12月01日

■本日の読書:『終わりのクロニクル 5【上】』川上稔
「ふむ。『終わりのクロニクル』こと、『尾張年代記』もいよいよ終盤だね」
「あ、あのね? それ逆だと思うけど。だいたい、『尾張年代記』ってなんだよ!」
「全G統一を目指す織田信長が、10のGに対して果敢に侵略戦争をかけるという軍記小説だよ。まず最初に3rd−Gから侵攻をかけてきた今川義元を桶狭間で粉砕だね」
「それ知ってるよ。貢ぎ物の木馬に隠れていて、相手が油断したところを奇襲するんだよね?」
「はっはっは。木馬からガンダムというのはむしろ3rd-Gの戦法だよ」
「さっぱり意味不明になってきたので話を戻すよ? 今回、いきなり全竜交渉部隊解散って唐突すぎない?」
「仲間が増えたからね」
「は?」
「バトル物の鉄則だよ。仲間が増えたら裏切り者を出すか、分断する。『ハイパー・ロボット大戦』だってそうだろう?」
「赤男爵やら大哲人17やら、マイナー過ぎるロボットが多すぎる大戦だよね。毎ターンランダムで味方ユニットが敵になるのはどうかと思うなぁ。ていうか、ロボットと関係ないジェリー・アンダーソン作品が全作あるのがそもそもおかしいんだけど」
「何を言うのかね。チームメンバーを色分けするという画期的な手法を特撮戦隊物に先駆けてやった偉大なるキャプテン・スカーレットはロボット物に必須だよ」
「特撮戦隊物そのものがどう考えてもロボット物とは関係ないよ!」
「というわけで、今回は趙先生のとこの四兄弟が大活躍だ。むろん、最初に負けて最後に勝つのがバトル物。下巻を楽しみにしたまえ」
「あっ! なに突然まともな事を言ってるんだよ! これじゃボクがバカみたいじゃないか!」

12月02日

■本日の読書:『終わりのクロニクル 5【下】』川上稔
「では下巻だ」
「あれ? 趙さんとこの四人は前半で全滅?」
「うむ。今回のトリは“軍”だからね」
「でも、今までの流れだと、最初に負けてそれから強くなってリターンマッチじゃない?」
「とはいえ“軍”がそう何度も襲撃してくれるわけじゃないからね。全竜交渉部隊の解散と、四兄弟との戦いで、危機の演出はすませたし。まあ、彼らの強さ演出はシリーズ内でたびたびしてくれたわけだから、今回ははしょってもいいだろう」
「これで“軍”はなくなったのかな?」
「いやいや、実はこれからが本番だよ。何しろハジは最初から負けモード全開だったから。最終決戦で危険なのはむしろ“軍”内では弱いという演出しかしていない命刻君だろうね」
「えーと、こいつには勝てると思ったらヤバイってこと?」
「そうだね」
「じゃあ、ウチで一番強いのは、大城全部長?」
「……」
「なんで黙ってるんだよ! 不安になるから何か言ってよ!」

12月03日

■本日の読書:『小惑星諸島独立す』エリック・コタニ、ジョン・ロバーツ
 あの有名な『彗星爆弾地球激突す』の続き。

 ……なにっ、知らぬだとっ?!

 えー、簡単に説明すると、前の話は『彗星を爆弾にして地球に激突させようとするソ連の陰謀』で、今回の話は『それから100年が経過して前作の主人公達の子孫が宇宙移民者の多い小惑星を独立させる』というもの。

 地球社会がしだいに活力を失う一方で、活気や野心を持つ人々は宇宙に出ていく。
 その過程で、地球第一を旗印にかかげる『地球党』が政界で権力を握り、ナチスにおけるユダヤ人のように宇宙生活者という分かりやすい敵を民衆に提供する。

 だがそのため地球の政府は宇宙生活者に戦争を仕掛けざるをえない結果になる。

 一方の宇宙生活者も、たとえば犯罪者が流れたり、過激な宗教家が弾圧も干渉もされない宇宙へと移住したなれの果てのため、統一政府などは持たない。

 そこで小惑星に移住した主人公は外交官としての手腕を発揮して小惑星の人々をまとめあげて統一政体を作り上げていく。

 もちろん、地球にくらべて圧倒的に人口も少なく軍事力もない小惑星の人々が敵を全滅させて勝つことはできない。しかし、アメリカ独立戦争がそうであったように、敵の戦争への意欲を奪う事ができれば、講和に持ち込めるのだ。

 という感じで、ネタは悪くないし、内容は面白い。

 ただ、大きな疑問が。

 前作の主人公の孫で、大金持ち一族の若いホープである主人公は、やはり一族の中に幼なじみの恋人がいる。彼女はエリートらしく地球で暮らして生活を堪能しようと考えており、主人公と対立する。

 で、主人公が宇宙に行くとまったく登場しない。一行も。

 次に宇宙に出た主人公は、小惑星でやはり前作の別の日系人キャラクターの子孫の娘さんと出会う。かなり勝ち気でつんつんしており、主人公をいじめまわす。
 主人公はこの娘に惚れるが、戦争がはじまると娘は、別のテロ組織に参加してそれっきりである。

 最後に、戦争が長引いたあげくいよいよ講和へ持ち込もうとしたところで、新しい女の子キャラ登場。この三人目は前作のキャラとは無関係の女の子で天才科学者。
 で、この娘とくっつくのだが、登場したのは420ページ中の331ページである。むろん前振りもなければその後もろくなエピソードはない。

 いや、別にラブコメに重点があるわけではないのだが……こんなに中途半端なら、そもそも入れる必要もないじゃないかと思うのだ。

 それをのぞけば本当にいい作品である。
 問題は、シリーズはまだ続くのだがこれで翻訳が打ち切られたことか。

 なお、個人的には不老処置などで古い登場人物が何百年も延々と登場する『レッドマーズ』などの作品は気に入らないので(そういうネタの『百万年の船』とか『第二創世記』は別だ……ああ、もちろん『ペリー・ローダン』も)ちゃんと子孫にバトンタッチするのは良いことだと思っている。

12月04日

■本日の読書:『デュラララ!!×2』成田良悟
 大勢の一癖も二癖もあるキャラをどんどん出して、
 幾つものエピソードを並行させてどんどん展開させて、
 それらが絡み合いながらしっちゃかめっちゃかな大騒ぎになって、
 そして最後にきれいにまとめる

 技巧派という点ではおそらく電撃文庫で随一。
 個人的にはライトノベルで一番のお気に入りの成田良悟さんの作品。

 『デュラララ!!』も、「いかにも普通なはずの彼が、実はっ――!!」だったが

 だったように。今回も「本当にやばいのは、実はっ――!!」という事でパターンをきちんと踏襲しておる。

 池袋で多発する辻斬り事件に端を発した物語は、次々と関係あるキャラや関係あるキャラを巻き込んでいった大騒動に。
 その背後にある妖刀とは――?

 ぜひ読め。そして楽しめ。

12月05日

■本日の読書:『私立! 三十三間堂学院 2』佐藤ケイ
 共学になったばかりの元女子校。そこに編入された主人公以外はみんな女の子。
 主人公は堅物ではあるが、美男の好男子。
 主人公をめぐって恋のバトルが繰り広げられる――というのは、どこにでも転がっている普通の話。

 それを佐藤ケイさんは、普通にしない。

 つまり、女の子の生々しいというか、打算的というか、そういう内面に焦点を当てて書いているのだ。
 これは危険な方法で、ヘタな書き方をするとただの陰湿な話になってしまう。
 そこを、明るく、楽しい話にしているのだから恐れ入る。

 ちなみに今回のメインヒロインは恋多き女の子。恋人の数は108人。だが、そんな彼女がどうやらかなり純真で真面目である――というのはよく考えてある。

 しかも、彼女の「好きになるのは前世か来世でも恋人であったただひとりの人物。だから、何人と付き合おうとも、実質的にはひとりとしか付き合っていない」という言い訳も愉快だが、付き合ってる108人の男達が、全員それを心のそこから信じていて、彼女の主人公へのアタックを応援しているというのが何ともかんとも。

 何しろ、遊園地での彼女のアタックを応援するために集まって無線で連絡を取り合ってサポートしているのだが、その互いへの呼びかけが、「がんばれ俺」「さすが俺だな」「俺の間抜けめ」というのは、本人達が真面目なだけにとても笑えた。

 どのキャラも生き生きとして面白い。続きが楽しみである。

12月06日

■本日の読書:『仮面のメイドガイ 2』赤衣丸歩郎
 2巻になったが、相変わらずメイドガイは絶好調である。
 ある意味で超人的というか、人超的というか、とことんハイスペックな性能を持ちながらそれをまるでダメな使い方しかできないメイドガイって素晴らしい。

 私はとことん無駄を愛する人であるからして。

 今回のメイドガイ登場場面における名言集。

ご奉仕の6

「たとえ火の中水の中
 主人が呼ぶならどこへでも
 それがこの俺メイドガイ
 貴様を助けにただいま参上!」

「天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ
 主人を守れと俺を呼ぶ
 それがこの俺メイドガイ
 峰打ちだから心配するな!」

「この世に正義のある限り
 悪の栄えたためしはない
 それがこの俺メイドガイ
 よい子のみんなはマネするな!」

ご奉仕の7

「しかし安心するがいい
 困った時はメイドガイ
 いついかなる時も頼れる男!
 効果覿面病魔退散
 病を祓うメイドガイ・ヒーリングダンス!
 貴様もともに踊るがいい!」

ご奉仕の8

「今日も今日とて何やら騒ぐ窮地のご主人!
 しかしいつも貴様の暮らしを見つめるメイドガイ
 この俺がついている!!
 天に星 地に花 人に愛
 そして貴様にメイドガイ!!
 この世に俺のある限り
 貴様の未来は薔薇色だ!!」

ご奉仕の10

「ククク 声はすれども姿は見えず
 見えない場所から貴様を支える生活快適パートナー
 それがこの俺メイドガイ!!」

 ご奉仕6の見開き3回連続登場場面は圧巻。後、ご奉仕8の『天に星 地に花 人に愛 そして貴様にメイドガイ!!』は、特に好評だったようでカバーの折り返しにも書かれている。

 いずれも声に出して読みたい名調子。
 そしてドジっ娘メイドのフブキさんも実にエロいやらしい。
 お買い得な一冊である。

12月07日

■本日の読書:『殴り合う貴族たち――平安朝裏源氏物語』繁田信一
 11世紀初頭。
 平安朝において勢威をふるったキングメーカー藤原道長の詠んだ歌に次の物がある。

 この世をば わが世とぞ思ふ 望月の
  かけたることも  なしと思へば

 この歌を知ったのは中学の頃であるからもうかれこれ30年近く前になるが、当時、実にあからさまな内容に感心した覚えがある。

 なんとなく大貴族で権力者といえば、もっとこう人に自分の腹の内を見せないような、陰湿で底の知れぬ悪党なのではないか? この悪の秘密結社の首領のようなわかりやすさはいったいどうした事だろうか?
 中学生の私は世間知らずだったのでそう考えていたものである。

 実際にはそこらの町内会の世話役のおっさんだろうが、国家の指導者だろうがその中身や言動にそう差異がない――人間とはおしなべて、シンプルである――事を知るようになるのは社会に出てからだ。

 さて、この本は道長とほぼ同時代に生きた藤原実資(さねすけ)という人の日記が元になっている。実資は後小野宮(祖父が小野宮だったので。ギリシアローマ風に言うと小小野宮)と称し、右大臣にまでなったので、彼の日記は小右記(しょうゆうき)と呼ばれている。

 なぜ個人の日記がこのように史料として現代まで受け継がれているかというと、別に実資が後の史料にしようと考えていたためではない。彼は日記を自分のためだけではなく、自分の子孫や親族のために書いていたのだ。

 今から千年前の日本では個人が得られる情報の多くは経験に基づいていた。若者を訓練しようとすれば年長者が連れ歩いて自分の仕事ぶりを見せたり、実地で訓練したりと直接指導するしかない。

 学校もなければマニュアルもない。
 新聞やテレビもなければインターネットもない。
 そうした中で、少しでも自分の経験や世の中の動向を一族や子孫に伝えようと多くの貴族が日記を書き連ねたのである。

 日記の多くはつまらないもの、あまり役に立たないもので、それらは書き写されて広まることもなく、一代だけで消えたはずだ。

 しかし藤原実資の小右記は、現代まで残るだけあって情報量が多く精緻で、たいへん役に立ったのである。
 本人の直筆の本は残っていないが、書写された本が何冊も残っている。平安時代が終わって鎌倉時代になってからも書写した本がある事から、多くの貴族が後々までこの本を元にいかに日々を行動すべきか考えたのであろう。

 本書はその実資の日記から平安貴族というものがいかに暴力的な存在であったかを示すエピソードを集めてある。
 往来でつかみ合ったり、大勢で囲んでタコ殴りにしたり、拉致監禁して脅しあげたりと、まあ、いろいろやっている。

 詳しくはこの本を読んでもらうとして、私の感じたイメージは平安貴族というのは現代で言うところのヤクザ屋さんなのだな、という事であった。

 彼らが暴力をふるう時、そのきっかけとなるのはしばしば、『面子を潰された』という事に対してである。たとえば、牛車に乗った貴族が自分の邸宅の門の前を素通りするのを放置しては面子がつぶれる。よって、親分(貴族)の子分(家人)は、牛車に対して投石して罵声を浴びせるというわけだ。

 筆者の繁田さんは、貴族、特に権力者の若い息子が起こす暴力事件について実資の日記同様に「とんでもない事だ」というスタンスで書いてある。
 私は逆で、むしろこれらの暴力は必要であったと考える。

 現代日本と違って法が未整備な社会であれば、どこであれ、そこには法律に変わる何らかのルールが必要とされる。

 宮廷での多くの儀礼における作法もそのひとつだ。仰々しく定められた作法は、それぞれの参加者に、自分がなすべき行動の指針を与える。服装から、歩く順番から、セリフの内容まで。きちんと定められておれば迷うことはない。

 それが表の作法であれば、裏の作法が『互いの面子を立てる』である。つまりは猿山における群れの地位にもとづく行動で、毛が三本足りない猿がそれを学べるぐらいであるから、人間様にも使えるルールだ。
 しかし、猿の群れにおける順位が変動するように、人間社会における地位も不動ではない。平安貴族もヤクザも、その権力や財力などで地位は大きく変わる。それらの流動性が、しばしば暴力団の抗争事件になるように、平安貴族も暴力事件を起こすというわけだ。

 ヤクザの出入りと、平安貴族の暴力事件を同列に並べるのはどうかという意見もあるだろうが、私としてはそれほど的はずれだとは思っていない。

 最初に紹介した藤原道長の傲慢な歌を読み返して欲しい。
 人間というのはエライ人も下々も、その性根の部分にはさほど変わりはない。
 そしてそれは過去も現代も(そしてひょっとしたら未来も)ずっと同じなのである。

12月08日

■本日の読書:『空ノ鐘の響く惑星で 9』渡瀬草一郎
 8巻の感想は こちら

 タートム侵攻も終わり、今回はアルセイフ国内のとりまとめ。
 国内のさまざまな問題はおおむねこの1冊で決着。
 具体的にはふたつ。

●クラウスとニナの(義)兄妹恋愛模様
 隻眼の猛将ベルナルフォンが一肌脱いでこの煮え切らぬ兄妹を(特にクラウスを)罠にしかけ、ふたりをくっつける。
 ……いいやつだなぁ、ベルナルフォン。

●国王ブラドーとソフィアのカップリング
 前回萌えキャラとしての素養を芽生えさせた国王ブラドーが、ソフィアにアタック。
 それも意外と芯が強いところをみせ、自分から申し込むという力業。
 こちらはちと強引で性急すぎるきらいがなきにしもあらず。

 後、剣聖ウィスタルとフェリオの関係の謎(というほどでもない)が決着したりとかで、これでもうアルセイフ編は文字通り終了。

 伏線のたたみ方については、手堅く無理なく及第点と言える。ただ、「これからはアルセイフ国内の描写が難しいのでこの巻の間に居残り組みは全部処理しないといけない」という作者側の焦りというか思惑が読み取れてしまうのが残念か。つまり、キャラの都合よりも作者の都合が上に来ている点はキャラで読ませるライトノベルとしては苦しい展開。

 さて、王弟となった主人公のフェリオは、ウルクとリセリナのふたりと身内の仲間達と一緒に、宗教国家ジラーハへ。これからはジラーハ編となる。
 この巻では、敵対する悪役を新たに登場させたりして、ジラーハ編における影の戦いの前振りをしているが、たぶんこれ以上は敵側を増やすわけにもいかず。この分ではジラーハ編で完結となるかも知れぬ。

 全体的に「よい子」が多く、主人公サイドでのすれ違いやぶつかりあいがない作品なので、悪役サイド、特に今回登場の仮面の男メビウスの活躍に期待したい。

12月09日

■本日の読書:『終わりのクロニクル 6上』川上稔
「さて、いよいよ結末が近づいたわけだが」
「そういえば5の上下読んだのも今月だよね。えらく急いでいるみたい」
「簡単で明瞭で簡潔な理由だよ。今月に最終巻が出るからね。というか出ている」
「そうか。まとめて読もうってわけだね」
「この日記の持ち主がそれほど律儀なものかね。彼はただ、さっさと処分したいだけなのだよ」
「処分……? あ、もう1〜4まで全部ないっ?!」
「分厚い本は邪魔だからね。読んでは捨て、読んでは捨てがこの日記の持ち主の本の扱い方だ」
「うわー。もし読み返したくなったらどうするの?」
「もう一回買うのだそうだ。そしてそういう本は『必要』ということで、本棚に場所を取ってもらえるわけだよ」
「割り切ってるなぁ」

12月10日

■本日の読書:『終わりのクロニクル 6下』川上稔
「なんか、全竜交渉も最後の最後で、ようやく交渉っぽくなったよね」
「これまでは交渉と名のついた殴り合いだったからね」
「しかも最後の会議場が学校の図書館」
「元々学園物でもあるし、始まりの場所で終わりを迎えるのも良いだろう」
「そうして考えると、高校生が10の世界すべての運命を決める話なわけだ。すごいよね」
「何を言っているのかね。一介の高校生ごときに世界の運命など決定できるものか」
「え? じゃあ佐山クンがしているのは?」
「私は世界に自分の運命を決めさせているのだよ。他人に運命を押しつけられた、他人に運命を左右された、自分の運命はこんなものじゃなかったのに――それが、すべてのGが内心で抱いていた不満の源だった」
「Gを滅ぼされたり、戦って敗北したり?」
「バカな話だ。過去も現在も未来も、自分の運命を決めるのは自分でしかないというのに。滅びたのであれば、それは自分自身が選んだ滅び。敗北したのであれば、それは自分自身が負けたと決めつけたせいだ。そんな事も分からずに他人に責任を押しつけようとするから、いつまでたっても自分の運命を運ぶのが自分自身である事に気が付かない」
「それに気づくための全竜交渉会議か」
「そうだ」
「……でも、最後はやっぱりバトル?」
「ちょっと強引すぎたかね?」
「とても強引だよっ!」
「いずれにしても後1冊、楽しみにしようではないか」

12月11日

■『Hearts of iron2:ゲームの中の第二次世界大戦 ふたたび!』 日本編その1

●1936年:国防方針決定

 我が大日本帝国は貧乏であった。
 工業力はそこそこあるが、資源はない。
 海軍はそこそこ強力であるが、陸軍は装備も戦術も古い。
 このゲームは1947年12月31日までを遊び、勝利得点をどれだけ獲得したかが一応の勝利条件となっている。
 日本の場合、戦争する必要はとくにない。中国で泥沼にはまってもいいことはないし、アメリカやイギリスと戦争しても苦しいだけである。
 うまく外交と貿易で国を安定させれば、大過なくこの10年を過ごすことができるのである。
 だが、それでは面白くない。やはり、戦争はしたいし、やるからには勝ちたい。

大本営:というわけで、中国に戦争をふっかけるぞ。
首相:あんた誰ですか。
大本営:大本営だが? 日本の国家元首だ。
首相:(ごそごそ)英語版では、あんた昭和天皇になってますが。ちゃんと写真付きで。
大本営:諸般の事情というやつだ。許せ。
首相:まあいいですが。
大本営:よし、それでは予算の配分を決める。海軍予算、0。空軍予算、0。軍事費は全部陸軍に回せ。
首相:クーデターが起こりますがなっ?!
大本営:うるさい。今回は中国制圧が狙いでアメリカやイギリスとは宥和政策でいく。だから海軍はこれ以上は必要ないのだ。
首相:分かりました。で、どれだけ陸軍を増強するんですか? 戦車作ります?
大本営:お、作れるのか? ああでも、九七式じゃあなぁ……
首相:何を言ってるんですか、九七式は歩兵いじめにはいい戦車ですよ。でも作れませんがね。今は八九式が制式です。
大本営:九七式を作るにはどうすりゃいい?
首相:技術開発ですね。予算と時間をかけて九七式を開発するんです。
大本営:時間がもったいない。じゃあ、戦車は諦めて歩兵師団を増強しよう。
首相:どのくらい?
大本営:3個師団を同時に編制しながら、そいつを30回連続で。つまり90個師団を増強だ。
首相:……本気ですか?
大本営:そのぐらいせんと中国全土は占領できんよ。

●1937年:日中戦争勃発

首相:1年経過しました。
大本営:軍備増強の進捗は?
首相:順調です、こちらをご覧ください。
日中戦争開戦前
大本営:広島に軍団が集まっているな。6個軍団で45個師団か。
首相:歩兵が36師団、騎兵が6師団、そして司令部ユニットが3つです。開戦まではもう6個師団ほど増強できます。
大本営:やれるか?
首相:やれますとも。緒戦はこれで十分です。
盧溝橋事件
首相:イベント『盧溝橋事件』が発生しました! 中国と戦争に持ち込めます!
大本営:よっしゃあっ! 大義名分がたったぞ! いったれ!

 盧溝橋事件はもちろん日本側の挑発である。
 中国の側としてみれば、こんな不利な状態で開戦する理由はまるでない。
 この事件をきっかけに、満を持して展開していた日本軍50個師団は怒濤のごとく河北になだれこんだ。日中戦争の勃発である。

●1938年:共産党壊滅

首相:陛下……じゃなくて大本営殿、黄河流域まで到達しました。
大本営:よーしよし、下流では黄河流域に沿って防衛線をはり、西の山岳地帯に攻め込め。
首相:よろしいのですか? 進撃速度が大幅に低下しますが?
大本営:あのな、史実通りに東から攻めたら延々と西まで敵を追いかけないといけないじゃないか。こういうのは、少々遅くなっても確実にエリア単位で確保していくものなんだよ。
首相:分かりました。
日本軍侵攻
 こうしてひとつずつ、確実にエリアを広げる方式で侵攻した日本軍はまず山西軍閥を、続いて堅牢なエリアを支配する共産党をもみつぶした。
 大陸に派遣された百万をこえる日本軍は、中国の低いインフラによって補給に大いに苦しめられた。
 しかし、日本軍は大量の補給物資を次々と本土から送り込み、司令部ユニットを利用した攻勢モードで潤沢な物資を食いつぶして各師団の戦闘力を維持し続けた。

●1939年:西からの進撃

首相:大本営殿、ついに我が軍がイギリス領ビルマ国境まで進出しました。
大本営:よし、やったかっ!
首相:後は東へ、海に向かって進撃を続ければ中国軍を全滅させることができます。
西からの進撃
首相:いささか迂遠ではありますがね。せめて戦車軍団がひとつあれば……
大本営:ないものねだりをしてもしょうがないだろう。

 Hearts of iron2の戦闘システムでは、正面から殴り合うだけで敵軍を殲滅する事は難しい。どれだけ徹底的に勝利しても、敗北した側は後方のエリア(プロヴィデンス)に撤退して、再編成されるからである。
 それを防ぐには包囲して退路を断つしかない。

首相:戦車軍団があれば、敵が撤退する前に後方へ進出させて包囲できるのですが。
大本営:どうかな? 中国本土は道路網が未発達なところも多い。戦車でもそう簡単には機動力は発揮できぬのではないか。
首相:かも知れません。
大本営:いずれにしても、戦術レベルでの包囲ができぬなら、戦略レベルでの包囲だ。これで泥沼の戦争は防ぐことができる。

 そして日本軍が巨大な包囲網をつくりあげたのと同じ1939年9月1日、ヨーロッパではドイツ軍がポーランドに侵攻して第二次世界大戦が始まった。

●1940〜41年:竜が死ぬ日

首相:フランスがドイツに降伏しました。傀儡政権のヴィーシーに対し、仏領インドシナを要求できます。
大本営:もらえるならもらっとけ。
首相:了解です。
大本営:あ、でも、治安が悪くなったら統治が面倒だな。
首相:そのへんは大丈夫みたいです。ベトナムやらラオスやらカンボジアがあるところですが、民衆はまるでおとなしくて羊のようなものですよ。
大本営:20年後にはベトナム戦争だぞ? いいのかそれで?
首相:どうなんですかね。
仏領インドシナ進駐
大本営:しかしこうしてみるともう、あらかた決着はついたな。
首相:はい、国民党政府はもはや死に体です。
大本営:南京の蒋介石を逃がすなよ。確実に捕らえるのだ。
首相:はっ。ですが、その後はどうされるのです? 我が国が直接統治するのですか?
大本営:この広い中国大陸をか? ばか言うな。社会資本への投資にせよ、民衆の慰撫やら治安維持にせよ、出費ばかりかさんでろくな事にはならん。
首相:それを聞いて安心しました。では、傀儡政権を立ててそれを操るという事でよろしいですな?
大本営:うむ。あ、そうだな……できれば細かく分割したい。やれるな?
首相:やれますとも
中国分割
 大日本帝国は1941年の9月に中国国民党を併合。
 その後、11月末までに、日本の統治領域は蒙古、山西軍閥、国民党政府、雲南軍閥、広西軍閥に分割された。
 最後まで抵抗を続けた北西軍閥とも和平がなり、中国大陸においての第二次世界大戦はここに終結したのである。

12月12日

■本日の読書:『世界戦艦大和列伝 上』吉田親司
 巫女メイド架空戦記の吉田さんが書く、イロモノ架空戦記。
 知識に振り回されることなく、知識をおもちゃにして楽しむ姿勢に好感がもてる。

 さて、今回のネタは「世界各国で戦艦大和を作って、ヤマトファイトをしよう」というとてもバカなネタである。バカなネタ大好きな私にはこの上もないごちそうだ。

 戦艦大和の青写真を手に入れたことで、超Y級あるいは超ヤマト級を建造したのは次の8ヵ国。
 日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、ソ連、イタリア、フランス、オランダ。

 登場順に紹介すると――

 フランスの“革命ヤマト”「ロベスピエール」。46センチ連装砲塔が2基である。ダンケルク撤退において出撃してきたドイツのビスマルクを撃破。初陣を飾る。

 イタリアの“マカロニ・ヤマト”「クリストファロ・コロンボ」。46センチ3連装砲塔3基はかなり立派。その威力で、マタパン沖海戦において(史実ではボロ負け)、イギリス戦艦3隻(バーラム、ウォースパイト、ヴァリアント)を撃破というのは実に画期的。

 イギリスの“ジョンブル・ヤマト”「サンダーチャイルド」。46センチ3連装砲塔3基。前述のマタパン沖海戦で増援として出撃し、イタリアの超Y級「クリストファロ・コロンボ」と戦う。

 オランダの“ネーデル・ヤマト”「ユトレヒト」。46センチ単装砲4基。今回、一番のイロモノヤマト。さすがにオランダではこれが限界か。なお、艦橋全面に風車がくるくると回っていて、これと戦った日本軍は「なるほど、レーダーか」と感心したのだが実はこれは本当に風車で、発電能力の不足を補うためのものであったというすっとぼけた理由までついている。

 日本の“本家ヤマト”「大和」。46センチ3連装砲塔4基に加えて、酸素魚雷である波動魚雷を装備。開戦直後の41年2月27日に“ネーデル・ヤマト”こと「ユトレヒト」と戦い、これを仕留める。オランダの風車大和ではさすがにスペックが違いすぎたか。

 残る役者は、アメリカとドイツとソ連のヤマトである。ドイツのヤマトはなんとなくヨーロッパで沈みそうであるが、残りはなんだかんだ理由をつけて太平洋に集まり、日本の大和と戦うのではないかと期待できる。

 下巻が楽しみだ。

12月13日

■本日の読書:『乃木坂春香の秘密 3』五十嵐雄策
 2巻の感想は こちら

 相変わらず山も谷もない、ぬる〜い萌えエロ展開。

 それが悪いわけではない。私はおおむねとんがった話が好きだが(前日の『戦艦大和列伝』を見よ)あんなもんばかりではさすがに食傷する。

 本作のようなお話も息抜きにはよかろう。

 エロゲでたとえるのならば、August系だろうか。『月は東に日は西に』(はにはに)やら、『夜明け前より瑠璃色な』に近い。ひたすら主人公に都合良く、だがそれが読者やプレイヤーに不快感をもたらさないように調整された物語である。いや、バカにしたものではない。これはこれで職人の技なのだ。

12月14日

■本日の読書:『銀河のさすらいびと』キース・ローマー
 えらく懐かしい名前である。最近復刊したのだ。
 そういえば、ムシキングな作者だった。(『突撃! かぶと虫部隊』
 えー、スペオペというか、冒険物語の主人公というのはおおむね、あっちでトラブル、こっちでトラブルと、もめ事が続くものであるが、本作の主人公ビリイ・デンジャーほど波瀾万丈なのは、私もそうは記憶にない。
 では、ちょっとリストアップしてみよう。

・無職の浮浪者となって凍死しかける。
・もぐりこんだ先が宇宙船で、発進の加速で骨折
・治療した後、密航者として放り出されるところを従者として雇ってもらう。
・未開の惑星で狩りをする主人がBEMに逆襲されて死亡。自分も殺されそうに。
・一緒にいたレア姫という女の子と荒野をさまよいのたれ死にしかける。
・ずいぶん前に墜落した宇宙船の中でミュータント・蚤に襲われる
・墜落した宇宙船の通信機を使って救難信号を発信するも、やってきたのは凶悪宇宙人。ビリイは肩を撃ち抜かれ、レア姫はさらわれる。
・続いてやってきた宇宙船に助けられて文明世界へ。いつかレア姫を助け出すぞ。
・それから2年。勉強を続けて宇宙船のエンジニアとなり、仕事をしながらレア姫を捜す。
・とある宇宙船に乗り組んでいたら何かと衝突して遭難。救命ボートで氷の惑星へと不時着。
・助けを求めて宇宙灯台のあるところへ吹雪の中を進む
・その時の度胸と危機管理能力を見込まれて、非人類種族のところへスパイとして向かう。
・着陸していきなり捕まる。うまく交渉して自由の身になるが、一緒に捕らわれた仲間を助ける取り引きで片目を奪われる
・戻ってスパイ行為の報酬をもらおうとしたら逆に指名手配に。宇宙港で小型宇宙船を盗んで逃走
・旅を続けた先の星で、レア姫をついに発見! だが、彼女は奴隷にされていた。ここまでで4年間が経過していた。
・レア姫を他の男の奴隷と混ぜてこっそり買い取るが、その男が宇宙船を奪って逃走。今度はビリイが奴隷になる。
・奴隷には奴隷用コントローラーが埋め込まれて生殺与奪は持ち主の思いのまま。ビリイは何度か脱走を試み、ついに自由の身に。
・幾つかの宇宙船を乗り継いで、レア姫の故郷へと向かう。
・途中、まだ使える難破船に遭遇。乗り込んでサルベージする。サルベージ費用を払う段になってクスリをもられたりするが、さすがにこのへんはもう荒事に馴れたビリイが一枚上手だった。
・手にした金で、宇宙船を購入する。スクラップヤードに眠っていたそれは4千年前の宇宙船だが特注品で、これをレストアしてレア姫の故郷へ。ここまでにかかった歳月は7年。苦難の日々であった。
・レア姫は、ビリイが一緒に買い取った奴隷の男と結婚していた。だが実はその男はレア姫の奴隷用コントローラーを握っていたのだ。
・男と決闘して、倒す。しかし、レア姫は今度は一族によって塔の中に仕舞われてしまう。
・レア姫を一族から奪い取って、宇宙船で逃走する。

 ちなみに、これだけ盛り込んでわずか290頁である。
 原題が“Galactic Odyssey”であるのもむべなるかな。
 しかし、この作品、面白いといえば確かに面白いのだが……レア姫って、あまり印象が強くないキャラなんだよなぁ。ビリイの不屈の闘志が、なんかパラノイアっぽくも感じられる。

12月15日

■本日の読書:『密偵ファルコ 鋼鉄の軍神』リンゼイ・デイヴィス
 1巻の感想
 2巻の感想
 3巻の感想
 紀元1世紀、古代ローマ帝国を舞台にしたミステリ風時代小説。
 今回は、ファルコが皇帝の命を受けてはるばるゲルマニアを訪れるというもの。
 ゲルマニア防壁や、そこに駐屯する軍団基地、そしてゲルマン人などの生活が生き生きと描写されており、このあたりは見事のひとこと。
 当時の旅行記風読み物としても楽しめる。

 ……しかし、恋人のヘレナ、どこにでも出現するよなぁ。まさかゲルマニアまで来るとは。

12月16日

こりゃいかん(現在12/30)。
すぐに日記をつけねば。

12月17日

■本日の読書:『密偵ファルコ 海神の黄金』リンゼイ・デイヴィス
 ファルコは元軍人で、兄貴もそうだ。
 この兄貴は1巻時点ですでにユダヤ戦役で戦死して英雄扱いである。
 だから最初から最後まで兄貴は回想シーンでしか登場しないのだが、これがまた味のあるキャラクターなのだ。本巻はこの兄貴の事件をファルコが追うものとなっている。

 兄貴を一言で言うと、お調子者だ。

 とにかく明るく、派手で、バカ騒ぎばかりして、それでいて人望も才能もある。若い頃のカエサルに近いタイプだろう。

 なにせ、軍隊で東方勤務になっている間、東方の美術品を鑑定して(ファルコの親父は競売屋で、親子兄弟は全員目利きである)それをローマに運んで売りさばくという事をしばしばしている。いくら安く買いたたくとしても元手は必要だが、それは連絡が間に合わない場合など同じ軍団の将校(百人隊長)連中で出資している。

 高い買い物になると、なんと軍団の金庫から金子を持ち出すという不正までやっている。もちろん後で返すつもりであるが、やはり厳罰モノだ。それをあっけらかんと悪びれずにやれるという点をもってしても、なかなかの人物である。

 さらに、どうしてもローマに戻りたい時には、わざと足を負傷して後送され、ローマに到着するなりちゃっちゃと走り回る始末。

 その兄貴が最後に関わったというポセイドン像に関する疑惑。
 ちと倫理観はアレな兄貴だったが、常に明るく陽性で――決して陰湿な詐欺には手を出さないはずだった。ファルコも、ふたりの父親も、それを信じて兄貴のために事件を解決しようとする。

 なんというか、口ではなんだかんだ文句を言いつつも、兄貴を深く愛していた事がわかる、良い話である。ラストの兄貴の後をついだコン・ゲームもなかなか。

12月18日

■本日の読書:『銀河帝国の崩壊』アーサー・C・クラーク
 古典を楽しむ日。
 ちなみに原題は“Against the fall of night”
 SF史に残る都市としては光瀬龍の『東キャナル市』と双璧をなす、『ダイアスパー』とそこで数千年ぶりに生まれた少年の物語。
 内容としてはまあそれなりなのだが、やはり舞台である『ダイアスパー』が素晴らしい。
 いわゆる、永遠都市。
 何億年もの間、ただ存在し続ける町だ。
 閉ざされたユートピアの風景は、今読んでも。
 と、と胸をつく。

12月19日

■本日の読書:『人形つかい』ロバート・A・ハインライン
 古典を楽しむ日その2。
 新装版を買ったのですが、なんでしょうかこの表紙は?

 絶対こんなんじゃないのは間違いなし。

 なお、この『人形つかい』=“THE PUPPET MASTERS”は侵略SFの傑作と言われているが、むしろ恐るべきなのはこの侵略者に驚異的なまでの意志力で立ち向かう主人公達であろうか。
 日本を舞台にして書いたら、こんなのが来たら絶対滅びます。

 この、圧倒されるほど強固な独立不羈の精神を持つ主人公達は、ハインラインの諸作品に常に見られるものである。

 なお、この作品を読むたびに私は吾妻ひでおさんの漫画、「アミガサにとっつかれる」を思い出してにやにやしてしまう。

12月20日

■本日の読書:『翼に日の丸:上 双戦編』川又千秋
 かつて『ラバウル烈風空戦録』として人気を博した作品のリメイク。
 『ラバウル烈風空戦録』は残念ながら主人公である風間(シンではない。健児)が烈風に乗ってラバウルに到着したところで終わっているが、その後なぜ続きが書かれなかったかについて、本書の『序』で人を喰った解説がある。

 本書『翼に日の丸』は、風間健児が十数巻にわたって書き継いだ『ラバウル烈風空戦録』を土台に、氏の没後、遺族より筆者に託された陣中日誌を得難い資料として、その活躍の全貌を、氏の筆が及ばなかった大戦末期まで、可能な限り忠実になぞろうとするものである。

 ようするに作品内作者がお亡くなりになったのでシリーズ中断と――おいこら。
 なお、主な内容はほとんど変更なしのようである。序文にも可能な限り忠実にとかぬかしているからなぁ。

12月21日

■本日の読書:『翼に日の丸:中 烈風編』川又千秋
 烈風編と名前がついてはいるが、本巻での風間の乗機は、双戦(零戦の栄エンジンを2発搭載した双発単座制空戦闘機)と、雷電(火星エンジンを搭載した高馬力の迎撃専用局所戦闘機)で、烈風は見るだけで乗っていない。

 元の『ラバウル烈風空戦録』の既出分の残りもまだまだあるし……

 おかげで下巻でどう収拾を付けるのか今からすごく不安である。

12月22日

■本日のもの書き:『くまたんとお誕生日』
 ハッピバスデー、俺。
 というわけで41才になりましたですよ。

 誕生日を記念してくまたんシリーズの最新作である。

 掲載場所はこちらだ。

 それにしても今年の冬は寒い。

12月23日

 べんべろりん。

12月24日

■本日の読書:『ガンスリンガー・ガール 6』相田裕
 前半は、ジョゼとジャンの兄弟話。ああ、久しぶりだなぁ。
 (おそらくはテロで)死んだ婚約者の墓の前で祈りを捧げながら報告。

「俺はこの2年で56人の五共和国派を殺した……
 奴らがこの世からいなくなるまで 俺はやつらを殺し続ける」

 ジャンもその目的が復讐にしかないキャラなので、表面的なクールさとは別にその内面はまことにわかりやすい。

 それと少女達に新キャラ(少し年上)が登場。2期生である。
 ただ、この場合、義体担当官の男の方がむしろ重要なキャラのようだ。

 彼がすべての物事の見届け役になるのかしらん?

12月25日

■本日の読書:『終わりのクロニクル 7』川上稔
 まことに具合のいい本である。

 4巻までは全部処分(友人にプレゼント)したし、5〜6もそうするつもりだが、この7巻だけは手元に置いておこうかとも考えている。

 なんとなれば、冬ともなると私はミカンを食べながら読書をするが、ミカンをむいで食っている間、本を開いたまま置いておく重しにこの本はぴったりだからである。
 同じようなサイズと厚さの本としては理科年表もあるが、こっちの方が重量的にいい感じである。

 さて、内容だが、重量に反比例してどんどん軽くなる。

 最終巻ともなると、アレだ、どうしても「かつての敵や仲間が集まってきて」「一緒に戦って勝利」だけなので、読んでこれがもう、第三次スーパーロボット大戦アルファの終盤の展開みたくなってしまう。

 そういうわけで、作品内は盛り上がってはいるのだが、私の方のテンションは下がりまくりである。

 やはりちと仲間の数が多すぎるんじゃあるまいか。

 とはいえ、全体としてはそれなりに楽しいひとときであった。

12月26日

■本日の読書:『風雲児たち 幕末編 8』みなもと太郎
 表紙は火吹き達磨。
 この巻の前半でも相変わらず快調にすっとばしてくれる。

 それにしても村田蔵六(大村益次郎)は関わることをなんでもかんでも本質にまでさかのぼって、絶対必要なポイントだけを押さえるようになるんだろうか。

 さて、その逆にナニもかもを己の中に抱え込む吉田寅次郎(松陰)はこの巻で教育者としての真価を発揮する。
 獄中にあって「みんなで互いの知識や経験を教え合いましょう」とぬかし、それによって牢獄につながれていた囚人達に己に対する自信や未来へのやる気を引き出すというのは素直に感服してしまう。

 そして、寅次郎とは逆に、ナニもかもを己の外にさらけ出す坂本竜馬もしだいにその本領を発揮していく。

 だが一方で幕閣にあってひたすら出来ることをやり続けた江川太郎左右衛門がついに過労死。アノ人ももうすぐだし、こりゃあ、いよいよ……ではある。

 隠れた名作であるので未読の方はぜひぜひ。

12月27日

■本日の読書:『ローマ人の物語XIV キリストの勝利』塩野七生
 もはや……
 この巻になって明らかになってくるのだが。
 コンスタンティヌス大帝以後の、4世紀のローマ帝国は呼び名こそ、器こそ、『ローマ』であっても。
 その中に入っているのは、もはや『ローマ』ではない事が明らかになってくる。

 戦いにおいて戦場には出ず司教と一緒にキリストの神に勝利を祈っている皇帝。
 軍はもはや民を守らず、農民は農奴へと転落して土地と一緒に売り買いされる。

 本書に書かれているこれはもう、読者が作者と一緒に14年間追い続けてきたローマではない。
 ローマは滅びる前に、すでに消えていたのだ。

 塩野七生さんも本書でこのように書く。

 この頃になって私は、ローマ帝国の滅亡とか、ローマ帝国の崩壊とかは、適切な表現ではないのではないかと思い始めている。滅亡とか崩壊だと、その前はローマ帝国は存在していなくてはならない。存在していないのに、滅亡も崩壊もしようがないからである。と言って、分解とか解体とかいう表現も納得いかない。
 全体が解体して個々の物体になったとしても、それは規模が小さく変わっただけで、本質ならば変わってはいないはずだからだ。
 となると、溶解だろうか、と思ったりする。

 ローマ帝国は溶解していった、のであろうか、と。

 けだし名言であろう。
 残るは1巻。象徴としての西ローマ帝国の滅亡と……その後である。

12月28日

 Hearts of iron2で、最新の1.3パッチが4gamerで公開され、ダウンロードできる。
 やあ、その昔、プログラムの修正(パッチ)を磁気テープで運んで、部屋いっぱいのメインフレームに適応していたのを思い返すと隔世の感があるなぁ。

12月29日

 そういうわけで、ちょこっとドイツでプレイしてみようかね。

12月30日

■本日の読書:『超妹大戦シスマゲドン 1』古橋秀之
 わーっはっはっはっはっはっはっはっは。

 深夜の住宅街に高らかに響く笑い声。
 すいません近所のみなさん。たいへんご迷惑をおかけしました。
 この一年を振り返っても、読書でここまで笑い転げたのはこの一回のみ。さすが、さすがの古橋節である。
 どっちを目指す時にも限界までフルスロットル。
 内容については、なんだ、アレだ。

 荒木飛呂彦のジョジョ風で、夢枕獏のキマイラみたいな男塾バトルを、妹をキーワードにやるようなものだと思ってくれればいい。

 なに、わからん?
 んじゃ、部分的に抜粋しようか。

「〈COMP〉のコーエン兄妹だな」
 彼らの行く手に立ちはだかったのは、“異形”――そう言うべき風体の男だった。
 一九〇センチ近い長身にまとっているのは、全身に何十という鉤裂きの出来たコート。両手と頭部は厚く包帯に覆われ、地肌が見えない。右手には太い鞭を提げている。
「いかにも――私は〈プリオン〉の妹使い、獅子神ゲンドウ」

 で、バトルが始まると

「ふむ。急激に間合いを詰め、第一撃で妹使いを直接攻撃……妹戦闘の常套手段だな」
 包帯の奥に、獰悪な笑みが浮かんだ。
「――しかし、足りん!!」
 ドン!
 ジェシカの目の前に、黒い壁が出現した。
 いや、壁と見えたのは、直上から落下してきた巨大な生き物の体だ。
 身長は優に2メートル半を超える。月光にほのかに照らされるそのシルエットは、まるで類人猿……しかし、そのしなやかな動きは猫科の大型肉食獣のものだ。
 正確に言えば、その容貌はゴリラともライオンとも違う。頭の上には大きな三角形の耳がピンと立ち、頭部から首筋にかけてはたてがみを思わせる長い体毛がうねっている。

 ちなみに、これを本人の解説によると。

「ふふふ――筋肉はゴリラ! 牙は狼! そして耳は猫!! わが妹エリカの流法(モード)はネコミミ! “野性の生命力”を暗示するッ!!」

 私も、今までたいがいなネコミミ少女を見てきたが、こんな菊池秀行なネコミミ妹ははじめて見たぞおい。

 本書ではそのほか、これでもか、これでもか、とまっとうでない妹が満載である。空を可変型妹が飛び、陸を戦車な妹が駆け抜け、海を戦艦大和な妹が遊弋する。神社な妹が神を召喚すれば、邪神な妹が魔物を呼び寄せ……ていうか、邪神そのままな妹がいますがっ?!

 妹が12人いたりするのはまだマシで、水滸伝な108人の妹がいる超兄妹(兄、超梁山)の登場シーンはまさに圧巻。(ここで私が大爆笑した)

 とにかく妹満載なバカ話。バカ話愛好家であれば読まずばなるまい。

 いあ、いあ、しすたぁ!!

12月31日

■今年度の読書リスト(読書日記に記載したもののみ)
『「本能寺の変」本当の謎』 円堂晃
『ARIEL番外編1 侵略会社の新戦艦』 笹本祐一
『BLOOD ALONE 1』 高野真之
『BLOOD ALONE  2』 高野真之
『JAPAN WAR 1945〜新大東亜戦記〜』 荻原玲二 原案協力/佐藤大輔
『WSW EXODUS ――地平の涯へ、ぼくらは転がり続ける』 長野聖樹
『アミーゴ! 戦艦大和!!』 小林たけし
『アリアンロッド・リプレイ3 金色の鍵の英雄』 菊池たけし/F.E.A.R.
『ある日、爆弾がおちてきて』 古橋秀之
『アンリミテッド・ウィングス 1』 松田未来 監修:藤森篤
『ヴィンランド・サガ 2』 幸村誠
『うさ恋。 1』 野村美月
『エマ 5』 森薫
『エマ 6』 森薫
『エレメンタルジェレイド 1〜3』 東まゆみ
『エレメンタルジェレイド IV〜VI』 東まゆみ
『エレメンタルジェレイド9』 東まゆみ
『オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ サクソン/ヴァイキング/ノルマン ブリテンへの来寇者たち』 テレンス・ワイズ/著 G.A.エンブルトン/彩色画
『オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ ばら戦争〜装甲騎士の時代〜』 テレンス・ワイズ/著 G.A.エイブルトン/彩色画
『オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ ローマ軍カエサルからトラヤヌスまで』 マイケル・シムキンズ著/ロナルド・エンブルトン彩色画
『かりん 1〜5』 影崎由那
『かりん 6』 影崎由那
『カルドセプト 5』 かねこしんや
『ガンズ・ハート 5』 鷹見一幸
『ガンスリンガー・ガール 5』 相田裕
『ガンスリンガー・ガール 6』 相田裕
『キャプテン・フューチャー全集4 透明惑星危機一髪』 エドモンド・ハミルトン
『キャプテン・フューチャー全集4 時のロストワールド』 エドモンド・ハミルトン
『キャプテン・フューチャー全集5 輝く星々のかなたへ!』 エドモンド・ハミルトン
『キャプテン・フューチャー全集5 月世界の無法者』 エドモンド・ハミルトン
『コミック 新旭日の艦隊20 連合軍欧州上陸』 原作/荒巻義雄 作画/飯島祐輔
『コミック新旭日の艦隊21 最終兵器発動』 原作/荒巻義雄 作画/飯島祐輔
『サイパン機動防御戦』 陰山琢磨
『スクールランブル 8』 小林尽
『スクールランブル 9』 小林尽
『スクールランブル 10』 小林尽
『ステンレス・スチール・ラット諸君を求む』 ハリイ・ハリスン
『すぱすぱ 4』 三宅大志
『すぱすぱ 5』 三宅大志
『すぱすぱ1〜3』 三宅大志
『ゼロの使い魔 4』 ヤマグチノボル
『ゼロの使い魔 5』 ヤマグチノボル
『ゼロの使い魔 6』 ヤマグチノボル
『たべもの戦国史』 永山久夫
『ちょこッとSister 3』 竹内桜/雑破業
『ちょこッとSister 4』 漫画:竹内桜/原案:雑破業
『ツバメしんどろ〜む 3』 茜虎徹
『ティーガー戦車隊 下』 オットー・カリウス
『デュラララ!!×2』 成田良悟
『トンデモ怪書録』 唐沢俊一/唐沢なをき
『ネコソギラジカル 上・中・下』 西尾維新
『ねじれた町』 眉村卓
『ノービットの冒険』 パット・マーフィー
『パンプキン・シザーズ 1〜4』 岩永亮太郎
『フューチャー・イズ・ワイルド 完全図解』 クレアー・バイ
『ブラック・ラグーン 004』 広江礼威
『ベルガリアード物語1 予言の守護者』 デイヴィッド・エディングス
『ベルガリアード物語2 蛇神の女王』 デイヴィッド・エディングス
『ホーンテッド! 2』 平坂読
『ホーンテッド! 3』 平坂読
『ホーンテッド!』 平坂読
『マンガでわかる小説入門』 構成/すがやみつる 作画/横山えいじ
『メイドなります! 〜すくみず』 青橋由高
『メイドなります!〜彼女は幼なじみ〜』 青橋由高
『ゆらゆらと揺れる海の彼方 4』 近藤信義
『ゆらゆらと揺れる海の彼方 5』 近藤信義
『よつばと! 4』 あずまきよひこ
『ローマ人の物語IV ユリウス・カエサル:ルビコン以前』&『ローマ人の物語V ユリウス・カエサル:ルビコン以後』 塩野七生
『ローマ人の物語XIV キリストの勝利』 塩野七生
『ロン先生の虫眼鏡』 光瀬龍
『ワールドタンクミュージアム図鑑』 モリナガ・ヨウ
『われ笑う、ゆえにわれあり』 土屋賢二
『旭日の鉄騎兵 満蒙に吼ゆ!』 陰山琢磨
『陰からマモル! 5』 阿智太郎
『宇宙賃貸サルガッ荘 5』 TAGRO
『遠野物語/山の人生』 柳田国男
『殴り合う貴族たち――平安朝裏源氏物語』 繁田信一
『仮面のメイドガイ 1』 赤衣丸歩郎
『仮面のメイドガイ 2』 赤衣丸歩郎
『海東青 摂政王ドルゴン』 井上祐美子
『艦艇学入門』 石橋孝夫
『関口大砲製造所』 大松騏一
『機動戦士Zガンダム1/2』(ゼータガンダムエース2号に収録) 長谷川祐一
『機動戦士ガンダム MSイグルー』 林譲治
『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』 長谷川裕一
『金貸しの日本史』 水上宏明
『銀河のさすらいびと』 キース・ローマー
『銀河帝国の崩壊』 アーサー・C・クラーク
『空ノ鐘の響く惑星で 6』 渡瀬草一郎
『空ノ鐘の響く惑星で 7』 渡瀬草一郎
『空ノ鐘の響く惑星で 8』 渡瀬草一郎
『空ノ鐘の響く惑星で 9』 渡瀬草一郎
『血闘絶対国防圏 反撃の巻』 吉田親司
『幻影博覧会1』 冬目景
『護衛空母入門』 大内健二
『皇国の守護者 壱』 原作/佐藤大輔 漫画/伊藤悠
『皇国の守護者 弐』 原作/佐藤大輔 漫画/伊藤悠
『皇国の守護者9 皇旗はためくもとで』 佐藤大輔
『荒野に獣慟哭す 2』 原作/夢枕獏 漫画/伊藤勢
『鋼の錬金術師 10』 荒川弘
『鋼の錬金術師 11』 荒川弘
『鋼の錬金術師 12』 荒川弘
『産霊山秘録』 半村良
『私立! 三十三間堂学院』 佐藤ケイ
『私立! 三十三間堂学院 2』 佐藤ケイ
『灼眼のシャナ 0』 高橋弥七郎
『灼眼のシャナ IX(9)』 高橋弥七郎
『灼眼のシャナ X(10)』 高橋弥七郎
『灼眼のシャナ XI(11)』 高橋弥七郎
『終わりのクロニクル 4下』 川上稔
『終わりのクロニクル 5上』 川上稔
『終わりのクロニクル 5下』 川上稔
『終わりのクロニクル 6上』 川上稔
『終わりのクロニクル 6下』 川上稔
『終わりのクロニクル 7』 川上稔
『宵闇眩燈草紙 6』 八房龍之助
『小惑星諸島独立す』 エリック・コタニ、ジョン・ロバーツ
『小惑星遊侠伝』 横田順彌
『新・世界の七不思議』 鯨統一郎
『新スカーレットストーム 南洋の大海戦』 中岡潤一郎
『新世紀未来科学』 金子隆一
『人形つかい』 ロバート・A・ハインライン
『世界の駄っ作機』 岡部ださく
『世界戦艦大和列伝 上』 吉田親司
『世界戦史2 英雄かく戦えり』 歴史群像編集部
『星空の二人』 谷甲州
『西洋事物起原 1』 ヨハン・ベックマン
『石油技術者たちの太平洋戦争』 石井正紀
『折れた魔剣』 ポール・アンダースン
『雪中の奇跡』 梅本弘
『絶対可憐チルドレン 1&2』 椎名高志
『戦艦大和欧州激闘録』 内田弘樹
『戦時商船隊』 大内健二
『双頭の鷲』 佐藤賢一
『大日本帝国第七艦隊 1』 鷹見一幸
『大日本帝国第七艦隊 2』 鷹見一幸
『大日本帝国第七艦隊 3』 鷹見一幸
『単位物語』 清水義範
『地球人のお荷物』 ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン
『超戦艦大和 龍神の艦隊 最終決戦』 中里融司
『超妹大戦シスマゲドン 1』 古橋秀之
『帝立第13軍学校歩兵科以異常アリ!? 1』 石田あきら
『鉄人28号〜皇帝の紋章 3』 原作/横山光輝 漫画/長谷川裕一
『東方露西亜帝国秘史 双頭鷲の紋章volume1』 高貫布士
『東方露西亜帝国秘史 双頭鷲の紋章volume2』 高貫布士
『東方露西亜帝国秘史 双頭鷲の紋章volume3』 高貫布士
『突撃! へっぽこ冒険隊』 浜田よしかづ
『日曜日には宇宙人とお茶を』 火浦功
『猫丸先輩の空論』 倉知淳
『乃木坂春香の秘密 2』 五十嵐雄策
『乃木坂春香の秘密 3』 五十嵐雄策
『覇者の戦塵1943 電子兵器奪取』 谷甲州
『馬車の文化史』 本城靖久
『秘太刀馬の骨』 藤沢周平
『武装解除 紛争屋が見た世界』 伊勢崎賢治
『武装錬金 6』 和月伸宏
『武装錬金 7』 和月伸宏
『武装錬金 8』 和月伸宏
『武装錬金 9』 和月伸宏
『風雲児たち 幕末編 1〜3』 みなもと太郎
『風雲児たち 幕末編 4〜6』 みなもと太郎
『風雲児たち 幕末編 7』 みなもと太郎
『風雲児たち 幕末編 8』 みなもと太郎
『萌えよ! 戦車学校』 文:田村尚也/イラスト&漫画:野上武志
『撲殺天使ドクロちゃん 2』 おかゆまさき
『撲殺天使ドクロちゃん 3』 おかゆまさき
『撲殺天使ドクロちゃん 4』 おかゆまさき
『撲殺天使ドクロちゃん 5』 おかゆまさき
『撲殺天使ドクロちゃん 6』 おかゆまさき
『未来世界から来た男』 フレドリック・ブラウン
『密偵ファルコ 青銅の翳り』 リンゼイ・デイヴィス
『密偵ファルコ 錆色の女神』 リンゼイ・デイヴィス
『密偵ファルコ 鋼鉄の軍神』 リンゼイ・デイヴィス
『密偵ファルコ 海神の黄金』 リンゼイ・デイヴィス
『輸送船入門 日英戦時ロジスティックスの戦い』 大内健二
『翼に日の丸:上 双戦編』 川又千秋
『翼に日の丸:中 烈風編』 川又千秋
『歴史群像 69号』
『歴史群像 70号』
『歴史群像 71号』
『歴史群像 72号』
『歴史群像 73号』
『歴史群像 74号』
『恋風 5』 吉田基己
同人誌『D.L.Action31』 なかじまゆか
同人誌『MechanicalEncyclopediaIV モビルスーツ/メカ図鑑』 サークル“奈落の道”
『RPGamer 9号』
『朝日百科世界の歴史 19世紀の世界1』
『朝日百科世界の歴史 19世紀の世界2』
『朝日百科世界の歴史 19世紀の世界3』
『朝日百科世界の歴史 20世紀の世界1〜3』
『朝日百科世界の歴史 かんがいと土木』
『朝日百科世界の歴史 印刷と絵の具』
『朝日百科世界の歴史 教会と城郭』
『朝日百科世界の歴史 鏡とレンズ』
『朝日百科世界の歴史 金属との出会い』
『朝日百科世界の歴史 紙とはり灸』
『朝日百科世界の歴史 時計・錠前・からくり』
『朝日百科世界の歴史 銃と火薬』
『朝日百科世界の歴史 水車・風車・永久機関』
『朝日百科世界の歴史 石と土の奇跡』
『朝日百科世界の歴史 占星術と錬金術』
『朝日百科世界の歴史 船と地図』
『朝日百科世界の歴史 知識への想い』
『朝日百科世界の歴史 庭園と音楽』
『朝日百科世界の歴史 天文と解剖』
『朝日百科世界の歴史 都市・運河・橋』
『朝日百科世界の歴史 文字と道』
『朝日百科世界の歴史 牧畜と農業』
『朝日百科世界の歴史:アルコールとモスク』
『ミリタリー・クラシックス 6号』
『ミリタリー・クラシックス 8号』
『ミリタリークラシックス 10号』
『ミリタリークラシックス 11号』
『ゲームジャーナル 13号』
『ゲームジャーナル 15号』
『ゲームジャーナル 16号』
『シミュレイター13号』
『図説 スターリングラード攻防戦(歴史群像欧州戦史シリーズ24)』

 ここに掲載した以外にもたくさんの本を読ませていただいた。
 本に感謝。書いた人に感謝。私のとこまで届けてくれた人にも感謝。

 来年も楽しい本と出会えればいいなぁ。

■2005年度銅大賞

◎歴史部門:『「本能寺の変」本当の謎』 円堂晃
 本能寺の変について、盲点ともいうべき点をついてきた著作。
 盛り上げ方もうまい。

◎架空戦記部門:『超戦艦大和 龍神の艦隊 最終決戦』 中里融司
 名にしおうゲッター戦艦三部作はフィナーレにおいて、素晴らしい盛り上がりをみせてくれた。やはりここまでやってこその娯楽作品だ。

◎SF部門:『宇宙賃貸サルガッ荘 5』 TAGRO
 やや駆け足ながら、きれいに落としている点を評価したい。小ネタの数々も良し。

◎メイド部門:『仮面のメイドガイ』 赤衣丸歩郎
 イロモノでありながら、その客を楽しませようという精神において正当派。来年も期待大だっ!

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この日記は簡単ホームページ日記で作成されました。