8月29日〜31日に晴海で開催されたJGCに参加してきました。フリー・プレイその ものには一回しか参加せず、ほとんどの時間はイベントに参加したりイベントを眺めた りして過ごしました。たいへん楽しかったです。
1)開会式前(17:30〜)
おそれおおくも、鈴木銀一郎先生にご挨拶させていただく。
エポックでゲームを出されていた時分(私はまだ大学生)からのファンなため、緊張
で思わず声がうわずってしまう。『独ソ電撃戦』と『PGG(パンツァー・グルッペ・
グデーリアン)』、『ロンメルアフリカ軍団』を抱えてフリープレイをされる予定との
こと。
実際に後でお見かけした時には将棋をさされていた。『ロンメル』で対戦したかった
なぁ……
2)開会式(18:00〜)
いよいよ、1000人ものゲーマーが集っての48時間にわたる宿泊型イベントの始
まりである。安田先生の挨拶「私、これから殺されちゃうんですけど……(ライブRP
G『JGC殺人事件』の第一の犠牲者)」などがあり、いやがおうにも気分は盛り上が
る。
とはいえ、イベントが開始になるのは20時から。開会式終了後、2時間近く間が空
いてしまう。
この間を利用してFEARの磯田(たのあきら)さんと田中としひささん、金澤尚子さんと
いっしょにホテルで食事。地球(わけても日本)が今、宇宙的に注目を集めているらしい
という話を金澤さんからうかがう。牡牛座出身の『エーリアンきっての武闘派』なんぞ
が、ハバをきかせているらしい。博学な金澤さんは宇宙語についても堪能で、エーリア
ンの挨拶を幾つか教えていただく。
食事の後、スザク・ゲームズの方が朱鷺田さんを探して会場内を駆け回っておられる
のに出会う。なんでも、20時からのイベントに参加されるのだそーだが、行方不明ら
しい。
深淵に巻き込まれたのかしらん?
それともフェイズ・アウトか?
3)ブルフォレ風雲録(20:00〜01:30)
マルチ!
七ヶ国!
最近プレイする機会がめっきり減ったとはいえ、シミュレーション・ゲーマーとして
は心が踊るキーワードである。
廊下をはさんだ隣の部屋で『RPG健康診断』やら『JGC殺人事件』やらが始まる
ため、会場近くの廊下には開始前から長蛇の列ができる。これだけ人間が集中しては冷
房も効かず、暑い暑い。やはり、人員整理がこの種のイベントではネックになることを
認識する。
マルチゲームそのものについては、『ブルーフォレスト風雲録レポート:
愛と平和の果てに』を参考にしてもらうこととして、簡潔に自国(国王だったり
する)のアニタ王国の顛末だけ。
滅亡。
一番乗りでしたよ、ええ。
4)睡眠(02:00〜07:00)
三十過ぎてから、私は徹夜をするとテキメンに思考や行動が遅くなるようになってし
まった。どのくらいか遅いというと、昔のリレー・スイッチ型計算機並の速度なのであ
る。ちなみにこのリレー型計算機なる代物は1960年代に証券取引所で使われた由緒
ある計算機で、電気スイッチのON/OFFで二進数の計算を行うものである。プログラムは
リレーの配線で行い、稼働中はカチャカチャカチャカチャ、たいへんやかましい音をた
てる。設計者なんぞは、この音を聞いただけで「おお、今は三番目の積算の処理をして
いるな」とか「ム、また例外処理に分岐したぞ」だの「ぬぬ、アイスが起動しおった。
ネットランナーめが侵入しおったな」だのが分かったものである。また、湿度の高い夏
と乾燥した冬とで音の具合が異なり、季節の移り変わりも感じることができた。こいつ
に比べると、最近のコンピュータは風情がない。特にWindows95はいかん。内部がブラッ
クボックスになっていて隠し事が多いうえ、ときおり、こちらが何もしていないのに勝
手にリソースを使用しやがる。え、いったいオレの何がそんなに不満なんだ。
怒らないから正直に言ってみろ。
閑話休題。
ともあれ、明日に備えて深夜のフリープレイには参加せずに睡眠に入る。
ホテルの部屋はFEAR(当時)の臼木さんと同室。臼木さんは明け方近くに戻って
きて、二時間くらい仮眠をとられていた。
5)N◎VAの部屋(09:00〜13:00)
カムイST☆Rも発売となり盛り上がるN◎VA。この部屋ではN◎VAの制作秘話
や、鈴吹さんによるルーラー講座が行われた。
また、金沢さんはラッキーのコスプレをして登場。うぅむ、プロだ。
『災厄(地軸転倒)の真の理由とは!』
『なぜN◎VAは“アーバンアクションRPG”なのか?』
『カムイST☆Rを囲む山脈の高さは?』
など、ココでしか聞けない話がイロイロ紹介される。
また、ルーラー講座ではバラバラに行動しがちなN◎VAのキャストをいかにシナリ
オに絡めるべきかを中心に、ためになる話を聞くことができた。N◎VAに限らず、天
羅万象などシステムでPCの設定や行動を律することが難しいRPGのマスターは必見
であった。
6)あちこちウロウロ&お昼寝(14:00〜18:00)
ドームに移動し、先行発売のアース・ドーンやモンスター・コレクションなどを始め、
地元の広島では手に入りにくい同人誌の類をまとめて購入する。
スザク・ゲームズのブースを通り掛かったさいに『生存+5』Tシャツを発見。購入
してさっそく着込む。その後、なぜか私に対して『桂さんですか?』と聞く女性参加者
がおられた。私は桂さん本人にお会いしたことは一度もないのだが、似ているところで
もあるのだろうか?
※ 1999/10/17補足:一年後くらいに、焼き鳥屋でお会いした。なんか、他人とは思え
ませんでしたな。外観が似ているというのではなく、魂のありようが。 ※
ドームから出る時に、佐々木亮さんにご挨拶をさせていただく。昔からのファンで、
同人誌(ナックルアースとかぽっぷこーんドラグーンの収録誌とか)も持っていたりす
る。電子ゲームブックの『ドリーム・アイランド』の入手方法をお伺いしたところ、
「翔企画に問い合わせると通版してますよ」とのこと。
疲れたので、夕方に一眠り。
7)バトルアリーナinエルジェネシス(20:00〜24:00)
参加者が二人ずつチームを組んで、闘技場でひたすら戦い続けるという男らしいイベ
ントである。いや、女性の方も参加されていたが。
私の相方となったのは長野から来られた情報企画の石川さん。私が『竜族のサムライ』
をプレイし、石川さんが『放浪の竜騎士』を選んだ。HPはあるがAPは揃って13と
いう低さ。厚い装甲とHPを頼りに敵の攻撃を耐えて耐えて耐えまくり、一の太刀とハ
イパー・ストライク、そしてドラゴンブレス×2で勝負をかけるという戦術を考案。
高倉健さんのヤクザ映画みたいでかっこいいではないか。
一回戦の相手は、ガンブレイドと亡国の白騎士のコンビ。銃もった姉ちゃん(ガンブ
レイド)がひたすらサイコロ2個ずつ攻撃をかけてくるのを耐え続け、ついに私の番が
回ってきた!!
「とっちゃるぅぅぅぅ!! 一の太刀ぃぃぃぃぃぃ!!」
これで決まったと思った瞬間、白騎士がポテンシャルを消費した。
「割り込み。そしてハイパー・シールド!!」
防御力二倍のハイパー・シールドに成功されては勝ち目がない。
第二ラウンドでKO負け。
二回戦ではDr.モローさんとワースの松本さんと対戦。モローさんはゾゴッグ(弧空の
戦士)。松本さんは獣人(シェイプチェンジャー)。ゾゴッグの『徹し』(安心せい、峰打ちぢゃ)
でMPを削られた私がダウンしたものの、相棒のドラゴンブレスが炸裂して勝利した。
敵味方合わせて四人中三人がダウン、残った一人もHPが5点という激戦であった。
なお、モロー&松本さんチームは、三回戦でゾゴックがファンブルで転倒。頭を強打
してお亡くなりになったそうである。
三回戦は──対戦相手の記憶がない。対戦した方、申し訳ない。
勝利したはず。
優勝者は、一回戦であたったガンブレイド&亡国の白騎士コンビ。攻撃と支援の役割
分担が勝利の鍵であったといえる。
8)読書の時間(24:00〜01:00)
昼間に天羅万象のサプリメント『吸血姫』を購入したので、ホテルの部屋で読む。
タイトルでもある『吸血姫』は素晴らしいシナリオで、ぜひマスターをやってみたい
ものだと感じる。特にフローチャートとチェックシートが秀逸。
マスターがしんどい思いをしがちな天羅万象であればこそ、マスターを支援する仕掛
けがたくさんついているシナリオの価値は高い。
9)お休みなさい(02:00〜07:00)
出張なんかも合わせると、この2週間で10日近くホテルに泊まっている。大学時代
に山登り(実はワンゲル部とSF研だった)をしていたこともあってか、私はどこでも
眠れる。
ぐぅ。
10)あちこちウロウロ(08:00〜12:00)
フリー・プレイの卓で、昨夜バトルアリーナで遊んだモローさんやこいでたくさんた
ちがRPGをプレイしているのを拝見する。もしかして一晩中プレイしていたのだろう
か? すでにモローさんは机につっぷして爆睡モードになっていた。周囲のテーブルで
も似たような状況を見かけ、ふと、大学時代の自分を思い出す。夕方にプレイを始めて
翌日の昼まで遊び続けるっていうことがあったよなぁ〜。プレイヤーは半分ほど眠っち
ゃって、戦闘の順番が回ってくるたびにマスター(私)がプレイヤーの所に行って──
「おい、起きろ!」
「んぁぁ〜?」
「お前の攻撃の番だ! ホレ(サイコロを握らせる)」
「んんん〜(コロコロ)」
「命中だな。よし、次はダメージだ。これが終わったらまた眠っていいから」
──とかやっていたのである。
いいから、寝させてやれよ。当時のおれ。
ちょっと懐かしい気分で晴海ドームに移動。
ドームの方では、『吸血姫』のシナリオを書かれた森野たくみさんにお会いする。
「もっとたくさんシナリオ作ってください」とお願いする。
この日に購入した同人誌の中では、石岡正和さんの個人誌(ファンタジーのコミッ
クなど)がたいへん面白かった。お勧めしてくれた金澤さん、ありがとうございます。
11)FEAR昼食会(12:00〜13:00)
一応はゲストとして参加。しかし、『N◎VAリプレイのライター』としてより『ブ
ルフォレ風雲録のラブ&ピース国王』としての方が通りが良かった。
参加者の方とお喋りばかりしていたので、あまりご飯は食べられなかった。
12)フリープレイ(13:00〜15:10)
昼食後、二時間ほど『アースドーン』紹介のためのプレイをする。
菊の間におけるフリープレイは『15時終了』であったが──
正直に懺悔しましょう。チェックを怠っておりました。後からチケット・マガジンで
確認して赤面してしまいました。
元々、二時間のショート・プレイ(15:30には終わらせる予定)だったので、それほど
影響はなかったが、しり切れとんぼに終わってしまったのは事実である。
プレイに参加していただいた方々に申し訳なく、平謝り。
13)さらばJGC(16:30)
帰りの飛行機の時間等もあり、参加者が移動に入る17:00以降よりも早く、
会場となったホテル浦島を出る。
それではまた来年……
★ おしまい ★
作成者:銅 大(アカガネ ダイ)