アースドーン用シナリオ『美食の哀しみ』


[題名] 美食の哀しみ(Good Taste)

[概略]
  ある料理人(NPC#5)が、ホラーによって滅びたケーアの地下農場から奇妙な
茸を入手する。その茸で作った調味料は、食べた人の味覚中枢を刺激してあた
かも天上の美味を食しているかのような幻覚を起こす。また、一度に大量に摂
取した場合、ショックで死亡する可能性もある危険な食材である。事実、この
茸を見出した料理人(NPC#5)も、それが原因で死亡している。加えて、強い習
慣性もあり、食材というよりはドラッグの一種と言った方が良い。
  このドラッグ茸の危険性を知っている、滅びたケーアの生き残りの獣使い
(NPC#3)は、茸とそれを盗み出した冒険者(NPC#4)を追って都市に出て来た。
 ドラッグ茸は現在、貿易商人(NPC#2)の手にある。貿易商人(NPC#2)は、貧民
街にある地下農場でドラッグ茸の生産を企んでいる。
  PCたちは獣使い(NPC#3)を介してドラッグ茸について知り、捜索と根絶を
手伝うことになる。

[目標]
  このシナリオの目標は、危険なドラッグ茸の生産と販売を企む悪党(NPC#2)
の野望を打ち砕くことです。

[NPC]

〈NPC#1〉 美食家の富豪
  場面)  STEP1での依頼人であり、STEP2とSTEP4-aに登場します。
  役柄)  情報提供
  性格)  わがままで人の話を聞かないタイプです。
  外見)  上等の衣服を着たビア樽。....ハルコンネン男爵って知ってます?

〈NPC#2〉 商人
  場面)  STEP2でちらりと顔を見せ、STEP4(a,b)とSTEP6に登場します。
  役柄)  敵(ただし直接戦うわけではありません。黒幕です)
  性格)  クールな悪党です。損得勘定に長け、ムダなことはしません。今回
       の茸ドラッグにしても、具体的な活動は部下の元素魔術師(NPC#7)に委
       ねています。部下の愚かな行動には我慢ならず、一方で、敵であって
       も、PCが賢い行動を取ると賞賛するタイプです。
  外見)  スマートで、仕種の一つ一つが洗練されています。常に柔和な笑み
       を浮かべています。

〈NPC#3〉 猿を連れた獣使い
  場面)  STEP3-bで登場し、以後はPCと行動を共にします。
  役柄)  依頼と情報提供(マスターにとっては誘導)
  性格)  朴訥で純情なタイプで、喜怒哀楽を素直に表現します。
  外見)  小汚い格好ですが、素材が良いので磨けば光るでしょう。猿をお供
       に連れています。猿は嫉妬深く、獣使いが好意を示すPCに対して、
       イタズラをしかけます。

〈NPC#4〉 冒険者
  場面)  STEP3-cで登場します。
  役柄)  情報提供
  性格)  豪快で大雑把。悪いヤツではないのですが、思いやりにかけます。
  外見)  仕事をしていない時は、だらしない格好で、いつも酒の匂いをさせ
       ています。

〈NPC#5〉 料理人(故人)
  場面)  既に死んでいるため、登場はしません。彼の持つ情報はSTEP4-bで
    明らかになります。
  役柄)  情報提供
  性格)  周囲の迷惑省みず、ひたすら己の技量を追求するタイプでした。

〈NPC#6〉 ガーレンのクェスター
  場面)  STEP4-a
  役柄)  情報提供
  性格)  お人好しで、人を疑うということを知りません。おっとりとしてい
       ます。やや間延びした口調でしゃべるとよろしいかと。
  外見)  質素な服装をしています。

〈NPC#7〉 元素魔術師
  場面)  STEP4-bで登場し、STEP5で決着をつけることになります。
  役柄)  敵
  性格)  尊大で嫌味な奴です。
  外見)  派手な五色のローブと、トンガリ帽子がトレードマークです。気に
       いらないことがあると、鼻をならします。

〈NPC#8〉 質屋
  場面)  STEP4-bで登場します。
  役柄)  情報および装備提供
  性格)  金の亡者で吝嗇な男ですが、どことなく愛嬌があって憎めません。
         その場限りで何でも安請け合いをし、すぐに忘却するタイプです。
  外見)  腰に大福帳をつけ、算盤を常にジャラジャラさせています。ちょっ
       とした損を、まるでこの世の終わりかというぐらい大げさに嘆きます。


[展開]
  シナリオは、次のステップで進行します。

STEP1: 卵泥棒

〈場所〉
  山岳地帯(都市から3日ほどの距離にある)
〈状況〉
  美食家の富豪(NPC#1)の依頼を受けたPCたちは、シャドウマントの卵を取る
ために山岳地帯にいます。既に依頼は受け、シャドウマントの生息地までの旅
は終えており、数日の観察によって巣のだいたいのありかまで分かっていると
ころからこの場面は始まります。
〈目的〉
  シャドウマントは夜行性で、昼間は砂地に潜っています。PCの目的は、シ
ャドウマントの巣を発見し、卵を入手することです。
  マスターとプレイヤーの目的は、不慣れなプレイヤーにルール(テストのや
り方やタレントの使い方)を学習してもらうことです。
〈障害〉
  シャドウマントの巣を探す(〈動物知識〉や〈知覚力〉でのテスト)
  親を刺激しないように卵を掘り出す(〈敏捷〉でのテスト)
  必要であればシャドウマントと戦う(戦闘ルールの確認)
〈補足〉
  ルールの把握とパーティー内の役割分担の明確化が目的ですから、あまり時
間をかけず、サクサクと進めましょう。


STEP2: 美食家

〈場所〉
  都市の中。主に上流階級が住む区画。
〈状況〉
  PCたちはSTEP1の仕事の依頼人である美食家の富豪(NPC#1)の館にいます。
仕事の報告と、報酬の受け取りを行います。
〈目的〉
  PCの目的は報酬を得ることです。
 マスターの目的は、美食家の富豪(NPC#1)とプレイヤーのコンタクトを作り、
今後のシナリオ展開をスムーズにすることです。また、別れ際にこのシナリオ
の敵役である商人(NPC#2)の顔見せを行います。
〈障害〉
  ワガママな美食家の富豪との会話/交渉
〈補足〉
  美食家の富豪の口から『究極の美味』というものがあるらしいという噂をP
Cに聞かせてください。


STEP3: 都市の闇の中で
  このステップは、『町の噂』『獣使い』『酔っぱらい』の3つのパートに分
かれます。可能であれば、PCを1〜2人のグループに分けて行動させ、それ
ぞれに別々のパートを担当させましょう。(他のグループのプレイヤーが退屈
しないよう、適度な時間でパートを切り換えましょう)

STEP3-a: 町の噂

〈場所〉
  都市の中。広場や街道、市場など公共の区画。
〈状況〉
 一仕事を終えたPCが町をぶらつき、いろいろな噂話を耳にします。
〈目的〉
 PCは買い物や余暇を過ごすなど、町の中での活動を目的とします。
 マスターの目的は、シナリオの背景となる情報を様々なソースからPCに伝
え、プレイヤーの意思決定を支援することです。
〈情報〉
  最低でも次の三つの情報を(それぞれ別の場所、別のNPCを介して)PCに
伝えてください。
  ■『究極の美味』
      とある料理人が、究極の美味を見いだしたらしい。ただ、料理人は自分
    が作ったその料理を食べた後、狂死した。
  ■『貧民街の騒動』
      十日ほど前、貧民街で住人の幾人かが『ちょっとおかしくなって』暴れ
    出す騒動が発生した。騒動は半日ほどで納まった。
  ■『施し』
      貧民街の住人を対象に、ガーレンのクエスターによる食事の施しが行わ
    れている。
 この三つの情報はすべて真実で、直接シナリオに影響します。それ以外にも、
偽の情報や、シナリオとは直接関係のない噂を混ぜるのも効果的です。
〈障害〉
 情報は、PCが何か別の行動(買い物や飲食など)をした時に、ついでに伝
えるので、テストは不要です。ただし、自分から関連情報を収集しようとした
場合などには交渉のテストを必要とします。
〈補足〉
 PCがしつこく情報をねだっても、この時点で遭遇できるNPCは真実の情
報を持ちません。「さぁ、私も人づてに聞いただけだからねぇ」で打ち切って
ください。

STEP3-b: 獣使い

〈場所〉
 都市の中。貧民街の奥。
〈状況〉
 貧民街でたむろしているチンピラと、猿を連れた獣使い(NPC#3)が揉め事を
起こしている現場にPCが居合わせます。
〈目的〉
  マスターは、PCを旅の獣使い(NPC#3)と可能な限り友好的に接触させるこ
とを目的とします。うまく誘導することができれば、PCの目的を、猿と獣
使い(NPC#3)をトラブルから救うことにできるはずです。
〈障害〉
  都市生活に慣れていない旅の獣使い(NPC#3)の言動。
  生意気で暴力的なチンピラの言動。
  さらに事態を悪化させる猿の態度。
〈情報〉
 獣使い(NPC#3)から、次の情報が得られます。
  ■『危険な茸』
      滅びたケーアからホラーによって歪められた危険な毒茸が持ち出された。
   どうやらこの町に持ち込まれたらしいのだが、どこにあるか分からない。
〈補足〉
  シナリオのキー・キャラクターになるのがこの獣使い(NPC#3)です。マスタ
ーは、PC(ひいてはプレイヤー)が彼/彼女に好意を持つよう努力してくださ
い。

STEP3-c: 酔っぱらい

〈場所〉
  都市の中。ちょっといかがわしい区画(歓楽街)
〈状況〉
  歓楽街に繰り出したPCは、顔見知りの冒険者(NPC#4)に会います。
〈目的〉
  PCの目的は歓楽街で遊ぶことです。(もしかしたら単に通りがかっただけ
かも知れませんが)
  マスターの目的は、冒険者(NPC#4)の口を通して、滅びたケーアの中で発見
した茸についての情報をPCに伝えることです。
〈情報〉
  ■『不思議な茸』
     とある料理人(ここでは名前は出てきません)の依頼を受け、滅びたケー
  アの中から見たこともない奇妙な茸を取ってきた。
〈障害〉
  ありません。

** ちょっと一休み **
  STEP4に移行する前に、ここでPCを集合させ、情報の共有化を図ってくだ
さい。合わせて猿を連れた獣使い(NPC#3)から『危険なドラッグ茸を根絶やし
にする』仕事の依頼を出します。獣使い(NPC#3)は貨幣経済のない地域の出身
ですから、お金は支払えません。しかし、無料ではPCが納得しないでしょう
から、滅びたケーアの物品を報酬として提供するのも一つの手です。依頼をP
Cが受けたら、STEP4に進みましょう。


STEP4: 究極の美味
 旅の獣使い(NPC#3)の依頼を受け、PCたちはドラッグ茸を探して都市の中
を歩き回り(飛び回り)ます。分散して行動することも多いでしょう。

STEP4-a: 調査活動(表)

〈場所〉
 都市の中です。調査のためあちこちを動き回ることになるでしょう。
〈状況〉
 このサブステップでは、合法的な調査活動を扱います。中心となるのは、次
の流れです。
  ■“茸”を追った場合
  『冒険者(NPC#4)』-〉『料理人(故人/NPC#5)』-〉『美食家の富豪(NPC#1)』-〉
  『商人(NPC#2)』
  ■“ドラッグ”を追った場合
  『貧民街の騒動』-〉『ガーレンのクエスター(NPC#6)』-〉『商人(NPC#2)』-〉
  『地下農場』
〈目的〉
  PCの目的は、ドラッグ茸の在り処を知ることです。
 マスターはPCの行動や魅力のテスト結果に従い、情報を提供します。
〈情報〉
 ■『冒険者(NPC#4)』
      キーアで見つけた茸は料理人(NPC#5)に売った。茸の形状については、
    獣使い(NPC#3)の情報と一致する。
  ■『料理人(故人/NPC#5)』
      本人は死亡。料亭は(死因が原因で)閉鎖中。周囲の人に聞き込みを行え
    ば、馴染み客(美食家の富豪(NPC#1))の名前が出てくる。
  ■『美食家の富豪(NPC#1)』
      料理人(NPC#5)が究極の美味を作ろうとしていた。その直後に死亡した
    ので、詳細は不明。知り合いの商人(NPC#2)が、究極の美味に興味を持っ
    ているようだ。商人(NPC#2)本人はあまり料理に興味ないらしい。
  ■『貧民街の騒動』
      原因はドラッグ茸らしいことが判明。騒動を起こした全員が、ガーレン
    のクエェスター(NPC#6)による施しを受けていた。
  ■『ガーレンのクエスター(NPC#6)』
      施しができるようになった原因に、商人(NPC#2)がいる。商人(NPC#2)は
  代理人(元素魔術師(NPC#7))を通して、地下農場から食料品を寄贈してく
    れている。
      (貧民街の騒動について)地下農場から運ばれた食料品の中に、奇妙な茸
    があった。後で調べるために選り分けておいたのだが、気が付くとなくな
    っていた。
  ■『商人(NPC#2)』
      (究極の美味について)そのような物があるらしいとは聞いている。しか
    し、実物については知らない。(この限りにおいては真実)
      (ガーレンのクェスターについて)寄贈しているのは地下農場の二次生産
    物であり、本来なら家畜の飼料に回す代物である。(真実)
      (ドラッグ茸について)見たこともない。(この限りにおいては真実)
  ■『地下農場』
      貧民街のさらに奥にあり、魔法の力も借りて菌類を中心に食料品を生産
    している。大勢の労働者が働いている。出入り口には警備兵がいる。
〈障害〉
 『冒険者(NPC#4)』:相変わらず酔っぱらっています。
  『料理人(故人/NPC#5)』:本人は死んでしまってます。
  『美食家の富豪(NPC#1)』:人の話を聞かない性格です。
  『貧民街の騒動』:貧民街にはよそ者を嫌う排他的な雰囲気があります。
  『ガーレンのクエスター(NPC#6)』:お人好しで他人を疑おうとしません。
  『商人(NPC#2)』:人当たりは良いが決して真相はばらしません。
  『地下農場』:管理人の元素魔術師(NPC#7)がいて行動を妨害します。
〈補足〉
  獣使い(NPC#3)が、PCの行動を誘導するために使えます。PCの行動が停
滞したり、堂々巡りを始めたら獣使いに後押しをさせてください。ただし、獣
使いは都市での行動に不慣れですので、実際の情報収集はPCの仕事です。
  商人(NPC#2)は、幾つもの仕事(表/裏含めて)を抱えており、忙しい身です。
PCが何度もしつこく会おうとした場合は、(表の仕事の)番頭などに妨害させ
てください。ただし、最初の一回だけは必ず本人に会わせてください。

STEP4-b: 調査活動(裏)

〈場所〉
 都市の中です。調査のためあちこちを動き回ることになるでしょう。
〈状況〉
 このサブステップでは、主に非合法的な調査活動を扱います。調査対象とし
ては次の物が考えられます。
  『盗品などを扱う闇ルートを探る』
  『料理人(NPC#5)の料亭に侵入する』
  『商人(NPC#2)の館に侵入する』
  『地下農場に侵入する』
  『商人(NPC#2)を尾行/誘拐する』
  『元素魔術師(NPC#7)を尾行/誘拐する』
〈目的〉
  PCの目的は、ドラッグ茸の在り処を知ることです。
 マスターはPCの行動や魅力のテスト結果に従い、情報を提供します。
〈情報〉
  ■『盗品などを扱う闇ルートを探る』
      質屋(NPC#8)と会うことができます。質屋はドラッグ茸を仕入れたこと
    があります。PCが充分な金を積めば、そのドラッグ茸を元素魔術師
  (NPC#7)が購入したと話してくれます。
  ■『料理人(NPC#5)の料亭に侵入する』
      死んだ料理人の蔵書の中に、ドラッグ茸の伝承(美味だが毒)について掲
    載してある物があります。
  ■『商人(NPC#2)の館に侵入する』
   館では表の仕事しかしていませんから、得る物は何もありません。
  ■『地下農場に侵入する』
   茸の栽培場を発見します。
  ■『商人(NPC#2)を誘拐/脅迫する』
      得る物は何もありません。無理に強行すれば、おそらく致命的な結果に
    なるでしょう。
  ■『元素魔術師(NPC#7)を誘拐/脅迫する』
      真相について知ることができます。
〈障害〉
  『盗品などを扱う闇ルートを探る』:接触に手間と危険と金がかかります。
  『料理人(NPC#5)の料亭に侵入』:鍵があります。
  『商人(NPC#2)の館に侵入』:しっかりとした警備体勢がしかれています。
  『地下農場に侵入』:警備兵がいます。また、茸の栽培場のある区画には、
          侵入防止のための錠や罠が設置してあります。
  『尾行/脅迫』:人目があり、護衛がいます。それに後始末はどうするのです?
〈補足〉
 PCが暴走しかけたら、獣使い(NPC#3)の出番です。それでもPCが『捕ら
えて拷問。後は殺害して口封じ』などの手法を乱発するようでしたら、商人
(NPC#2)は、容赦なく自分の配下を使ってPCを暗殺しようとします。PCが
町から逃げ出さない限り、命の危険は続きます。
 PCに盗賊がいる場合、彼/彼女は単身地下農場に侵入して茸の栽培場を破
壊しようとするかも知れません。マスターはそれを許可してもかまいません。
あるいは他のPCが活躍する余地を残すために、「警備兵がいるから破壊活動
をするとすぐに人が集まるよ」「茸をすべて盗み出すのは、君一人では手にあ
まるね」としてもかまいません。


STEP5: ドラッグ工場

〈場所〉
 都市の中。貧民街の奥にある茸の栽培場
〈状況〉
  ドラッグ茸の栽培場は商人(NPC#2)が所有する地下農場の一角にあります。
地下農場で働く一般の労働者にばれないよう、区画を切ってあります。
〈目的〉
  PCの目的は飼育場に入り、茸の栽培場とドラッグ精製施設を破壊すること
です。そのためには、飼育上のどこに茸の栽培場やドラッグ精製施設があるか
を調べ、保安体制を調査し、襲撃と脱出に必要な手配を行う必要があります。
  マスターの目的はPCの良い意思決定を称揚して報い、悪い意志決定には危
険と今後の苦難を与えることです。
〈障害〉
 地下農場は、表向きには『ガーレンのクェスター』のための施設となってい
ます。
 地下農場の出入り口には、(中での悪事を知らない)警備兵がいます。
 茸の栽培場とドラッグ精製施設のある区画には侵入防止のための錠や罠が設
置してあります。
  茸の栽培場の中には、元素魔術師(NPC#7)とその配下の警備兵がいます。
〈補足〉
 ここでも、獣使い(NPC#3)がPCの誘導に使えます。「町のルールは知らな
いのだが*****しても大丈夫なのだろうか?」と言わせて、PC(というよりは
プレイヤー)が準備不足で行動を開始するのを掣肘してください。
 逆に、PCがいつまでたっても直接行動に出ずに時間ばかり経過させた場合
は、ドラッグによる犠牲者を次々に出し、獣使い(NPC#3)に「もう我慢できな
い」と発言させて行動を促してください。
 また、直接押し入る以外にも、商人と取り引きをするなど、間接的な手法で
ドラッグ精製施設を潰す方法をPCが考えるかも知れません。いずれにせよ、
あまりに騒動が大きくなった時点で、商人(NPC#2)はすべての責任を元素魔術
師(NPC#8)に押しつけて、ドラッグ茸から手を引きます。


STEP6: 終劇

〈PCがドラッグ茸をすべて処分できた場合〉
 成功です。ここまでの過程がスマートであった(ほとんど暴力は使わず、頭
で切り抜けてきた)場合、黒幕である商人(NPC#2)も、PCを褒めたたえること
でしょう。場合によっては、PCの腕を見込んで何か仕事を依頼してくるかも
知れません。
 逆に、都市での冒険にもかかわらず暴力的な行為を多用した場合は、いろい
ろと困ったことになるでしょう。

〈PCがドラッグ茸を処分できなかった場合〉
  失敗です。PCは捕らえられるか殺されるか、町から逃げ出すかしたことで
しょう。何が悪かったのか、マスターも含めた反省会をしてみてはいかがでし
ょう?

 これでこのシナリオは終わりです。では良いプレイを!
 作成者:銅 大(アカガネ ダイ)


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