| 10月01日 |
病院へ行く。
前回の血液検査の結果。
GOT:70→54(基準10〜40)
GPT:108→77(基準5〜45)
γGTP:128→108(基準16〜73)
中性脂肪:141→129(基準50〜149)
尿酸:7.5→6.3(基準7.0以下)
地道に改善。やはり運動して体重を減らしているのが良いのか。
それはそれとして、便の検査をすることにする。
| 10月02日 |
いつも利用しているフィットネスプラザで、
『体脂肪減少のためのおすすめプログラム』というのがあったので、ほいほいとのぞいてみる。
内容そのそのものは普通であったのだが、『バランスボール腹筋』というのがあって、そもそも私はバランスボールを利用したことがない。
これは良い機会ではないかと、トレーナーの方に指導してもらう。
ようは直径50cmほどの柔らかいボールの上に寝そべったり、足をのっけたりしてバランスをとりながら腹筋をするのであるが、これがなかなかうまくいかない。ちゃんとバランスをとったり、踏ん張ったりしないと姿勢が不安定になり、転がり落ちてしまうのである。やー、面白い。
月初めなので、体脂肪測定。
前回(9/20) 今回
・身長166cm ・同じ
・体重70.4kg ・69.7kg
・脂肪率23.8% ・26.1%
・脂肪量16.8kg ・18.2kg
・標準体重60.6kg ・同じ
・肥満度16.1% ・15.0%
あれあれあれ?
体重は減っているのですが、なぜかは知らないけれど脂肪率と脂肪量が増えてますですよ? (グラフ参照)
そんな、10日ほどで身体の組成が劇的に変化するとは思えない。先週、いろいろと体調が悪い日々が続いた影響で電気抵抗とかおかしくなったのかしらん?
■本日の読書:『朝日百科世界の歴史 15世紀の世界』
いよいよ大航海時代が幕を開ける。
あんなもん、アラビアやインドの商人かてインド洋をまたにかけとったわいとか、
アメリカ行ったんはバイキングが先やとか、
鄭和の遠征の方が規模がスゴイとか、
まあ、いろいろと言われることが多い大航海時代であるが(何より、『**の発見』といった表現や、『フィリピン』などの勝手につけた名前が、原住民の反感を買うのである)なんといっても、その後、現代にいたるまで世界の歴史に大きな影響を与えたのは事実であるし、歴史というのは結果がすべてである。
でかい面をしてぶいぶい言わせたいなら、やはり勝たねばならないのだ。
そのでかい面をした代表、西ヨーロッパであるが百年戦争が終わったりして王権がしだいに強化されていく。
逆に地中海の東であるがついにというかなんというか、1453年、1000年の歴史を持つビザンティン帝国、東のローマが滅びてしまう。まあ、この100年以上、いつ滅びてもおかしくはなかったのだがこの時期に滅びたのもなんか象徴的だ。
で、アフリカ各地にはポルトガルがヴァスコ・ダ・蝦蟇の航海などであちこちに城を築き拠点とする。
なお、オセアニアではトラック諸島のファウバ遺跡の堡塁が築かれたりしてるのであるが、平和そうな南の島だって戦争はするのである。人間だからな。
ついでにフィジーでは敵を食べる。生涯の間に872人を食べたという記録を持つ酋長もいるそうな。うまいのだろうか? 美味説と不味いという説のふたつがあるのだが、こればかりは実際に食べてみないとわからないだろうなぁ。それも、『人肉だと知らない』状態でないと、平静で客観的な評価ができないし。
そろそろ危険度が上がってきたアメリカでは、アステカとインカの帝国が興隆する。
意外に思われる人もいるかも知れないが、実はこのふたつは新興の帝国である。
プロレス技の発祥地でアステカイザーを生んだアステカは、そのことからも分かるように戦闘民族で、イスラムにおけるトルコ系部族のように、最初は傭兵として文明国に入り込み、後にその武力でもって支配階級にのしあがったのだ。
インカもやはり15世紀初頭から、ペルーのクスコを拠点に勢力を急速に拡大させた国家で、組織力と統治力に優れていた。文字を持たないので、紐に結び目をつけてこれで記録の代わりにするという愉快な方式を採用していた。
いずれにせよアメリカという閉ざされた大陸の中ではいつもの事である。彼らもいずれは次の勢力にとってかわられるはずだったのだろうが、何もかもを変えずにはおられない歴史の濁流が接近していた。
言うまでもなく、1492年の、コロンブスによる大西洋横断である。
中央アジアでは、ティムール帝国がさっさと内紛により滅びる。
しかし、内紛うんぬんは置いておいても、歴史は彼らにより栄光ある未来を用意してはいなかった。世界の東と西では、騎馬戦術が没落する時代を迎えていたのだ。
歩兵による火力制圧戦闘――火薬を利用した銃の時代がすぐそこに来ていたのである。
征服王朝であった元への反発からか、明王朝は対外的にはあまり進出しないという政策であった。とはいえ、永楽帝のように積極的な外征をした皇帝もいたし、鄭和の遠征もこの時代に行われた。
もっとも、永楽帝は反乱によって玉座を奪ったという負い目からか、文官よりも宦官を重用し、彼らによる秘密警察が跋扈するというやーな時代にもなったりしたのである。鄭和も宦官であるが、ああいうのはむしろ例外というべきであろう。
日本では応仁の乱。祇園祭も中止されるほどに京は乱れた。応仁の乱そのものは双方の疲弊によりなし崩し的におさまったが、地におちた幕府の権威が復活することはなく、日本は戦国時代を迎えるのである。
| 10月03日 |
| 10月04日 |
ズール族は、果たして『ズール』か『ズールー』か?
あなたはどちらがかっこいいと思うだろうか。
■本日の読書:『挑戦! 嵐の海底都市』エドモンド・ハミルトン
復刊するシリーズでこいつが出るというので、本棚からひっぱりだしてながめてみる。
このオープニングは、シリーズ中屈指だと私は思うね。
いきなりまず悪漢登場! 黒い宇宙服! ヘルメットも黒く塗って顔は分からない!
こいつが、テレバイザー(通信機)を前にして、部下に命令をくだす。
「宇宙艇1号、こちら〈破壊王〉」
〈破壊王〉! 出だしで正体が分からないという悪役は別に珍しくないが、こいつはまた実にいい感じでワルなのだ。で、こいつが配下の宇宙艇に命令を下してしばらくすると――
攻撃開始時刻(ゼロ・アワー)――
水星。その昼の面では強烈な陽光にあぶられて何もかもが焼きついている。
その中、強力な放射線バリアで陽光をさえぎって鉱山がある。重力等価機の原材料となるグラヴィウムの鉱山だ。
そこへ突然現れた宇宙艇が放射線バリアを出す塔をドカンと破壊する。
たちまちすべてが焼き尽くされてしまう。
攻撃開始時刻(ゼロ・アワー)――
火星。砂漠の夜。ふたつの月に照らされ、24時間体制で掘り続けるグラヴィウム鉱山。その夜空に星が出現する。いや、星ではない、宇宙艇に誘導された隕石。それがまっすぐ高山めがけて落ちてくるのだ。
激突した隕石は、鉱山も何もかも吹き飛ばしてしまう。
攻撃開始時刻(ゼロ・アワー)――
土星。そこの人里離れた峡谷では、珪素生物シリカが物欲しげにうろついていた。こいつらにとって金属はたまらないごちそうである。峡谷にあるグラヴィウム鉱山の鉱脈と、採掘機械を狙ってうろつく怪物どもを防いでいるのは原子力火炎放射器の強烈な炎だ。
だがそこで宇宙艇が出現し、火炎放射器を破壊していく。
炎の防壁がなくなり、シリカどもが大挙して鉱山へと押し寄せる。奴らが立ち去った後にはすべての金属が食い尽くされていた。
攻撃開始時刻(ゼロ・アワー)――
月。ここには太陽系文明の守護者である、キャプテン・フューチャーが住んでいる。そのチコ・クレーターの近くへ宇宙艇が着陸する。
狡猾な〈破壊王〉は、己の野望を阻止する危険がある唯一の敵手を、作戦開始と共に葬り去ろうとしていたのだ。
キャプテン・フューチャーに危機が迫る。
で、ここまでで文庫でわずか11ページである!
すばらしい。このたび復刊したのは実に喜ばしいことではないだろうか。
| 10月05日 |
すっかり秋。
食欲の秋。
■本日の読書:『神風隊長 恐怖の火星鉄仮面』江戸門晴美
キャプテン・フューチャーつながりで以前、SF大会で手に入れた同人誌を引っ張り出す。
げらげらげらげら。
素晴らしい。ある意味で原作よりも愉快な描写があちらこちらに。
たとえば、物語のおしまい、『挑戦! 嵐の海底都市』ではキャプテンが普通の生活をしている人々にちょっと憧れを抱く場面があるのであるが
本書、『恐怖の火星鉄仮面』でもそういう場面がある。展開や演出意図はまんま同じである。
だが、その普通の生活というのがだな。
時は夕暮れ。赤い太陽は遠くの山にその姿を隠そうとしていた。暮れなずむ住宅街を、隊長は宇宙港の方へと歩み始めた。
周りの家々からは、夕餉の準備のための包丁のトントントンという軽やかな音が聞こえ、それと共に何かを煮る良い匂いが漂ってくる。
どこからか豆腐屋のラッパが風にのって聞こえ、遠くのお寺の鐘が、一日の終わりを告げる。
「勝坊や、ご飯だよお」
どこかの家から、外で遊ぶ子供を呼ぶ母親の声がした。
で、月で生まれ育った隊長が、自分の知らない家庭の団らんの風景に少ししんみりとするのだが、そこへ宇宙港で待っているはずの仲間達が道の向こうにあらわれて。
そうだ、俺には素晴らしい仲間がいるじゃないか。俺のいるべき場所は、あの星空の向こうなんだと歩みはじめてエンディングなのである。
すごい。つうか、どうかすると感動してしまう。キャプテン・フューチャーでまったく同じ演出の場面があってさえも、こうなのだ。
人間というのはちょろくできとるなぁ。
| 10月06日 |
ゲームジャーナルという雑誌で、デザイナーのソンシー浅野氏が、『戦略級ガンダム』というのを作ろうとか企画しているらしい。
かの浅野氏はかつて『戦略級銀英伝』という傑作をものにしたお人であるのでちょっと期待である。とはいえ、同人時代なら銀河英雄伝説もアリだったろうが、商業誌になった現在、版権の厳しいガンダムの企画が果たして通るのかどうか、大いに疑問である。
ところで、戦略級のガンダムといえば、このサイトでも紹介してあるコンシューマゲームの『ギレンの野望』であるが、このゲームで私が一番気に入っているのは他でもない「オデッサ作戦が始まると突然湧いてでる連邦軍」という箇所だ。
この手のゲームではしばしば敵味方は同じ土俵に立つ。つまり、こちらが拠点でモビルスーツを生産して配備すれば、敵もやはり同じようにモビルスーツを生産して配備するのだ。だが、これはコンシューマのゲームとしては今ひとつぱっとしないのではないかと私は思っている。
ようするに、いったんこちらが有利になり、資源や拠点を確保してしまうと、後はルーチンワークで量産した兵器を単純に相手にぶつけるだけになるのだ。敵の思考ルーチンを改良しても大きな変化はない。PCゲームの『コサックス』でもそうであるが、最前線での押し合いへし合いが長引くだけで、結果として敵の防衛ラインを一度突破してしまえば、もはや不利になったコンピュータ側が態勢を立て直すのは不可能なのである。
戦線の後方に敵が侵入することもないので、最前線をのぞくと本国などは空っぽである。
これはゲームとしては正しい(持てる戦力を有効に活用している)のだが、ハラハラドキドキはないし、リアルでもない。いかに優勢であっても、本国など重要拠点にはそれなりの兵力を置くものであろう。
その点、突然敵が後方にわく『ギレンの野望』のオデッサ作戦のような方式はきわめて優れている。
ようするにコンピュータ側は作戦を発動しさえすれば、兵力が自動的にわくのだ。これならば、たとえ不利になっても問題はない。『絶対防衛圏』作戦を発動すればいきなり要塞が作られてそこに部隊が配備されるし、『通商破壊』作戦を発動したら、通商路に敵の高速遊撃部隊が出現して拠点を攻撃したりするのだ。
デザインする側は、どの作戦をいつ、どのようなタイミングで発動するかシナリオを組めばいい。思考ルーチンを高性能にするよりは、よほど楽であろう。むろん、繰り返しプレイすればシナリオのフラグなども明らかにされるが、この忙しいご時世である。そんなに何度も遊ぶようなものでもあるまい。
いかがなものだろう。意外といけるのではないかと思うのだが。
| 10月07日 |
『戦略級ガンダム』話、続く。
コンピュータ・ゲームで部隊を生産して前線送って戦って――というゲームは、設定などがどうあろうが、結局は、第一次世界大戦型のゲームにならざるを得ない。
第一次世界大戦型のゲームというのは私の適当な造語である。
SPIのゲームにその名も『World War I』というのがあって、これがもうひたすら塹壕戦なのだ。最前線はずらりと部隊が並び、ぼかすか殴り合いを続ける。だが、両軍ともに何せ機動戦とは縁がない。相手に損害を与えても、後方から補充を受け取って粘り強く戦い続けるので、戦線がぴくりとも動かないのだ。
戦線が動くのは、補充そのものが国力の限界に来てなくなるか、はたまた補充を上回る勢いで損害が出て、突破が可能になった時である。
そういうのでも十分にゲームにはなる。『コサックス』は面白いし、『大戦略』だって悪くはない。そしてPSの『ギレンの野望』だって、決して捨てたもんではなかろう。
だが、ちょっとは目先を変えてみるのも良いのではないかと思うのだ。
人とゲームを遊ぶ場合の面白さのひとつに、相手がどのような手を取ってくるのか分からないどきどき感がある。手の内を互いに探る感じだ。まあゲームに限らず、飲みの時のバカ話でもこれは言える。GDWの『1940』でドイツ軍がどこを突破してくるのか考えながらフランス軍を配備し、AHの『宇宙の戦士』でクモどもの核地雷がどこに設置してあるのか読みながら強化歩兵を動かす、あの感覚だ。
コンピュータ・ゲームにそのどきどき感を求めるのはあまりよろしくない。コンピュータは計算で最適手を考えるのは得意だが、相手の不意を打つ博打は得意ではない。太平洋戦争のゲームで馬鹿正直に空母機動部隊を南太平洋か中部太平洋に何度も送り込んでくるアメリカ海軍は、やはりどうかしている。
やるならシナリオ設定の強制イベントだ。
ガンダムの一年戦争であれば、たとえばこんな感じだ。
■第4艦隊事件イベント
開戦と同時にミノフスキー粒子を散布し、奇襲攻撃を試みたジオン軍。
だが、レーダーも通信も封じられて身動きが取れないはずのコロニー守備艦隊は、不器用ながらもジオン軍に抵抗を開始した!
実は、前年の演習において、連邦軍の第4艦隊所属の戦艦1隻が、エンジンの故障によりミノフスキー粒子を周辺宙域に大量に散布するという事件があったのだ。この時、レーダーや通信が使えない連邦軍の艦艇はほぼ無力化し、演習はさんざんな結果となった。
この結果を重視した作戦参謀のひとりが、「テロないし事故によりミノフスキー粒子が散布された環境下における戦術行動」というレポートをまとめ、配布していたのである。
◎効果
ジオン軍の奇襲効果がなくなる。連邦軍による反撃でコロニー襲撃は失敗に終わる。
それっぽいイベントを大量に用意すれば、かなり盛り上がるのではないだろうか。
史実(アニメ放映)イベントだけではやはり限界があると思うのだ。
| 10月08日 |
雨がしとしと。
台風が接近しているらしいが、広島は見逃してくれるらしい。
その広島であるが、川の三角州の上に発達した町であるため、町、特に旧市街は川で細かく区切られている。当然、橋も多い。
川には土手があり、河川の氾濫に備えている。土手にせよ、橋にせよ、定期的に補修しなくてはならないのは当然のことで、おそらく広島市の予算の多くはそこに割かれているのであろう。
で、広島に住んでいれば川土手で工事をする工事用の車両を見るのはいつものことなのであるが――
土手で油圧ショベル(ショベルカー、ユンボ)がごとごとと作業をしていたのをちょっとながめてみた。
小さいが、安定している。ううむ、やはりキャタピラは不整地に強い。
お、穴にはまった。けっこう深いし何よりぴっちりはまってるな。前進も後進もこれは難しかろう。
おお、旋回して周囲を確認しておる。ふむふむ。
や、ショベルをがっ、と前の地面に食い込ませたぞ。おお、なるほど、アームで自分を浮かせてそれで乗り越えようとしておるのだな。ほほぉ。
なんというか、意外と面白いものである。
| 10月09日 |
フィットネスプラザでのトレーニング前に血圧を測ると、上が164もあった。下は143。機械で測定するとどういうわけかいつも高いのだが、今日はことのほか高い。
で、終わった後に測定すると30も下がっていた。ふむ?
■本日の読書:『朝日百科世界の歴史 16世紀の世界1』
ヨーロッパで宗教改革。対するは反宗教改革。いずれにせよ信仰と神について考え直す機会になったようである。
おまいら真面目すぎです。
同時期にイギリスではカトリックと縁をきって国教会を。
理由は、国王が王妃と縁をきって王妃のメイドと再婚したいからというもの。
おまいら面白すぎます。
バルカン半島はオスマン帝国により支配される。オスマン帝国の絶頂期である。
ロシアではツァーリが登極。だがこの時期は周囲になんちゃらハン国がいたり、ウクライナはリトアニアが支配してぶいぶい言わせていたりしたのだ。
モンゴルの地で、最初のダライ・ラマ誕生。なおダライ・ラマとは「海のごとく広くて深い功徳を施す高僧」だそうで、そのままふーんと思っていたがはたと気づく。
モンゴルって海ないじゃん?
海を見たことがないからこそ、海に憧れているのだろうか。
アフリカでは、ベニン王国やコンゴ王国がやってきた宣教師たちから文化を吸収したり。
ベニン王国の国王の隣りには、美少年(だといいなぁ)が王権を示す剣を持っていたそうであるが、なんでも常に裸で、体毛は全部そってつるつるだったそうである。
全裸でつるつる。
東南アジアのマラッカ海峡にあるマラッカ王国は、香料の産地と流通をおさえ、貿易が盛んであった。これにヨーロッパ人が目をつけないはずがない。ポルトガルのインド副王が、16隻の大艦隊(このへんの微妙さ加減がいい)を送ってこの地を支配する。
しかし、王国残党はマラッカ海峡の島に拠点を移して海賊と貿易を行って対抗。他の周辺諸国もポルトガル人に利益を独占されないように盛んに海外貿易をはじめたのである。
明王朝は低迷期を迎える。
南アメリカでは、スペインによる征服が進む。
■本日のアニメ:『トップをねらえ 2』
友人宅で一緒に見る。
えー。
……フリクリ?
いや、好きですが、イロイロな意味で。こういうの。
おお、バスターマシン登場。
……ガドガード?
ああ、やっぱりいづなさんかっ。
前作に比べてもインチキ度合いが大きくなっていて、時代の流れじゃのぉ、と感じ入るしだい。おもしろいのはおもしろいのだが、もはや伝統芸能を愛でる感じで、どきどきする感じはないなぁ。
そういえば、ケロヨン人形が雪に埋まっているのをみて思いついた一場面。
しんしんと雪が降る。
ケロヨン人形が6体、一列にずらりと並んでいる。
ケロヨンのうち5体には笠がかぶせられ、
最後の1体には手ぬぐいがかけてある。
とっぺんぱらりのぷう。
| 10月10日 |
雨
■本日の読書:『おねがいツインズ1 一人と二人』雑破業
アニメの方は見ていないので、事前情報は同人誌からのみ。
とりあえず、3人いてそのうち2人が血縁らしい。
おし、それでは読んでみよー。
捨て子が3人。男の子と女の子ふたり。
おお、なんか微妙にシリアスっぽい。いつもの雑破さんとは違う感じである。
で、高校生になったこの3人が一緒に生活をするうちに――という展開。
女の子はふたりとも男の子を異性として意識してしまう、という微妙に背徳感あふれる感じである。
背徳感は恋愛のスパイスである。ちゅうか、すでに3人が同じ写真(男の子と女の子がふたり写っている)を持っている時点で、兄妹であるという根拠は怪しくなるのであるが。
これ、3人とも実は血縁でなかったというオチではないかなぁ。
| 10月11日 |
雨やむ
■本日の読書:『おねがいツインズ2 二人と一人』雑破業
続きである。
春スタートで、夏休みでエンディング。
比較的テンポは早い。
互いに互いを、血縁とは関係なしに家族として大事に思うようになっていくという展開はなかなかにナイス。血縁もむろん大事だろうが、家族になる方法は血のつながり以外にもあって良い。
そういう意味でうまいと思ったのが、三人が『自分たちの過去を知る手がかり』を見つけたが、それを読まずに焼却するという展開。
なるほどっ、これならカドが立たない。
何しろ、三人とも捨て子で施設育ちである。捨てた親に対する思いは複雑であろうが、ここで親の立場とかを説明してしまってはイロイロ困るのである。
良い人だったが理由があって子供を捨てた――とかでは、よほどの理由でないと三人はおろかそもそも読者が納得しないし、身勝手な連中であった――では、単にむかつく展開にしかならない。
ならばいっそ、語らないことでごまかすというのは立派な手法のひとつだと思うのだ。
まあごまかし方が今ひとつかなぁ、とは思わないでもない。
これならもう一歩進めて、三人のうち誰と誰が(あるいは三人ともが)血縁か分からないまま、証拠の品を焼いてしまった方がいいのではないかと思うのだ。
中途半端にばれるのは、やはり隔靴掻痒である。
しかしまあ、さすがは雑破さん。うまい文章である。
特に変態を書かせると天下一品。
| 10月12日 |
9日の日記で書いた笠地蔵=ケロヨンのネタで調べたのであるが、笠地蔵の話そのものは日本全国あちこちにあるそうな。
世界大百科事典から引用しよう。
>>
この昔話の筋は,大晦日訪れるとされる神の姿と重なるものであり,地蔵の笠は正月神のあかしの被り物(かぶりもの)ともみられている。地蔵の形をとりながら,この昔話が〈大歳(おおとし)の客〉に分類される理由もそこにある。貧乏な爺が,大晦日を境にして米,蛭,薪,金銀などに恵まれた福富爺に一変すると語られるのは,大晦日に幸運招来や運命の転換が果たされると信じた素朴な古人の心意をうつしたものであろう。この昔話を寺伝にする笠寺,笠覆寺がある。
>>
『大歳(おおとし)の客』という分類は、あの『遠野物語』などの著作で知られる柳田国男さんと共に民話を研究した関敬吾さんの分類によるものである。このへんは『日本昔話大成』に詳しいそうである。他にも〈呪宝譚〉〈婚姻・異類女房〉などという分類があり言葉の感覚だけでもなかなかそそられる。使い道を考えたいものだ。
最後の一文もなかなか興味深い。寺をながめるときにこういう寺伝を覚えておくとまた違った趣きがあるだろう。
| 10月13日 |
戦記物の基本の物語構成について考えてみる。
史実を扱ったものは必ずしもそうではないが、フィクションとしてドラマを仕立てる場合は、やはり視点側が不利になってくれないと盛り上がりにかける。
負け戦というのは便利なもので、勝ち戦よりはよほどあちこちに盛り上げ演出を挿入できる。
だからそのまま、ずるずるどろどろの撤退そして敗戦でも十分に盛り上げようと思えば盛り上がる。
しかし、どっかで“逆転”しようとなるとここでハタと物語の作り手は悩むのである。
まず、負けている側が勝利するにはふたつ方法がある。
■戦力が増える
■敵が戦意を喪失する
両方を使うこともあるし、片方だけのこともある。
戦力が増えるには、まずそれまで戦っていなかった増援が到着するというのが一番安易であるが説得力が高い。西部劇で騎兵隊が到着したりするのもそうだが、あらかじめ、「ここで支えていれば味方がやってくる」という伏線を用意しておけばそれをネタにドラマもいくつか構築できる。
ちょっとテクニカルな方法としては、敵の戦力がこちらに寝返ってくるというパターンがある。これには敵側の内情やドラマも描いておく必要があるし、それまでの立場をさかしまにするにはそれなりの大きなイベントが必要である。関ヶ原で小早川秀秋が裏切ったみたいなのをそのままやっても、読者の多くはいまひとつ盛り上がらないであろう。
敵が戦意を喪失するには、奇襲が一番である。奇襲のよいところは、視点を小さな集団レベルまで落としやすいので、個人の活躍を描く余地がある点であろう。
奇襲には心理的なものと物理的なものがある。どちらがドラマにしやすいかといえば、これはもう間違いなく後者である。
「まさか――」「なぜ――」不意を打たれ、驚いた人間はしばしば判断を間違える。その判断ミスが戦局を変えるというのはいかにもありそうで説得力を持つ。
しかし心理的な奇襲には欠点もある。
この手法は、ドイツの電撃戦がそうであったように、相手の戦う意志を破壊する戦法である。
つまり相手次第ということで、相手が強固に、あるいは頑固に戦いを継続しようとしたら効果は激減するのである。むろんそこは物語の作り手のさじ加減ひとつであるから、これ以上戦闘シーンを描写する必要はなかろうと思えば、そこで「戦意喪失。TKO勝ち」と宣言してしまえばいいのだ。
いずれにせよ、戦記物を書くのであれば、特に理由がないかぎりはまず負け戦である。
だらだらと続く勝ち戦ほどつまらないものはない。だが、毎回毎回、負け戦から逆転というのはこれはこれで説得力を喪失する。
なにごとも塩梅が重要であろう。
| 10月14日 |
わしはもうだめじゃ〜
■本日の読書:『パナマの死闘』セシル・スコット・フォレスター
私が持つホーンブロワー・シリーズの中で本書は驚くほどに傷みが激しい。
それだけ繰り返し読んでいるということだが、むろん、内容もそれに相応しい優れた物だ。
私がもっとも愛するイギリス海軍将校はリチャード・デランシーであるが、むろんのこと、ホーンブロワーも大好きである。内省的でかんしゃくも起こすこの人物は、デランシーほどにはそれっぽくない――より、現代的なメンタリティの持ち主である。
しかしまあそのへんをさっぴいても、やはり本書は私にとって大いなる衝撃であったしakagane-基準において『墓場まで持って行く』評価をくだされた数少ない本なのだ。
日本で刊行されたシリーズでは第5作であるこの作品は、原作においては最初の1冊である。経験も積み、ついにフリゲート艦の艦長となったホーンブロワー艦長が、極秘任務を受けてはるばる大西洋を横断し、マゼラン海峡をぬけて太平洋側のパナマにまでやって来たところから本書は始まる。
半年をこえるこの航海を示すのがまずなんといっても食生活である。
堅いパンはコクゾウムシが住みつき、水はどろりと濁り、コーヒーはパンを焦がして煎じた代用コーヒーである。塩漬け肉はすでに一年近く樽の中におり、乗員に配給する煙草や酒の残りが少ないことが、ホーンブロワーを悩ませる。
この、『日常を食事で表現する』というのは、きわめて大きなポイントである。
食事は、ただ栄養を摂るだけの物ではない。それは文化であり、心のよりどころであり、人と人とをつなぐものなのである。
池波正太郎さんの作品が、食事とその風景を通して江戸とそこに住む人々のいろいろな情景をありありと描き出すように、ホーンブロワーシリーズでは、その食事の描写が帆船などに乗ったこともない読者を、登場人物と強く結びつけるのである。
食事にこだわったSFといえば、デュマレスト・サーガであろうか。主人公のアール・デュマレストはほとんど無一文で星から星へと旅をしている流れ者である。だから常に彼は貧乏と飢えの危険にさらされている。
『食える時に食う』というのは、丈夫なブーツと並んでデュマレストの座右の銘である。
しばしば登場するのが宇宙船で食べるベイシックという、液状カロリーメイトのようなものである。どろどろの溶液はブドウ糖を主体とした甘くて不味いシロモノで、しかし、栄養はたっぷりとある。これをデュマレストは飲める時にしっかりと飲む。
他にも、行く先々の星でデュマレストは飢えないために狩猟をして獲物を調理して食べたりとか、まあ、なんというか、実にローテクな描写がてんこもりなのも本書の特色であろう。
後はSFマガジン掲載で、そのうち文庫にならんかと期待している草上仁さんの『マダム・フィグスの宇宙お料理教室』なんかは、きわめてばかばかしくてよろしい。
| 10月15日 |
だめだめじゃ〜
■本日の読書:『特命高校生』竹内桜
二年ほど前に、友人から借りて読んで気に入ったので、このたび蔵書に入れることにする。
“高校生+退魔物”という、ある意味でむちゃくちゃオーソドックスな組み合わせ。
この組み合わせだけで、数百から数千の小説や漫画が見つかるだろう。
残念ながら本書は他のライバル達を蹴落とすにたるインパクトがある方ではない。あったら、1冊では終わらなかっただろう。
だが、地味ながらいろいろ味わい深い作品である。用語の使い方や、物語の展開が、すっきりとしていて綺麗なのだ。
特に気に入っているのが、ミッション3の事件である。
これは『猿の経立』が巻き起こす事件である。
ほこらに封印されていた猩々の経立(齢を経た動物が妖怪に変化したもの)が、台風でほこらが壊されて数百年ぶりにこの世に出る。
その猩々が生け贄の少女を求め、白羽の矢を一軒の農家の玄関に立てたところから物語は始まる。
双子の高校生の退魔師は、村人には物忌みをしてもらい、身籠もりで呪詛返しを試みる。
いわゆるあれだ。家にこもって出ないというやつである。こういう地味な守りから入るのだから――
読者が逃げるのではなかろうか。いや、私は大好きなのだが。
むろん、物語であるようにどんどんとドアを叩いて「おばあちゃんが危篤でっ」とかやるのだが、そこは現代。
身籠もりしながら携帯電話で連絡して「おばあちゃんは無事よ」などと切り返す。
しかし現代である。村人だって「妖怪なんてよくわからないもののために家にこもるのはなぁ」てんで外に出てころりと経立に操られてしまうのである。
呪法では防げない、村人を相手に双子はどのように戦うのか――
というところから最後のオチにいたるまでのスマートさは、見事の一言。
派手ではないが、きっちりした物を読んでみたいならぜひご一読を。
| 10月16日 |
気を取り直してフィットネスプラザへ行く。
ああ、トレーニング前に計ったら体重が1kg増えてるっ!
栗ご飯とかおいしいからなぁ……
■本日の読書:『燃える戦列艦』セシル・スコット・フォレスター
『パナマの死闘』を読んだので、なんとなく続きを。
前の巻で勲功をあげたホーンブロワーは、フリゲート艦からランクアップして戦列艦の艦長になる。2年間の航海を終えた乗員は、そのまま陸地に上げてもらうことなく戦列艦の乗員にシフトされる。給料は未払いだし。
さて、戦列艦という表現は現代ではあまり見慣れないものと思われる。
そこで平たく説明してみよう。
当時の英国海軍では、軍艦を等級で分類していた。
砲門の数で等級は決まる。一等〜六等まである。
このうち、一等〜三等までが戦列艦(Ship of the Line)である。
砲門数64以上。舷側(船の横側)にずらりと30門以上の砲口が並んでいたら、そいつは戦列艦である。
海戦における主力艦であり、20世紀前半における戦艦のような艦種だと思ってもらえればよいだろう。
五等〜六等がフリゲート艦(Frigate)である。砲門の数は20門〜44門。ほとんどは36門とかそのへんである。
フリゲート艦は、その優れた速度を生かして護衛や哨戒、通商破壊(いわゆる海賊)、伝令などのさまざまな仕事をこなした。たいへん使い勝手が良い艦種で、個艦で行動する事も多かったので海洋冒険小説において主役をはることが多い。
だが、砲門の数が少ないので海戦においてはどうにもカバーのしようがない。当時の大砲は戦列艦だろうがフリゲート艦だろうが基本性能は同じでとにかく近づいて撃つしかないから、いかにフリゲート艦ががんばろうが戦列艦に立ち向かって勝利することは不可能なのである。こうした、小型艦でも一発必中、大逆転の兵器である魚雷を搭載するようになるのは、まだ100年未来の話である。
よって、大きな海戦(トラファルガーなど)では出番はない。
なお、四等級の艦は戦列艦にしては弱いし、かといってフリゲート艦にするには大きすぎて速度が出ないというので英国海軍ではわざわざ量産はしなかった。
ただ、英国外や古い戦列艦ではそういうのもあり、『パナマの死闘』において文字通り、ホーンブロワーが死闘を繰り広げるスペインのナディビダット号は砲門50で、この等級になる。
さらに等級外の小型艦(補助艦艇)などもあるのだが、とりあえず割愛。
そういうわけで、36門のフリゲート艦リディヤ号から、どーんと74門のサザランド号の艦長に出世したホーンブロワーであるが、まず艦の艤装で頭を悩ませる。とにかく乗員が足りないのだ。
この時代の絶対君主制国家としては珍しく常備軍が小さい(特に大量の兵員を必要とする陸軍が小さかった。これはヨーロッパ本土と違い、他国と陸続きでないのが大きかった)イギリスでは、自分の艦の水兵を集めるのは原則として艦長の仕事であった。
裁判所から罪人を集めたり、棍棒持った水兵を酒場や村に送り込んで、そこらへんの農夫などをぶんなぐって拉致したりと、実に容赦がない。
他にも、戦列艦の艦長ともなると社会的な地位があるので、服装その他、身の回りの事にも金を使わねばならないのだが、庶民出身のホーンブロワーはとことん貧乏である。パナマでの戦いでもらったぴかぴかの金で装飾した剣を質に出してまで金を工面したりと、このあたりのホーンブロワーの苦悩は読んでいてたいへん楽しい。
| 10月17日 |
ダイエットには、リンゴがいいらしい。
アサヒビールと日本体育大学大学院の中島寛之教授らの共同研究で、リンゴから抽出されるリンゴポリフェノールに、筋力を増し、内臓の脂肪を減らす働きがあることが明らかになった。
(中略)
リンゴのポリフェノールは果肉にもあるが、特に皮の部分に多く含まれているという。アサヒと中島教授らは、リンゴポリフェノールを5%混ぜた固形エサを3週間与えたマウスと、普通の固形エサを与えたマウスを比較した。その結果、ポリフェノール入りを食べたマウスは、普通のエサのマウスより筋力が16%高く、内臓脂肪は27%少なかったという。
リンゴダイエット復活かっ。
むろん、このマウスは一日中食っちゃ寝をしていたわけではなく、きっとからからと車を回していたに違いないのだが。
リンゴダイエットといえば、清水義範さんの『戦時下動物活用法』収録の『空腹姫』というのがあって、3日間連続でリンゴだけを食べるというダイエットに耐えかねた女の子が、これもリンゴだろうとアップルパイを作って食べるという話があったのを思い出す。あれは面白かった。
| 10月18日 |
何やら再び三度、いや四度、いやいや五、6、VII……えーと、今年は本土上陸13個目になる台風が近づいているらしい。
日中は良い天気であったが、夜より雨。
■本日の読書:『ツバメしんどろ〜む2』茜虎徹
相も変わらずラブラブべたべたである。
年上のお姉さんに甘えたいというのは、男の本能のひとつであろう。赤ん坊プレイなどとゆーこの方面の極北までいかずとも、男が恋人の前でわざと幼い口調や行動をするのは別に珍しくもなんともない。
なお2巻では宇宙海賊のロリロリ(でも実年齢は高い)少女がレギュラーとして登場している。
おかげでお姉さんに甘える/甘えさせられる描写が減少傾向にある。むろん、幅広い読者層に――すなわち、お姉さん萌えからロリ萌えまで幅広く――アピールするのは大事であろうが、作品の根幹はやはりお姉さん萌えであり、そこをおろそかにしてはイカンと強く思うしだいである。
| 10月19日 |
ふと思いついたのだが。
『ギレンの野望』ならぬ『デスラーの野望』というのはどうだろうか?
ガミラス帝国のデスラー総統となって、銀河系を支配するゲームである。
敵をざっとあげてみると――
▼白色彗星帝国
軍事力もさることながら、その本拠地である白色彗星が難攻不落の要塞となっている。
▼暗黒星団帝国
重核子爆弾という切り札を保有。うかうかすると本星がやられて城下の盟を誓わされる。
▼ボラー連邦
ガミラスの宿敵。ゲームを通してメインの敵となる。ろくな軍も将兵もいないが、その国力は脅威。
▼ディンギル艦隊
しょせんはローカル艦隊なのだが、これが出現する直前の銀河系衝突イベントにより戦力ががたがたになっているので注意。
ここでポイントは、我らが太陽系である。友好を結ぶか、はたまた征服するか。友好関係を結べば、戦場でヤマトが手助けをしてくれるイベントが何度か発生する。
一方で征服しようとすると、ヤマトがはるばる大マゼラン星雲まで迫ってきて、うかつに対応するとドメルを始めとする将兵や艦隊が次々に壊滅するというやっかいなイベントが発生。だが、これを乗り切ることができれば、地球の優れた兵器や将兵を利用できる。
特に戦艦アンドロメダは個艦性能では最強を誇り、その拡散波動砲は一個艦隊をも殲滅する。また地味ながらコスモタイガーなどの戦闘機と優秀なパイロットは対戦闘機用の武装を持たない敵にきわめて有効である。
……ああ、なんかこー、面白くなりそうな予感がっ。
なにっ? それならエポック社の『銀河帝国の興亡』というゲームがあるって? うーん、あれも悪くはないんだがなー。
| 10月20日 |
台風縦断。
おそるべし。
■本日の読書:『大唐帝国』宮崎市定
ちょと思い立って、宮崎市定先生の『大唐帝国』を読み返す。
これが、いきなり漢帝国末期の混乱と三国志のあたりから始まるのである。
なにやらみなもと太郎さんの『風雲児たち』を思い出す。アレはもっとすごくて、幕末の風雲児たちの物語を書こう〜という出だしから、
時代は、260年ほど遡る
というわけでどどーん、と関ヶ原の戦いにまで戻ってしまうのだ。さすがに今読むと『リングにかけろ!』のパロディがあったりとか愉快すぎる構成なのだが、あの漫画としての豪腕には素直に感服するしかない。
つうか、むちゃくちゃ感動できるのだ。
さて『大唐帝国』に話を戻すと、なぜ三国志からかというと、漢帝国までは古代帝国で、そこから中国の中世が始まるのだという視点なのである。だから、中世の盛夏である唐の時代を語るには、中国における中世社会というのがどのような経緯で生まれてきたどんな社会であったかを語らねばならないというわけである。
宮崎先生の文章には外連味があって、基本は学問なのだが随所に愉快文章が書き加えられている。たとえば三国志の関羽については、三国志演義を引き合いに出して物語の演出技法について私見を述べるといった感じである。
三国志演義では関羽が強いのだが、その描写を紹介している。
・連合軍の司令部。
・董卓の配下の強い敵が出現したとの報告。
・連合軍司令部、武将をさしむける。
・一撃で屠られたとの報告。まずいぞ。
・次の武将を送り出す。
・これまた討ち取られたとの報告。ますますまずい。
・関羽登場。「私がやりましょう」
・軍曹ごとき、ひっこんどれという司令部の中で、曹操が「いや、こいつはできる」
・曹操「酒をやろう。熱燗だ」関羽「それは敵将を討ち取った後で」
・関羽出撃。外からわあああ、という歓声。
・司令部に戻ってきた関羽。敵将の首をたずさえている。
・関羽「いただきます」飲んだ酒はまだ暖かいままであったよ。
宮崎先生は、この間接的な描写が雰囲気を盛り上げておるのだと、たいそうお気に入りのようである。
後、乱世の暴君などに「こいつは野蛮人だからしゃあないのだ」みたいな身も蓋もない人物描写があったりとか、なんか歴史の出来事というよりは知人に関する四方山話のような表現が、親しみを感じさせるコツであろうか。
| 10月21日 |
台風一過。
良い天気。
速水螺旋人さんの日記を流し読みしていると、驚愕の情報が!(実は、読み飛ばしていたのだ)
引用してみよう。
| 10月22日 |
ううむ。
頭痛い。
ううむ。
■本日の読書:『旭日の鉄騎兵』陰山琢磨
こないだ(9/21)読んだのが面白かったので、前作もbk1で取り寄せ。
キャラ萌え小説ではないので、どっちを先に読んでもあまり関係はない。
いや、それは違うな。
本書における主役は戦車だ。これは戦車に萌える本なのである。
戦記物は負け戦だと書いたが、本書でそれを確認してみよう。
▼3式戦車vs豹戦車(北フランス)
オープニングは3式戦車の主役としての活躍であるから、パンサー戦車をアウトレンジで撃破する。強いっ!
▼3式戦車vs虎戦車(シチリア島)
上陸作戦は血みどろの戦いになる。連合軍は上陸したがいいが、ドイツ軍に手ひどく戦争を教育されている。援護の戦艦もウォースパイトをはじめ、フリッツXでばかすか沈む。そこへ日本義勇軍の3式戦車、T−43を中心とする戦車駆逐旅団が増援として派遣される。
3式戦車はタイガーと撃ち合い、これを撃破。
▼100式戦車vsM3戦車(アメリカ:トライアル)
ノモンハンの戦いでBT戦車に97式中戦車では勝てないと悟った日本軍は、BTに勝てる戦車、100式を開発する。
時あたかも第二次世界大戦が勃発。日本はこの100式をアメリカに売り込むことを考える。何しろアメリカは戦争勃発時に、戦車部隊ひとつ持っていなかったのである。
そしてアメリカでTYPE40という名前の100式戦車はM3戦車とトライアルを行い――負ける。
不格好のやっつけ仕事で、まるで洗練されていないM3戦車は、しかし十分な余裕を持った戦車だった。アメリカは、この経験を元にしたM4戦車をすでに開発しており、それと比べると100式戦車はあまりにも発展性がなかった。
もっと強い戦車が必要なのだ。
▼3式戦車vs豹2戦車(北フランス、ノルマンディ上陸作戦)
地獄のような西部戦線が展開される。
ソビエトとの同盟を堅持し、独ソ戦の消耗を経ていないドイツ軍の戦力は圧倒的で、イギリスからの戦略爆撃兵団は壊滅。量産されたジェット戦闘機Me262の群れにP51が数を頼んで立ち向かう。
こうして空が互角の状態であるから、戦いの決着は陸で――戦車が行なうことになる。
3式戦車はノルマンディでもシチリア同様に互角以上の戦いを繰り広げたが、彼らの前にドイツの新型戦車が登場する。
豹2型――パンテルツヴァイだ。砲塔前面150ミリ。作品世界の現時点で最強の戦車砲である71口径88ミリ砲を搭載したパンテル戦車は、“虎殺し”17ポンド砲を持つ3式戦車をアウトレンジで撃破できる。
恐るべきこの戦車を操るのは、ドイツきっての戦車乗り――装甲教導師団(パンツァーレーア)!
▼3式改戦車vs豹2戦車(オランダ)
じりじりと大損害を受けながらドイツ本土へとにじりよる連合軍。
ドイツ軍は戦略予備を投入した、大攻勢をかける。作品世界におけるバルジの戦いだ。
量産なった豹2戦車に立ち向かうのは、なんとか装甲だけでも強化しようとがんばった3式改戦車である。これで防御力はほぼ互角だ。
西部戦線最後の大戦車戦の幕が開く。
全体的に負けとはいわないまでも、どの戦いも劣勢か、あるいは勝ち戦だが大損害という展開である。いずれにせよ戦車ファン大喜びの一作であるのは間違いない。
| 10月23日 |
相変わらず頭が重い。
■本日の読書:『ぎゃるかん 7』倉上淳士
リストラされた営業である主人公が、大学の先輩のつてを頼ってゲーム会社に就職。
ところが、女ばかりのそのゲーム会社は、実は18禁のギャルゲーを作る会社だったのである。
というたいへんおばかな話。こういう悪ノリが私は大好きである。
ネタがネタであるし、青年誌に連載されているくらいであるから、セックス描写については解禁なのだが意外にも妄想以外ではあまりエッチはない。
そのかわり同僚の女の子たちとのラブコメ要素はけっこうふんだんにある。
一応メインヒロインはポニーテールの健気系の女の子(?)なのだが、むしろ積極的なのは相方の勝ち気な女の子の方である。
なお、私がファンなのは癒し系のシナリオライター(書く内容はハードもあり)、遠山(姉)である。
この巻では他の子にヤキモチをやくシーンなんかもあったりしてそれなりに満足。
| 10月24日 |
トレーニングである。
むきむきー。
あ、血行がよくなると頭痛もなくなるな。
| 10月25日 |
ぎゃぎゃん。
■本日の読書:『脅威! 不死密売団』エドモンド・ハミルトン
キャプテン・フューチャー全集2を買ったので読む。
これにはもうひとつ『挑戦! 嵐の海底都市』も一緒に収録されているのだが、こっちはこないだハヤカワ版を読んだので。
「この薬を飲めば若返ることができるンですよ」
若返りの秘薬『生命水』。これを飲むと確かに若返るが、飲み続けなければ薬がきれたとたんにたちまち老化が進行して死んでしまう。
この『生命水』を独占して販売するのが、謎の〈生命王〉(ライフ・ロード)である。
老いを恐れる人間の心につけこんだ〈生命王〉の野望を食い止めるべく、我らがキャプテン・フューチャーが出動する。
とまあ、こういう話である。
キャプテン・フューチャーのポイントは次から次へと息継ぐ暇のない危機、また危機の連続である。各節の終わりは、「そして、恐るべき**がカーティスに迫ってくるのである!!」という感じであると思っていただいておおむねよろしい。
イメージ的には、少年誌の週刊連載漫画で、毎週の終わりは『ひき』のページで終わるというアレである。
週刊連載では、じゃあどうなる、というまでに一週間のタメが存在するがフューチャーの場合は場面を切り替える。
「一方そのころ、こちらは変装したオットー」てな感じなのだ。
この場面を細かく切り分けて、カメラを切り替え切り替え、どんどん物語を進行させていくのだ。むろん、キャプテン・フューチャーはスペオペであるからして襲ってくるのは宇宙怪獣だったり、突っ込んでくる流星だったり、穴が空いて空気が漏れていったりする。
このあたりの仕組みや展開がいわゆるお約束というかルーチン的に感じられるがゆえに、スペオペは低俗であるという印象を持たれる人もいるのだろう。
エドモンド・ハミルトン自身も、あまりキャプテン・フューチャーという作品を自分では高尚であるとは思っていなかったフシがある。文庫の解説にもあるが、6作目までは原稿料が安いので推敲せずに書き上がったものをほぼそのまンま渡していたが、人気が上がって原稿料も上がったから、推敲するようになったとか。
そういう、作家側の事情はともあれ、やはりこの本は面白い。私もこういうのを書きたいし遊びたいのだ。
| 10月26日 |
またもや具合がいまひとつ。
■本日の読書:『見敵必戦』鹿内靖
ウォーゲーマーとして有名な鹿内さんの、いろいろなゲームを絡めてのあれやこれや。主に『シミュレイター』誌に掲載された記事をまとめたものである。
タイトルである『見敵必戦』というのはネルソン・タッチである。
トラファルガーの戦いなどでナポレオンの野望を打ち砕いたかのネルソン提督は、自分の艦隊の艦長達を集めてある訓辞をしている。
意訳すると――
「状況がはっきり分からない時は、とりあえず見えている敵に突っ込め」
さすが、トラファルガーの戦いで大勝利して戦死したネルソンである。
で、この記事の中でとりわけ私が気に入っているのは次のものだ。
▼帝王の如く倒れよ:ゲーム『オペレーション・グレネード』
1945年2月。西部戦線。
ゲームの内容を知らずとも戦史に詳しい人なら、だいたいこれでもうなんかどーゆー戦いが繰り広げられるか想像がつくであろう。
分からない人でも、地図を広げ、部隊を配置したらもう丸わかりである。地図と駒の組み合わせは人間の認識力を強くサポートするのだ。
ドイツ軍――もうダメ。
アメリカ軍――圧倒的。
これはもう、ゲームは一方的にアメリカ軍がぼこぼこにして終わりじゃないか――普通なら誰もがそう思う。だが、ここで鹿内さんのゲーマー脳が冴えわたるのだ。
マップ上を見渡せば、ローエル川の両岸に、強力なアメリカ軍と、消耗しきったドイツ軍が対峙しているように見える。アメリカ軍はすっかり攻勢準備が整っているように見える。――まったくその通りだ。
どこからでもローエル川を押し渡れるように見える。――これもその通り。
だからイニシアティブを持っているように見える。――その通り。
そしてアメリカ軍プレイヤーはイニシアティブを持っているものと思いこんでしまう。
そう。
だが、そう見えるだけだ。
そこにつけ入る余地が出てくる。
ここでドイツ軍プレイヤーが、受け身に立った時、アメリカ軍プレイヤーのイニシアティブは本物になってしまう。負けている側、守っている側にこそ、イニシアティブが必要だというのに。
この視点は、ゲームに限らず重要である。負けているならば、不利ならば、逆にそれゆえに己の手で何がどこまでコントロールできるかを見極める必要があるのだ。
| 10月27日 |
ちょっと熱っぽい。
■本日の読書:『覇者の戦塵1944 ラングーン侵攻・下』谷甲州
最初に一言。
看板に偽りあり。ラングーンに到達するどころか、近くまで寄りもしないがな。
準備不足のまま、ビルマに侵攻した日本第15軍は、頑強なイギリス−インド軍の抵抗にあい、すぐさま攻勢が頓挫。これからどうなるのか――というところで上巻は終わっていた。
その続きである本書は、主にふたつのラインで物語が描かれる。
ひとつは第15軍がらみ。攻勢前に到着するはずだった増援部隊が中心である。飛行第11戦隊と、混成機甲旅団がそうだ。
もうひとつは、アンダマン海をめぐる制海権の奪取だ。商船改造空母とその搭載機の戦いである。
どちらも、歴史改変によって史実とはかなり違ってきている。
飛行第11戦隊は、疾風を装備。『大東亜決戦機』の名前と期待を一身に背負ったものの史実においては生産技術の低下やパイロットの練度不足によって思うような活躍ができなかった疾風が、レーダーと地上管制の組み合わせによって粘り強く戦う。
混成機甲旅団はもっとすごい。四式砲戦車などは史実ではありえなかった重戦車である。それはいいのだが、戦車戦闘(対マチルダ)は2ページしかないのに、その前の渡河の場面だけで8ページを費やすのがさすが土建屋SF作家の谷甲州さんである。
アンダマンの制海権をめぐる戦いは、空母戦である。イギリス軍のイラストリアス級正規空母1隻(2隻あったが1隻撃破された)に対する我が方は光鷹(こうよう)、神鷹(しんよう)の2隻である。1対2だが、何せこちらは商船改造空母である。搭載機は零戦(史実より通信機性能アップ)8機と南山改12機。搭載機でいえばほぼ互角である。しかも、いきなり初戦で神鷹が飛行甲板(カタパルト)に被弾。戦線離脱となる。
しかしこういう、指で数えられるぐらいになってからが谷甲州さんの戦闘描写の真骨頂である。少ない機体にさらに電探装備機と電波妨害機を割り振り、総合力によって数の不利をくつがえしていく。地味で、しかし説得力のある戦いが続く。
だが、いかに日本軍が粘り強く戦ったとしても、もう1944年である。空母量産なったアメリカ海軍と戦略爆撃機B29。
そして、マンハッタン計画が姿を見せるのはそう遠いことではない。
果たして、終戦への布石は可能なのか?
| 10月28日 |
朝が寒い寒い。
■本日の読書:『金星のZ旗』吉岡平
『火星の土方歳三』の続編。今度は金星シリーズである。
前作はたいへんよくできた本であったが、残念ながら私はまるで楽しめなかった。これは別に作品の責任ではなく、単純に好き嫌いの問題である。
さて今回は日露戦争のハイライト、日本海海戦において連合艦隊を勝利に導いた名参謀、秋山真之が主人公である。
誰でも分かることであるが、彼に個人戦闘能力を求めるのは間違っている。彼の真髄はその卓抜した頭脳である。かのジョン・カーターや前作の土方歳三のような状況に追い込まれれば、たちまち異境に骸をさらすことになるであろう。
よって本作において秋山はどちらかというと状況に流され続けている。死後、火星に転移するのは土方が参謀を求めてのことだし、その土方とうまくいかない彼を金星へと送り届けるのは変装したジョン・カーター(明記はされていない)である。
いよいよ金星に来ても彼は奴隷商人である好漢の庇護下におかれるし、その後、アリコ(おおむね北朝鮮)に捕まった時にはその好漢がクーデターから何からあらゆる手はずを整えてくれる。
さて自由の身になった秋山はパンジャ(おおむね日本)に送り届けられるが、ここがもう衆愚政治きわまれりの堕落した国で、民衆は軍人が大嫌いで演習すらろくにさせず、大国(おおむねアメリカ)に媚びを売ってその属国でありながら同盟国でございという顔をしている。そのコ・ズミター首相(おおむね小泉)は人気取りしか考えていない小物である。秋山や一緒に解放されたパンジャの軍人たちは収容所に送られる。
そこへ再びクーデターを起こしたアリコの艦隊が迫ってきて、自由になった秋山はパンジャの艦隊を率いて戦いに挑むのである。
えー……この戦いが始まるのが、全305ページの作品の268ページからである。
なんぼなんでも、待たせすぎというものだ。しかも戦いは日本海海戦と同じくT字ターンで砲火を先頭艦に集中。ぼかぼか面白いように敵艦が沈んでゆく。
これで終わりなら『火星の土方歳三』同様に、きれいにまとまってはいるが私とは縁のない作品ということですませるのであるが、実は最後の最後でとんでもないオチが待っているのである。
いや、これはしてやられた。
ぜひとも続きを書いていただきたい。
問題は、今度は誰をどうやってあそこへ送り届けるかだが……
ここはひとつ、ロンメル将軍あたりはどうであろうか。第二次世界大戦末期、彼は自殺した(強要された)のではなく、総統の極秘命令でもって……
タイトルはむろん、『***の狐』である。
| 10月29日 |
| 10月30日 |
| 10月31日 |
友人宅に遊びに行く。
「ばうばう」
友人が飼っている犬が飛びついてくる。
「ばう」
ヘッドバット。
眼鏡、吹き飛ぶ。
というわけで、スペアの眼鏡を今はかけている。
次は負けないぞ。
■本日の読書:『乃木坂春香の秘密』五十嵐雄策
よく、ライトノベル系で「漫画のような小説」という表現があるが、これほどまでに漫画そのままの小説も珍しい。
いわゆる、お嬢様ヒロインが、これといった特徴のない主人公とラブラブという話である。
主人公は男の子の読者が自分を投影しやすいように、できるだけ無色透明であるのが望ましい。当たり前だが、読者が知らないような事を知っていたり、読者よりも優れた技能を保有していたりするのは望ましくない。
ヒロインが主人公に惚れる理由は、単純に「優しいから」とかそういう、きわめてどうでもいい、誰にでもあてはまりそうな理由であるべきである。
男の子向けラブコメ話はさまざまな淘汰の末に、おおむねそういう傑作にはならないが一定の需要がある構成を生み出している。
本書はそのへんがかっちりしており、男性読者を心地よくさせ、かつ不愉快にさせない、たいへん優れた構成になっている。
ついでに一人称というのも感情移入度を高める役に立っているのではなかろうか。
それにしても娯楽作品(アニメ、漫画、ゲーム、小説など)の間に境界線がない時代になってきたなぁ。
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この日記は簡単ホームページ日記で作成されました。