JGC’98参加レポート

 今年も「なぜか」JGC前日まで東京出張があったので、広島から長躯JGC
98に参加することができました。
 というわけで、参加レポートです。


[8月28日/第1日目]

【開会まで】

 前日まで麻布で仕事をしていたので、ちょっとヘロヘロ。
 一週間の洗濯物やら仕事関係の資料やらホテルや飛行機で読み終えた本(『ペ
リペティアの福音[中]』『アース・ガード』『聖者の仮面』『革命に消えた王子』
『修羅の戦野1』
)をホテルから宅急便で送り出し、パソコンと読みかけの本
『凍月』『レッド・マーズ上下』『焦熱の波涛1』『トンデモ美少年の世界』
を持ってチェックアウト。
 喫茶店で本を読んで過ごす。『レッド・マーズ』以外は読み終える。満足。
 夕方になり、JR有楽町経由で会場であるホテル浦島へ。
 部屋の中に荷物を置いて、まずは腹ごしらえ。
 食事の後、開会式がある菊の間へ移動。久しぶりにあう方々や、初めて会う
方へ挨拶をする。

【開会式】

 18時から開会式とゆーことであったが、この手の催し物らしく、30分ほ
ど遅れる。金澤尚子さん(実は同郷)に「比治山にはトンネルができて百m道
路とつながったんですよ」などと広島の近況を話す。

金澤さん「あたし『ガミネ』の出身なんだけどコレで通じるのは後は村川さん
    だけなんだよねぇ」
私   「わはは。実は村川さん、私の大学の先輩なんですよ。同じSF研で」

 などと、きわめてローカルな話題で盛り上がる。
 開会式では、鈴木銀一郎先生が「北朝鮮の将軍のように(本人弁)」勲章を
ぶら下げて登場。対戦ゲーム(将棋でもバック・ギャモンでもウォー・ゲーム
でも)で勝った人にプレゼントするとのこと。

【ライブRPG 1回目】

 ライブRPG「新星界スターロード」にマスターとして参加する。

 遊び方:
  1)プレイヤーは4人でチームを組む。
  2)ユニオンで仕事(ミッション)を選ぶ。ミッション数は54あり、
   同時に複数のチームが同じミッションを選ぶことはできない。
  3)ミッション(護衛やら捜索やら荷物の輸送やらイロイロ)は、会場内
   10箇所に設けられた各星系を回って情報を聞き出しながらこなしてい
   く。例:「その人物なら辺境惑星イリューシアにいるという噂だ」
    判定を行う場合は、各星系のマスターとジャンケンを行う。
    ミッションを完遂したらミッションに応じたトランプのカードを得る
   ことができる。
  4)ある程度の時間が経過した後『銀河究極の秘宝』の間に全パーティー
   が移動する。ここでミッションで得たカードを使ってポーカーの役を作
   る。良い役ができれば、高いヒットポイントを得る。
  5)秘宝のガーディアン(各星系のマスター)と戦う。
  6)最初に勝利したチームから順番に景品をもらう。


 私が担当したのは、『カジノ惑星:新世界』。ちなみに、出発地であるユニ
オンがあるのは『黒龍星系』。
 時代の流れのせいか、スターロードは中華な雰囲気のある世界である。
 カジノ惑星なんか、暇だろうと思っていたのだが----

「迷子を捜してるんですけど」
「結婚式場を爆破するにはどーしましょうか?」
「あなたを脱税の疑いで逮捕します」
「宇宙怪獣が近づいています。注意してください」
「珍獣ストドンドン一頭、お持ちしましたぁ〜。ハンコください」
「奥さん、宇宙米屋です」
「女の子から『会いたい』って手紙が来たんですが、この星にいません?」

 千客万来。大忙し。斜め前のエーレンガール皇国(猫人の世界)では、エー
レンガール語の語尾が『だニャン』であるという約束事ができつつあり。
 ヘロヘロになって、秘宝のある星へ移動。今度はガーディアン役。
 延々とジャンケン戦闘を繰り返し、ついにガーディアンを打ち破って勝利し
たのはHP8点のチーム! ロイヤル・ストレート・フラッシュでHP50点
を持っていたチームもいたというのに、見事なものである。
 しかし、100人Overの人間がスシ詰めになった部屋の中は実に暑い。
 終わった時はマスター全員汗だく。
 参加者の皆さんもお疲れ様でした。

 時間は既に12時を回っている。
 夜食をとり、風呂に入り、寝る。


[8月29日/第2日目]

【フリープレイの卓はいっぱいです】

 特にすることもなく、のほほんと会場内を見て回っていると、ネットを介し
ての知り合いである葉月さんといわなみさんに会う。
 しばらく話をしながら会場を見て回る。企画はどこも人でいっぱい。
 いわなみさんが、『エジソン』なるボードゲームを購入。パッケージがとて
も愚かっぽいゲームで、ぜひプレイしてみようということになるのだが、残念
無念、フリープレイの卓は夜まですべて予約済みとのこと。

 今回は、ホテル内のスペースの都合上、フリープレイの卓が少なめで、企画
にあぶれた人が自分たちで集まって遊ぶのはちょっと難しかったように感じた。

 喫茶店でおしゃべりをしたり、あちこちを見て回ったりして時間を過ごす。

【ライブRPG2回目】

 打ち合わせで、前回に判明したシナリオの不具合をチェック。
 また、1回目に登場しなかった宇宙海賊を登場させるため、宇宙海賊になれ
るシナリオ番号の情報をリークすることをマスター間で決める。
 私はマスターの場所を交代し、『黒龍ネットワーク』なる電脳世界を担当す
る。情報収集に、チームを組んだプレイヤーが訪れるが、前回より参加者が少
なかったため、惑星(テーブル)前に長蛇の列ができることはなかった。
 もっとも、斜め前にある警察惑星は、大忙しだった模様。

 途中、スターロードでテンプレートのイラストなどを担当している田中とし
ひささんがやってきて、ワーム/クラッカー/アイスを担当(判定のジャンケ
ン役)してもらう。一人でいるより、合間におしゃべりができて楽しい。

 情報リークもあったせいで、宇宙海賊なれたチームはそれなりにいたようだ
が、海賊行為は行われていたのだろうか? ちょっと興味あり。

【今度こそフリープレイ】

 各企画が終了する12時過ぎになると、スペースに余裕ができる。フロに入
って腹ごしらえをした後、テーブルを予約して『新星界スターロード:ベータ
版』をプレイ。

 キャラクターシートとテンプレートイラストは山北さんからいただき、
ルールについて不明なコトは、ディベロップを担当した遠藤さんにプレイ状況
を見学してもらって逐次Q/Aをあげる。
 プレイヤーは4人。一般参加の小坂井さん、町田さん、倉本さんの3名と、
ゲストでスターロード世界設定を担当された渡辺ヒロシさん。

 世界の説明とキャラクター選択(アーキタイプ)に、1時間。
 プレイに3時間。
 遊んだシナリオは、ルールブック掲載の『タトゥー・プリンセス(刺青姫)』
なので、プレイ内容については省略。

 スターロードは1シナリオに1人の悪漢(ダークサイド)が登場し、悪事を
企むことになっている。悪事内容は悪役テンプレートに記載してあるので、
マスターの仕事はシナリオの進行に沿って、該当する悪役特徴(政府機関に
〔圧力〕をかけたり、〔宇宙機雷〕を敷設してヒーローの行動を妨害したり)
を行使することとなる。

 各自の感想は----

「奥義を使って敵のボスをブッタ斬ることができたので満足」
「世界設定やキャラクターの役割が明確で分かりやすい」
「オレ向き」

----と、好評。

 9月末か10月初旬頃に発売予定なので、スペオペが好きな方は遊んでみて
はいかが?

※ 1999/10/23補足:スターロードについては興味のある方はこちらにどうぞ


[8月30日/第3日目]

【FEARゲームショー】

 3日目にはフリープレイなし。加えて昼間に行われている企画が、モンスタ
ーコレクションTCGと央華封神TCG、シャドウラン&バトルテックTCG
にメイルゲームマスター講座。RPGしかプレイしない人はFEARゲームシ
ョーとアースドーン(プレイ)企画に集中した模様。

 ゲームショーの裏で、金澤さんや牧山さん、関根さんたちとおしゃべり。
 「横一文字モザイク映画」「ポルノ小説とパソコン18禁の違い」などのき
わめて下品な話題が炸裂する。
 そんなこんなをしている間にも台風が接近し、あちこちで交通網が遮断され
まくり。交通機関が不安なDr.モローさんやこいでたくさんたちが、先に帰
ることとなる。

 それにしても、睡眠不足気味な3日目にチェックアウトしてしまうと、途中
で昼寝をするわけにもいかず、ちょっとたいへん。来年以降に参加するときに
は、追加料金を払ってもいいからホテルの部屋を夕方まで確保することを決意。

【閉会式 以後】

 そんなこんなで48時間にもわたるJGCも終了。
 閉会式を経て、打ち上げに入る。
 鈴木銀一郎御大の胸の勲章は7つが挑戦者に授与されたとのこと。もっとも、
将棋では勝てた人はいないらしい。(何しろ鈴木先生はアマ3段である)ビー
ルを飲みながら、ベトナム戦争でなぜ米軍が負けたかなどの話をする。
 『トンデモビデオふたたび』の企画を広い部屋でやったのは失敗やったとは
友野さんの弁。やはり、あーゆーカルトな企画は狭い部屋にぎゅうぎゅう詰め
でやらんといかんらしい。「来年は狭い部屋でやるぞ!」と山本弘さんはまだ
まだやる気充分らしい。そういえば山本さんの姿が見えなかったが、SF大会
にでも行かれたのかしらん?
 興味はあったものの参加できなかった『バカRPGを語る』ではナニをやっ
たのか聞いてみると、マチョー・ウィメン・ウィズ・ガンズとか、ボトムズR
PGとからしい。

「パラノイアはやらんのですか?」
「あれをわしがやったら、清松さんに、お前ごときがパラノイアを語るの
は百万年早いとかゆうて怒られる」


 その後で清松さんや朱鷺田さんと話をする機会があったので聞いてみると、

 清松さんいわく──
「むかし、キャンペーンをやってみたが3回くらいでクローンが尽きた」

 そりゃ、確かに。

 アースドーンの翻訳を担当した柘植さんとも、でたばかりのシャタード・
パターンをネタにお話をする。

 「最後の敵の背後にアレがいることが分かってないと、エラいことになりま
 すねぇ」
 「出てきたら死にますよね」


 何のコトか知りたい人はアースドーンのシナリオ集『シャタード・パターン』
を購入して、プレイしてみるです。
 柘植さんは9月20日に東京で開催されるアースドーンのコンベンションを、
とても楽しみにされておられた。

 打ち上げ後、田中信二(かわたな)さんとタクシーをひろって、JR有楽町
駅へ。
 蒲田のホテルで泥のように眠ってから翌日、広島へ帰還。台風の進路がそれ
てくれて一安心。

 最後に。
 働き詰めであったスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 三日間、楽しく過ごせました。どうもありがとうございます。


★ おしまい ★


 作成者:銅 大(アカガネ ダイ)


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