JGC’99参加レポート

  東京は晴海で行われました「Japan Game Convention 99(以下JGC99)」に
 参加いたしましたので、それの参加レポートを投稿いたします。
 
  ※注意※
  読み物としての面白さを出すために、内容には一部、誇張と省略が入っております。
  また、筆者の記憶に頼っておりますので勘違いもあり得るかと思います。
  何か事実誤認の点にお気づきの方がおられましたら、ご一報ください。
 


[8月27日/第1日目]

1:会場まで

  前日から夏休みに入っていた私は、新幹線で一路、東京へ。
  服装は背広にネクタイ。
  荷物はノートPCの入ったカバンに、一週間分の着替えや本その他を入れた
 リュック。
  なんとも怪しい格好であるが、翌週の月曜日から、名古屋で出張のためどう
 しても大荷物になるのである。そうなると、背広は持って行くより着て行った
 方が邪魔にならなくてよろしい。
  いや、よろしかないんだけどね。暑いから。

2:到着

  まずは受付で登録し、部屋に入る。いただいた胸からぶら下げる『ネームバ
 ッジ』なるものには、名前は書いてなく、ただ『JGC99 関係者』とのみ。
  関係者?
  スタッフでもないし、ゲストってわけでもなさそうである。
  なんとなく考えると負けになりそうなので、考えないことにする。
 
  部屋は、ツインで『スターロード』などのデザイナーである山北篤さんと同室。
  奥さんの細江ひろみさんはお家で娘の七海ちゃんとお留守番。お腹にお二人目も
 おられる事だし、しかたないですねと私が言うと、なんでも七海ちゃんはゲーマー
 が『怖い』のでこーゆーとこにはこれないんや〜、とのコト。
  『怖い×1000』では、確かに来れませんな。お化け屋敷のよーなもんだ。
  ちなみに会場にはけっこう子連れの方がおられた事を申し添えておく。
 

3:開会式

  開会式。数百人もの(正確な数は知らないので。もしかしたら千人OVERかも)参加
 者が一堂に会しての開会式である。
  やはり、SF大会といい、こういう同好の士が集まる場所というのは気分がいい。
  ごあいさつに立った鈴木銀一郎先生は、今年の夏もお元気...というわけにはい
 かず、なんとヘルペスなどで痛い思いをされたとのこと。ただし、JGC99が始ま
 るとなると、とたんに直ったらしい。ゲーマーの業の深さを思い知るエピソードでは
 ある。
 

4:「スター=ロード・タクティクス」

  まずは『新星界スター=ロード』のライブ・ゲームに審判と審査員を兼ねて参加。
  ゲームの設定を簡単に説明すると、プレイヤーは『ヒーロー側』と『ダークサイ
 ド側』とに分かれて、とある惑星で発見された『銀河コンピュータ』の支配権を巡
 って戦うというもの。
 
  ゲームのデザインと司会進行は元ゲームのデザイナーでもある山北篤さん。
 
  まず各陣営のプレイヤーは──
「サムライ/強襲揚陸艦」
「ドラゴン/強襲揚陸艦」
  「ウィザード/戦艦」
「ロード/指揮管制艦」

──を選択する。
  ヒーロー側は1人が、
  「ロード/銀河コンピュータ」となり、惑星上の真ん中に位置する。
  ダークサイド側は1人が
「ロード/旗艦」となり、宇宙空間に位置する。
 
  勝利条件は、ヒーロー側はタイムアップまで「銀河コンピュータ」プレイヤーを
 守りぬくか、ダークサイドの「旗艦」を撃沈すること。
  ダークサイド側は「銀河コンピュータ」のアクセス権を奪うことである。
 
  勝負はすべてジャンケンで行う。ロードのプレイヤーは、隣接する他のプレイヤ
 ーと一緒にジャンケンができる。この支援を受けたプレイヤーは自分かロード(複
 数可)の好きな手を使うことができる。
 
  MAPは部屋を四角いマスで仕切って行う。
 
  −−−惑星−−−   −−−宇宙−−−
  ☆□□□□□□■   □□□□□□□★
  ☆□□□□□□■   □□□□□□□★
  ☆□□□□□□■   □□□□□□□★
  ☆□□◎□□□■   □□□●●□□★
  ☆□□□□□□■   □□□●●□□★
  ☆□□□□□□■   □□□□□□□★
  ☆□□□□□□■   □□□□□□□★
  ☆□□□□□□■   □□□□□□□★

  こんな感じ。
  ☆はヒーロー側再登場、★はダークサイド側再登場のマス。

  宇宙空間で●の惑星軌道マスに進入したら、地上に降下して■の宇宙港マスに降
 りる。逆に宇宙港マスに進入したら、惑星軌道マスに移動する。いずれも強制なの
 で、居すわることはできない。

  移動は2歩。1歩で1マス移動(斜め可)である。
  銀河コンピュータは移動できないが、一方のダークサイド旗艦も惑星には進入で
 きない。
 
 
  このゲームに参加したプレイヤーは25人。ダークサイド側13人に、ヒーロー
 側12人である。
 
 ▼序盤───────────────────────────────
   ダークサイド側、動き鈍し。まぁ、初めてのゲームなんだからこんなものか。
   と、思ったら旗艦に「壊力」カードを渡してなかった。これは1枚使うと、ジ
  ャンケン判定の負けを勝ちにできるという価値あるカードである。しかし、使用
  した「壊力」カードは「命力」カードに変わり、銀河コンピュータのプレイヤー
  に渡される。「命力」カードは効果は「壊力」と同じ。ただし、使ったらなくな
  っちゃう。
   ゲーム開始時点では、ダークサイド側が13枚、ヒーロー側が1枚を保有して
  いる。
 
 ▼中盤───────────────────────────────
   考えてみると、勝利条件から言っても、ダークサイド側は押さないと負けであ
  る。加えて、宇宙での戦いであればダークサイド艦は負けてもすぐに戦線に復帰
  できるが、ヒーロー側は惑星MAPを突っ切らないと戦線に戻れない。
   「壊力」の援護もあり、ダークサイド側はついに地上へ橋頭堡を築き始める。
 
   しかし、そこへ立ちふさがったのが後に『鉄壁(アイアンウォール)』と呼ば
  れる事となるサムライ清水(だったっけ? 間違ってたらごめんなさい)である。
   彼は押し寄せるダークサイドを前に、一歩も引くことなく銀河コンピュータの
  盾として大活躍をする。
 
   しかし、現代戦争は個人の力量で決まるというものではない。
 
   ついにヒーロー艦艇を宇宙から駆逐したダークサイドは、旗艦(宇宙要塞)か
  らの軌道爆撃を実行する。目標はヒーロー側のロード(支援担当)である。
 
   ダークサイドの旗艦プレイヤーさんは、後で「宇宙にしかおれんので、ヒマや
  った〜」と嘆いておられたが、なんのなんの。我々審査員は、あなたの戦術眼の
  見事さに、けっこう感心しておったのですぞ。
 
 ▼終盤戦──────────────────────────────
   軌道制圧後、次々と地上に降下してくるダークサイド艦艇(つーか、宇宙にい
  ても旗艦とその周囲のロード=指揮管制艦以外はすることがない)。
   一方のヒーロー側も、銀河コンピュータの周囲を固めると同時に、両サイドか
  ら抜けて宇宙へと出撃を試みる。
   しかし、ヒーロー側右翼には、ダークサイドのドラゴン(格闘家)がおり、宇
  宙へと向かうヒーローを次々に撃墜していったのである。なんと、彼はゲーム終
  了までにダブル・エース(10機撃墜)を成し遂げる。
 
   そして『鉄壁』サムライもついに壊力カードによって敗北。ヒーロー側の布陣
  に穴が開く。
   そこをついて、地上に降りたダークサイドのウィザード(技術者)3人が、同
  時に銀河コンピュータへのクラッキングを開始!
 
   ジャンケンの結果は
      ダークサイド・ウィザード:チョキ & チョキ & チョキ
      銀河コンピュータ:パー

   で、ダークサイド側の全勝。
   なんとか、命力カードを3枚消費してしのいだものの、ついにヒーロー側の
  命力が1枚に減少する。
 
   しかし、ダークサイド側の頑張りもここまでだった。
   地上戦においては、宇宙とは逆にヒーロー側の方が兵站線(前線までの移動
  距離)の短さから有利になる。負けてもすぐに前線に復帰できるからだ。
   ロードを後方にすえてがっしりと守りを固めるヒーロー側に、ダークサイド
  陣営も攻めあぐねてしまう。
   そして、最後に田中としひさ(ダークサイドのサムライとして参加)さんが
  銀河コンピュータを襲撃するものの敗北した時点でタイムアップ。
 
   この戦いは、ヒーロー側の辛勝に終わるのである。

 
   両軍の皆さん、お疲れさま。とっても楽しかったね。
 

5:深夜のトークショー

   『TRPG最後の夜 日本のTRPGは今夜、終わる!?』と過激な題名を
  つけたトークショーが0時〜2時まであるというので、見学に行く。
   『天羅万象』のスタッフで、JGC99と同時に発売になった『ビーストバ
  インド』のスタッフでもある井上純弌さんや藤浪智之さんらが中心に、イロイ
  ロと熱くRPGの体験を語る....って、ファースト・ディビジョンまで戻
  るのは戻りすぎではないかと。
   いや、内容はたいへん面白うございました。はい。
   久しぶりにシミュレイターに掲載されたローズ・トゥ・ロードのリプレイ
  『七つの祭壇』の話も聞けたし。
 
   トークショーの詳しい内容については著作権その他にひっかかるので割愛。
 
   なお、ここでかねてからのファンであった速水螺旋人さんや、海法紀光さん
  らと挨拶をする。
 

6:寝る?

  2時すぎて、トークショーも一回お開き(なんと延々、6時ぐらいまで続いた
 らしい)になり、部屋に戻ってシャワー浴びて寝ることにする。
  が、しかし。
  山北さんと並んだベッドに横になり、延々と谷甲州や野尻抱介などのSF話、
 ゲーム話をしているうちに4時を回ってしまう。
  まぁ、寝っころがっていたので体力は回復したのだが。
 


[8月28日/第1日目]

1:バトルアリーナinエルジェネシス’99

  7月に発売になった『エルジェネシス2』に参加のため、8時半に起きて愛用
 のウイダーinゼリーを啜りながら準備。
 
  このバトルアリーナというのは、ようするにプレイヤーが2人ずつ組みになっ
 て自分が選んだテンプレート・キャラクターで戦いあうというものである。
 
  私は、田中としひささんとペアを組む。田中さんのキャラクターはご自分がイ
 ラストを描いた『薄幸の占い師』。
 
  どーでもいいが。
  前のエルジェネシスの時より、さらに弱体化してないか。このキャラ。
 
  こらアカン、と思ったが。なんかココで『勝ちに行く』のも大人げないので、
 イメージ優先で『亡国の白騎士』を選ぶ。この二人がペアになると、なんか情緒
 があってよろしい。
 
  最初のコロシアムの敵は『武導(ブラッド)』の菊川さんと『クロームエッジ』
 の渡邉(わたなべ)さん。
  どーでもいいが、なんか『勝ち』にいってないか。このコンビ。
 
  戦いはもー、圧倒的、などというものではなかった。
 
 :::: 戦闘開始 ::::
 
  『武導』足払い>『占い師』コケる
  『クロームエッジ』遠距離射撃>『白騎士』死にかける
  『武導』コケた『占い師』を殴る>『占い師』死にかける
  『占い師』コケていたので立ち上がる。これで行動終了。
  『クロームエッジ』遠距離射撃>『白騎士』死にかける
  『武導』、『占い師』を殴る>『占い師』死ぬ(戦闘不能)。
 

 :::: 戦闘終了 ::::

  渡邉さんは初心者なので菊川(敬称略)がイロイロと指示を出して戦っていた
 のだが、二人はIP(イニシアティブ・ポイント=行動権)の管理をきちんきち
 んと行い、まったくこちらに反撃を許すことなく、ボテクリこかしてくれたので
 ある。
 
  おのれ。やはり勝負は非情にならねばならんか。
 
  で、負けた私たちは受付に戻り、キャラを選びなおした。といっても、田中さ
 んは『薄幸の占い師』で決まりだから、私が変更しただけである。
  今度は『アマゾネスの聖戦士』。ふふふふ。こいつの必殺技の[ステラ]は回
 避・防御不可で攻撃力2倍だからな。反則技並みに強いぞ。
 
  戦闘テーブルが空くのを列を作って待つことしばし。
 
  案内されたテーブルにいたのは。
 
 「やぁ、またお会いしましたね」
 

  菊川(敬称略)と渡邉さんのコンビであった。
  一瞬、くじけかけるが、いやオレもさっきのオレではない(キャラが違うのだ
 から当たり前である)。今度こそ目に物見せてくれる、と考え直す。
 
 「IP18で、ワシの番からじゃな! くらえ、必殺技[ステラ]!!」

 「あ、その技。攻撃力2倍、なくなりましたから」

 「へ?」
 

  悠然と、菊川(敬称略)は入場時に配られた正誤表(びっちり)の一行を指さ
 す。そこには確かに、そう書いてある。
 
 「いやあ。インターネットであらかじめ正誤表を確認してまして。だから『アマ
 ゾネスの聖戦士』を選ばなかったんですよ、ボク」
 「…………」
 

  勝ち誇るかのように言う菊川(敬称略)の前で、私は真っ白に燃え尽きていた。
 
  戦闘結果。
  惨敗。
 
  菊川先生、これから『バトルアリーナの師匠』と呼ばせてくださいませ。
 

2:『トーキョーN◎VAの部屋』

  クールでかっこいいプレイとはどーいう物かについて、デザイナーの鈴吹太郎
 さんが実例を交えて解説をするのを聞く。

  ■他のプレイヤーの行動の時もちゃんと話を聞いて、そこで得た情報を自分の
  行動で使わせてもらう。
 
  ■キャストとプレイヤーを切り離して考え、キャストが対立していてもプレイ
  ヤー同士は協力する。
 
  というようなコトについて語られると、金澤なおこさんが、
 
  「あたしのキャスト、面白そうな状況だったら、電話かけて登場させてもらう」

  「面白そうって?」

  「ほら、ドンパチやってるとか」

  「すると、なんですか。銃を構えて相手を撃とうとしたら、携帯電話がピロピ
  ロ鳴って……」

  「そそ。『ねー、元気? 今からそっち行っていい?』って感じで」

  「そのキャスト、戦闘できるんですか?」

  「(いばって)できるわけないじゃん」

  「……『迷惑だから来るな』って言われません?」

  「でも、登場判定成功したから、出ちゃうもーん」
 

  さすがである。クールでかっこいいかは別として。
 
  で、私もゲストということでなんか喋れ、ということになったのだが。
 
  「いや、私、リプレイで石槌のプレイヤーをやったんですが。今、その弟で
  金槌という15才の少年のキャスト作ってまして。15才なら学校行ってる
  だろうなぁ、ってことで。ぜひN◎VAに女学校作ってください」
 

  などとお願いしてみる。
 
  会場の温度が、急に3度くらい下がったよーな気がするが、
 空調が効きすぎたせいだろう。きっと。
 
  が、しかし後になって考えてみると、これはあまりよろしくない。
  金槌が女学校に行ってもしかたないではないか。
 
  ここはぜひ、男女共学の学園に通わせて。先輩(もちろんキャストだ)と
 ラブラブになって、
 
 「き、きみは男だったのか!?」
 

  という展開に持って行くのがクールでかっこいいプレイ
 というものである。
  なに、違うって? どこが?
 

3:ライブRPG

  エルジェネシス2のライブRPGに、スタッフとして参加。
 
  このライブRPGでは、プレイヤーは3人から4人でチームを作り、この
 世界における次の4つの勢力のどれかに所属することになる。
  ●北の覇権国家『レーゲンベルク帝国』
  ●南の交易国家『クラトリア島王国』
  ●魔族の治める『フォルグーナ帝国』
  ●レーゲンベルク帝国と対抗している『都市国家連合』

 
  そして、53個用意された冒険シナリオを選択し、エルジェネシス2世界
 の8箇所のポイントを回ってミッション達成を行い、トランプのカードを得
 るという、こういうゲームである。(カードは他のチームから奪ってもいい)
  カードは1枚ではダメで、これを使ってポーカーの役を作り、それを各国
 陣営ごとに得点上位チームが出し合って、勝敗を競うわけである。
 
  このライブRPGのコツはいかにたくさんのミッションを達成するか、と
 いうところにある。つまり、自分のミッションをやるだけではなく、他のチ
 ームともいろいろ話をする、ことが重要なのだ。
 
  私は暗黒大陸にある『開拓者の街カラックス』というポイントを担当。
  ミッションカードをもってきたプレイヤーさんに、戦闘や交渉、調査など
 の判定(ジャンケンで行う)結果によって情報を与えたり与えなかったりす
 るのがお仕事というわけである。
  
 「あ、その考古学者なら半死半生で話ができる状態ではないねぇ。首筋には
 牙の痕が2つ。どうやらヴァンパイアにやられているみたいだ」
 
 「む、原住民たちが大鍋を囲んで踊っているぞ。どーやら探検家を美味しい
 スープにしようとしているらしい。戦闘で判定だ」
 
 「なるほど。そーゆーことならミッション・クリアだ。最終キーワードをあ
 げるから、本部に行ってカードをもらってきなさい」
 

  とまぁ、忙しい。忙しい。
  でも、やっぱり、楽しい。遊んでるって実感があってうれしい。
 
  最後に全員が大部屋に集まってカードのトレードと得点勝負を競ったのだ
 が、実はここで部屋の空調がダウン。どうやら100人をこえる参加者がウ
 ロウロ動き回って溜めた熱量が空調の許容範囲をオーヴァーしてしまったら
 しい。
 
  参加した皆さん、暑い中、お疲れさまでした。
 

4:ラーメン

 「コンビニの飯はもうイヤやぁ!」
 
  とわめきだした山北さんと一緒に、外へラーメンを食べに行く。
 
 「コンビニの飯ばっかり食べていると、なんか人間としての尊厳値が下がる
 気がせぇへんか?」

 「そりゃ『ブレイド・オブ・アルカナ』(新作RPG)のキャラですがな」

 「キャラといえば、今度の『ギア・アンティーク・ルネッサンス』なぁ……
 (中略)……というわけで、キャラシート(ノート)別売りなんじゃ」

 「じゃあ、基本セットにはついてないんですか?」

 「ついてない!(どきっぱり) だから、基本セットだけやとプレイできへ
 んのや!(断言)」

 

  後に、デザイナーの伏見さんに確認したところ、そんなことはなく。
  ちゃんとキャラシート(ノート)は基本セットに含まれるとのこと。
  たくさんキャラクターを作りたいときのために、キャラシート(ノート)
 を別売りする、というわけ。
  山北さんから『ギア・アンティーク・ルネッサンス』について聞いてびっ
 くりした方、他にもおられましたらご安心くださいませ。
 
  そんなこんなでラーメンを食べた帰り道。
 
 「ところで、人間としての尊厳値、戻りました?」

 「1d10くらい回復したかの」
 

  ゲーマーの会話、ってやつである。

5:寝る(今度はまともに)

  一日遊んで疲れていたので、この日はさっさと寝る。
  といっても夜中の1時過ぎであるが。
  さすがに、お喋りをする余裕は私も山北さんもなかった。


[8月29日/第1日目]

1:きくたけ『ドナドナ』トークショー

  菊池たけしさんが、『セブン=フォートレス』を買ってれたユーザーへの
 サービスの一環として、ルールブックについている応募券10枚を集めたサ
 ークルの所へ出張して、マスターをするという『ドナドナ』計画について語
 るというトークショーである。
 
  どうやら、現地の気候が悪いのはすべて菊池さんのせいにされるらしい。
 
  私も、FEARのホームページにリプレイを掲載している関係からゲスト
 として参加する。
  で、何かしゃべれということなのだが。
 
  はっきり言って、私はよくしゃべる。大学では『落語研究会』がスカウト
 にきたくらいである。その時点ですでに『SF研究会』と『ワンダーフォー
 ゲル部』(どういう組み合わせだ)に入っていたので、丁重にお断りを入れ
 たのだが。
 
  んで、インターネットリプレイ第3話に掲載予定の『菊池さんの秘密』と
 か、ダンジョンの素晴らしさについて熱く語らせてもらう。
 
 「いや、昔のプレイヤーには『ダンジョンの前で花畑を作って、モンスター
 が出てくるの待つ』などと、ロクな行動をしないヤツが多くいまして」

 「ロクなもんじゃありませんねえ」

 「マスターも、考えて『君たちが街道を歩いていると、前方から完全武装の
 ジャイアント1個連隊が迫ってくる』とか」

 「1個連隊? なんですか、それは?」

 「プレイヤーも、そう言ったんですよ。そうしたらマスターはしれっと、
 『1個連隊というのは、だいたい戦闘員2000人ぐらいの構成のことだ。
 この部隊は師団砲兵の増援を受けているから、もう100人ほど多い』」

 「いや、そーゆー問題ではなくて」

 「『で、君たちの背後には、ちょうどジャイアントが入れないくらいのサイ
 ズのダンジョンの入り口がある。さぁ、どうするかね?』とまぁ、こんな感
 じです」
 

  いやぁ。ダンジョンって、ほんとーに素晴らしい。

2.物販スペース

  その後、特にすることもないので控室でゴロゴロしたり物販スペースで、
 小物を買ったりして過ごす。
  『バーセイブ(日本語版)』とか『トレインレイダー(ボードゲーム)』
 とかも欲しかったのだが、広島でも『プレイスペース広島』で売って
いるので、荷物にもなることだし、買わないでおく。
 
  ちなみに、これまで来ることがなかったのだが。ここで発売となった新製
 品の『ビースト・バインド』100冊は、販売開始30分で完売したそうな。
 
  小学館さん。やっぱ、売るとこ行くと売れますぜ、RPGというのは。
 
  見本品を見にやってきた一般参加者に、関連スタッフでもないのに売り込
 みをかけたり。かなりのお調子者ぶりをはっきしてしまう。
 
  後から考えると、かなり恥ずかしい。やはり、お祭りというおとで躁状態
 になってたのかしらん。
 
  また、ここで『ビーストバインド』のイラストも担当している速水螺旋人
 さんから『きってはってゴーゴー!の逆襲』という同人誌をいただく。
  これは後で新幹線の中で読んだのだが、すごく面白い。
  なんというか、全編通してイカガワシイ感じが私の笑いのツボを押しまくり。
 
 『トンネルズ&トロールズ』表紙絵の現代版なんか、もー最高。
  いやね。あたりを宝物じゃなくて、麻薬の袋とか札束とかが散乱してて、
  襲いかかってくるのが片手にドス、片手に拳銃を握ったヤクザのオヤジで。
  それをなんか探偵っぽい男がリボルバー拳銃で撃ってるという。
  いったい、脳味噌のどのへんをつついたらこーゆー発想が出てくるのやら。
  完全に、脱帽。まいりました。
 

3.帰還……というわけではなくて

  3時過ぎ、そろそろ会場を後にすることに決め、呼んでいただいたFE
 ARの田中信二さんらに挨拶をすませて(中島社長とかはゲーム中であ
 ったため、挨拶できなかった)、会場を出る。
  
  で、新幹線で広島まで戻る……わけではなくて、名古屋に移動。
  実は月曜日から名古屋でお仕事なのである。
  (この記事も名古屋のホテルで書いている)
 
  一緒に遊んだライブRPGその他の皆さん。とても楽しかったです。
  また、機会がありましたらどこかで遊びましょう。
  トークショーなどで私のマシンガン・トークを聞かされた皆さん。楽し
 んでいただけたでしょうか?(だといいなぁ)つまらなかったらゴメンな
 さい。
 
  それではまた、来年も会える(かどうかは知らないですが)ことを期待
 して。
 
  このへんで、ペンを置くことにいたしましょう。
 
★ おしまい ★


 作成者:銅 大(アカガネ ダイ)


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