろしくなかった。やはり、こうい
う時には飛行機を使うべきであった。旅の疲れからか頭痛がするので薬を飲む。

 15時前にホテル浦島に到着。さっそく受付をすませて、ホテルの部屋へ。

 んで、いきなりダウン。

 こういう時には大人しく寝ているのが一番なのであるが、なにげにハイテンショ
ンになっているため、いろいろとうろついたりする。エネルギーが足りないのかと
思い、同室の山北さんと一緒にコンビニで食料を買いあさって食う。

 さらに体調悪化。だから大人しくしておけというのに<自分。

 だが、ハイテンションなのは変わらず、開会式に参加。
 いや、例年のごとく祭りの始まりは熱気があってよろしい。ここで驚いたのは、
「去年の参加者の方は手をあげてくださーい」というのに、開会式に居た2/3ぐ
らいの参加者が手をあげた事である。結構、何度も参加される人が多いのだなー。

 今年は、『ドラゴンアームズ』ライブRPGにプレイヤーとして参加する……事
になっていたのだが、いよいよ体力が尽きてきたので不参加となる。でもって、部
屋でダウン。

 何をしに東京まで来たのやら。

 午前零時ごろ、少し持ち直したので起き出してみる。ライブRPGは無事に終了
し、人類は救われたらしい。

 しばらくして、FEARの中島社長から声をかけられる。

「Dr.モローさんとこいでたくさんと平野耕太さんと小川雅史さんが
RPGやりたいと言われてるんですが、銅さん、マスターしませんか?」

 普段であれば断る事など考えもしないのであるが、体調は今なおデンジャーであ
る。ここで途中で倒れては参加者にも中島社長にも迷惑がかかるのでおことわりす
る。

 ちなみにGMそのものは関根さんが担当され、D&Dの3版をプレイされた模様。

 うう、やりたかった。来年に機会があればぜひ。

 不甲斐ない私と違い、同室の山北さんはイベントでスターロードのGMをしたり、
フリープレイで開発中の新作RPGのGMをしたりとエネルギッシュに大活躍であ
る。なんでも正義の味方物RPGであるが、世の中なべて不景気なため、スポンサ
ーとしておもちゃ屋や食品会社と契約を結んで、そこの商品を紹介しながら戦わな
くてはいけないらしい。
 とにかくGMが楽できるシステムを目指したと言うことで、山北さん曰く

「プレイヤーやりたい奴が6人集まってもRPGはできへんが、GMやりたい奴が
6人集まれば卓は成立する」

 とのこと。なるほど。

 また、速水螺旋人さんも、FarScape(ファースケープ)なるRPGを、
フリープレイ卓でばんばんたてられていた。3日間で都合3回もセッションをされ
た様子。
 こちらも開発中の新作RPGで、舞台は一億年前の地球。飛空船やロケットが空
を飛び、剣と銃と魔法が混在する世界。巨大なゴンドワナ大陸を広大な密林が覆い、
秘密と夢と冒険に満ちた世界。そんな世界でちょっと懐かしい血湧き肉踊る冒険を
繰り広げるRPGとのこと。製品化が楽しみである。


■8月25日(土)JGC2日目



 朝8時ごろに起床。昨日ゆっくり休んだおかげで、体調は九分通り回復。だが、
ここで致命的な出来事が発生。なんと、舌の先っぽに口内炎が発生したのである。
痛くて舌が回らない。私の特技、マシンガン・トークはこれで封印されたも同然で
ある。
 ……別にそんな特技があったから、何かの役に立つというわけではないのだが。

 まぁ、それはさておいて。元気になったからには何か参加せねばなるまい。

 まず朝はソードワールドカードRPG魔法戦士リウイ体験イベントに参加する。

 最近はソードワールドとは縁のない生活を送っている私であるが、昔はけっこう
遊んだものである。「豚に真珠」というタイトルの豚に真珠を盗まれるシナリオを
やったりとか。――そこ、呆れた顔で見ないように。
 このシナリオには豚は豚でも「海豚(いるか)」というオチが付くのであるが、
プレイヤーにはたいそう不評であった。
 相談にのってくれた友人は「そりゃそうですよ。イルカでは退治して食っても美
味しくないじゃないですか。ここは“海”ではなく“河”にすべきです。PCの
やる気がぐんとアップする事間違いありません」などとたいへん役に立つアドバイ
スをくれたものである。

 話を戻してソードワールドカードRPGであるが、ようするにキャラクターや装
備品をカードにして、プレイヤーがデータと格闘しなくてもすむようにしたRPG
である。それだけではなく、手紙や宝箱といったシナリオ上のキーとなるアイテム、
酒場や魔術師ギルドといった場所、モンスターやトラップなどの障害物、これらす
べてがカードの形をとっている。これらのカードを、GMは適当に並べたり組み合
わせたりしてシナリオを構築するのである。
 プレイヤーも、ゲームマスターも、どちらも楽にソードワールドをプレイできる
という点で、良くできているシステムと言える。でも、キャラクターは自分のを使
いたいよー。

 GMが道筋としてカードをぺたぺた前に伏せて並べ、それをひっくり返して「狼
さんですよー」とかやってくるのは、なんとも「ゲームをしてる」って感じがして
いいものである。なろうことなら、GMを助ける場所やアイテム、イベント系のカ
ードが充実して欲しいものである。

 昼になり、広島の友人と東京で出会う。まぁ、それはそんなに問題ではない。問
題なのはその友人とはめったに広島では会っていないという事だ。私は広島のRP
Gサークル2つに参加しているが、最近はとんとご無沙汰している。サークルを除
名されてもおかしくないほどであるが、ありがたい事にまだ私の名前は残っている
ようである。昼ご飯を一緒にしながらサークルの近況を話している内に「ごめんよ
ララァ、ボクにはまだ帰れるところがあるんだ」などとアムロな気分になる。

 他にも同郷の人にお会いしたり、インターネットのチャットで知り合った方とか
とも挨拶したりして過ごす。

 ここで、私はとある人物と秘密の会合を持った。いったい誰と出会い、どのよう
な会話がなされたのか、一切は秘密である。実に残念であるが、来年のJGC
のレポートまでにはこの秘密の謎が明らかになるであろう。
 ……そうなったらいいなあ。

 夕刻、フリープレイの卓で備前さんが同人18禁RPG、プリティ・トルーパー
ズの卓を立てているのを見る。さすが勇者。なかなかに出来ない事である。プレイ
ヤー4人がそろわなく、このままではえらいことになると危惧されておられたが、
どうなったのだろう。えらいことになっていなければいいのだが。わくわく。

 夜になり、仕切直しで二日目の機甲幻想ことドラゴンアームズのライブRPGで
ある。
 まずは設定について説明しよう。

 竜暦2000年。
 アルビオン大陸は、恐るべき戦闘機械(MIST)の群れの襲撃を受ける。
 人類は総力を結集して戦いを挑むが、次第に劣勢となり、追いつめられていく。
 そんな人類の最後の希望が「バハムート」。全長3.5キロメートルの超巨大な
戦闘母艦である。そしてその切っ先となるのがロボット兵器「ドラゴンアームズ」
なのである。だが、バハムートが人類最後の希望であればこそ、大陸各国はその中
で主導権を握ろうと暗躍をする。

 プレイヤーは、それぞれの国の軍人・エージェントとして、自国の権益を守るた
めに様々なミッションをこなし(主に戦闘関係)勢力の拡大を図るのである。

 クライマックスは、いよいよ浮上する巨竜艦バハムートと、それを阻止せんとす
るMISTの大軍との決戦を国単位で行い、功績(倒した敵のHP)が大きかった
国のプレイヤー達が勝利という展開である。

 ミッションはいつものようにじゃんけん主体で判定を行う。他にもちょっとした
作業――たとえば、負傷した戦友の見舞いに折紙で鶴を折るとか――が入る。

「この手のゲームに私が参加したら、どういうわけかいつも私の陣営は全滅
するんだよなー。そろそろこのジンクスをなんとかせんとなー」

 などと考えつつプレイヤーとして勝利する事を私が考えていると……
 ガゴーン!
 すさまじい音が部屋中にひびきわたった。
 マスターの一人が、机の角に額を思い切りぶつけたのである。
 眉間がぱっくり裂け、血がどくどく。何より頭部とゆーのがまずい。

 で。

「銅さん、テーブルマスターお願いしてもよろしいでしょうか?」

 ああ、はいはい。例年の事ですから、やり方は分かっていますとも。
 というわけで、急遽、マスターとしてライブRPGに参加する事となる。

 ライブRPGの結果報告。
 最後の決戦において、呪いでもかかったかのように各国のドラゴンアームズは敵
MISTに敗退。結果は2勝4敗。人類の未来はたいへん不安である。
 しかしまぁ、絶体絶命な雰囲気は出たので良しと言えるかも知れない。

 ライブRPGの終了後、「TRPGシナリオを作ろう」の部屋をのぞいてみる。
 シナリオ作りにはみなさん苦労しているのか、大勢の参加者の方が来ていた。
 ちょろっとのぞいただけなので、どのくらい為になる話が聞けたのかは分からな
いが参考までに私の聞いた範囲をお伝えしよう。

 友野詳さん「菊池さんはどこからシナリオのネタを思いつくんですか」
 菊池たけしさん「天から降ってきます」

 どっとはらい。


■8月26日(日)JGC3日目



 1日目の夜に休んだ分の元を取るべく、夜間にも活動を続行。そう、夜の闇に
蠢いてこそゲーマーというものである。

 そこで深夜に行われる柳川房彦TRPG復活記念「RPG百物語・第二夜」に顔
を出してみる……と、そのままなし崩し的に吸い込まれる。主に出たばかりの特命
転攻生についての話題が出る。

「学校というのは、一定時間拘束されて、むりやり何かやらされて、んでもって最
後は追い出される場所なんです。そういう場はすべて学校なのです」
「……なら刑務所は?」
「むろん刑務所は学校です」
「RPGのセッションは?」
「もちろんRPGのセッションも学校です」

 特命転攻生では卒業ポイントなるものがあり、そいつが一定値以上たまるとPC
は卒業してNPCになるそうなのだが、この「暴れすぎるとNPCになる」という
のは超人型のRPGではよく見られるゲームからの退場手段である。天羅万象では
修羅になるし、ダブルクロスではジャーム化する。ゼノスケープでは敵である光の
使徒になるし、スターウォーズRPGでもフォースの暗黒面に落ちる事がある。
 いずれもNPC化=ゲームオーヴァーな感じであるが、こと特命転攻生では「卒
業」というある意味、新たな旅立ちを予感させるのが面白い。

 百物語の後、フリープレイのバカカードに参加する。この時点ですでに深夜3時
を回っている。
 バカカードというのは、何かのジャンル、「仕事」とか「ミステリ」とか「アニ
メ」とかから、ただ単にキーワードだけを抽出してカードにし、それを4枚なり5
枚なりひいてきてお馬鹿な言葉を作り上げるという代物である。
 これをゲームと呼んでいいのかどうか分からないが、とにかく面白い。

「私が犯人だ」+「証拠はあるのか」=「私が犯人だ。で、証拠はあるのか?」
(自白したいのかそうでないのかわからん)

「ドリルの上に座ったら即死」
(そりゃそうだが)

「目元はマジンガーZ、脳以外はグレンタイザー」
(どんなんや)

「1トンから4トンまでの女性募集、高給優遇」
(いないって)

 わけの分からない言葉の乱舞に、みんな涙が出るほど笑い転げている。後で冷静
になってみればどうでもいいような事でも集団でハイになっているとちょっとした
言葉遊びがおかしくて笑ってしまう。日本では昔から行われてきた歌会とかも、実
はこんな感じだったのかも知れない。

  ※注意※
   バカカードをプレイする時には防音に注意しましょう。

 大笑いすることで、精神的にもリラックスした状態で、部屋に入って寝る。

 さすがに3日目の午前中は眠いので、のんびりとあたりを見学したり、まだプレ
イする機会のないゼノスケープのルールブックを読んだりして過ごす。

 午後、スザクゲームスさんのブースのところで、CLAMP学園RPGをプレイ
する。CLAMPさんの漫画になっている学園風ということで、28才、長身、美
形、眼鏡、超人脈の保有者の校長先生をプレイする。
 もちろんCLAMPさんの漫画なのでこの校長先生は美少年好きである。
 以上の設定はあくまで、CLAMPさんの漫画に基づいている事をここに明言
しておく。
 で、ゲームシステムであるがトランプをめくってイベントを発生させる型式なの
だが、3枚めくって、キーワード――「超能力」や「行事」とか――を取り出し、
いったいどんなイベントが発生したのかプレイヤーとGMが頭をひねるという、ど
ことなくバカカードにも似た三題噺である。

 その結果、教育実習生(PC)の担当教官は突如、洗脳電波に操られて暴れ出し、
補習を受けていた忍者生徒(PC)の教室は吊り天井などのトラップと化し、校長
(私)が叱責していた暴走族の生徒は実は宇宙人で宇宙暴走族だという事が判明し
たりするのである。

 ……なんとなく、だんだんCLAMPさんの漫画とは違うような気がしてきたな。

 ともあれ、文字通り先の見えない展開にはらはらどきどき、楽しい一時を過ごす
事ができた。

 さて、そうこうしているうちに時間も押し迫ってきた。余裕をもって広島に帰る
ために閉会式には出ずに帰ることにする。

 帰りの新幹線では三日間の疲れからかぐっすり眠って過ごし、乗り物酔いにもか
かる事なく帰る事ができた。



 それでは最後に。

 JGCでお会いした方、一緒に遊んだ方、楽しい思い出をどうもありがとう。

 またいつかどこかで。
 一緒に楽しく遊びましょう。
				★ おしまい ★

 作成者:銅 大(アカガネ ダイ)


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