05月01日

 朝から気分がだめだめの状態。
 これではいかんと一念発起して、スポーツクラブで筋肉トレーニング。せっせ、せっせ。
 肉体を動かすと脳内麻薬が分泌されてハイな気分に。
 その後、シアトルズ・ベストで久しぶりにエスプレッソのトリプル(ただしミルク入り)を飲む。
 ふー。頭痛もないようで一安心。
 あの頭痛いらい、怖くてエスプレッソが飲めない日々が続いていたからなぁ。
 
 本日の読書:『高熱隧道』吉村昭
 昭和初期、日中戦争のさなかに、黒部峡谷に隧道(トンネル)を掘る工事が行われた。
 掘り進むにつれ、隧道の中はどんどん熱くなり、題名にあるように『高熱隧道』となったのである。
 発破のために指し込んだダイナマイトが高熱のため自然発火で爆発して死者が出るような惨事の中、男達は工事を続ける。
 まるで『プロジェクトX』のような展開であるが、とてもプロジェクトXでは放映できないのが、人の命の安さである。
 こればかりはもう、時代がそうだったから、としか言いようがないのだが、ひたすら隧道を貫通させようとする技師たちの妄執にも似た情念に恐れ入ると同時に、恐怖の念もやはり抱いてしまうのである。
 序盤、冬山で越冬しながら工事を続ける現場で事故が起こり、人夫頭が大腿骨を折る重傷を負う。
 現場の技師が所長に電話をかけると──

「弱ったね」
 受話器から流れてくる根津の声には、あらかじめそうした事故を予測していた平静さがあった。
「そちらから下すと言ったって山歩きのうまい奴はいないだろうし、まず諦めてもらうより仕方がないな。しかし、おれの方でもできるだけ救出方法を考えてみるよ」

 こわっ。
 しかも現場の技師の方も、この一件で人夫が騒ぎ出すのを恐れているのであって、人夫頭の命の方はあまり気にしてないそぶりがあったりする。
 しかしそれでいて、やはりどこかにこうした男達に共感を覚える部分が自分の中にあるのもやはり事実で。こりゃもう日本人の性かも知れないなぁ、と思ったりもする。

 なお──
 この隧道工事では、三百余名の命が失われた。

05月02日

 深夜。
 ネットの知人と一緒にチャットセッション。システムは『ダブルクロス』。
 ヒロイン系のキャラをやりたいと駄々をこねて、無理にやらせてもらう。
 主人公PCに「純愛/嫉妬」の感情を抱き、今なおその主人公の心に深い傷となって残っている死んだ親友との感情のしこりを残しているというべったべたなキャラである。
 いいんだよ、ベタな方が。プレイしやすくて。
 夜も更けて、適当なところでお開き。
 次回は5/6の零時。

 本日の読書:『剣客商売3 陽炎の男』池波正太郎
 明日、門山城に登るので、時代劇っぽい気分になって本を開く。
 平和な時代にあって剣の道に生きるというのはどのような気分なのであろうかと、ふと、秋山親子の気持ちを考えてみる。
 まあ、ひょうひょうとした爺さんである秋山小兵衛は、「ぬしが気にかけるべき事は他にあろうが」などと苦笑いしながら言うだろうか。
 しかし、江戸の剣士も、やはり戦国の時代に生きた先達について思いをはせたのではなかろうか。
 かの時代に生きればどうであったろうかと。
 さて、私であるが。
 確率論的に言って、どっかの農家に生まれる可能性が高く、もし運良く寺小屋通いなどさせてもらえたら、算術上手で商家に丁稚奉公に行ったのではなかろうか。
 38の今頃は、どこかの番頭などしておるかも知れぬ。とてもとても、剣術使いという柄ではないなぁ。

05月03日

 朝に昼飯のおにぎりをこさえて、先輩の車で大野浦へ向かう。
 途中、宮島行きのフェリーなどが出ているのだが、その近くはさすがGW、よく混んでいた。
 大野浦の大頭神社から妹背の滝を経て、城山(海抜265.5m)への登山道を進む。
 ここには、鎌倉時代から山城があったという。今から千年近く前の話である。
 登ってみると、その理由がよくわかる。
 眼下に、西国街道を扼し、目の前の宮島との間には、大野の瀬戸。宮島との間は500mしかない。海上をゆく船があれば、たとえ小舟一艘といえども見逃すまい。
 まさに広島の西の戦略拠点として格好の要地である。
 最初はここに数百の兵がいたのではないかと思って登ってみたのだが、山頂はかなり狭く、これは百か、もしかしたら数十の兵を詰めるのがやっとかいなと思ったりもする。
 そして千年前に、
 鎌倉武士がいかめしい顔をして見下ろしていた景色を。
 千年後の住民の、
 私たちが同じ場所に立ち、春の日差しと風を受けてただぼんやりと見ている不思議さに、
 心楽しく思ったのである。

05月04日

 朝からアスレチック・クラブで筋肉トレーニング。
 広島ではこの時期、市の中心部にある平和公園一帯でフラワー・フェスティバルなる祭りが開催されているが、人出ばかり多くて私としては好みではない。それに暑いし。
 いや、冗談抜きで初夏を思わせる陽気である。
 ところで、アスレチック・クラブではBGMが流されていてポップスとかそういうのが主なのであるが、先だってはガンダムSEED(さすがにもう見てない)の主題歌やプロジェクトXの「地上の星」とかが流れていた。
 で、今日私が上腕二頭筋を鍛えていると流れたのは第二次スーパーロボット大戦αの主題歌。
 どういう選曲だ。どういう。
 その後シアトルズ・ベストでエスプレッソを飲みながら友人とバカ話をして、「ガンパレード・マーチ」の6話から12話を強奪して帰る。

05月05日

 子供の日である。
 昨日、一昨日と、GWらしく肉体を動かして健康に過ごしたので、今日は童心を取り戻すべくプラモデルをいじる。
 1/100のエールストライクガンダムである。
 ガンダムシードは3話か4話見て、もう見るのやめたがまあ、こういうのもいい。
 普段の1/144と比べて手も足も大きく長く、なかなかに立派である。
 ところがこれが頭部となると、まるで初代ガンダムと大きさが変わらない。もしかしたら小さくなってるんじゃなかろうか。
 モビルスーツの世界でも、顔はちっちゃいのがうけるのであろうか。
 ただ、角だけはやけに立派である。
 背中のブースターが、分不相応にでかく、真横から見ると実に笑える。

 本日の読書:『モノクロス』川崎康宏
 評価:×
 処分:資源ゴミの刑
 金は返さなくていいから読んだ時間を返せといいたくなる小説である。
 悪魔に魂を売り、不死の肉体を手にした悪魔教団に、やはり悪魔に魂を売って不死者を殺せるようになったガンマンが立ち向かうという、まあそういう話である。
 悪魔に魂を売ったガンマンは、不死者を殺せる代わりに『愛』を失った──
 あらすじだけ書いてみると、決して悪い作品ではなさげであるのだが、何にしてもストーリーの組み立てが悪い、描写もただ、だらだらと書いているだけでメリハリがない。
 まず作品の内容を1/4に削れ。それからだ。何をするにしても。

05月06日

 まだ歯医者には通っていたりする。
 ちゅいーん、がりがりがり。
 もう大きいのはそう残っていないのだが、いわゆる虫歯の赤ちゃんというやつがちょこちょこといるので、まだしばらくご厄介になりそうである。
 先だって、私が春に歯医者に行くと知った姪(5才)はしかつめらしく言ったものである。
「おじちゃん、朝もちゃんと磨かないとだめだよ」:だから虫歯になるといいたいらしい
 ああ、妹の子供だなぁ、と思う。
 私は自分で言うのもなんだが頭の良い方であるが、妹は私よりはるかに頭が良く、弁も立つ。如才もない。もしも妹が男であれば、私は家督のすべてを譲って、ダメ兄貴の本領を発揮できたのであるが。
 残念ながら、家名も家督も、そしてさっさと63で死んだ親父の期待(死者の期待ほど困る物はない)だのなんだのも、すべて私が背負う事になった。
 正直、そういう柄ではないのだ。
 だが、それらを棄てきれるほどの強さも持ち合わせてはいない。

 ともかく──

 朝もちゃんと歯磨きだけはするとしよう。

 本日の読書:『ヴィシュバ・ノール変異端〜緑陰の章〜』
 『白銀の織り姫』マルーシュが大平原の町で糸を買う場面から物語りは始まる。
 「大好きな」ガディルにテーブルクロスを織ろうというのであるが、まあ、なんだ。相変わらず甘々なカップルである。
 ところがその糸を横取りされて、追いかけたところ実は──
 それで、ハンカチを織るのだが、ところが──
 山姥さまを止めようと走り出した先は──
 というような感じで、あまりメリハリはないがほのぼのと物語は進んでゆく。
 これは〜 癒される〜

05月07日

 『ガンパレードマーチ』全12話を見終わる。
 えーと、あれですか? 原作のゲームが学園物のふりをしたミリタリーSFだったのに対し、アニメの方はミリタリーの雰囲気だけ持った学園ラブコメ物でございますか?
 いや、序盤はけっこうハードだったので期待しちゃったんですが、こう、一言で言って

 「なんだったんだこれは?」

 というまあ途方にくれた気分でございます事よ。
 いや、じゃあ悪い作品かというと、そういうわけでもない所が難しい。どちらかといえば良い作品なのである。ガンパレードマーチという看板を背負ってなければ、他人に薦めてもいいくらいだ。
 むしろゲームをプレイしていない人間の方が素直に楽しめるかも知れず。

05月08日

 ジムで筋トレをして汗をかく。
 その後、友人達とシアトルズ・ベストでコーヒーを飲む。しかしまぁ、寒風吹きすさぶとはこの事であろうか。昨日までの暖かさはどこに消えたのだろうかという思いである。
 吾妻ひでをとか、松本零士の漫画の話になり、漫画家というのは大なり小なり自分を切り売りしてるから、どこまで自分を備蓄しておくか、そして補充するかが勝負だという話になる。
 あの当時に戦場漫画シリーズ、ザ・コクピットが描けたのは凄いという話で、私が
「いったい当時どこからあれだけの資料をかき集めてきたのだろう」
 と話すと、友人が「ちゃうちゃう」と手を振って、
「あれはな、資料がない所は妄想力で描いてるんじゃ。ほじゃが、その妄想力があまりに強烈なインパクトを持っていたおかげで、『ホンモノよりもホンモノらしい』絵になっとるんじゃ」
「つまりなにか、写真か何かで漫画と違うところがあっても……」
「その通り。写真の方が間違っとると思ってしまうわけじゃ」

 おそるべし、松本零士の妄想力。

 その後、松本零士氏の現在の苦境とか、プロデューサーにめぐまれん人じゃねー、とかまあ他愛のない話をする。
 家に帰ってDVDを引っ張り出し、『成層圏気流』を鑑賞。ああっ、タンク152H型がかっこいいっ。そういえば、むかし『レッドサン・ブラッククロス』(小説の方ではなくウォーゲームの方)をプレイした時に、恐るべき日本海軍航空隊(むちゃくちゃ足が長い)の戦略爆撃に敢然と立ち向かうのがこの機体であったなぁ。もう時代はジェットなのだが、護衛のついていない爆撃機にとっては脅威であった。アフガニスタン、そしてインドの地でこの十字の機体が大空を駆けたのである。
 ……やっぱ、ドイツ機の常として足は短かったがな。それでもジェットよりはマシであったが。

 本日の創作:『母来る』(龍の守護者シリーズ第5話)
 本サイトの『ごった煮の部屋』に置いてあります。
 その名の通り、主人公のお母さんがやって来ます。二児の母親ですが可愛いです。すかさず主人公の悪友の田所がちょっかいを出します。誰かこいつを止めろ。
 さて、ようやく五話めにして何やら天梁の遺産についての情報が小出しにされてきましたですよ。大丈夫かわし。風呂敷を畳む準備はできるんだろうな?
 そして紫苑とソフィアの恋の鞘当てやいかに。
 ……ナニ? そっちの方が重要だと? むきー!

05月09日

 陽光が出ているため、昨日ほどの寒さは感じず。
 むしろ外を出歩いていると汗ばむほど。

 本日の読書:『歴史群像』No.59
 『太平洋通商破壊作戦:Sink The Red Sun』(佐藤俊之)を読む。
 これは、太平洋戦争における、日本の海上護衛作戦とアメリカの通商破壊作戦との対決を描いたもので、筆者はそのクライマックスを1943年に持ってきている。
 しかしまあ……分かっていた事ではあるが……これはもう、どうしようもない。
 第二次世界大戦が始まった1939年9月の英国の船舶保有量(1600総トン以上):1750万総トン
 太平洋戦争が始まった1941年12月の日本の船舶保有量(1000総トン以上):575万総トン
 1/3! わずか1/3である。
 そして戦争開始後3年8ヶ月。英国はUボートによる通商破壊作戦に対して勝利する。甚大な損害を被りながらも。
 だが、同じ3年8ヶ月後。日本は、戦争に無条件降伏して敗戦するのである。その時に日本の保有する船舶量は開戦時の1/3まで激減し、しかもそれらも機雷や潜水艦の跳梁によってほとんど運航できない状態となっていた。
 この違いはどこから来たのか。
 打つ手はなかったのか。
 筆者の佐藤氏は

『日本海軍の敗北は、単に船舶の輸送と護衛が技術と戦力において米国に負けたということのみならず、ただでさえ脆弱な輸送部隊と海上護衛部隊に、より困難な任務を与え、さらにそのことを認識し、最優先に対処する努力を怠った結果によるものだった。』

 という具合に手厳しい意見を述べている。
 しかし、そもそも総力戦になるという戦略を保有していれば、日本海軍はナニがなんでも米国との戦争を回避しようとしただろう。
 日本海軍の持っていた戦略、そしてすべての作戦と艦艇は日露戦争のような決戦型の戦争を想定したものであり、そうした海軍が海上護衛作戦において後手に回ったのはこれはもう、宿命のようなものであろう。
 もし私が日本海軍の軍令部の人間だったとして、史実以上の結果を出せたかどうかはなはだしく疑問である。
 もちろん、失敗は失敗であり、過去の失敗を『しかたがなかったのだ』で済ませてしまっては同じ過ちを繰り返す愚をおかすであろう。

 そういう事は踏まえた上で最善手を考えてみよう。

 南方の資源は、日本の戦争経済に必要不可欠であり、それを確保して長期持久に持ち込む──戦略的にはこれしかない。
 アメリカに対して消耗戦を強いて、ヨーロッパの戦争というアメリカにとっての主目的が達成された時点での和睦……いかに可能性が低かろうが、戦争を敗戦以外の形で終わらせるためには粘り強く戦いぬくしかない。
 なんかもう、このへんで既に「そういう判断が可能なら戦争始めてねーよ」という声が聞こえてきそうである。
 だが、わかってはいるのだがガダルカナルみたいなところにまで手を出して優良輸送船をぼこすか失う前に戦争目的をはっきりさせておかないと、海上護衛どころの騒ぎではないのだ。
 ミッドウェイの戦いはこれはしかたがない。おそらく山本五十六提督をこの時点で止める事は誰にもできないだろう。
 さて、主力空母四隻を失った。攻勢はもう無理っぽい。ここで守りに入れるかどうかでその後の戦いが大きく変わる。
 この時点で山本五十六提督には、責任をとって辞任してもらう。
 そして陸軍としっかり話し合いをして、大本営を統合作戦本部か何かに昇格し、戦争指導を一本化する。陸軍と海軍でばらばらに進めている航空機の開発をまとめるなど、戦争資源の効率化のための布石を打つ。
 これ以降の作戦は日本が守勢である事を踏まえた上での物となる。戦線の拡大はむろん厳禁である。むしろ、兵役に取られている熟練労働者をまとめて引っこ抜き、後方の職場に戻す。
 海軍はまず信濃の建造を取りやめる。葛城級なども、これらが完成した頃にまともな母艦航空隊が残っているとは思えないのでできれば建造しない。
 余力は護衛駆逐艦の建造、電探、磁探、対潜兵器、重戦闘機用のエンジンの開発などに回す。
 残余の空母機動部隊はまとめて戦略予備とする。つまり、アメリカ軍の攻勢があった場合にそこへぶつけて攻勢をくじく役目を果たすのである。
 輸送船、特に油槽船は護送船団方式をとり、足りない護衛艦は連合艦隊から艦隊駆逐艦を引っこ抜いてでも補充する。(これがためにガダルカナルでの消耗戦の前でないとダメなのだ)
 さあ、果たしてこうした妄想に近い戦略転換によってどこまで日本のシーレーンを守り切れるだろうか……?

05月10日

 HGハイザックを組み立てる。
 Zガンダムはほとんど見てないので、こいつが作品中でどのような活躍をしたのかは知らないが、ギレンの野望をプレイしてみた限りでは、どうにも凡庸な機体だったのではなかろうかと思われる。
 昼過ぎ、熱を出す。

 本日の読書:『歴史群像』No.59
 引き続き本を読む。今日は『太田道灌合戦録』(河合秀郎)である。
 広島に住んでいると、関東以遠というのは同じ日本国内であってもどこかよそのクニのような物である。実際、大学時代に谷川岳に登った時も、新潟の山里へ下りたのであるが、そこで興味深い体験をした。
 人の住まない山の奥から下山したわけであるから、最初にたどり着いた里というのは、道路などもそこでどんづまりである。よって、路線バスなどもそこから折り返す事になる。時間調整のために停車していた路線バスの横で、我々も腰をすえてのんびりとしていたのであるが、その隣りでは村のおばあさんがバスの運転手さんと会話をしていた。
「×?○#□!……」
「◎$△&◇@……」
 わ……わからんっ。何か会話をしているのは分かるし、日本語なのも間違いないのだが、私には何を言っているのかさっぱり分からなかったのである。
 これは驚いた。方言や訛りというものがかくも地域によって異なるものなのかと、ほとほと感心した次第である。
 そういうわけで、足利義政の時代の関東動乱といっても、何が何やらという感じではある。
 ちゅうわけで、整理してみよう。

 勢力:
 ・鎌倉公方:足利家
 ・上杉:山内家:重臣に長尾一族
 ・上杉:犬懸家>没落
 ・上杉:扇谷家>犬懸家に代わり台頭:ここの家臣で執事が太田家

 背景:
 鎌倉公方の足利家は、室町幕府とあまり仲良くない。(独立色が強い)名前は同じなのは親戚だから。つーか、親戚ならもちょっと仲良くしろといいたいが、利権が絡むと親戚でもいがみあうものである。
 室町幕府は鎌倉公方を牽制するために上杉家を関東管領の職につけた。

 動乱:
 まず鎌倉公方の足利家が兵を集めてうりゃうりゃと上杉家に攻めかかる。上杉家と上杉家と上杉家、惨敗。だからっ! 同じ名前がぞろぞろと出るんじゃないっ!
 鎌倉公方、兵力を分散。勝ったと思ってやがるな。
 太田道灌24才。足軽を金で集めて軍勢となし、江戸氏を攻めて勝利。
 戦略的に上杉家優勢になるも、戦場で敗北したりして戦況は膠着。鎌倉公方やその配下はそれなりに戦上手であったらしい。(武田信長とかいう武将が出てくるからややこしい)
 鎌倉公方、北関東で攻勢。その隙に扇谷上杉家は江戸近辺に次々と築城。地歩を固める。
 室町幕府の足利家が、新たな公方を送ってくる。ややこしーつーねん。えーと、それまでの鎌倉公方を古河公方。新任の鎌倉公方を堀越公方としちゃうよ。
 戦況が再び膠着状態の中、都では応仁の乱が発生。幕府は関東どころではなくなる。
 古河公方、これを機に電撃戦。だが、道灌により指揮連絡系統が改善された堀越公方陣営はこれに耐え、逆撃により勝利。
 山内上杉家の執事である長尾一族の家督相続問題が発生。えーと、長尾一族も四つあって……四つもあるのかっ!……犬懸長尾、惣社長尾、足利長尾、白井長尾なんだが、最優秀の白井長尾の景春は執事になれず、恨みを抱いて挙兵。乱を起こす。
 景春大暴れ。北関東一帯に勢力を拡大。太田道灌、駿河から急遽帰国。
 太田道灌出撃す。まず石神井城を落とす。景春も打ち破るが、古河公方の後詰めがあり、完勝はならず。
 古河公方からの和睦申し入れ。景春勢、それを邪魔しようとするが打ち破られ、景春は落ち延びる。
 太田道灌、主家の扇谷上杉家を説得して和議を成立させる。しかし、この和議は堀越公方も古河公方も両上杉家もみーんななんかソンをした気分になり、野心を募らせる。そして彼ら全員にとって調停役の道灌は邪魔であった。
 太田道灌、暗殺される。
 この後、関東の動乱はおさまるどころかさらに激しい物となり、戦国の時代を迎えるのであった。
 
 ……あー、疲れた。

05月11日

 昨日、ちょっと調べ物をするためにメンアットアームズ・シリーズの『モンゴル軍』を引っ張り出した。
 モンゴル騎兵の主武器は複合弓であるが、これを引くのに必要だった力は中世イギリスのロングボウよりもかなり大きく、75kg相当であったと記載されていた。
 そこで、これがどのくらいの力なのか、実際に試してみた。私は週に二回ほどアスレチックジムに通っているのであるが、そこには広背筋や上腕二頭筋を鍛えるロウプーリーという器具がある。
 普段は30kgぐらいの負荷でトレーニングをしているのだが、今日は77kgでやってみたところ……
 ぐぐっと前傾した上体を背筋の力で引き上げる。お……重いっ。が、動かせないわけではない…の…だ…が…臍の方へ腕の力で引っ張る事ができない。もう、びくともしないのである。重りを持ち上げているので精一杯だ。
 これだけの負荷を馬を走らせながら引いていたモンゴル人って……うーむ。子供の頃からの鍛え方が根本的に違うのではなかろうか。

 本日の読書:『陰陽ノ京 巻の四』渡瀬草一朗
 巻の三に引き続き、主人公の慶滋保胤(よししげやすたね)、なーんもせず。
 かっこよかったのは、力を振るわず、道理を説いて事件を解決した巻の二だけかっ! おまえはっ!
 食えない中年親父の安倍晴明も、今回はお仕事が忙しくてほとんど出番なし。
 では事件を解決したのは誰かというと、本シリーズのレギュラー陣の中でおそらくもっとも『弱い』住吉清良と時継のお二人。
 この場合の『弱い』というのは、RPGやシミュレーションなんかの駒として使った場合の話である。だが、当たり前の事ではあるが人は駒ではない。
 『弱い』からこそ、見えてくる物、出来る事があるのだ。弱くて、一緒に泣いてやるしかできなくても、それが何の役にも立たなくても、それだけで人は救われもするのだ。
 何やら時継ちゃんの謎も見えてきて。さて、これからこれから。
 この先が楽しみなシリーズである。
 
 ……どうでもいいが、古橋先生、『IX』の続きはどうした。

05月12日

 虫歯の治療、大詰め。
 今日は歯の抜けているところにブリッジをかぶせるための予備処置である。
 右の犬歯にかぶせるのでそのままかぶせてはドラキュラである。よって健康であっても削る。削る。削る。
 歯医者には3つ椅子があるのだが、残り2つはがきんちょが来ていた。
 うなるドリル!
 泣きわめくがきんちょ!
 なだめすかし、叱咤激励する歯科医師と看護助手!
 そして泣き声は伝染し、待合室へっ!
 阿鼻叫喚! まさに病院は地獄と化したっ!
 これだっ! この光景だっ! 歯医者といえばこうでなくてはいけないっ!
 声が嗄れ、喉から血をはくほどに泣き叫ぶがいい、小僧どもぉぉぉぉ!
 デーストローイ!! ノー・フューチャーァァッ!!
 へーっへっへっへ。
 いやー、大人でよかったー。ガキどもがドリルに怯えようがわしは麻酔だもんねー。へへーんっ。
「終わりました」
「あ、ども」
 今度来る時も昼間を指定してやろう。そう言おうとしたら受付の人が先に口を開いた。
「次はできれば早めにお願いします」
「は?」
「痛み止めがきれたらご連絡ください」
「痛み止め?」
「今はまだ麻酔が効いていますから。帰られたら、まず1回分服用してください。それから、どんなに痛くても次に服用するのは5時間以上あけてください」
「は……はいいい〜?」
 とゆーわけで、薬局で痛み止めを処方されてしまいましたですよ。

 ……でもって

 ええまあ、こう。麻酔は切れましたが痛みはありませんな。うむ。なんかこー、ときどき、エレキテルのようなものがぴちっ、ぴちちちっ、と歯を走っているような気がしますが、大丈夫です。
 ええ今のところは。
 なんですかねー。今思うのは『クトゥルフの呼び声』でしばしば笑い話のタネになった『窓をがたがたと震わせているあれは……シュブ=ニグラスの……』そんな物を書いているヒマがあったら逃げろよおい、っていうからかわれる立場(血痕のみ存在)が今ならなんかよくわかるってことでしょうか。
 もしかしたら、ですよ。今この瞬間n

05月13日

 今日もせっせとアスレチック。なのに体重はちっとも減りませんことよ。
 仕事帰りのOLらしい若い女性が6人ばかり、トレーナーの方の指導を受けながらおっかなびっくり器具を使っていた。
 雰囲気からして身体を鍛えるのが目的というよりは、ストレス発散か、あるいはダイエットと見たのだが、ダイエットにしてはそう太っている様子はなかった。
 まあ、中年太りのおじさんの目から見て、という事なので女性の目からすると「夏に向けてダイエットしなくちゃっ」なんて考えているのかも知れないが。まあなんにしても、食べる量を減らすよりはエネルギーを消費する方向でダイエットするのはやはり正しかろう。
 そして、世界では栄養が足りない人々が10億とかそれ以上とかいたりするわけである。神さまってのがもし本当にいるとしても、世の中は不公平にみちみちている。いやー、現代日本に生まれて本当に良かった。

 本日の読書:『無敵のビーナス』1〜2 第二部1〜5 池田恵
 思い立って古本屋でまとめて買う。一応連載時には読んでいたのであるが。
 女の子の硬式野球チームが、甲子園に行くという、いわゆるスポーツ漫画である。
 そういう話そのものは世の中、けっこうあるわけで、格別珍しいとかそういうわけではないのであるが、実際の所はスポーツ漫画の皮をかぶったただのラブコメである。
 私としては、求道的な作品があまり好きではないので、このくらいのがやはり性に合う。人間、何かに絶対的な価値観を抱いたりすると、やっぱり視野が狭くなるからな。
 で、現実の野球であるが、広島市民のご多分に漏れず、私も広島カープのファンである。
 といっても熱狂的な、というわけではないし野球場に足を運んだのも10年以上前の話である。
 だが死んだ親父はカープの大ファンで、カープが勝った日は夜遅くまでTVのチャンネルをあっちゃこっちゃ変えてはスポーツニュースで繰り返し飽くことなく勝ちゲームを楽しんでいた。
 やはりだいぶ昔に死んだ爺ちゃんにいたっては、カープが初めて優勝した時に涙を流したほどである。
 カープは地方球団だし、市内の設備はろくなもんがないし、貧乏だし、市民球場の客の入りは悪いしでいろいろ苦労は耐えない。
 けれども、というか、それゆえに、だろうか。広島の人間の多くは素直にカープに好意を抱いている。私もその一人だ。
 さて、今年はBクラス脱出できるかしらん。
 えーと今日の試合は……ありゃりゃ、大負けかいな。

05月14日

 雨である。
 しとしと。
 どうにも調子が出ない。

05月15日

 「憎悪の空より来たりて──」
 「正しき怒りを胸に──」
 「我等は魔を断つ剣を執る!」

 「汝、無垢なる刃──デモンベイン!」

 友人に薦められて始めた『斬魔大聖デモンベイン』、アル・アジフルート終了。
 というわけで──

 ブラボー!!!

 いやあ、堪能させていただきました。
 『クトゥルフの呼び声』+巨大ロボット+美少女の三位一体のゲーム。
 ネクロノミコン、アル・アジフが美少女というだけでかなりどうかしている設定なのだが、さらにそこに力ある魔導書が巨大ロボット(デウス・マキナ)を召還してお互いに戦うというかなりいっちゃったストーリー。
 それは魔術師の戦いちゃうやろ。と、つっこむのもむなしい。
 ええ、もちろんの事、他にもナコト写本とか無名祭祀書とかルルイエ異本とかも美少女ですよ?
 さらにはこー、名前だけで何やるのか想像がつきそうな『C計画』とか、古本屋のナイアさんとか、分かっている人にはたまらんですわい。
 最後の最後で、神のシナリオをひっくり返す我等が主人公、大十字九郎の男っぷりなんか最高。
 やはりとゆーか、なんとゆーか、どんな荒唐無稽な展開や演出であったとしても、巨大ロボットというのは、問答無用の説得力があると認識したしだい。
 ごちそうさま。

05月16日

 TVで、『バック・トゥザ・フューチャー』を放映。これで何度目だろうか。
 とりあえずクライマックスとエンディングを見る。
 ああ、いい映画や。
 この映画をして、「終わってないやん」とか言うのは無意味である。2以降は蛇足以外の何物でもない。
 物語の中には、終わってないからこそ、想像力の翼を広げ、楽しむ事ができる物もあるのだ。
 細かいつじつまが合わないとか、そういうのも関係なし。
 あの、ラストのドクの
 「未来には道など必要ないのだ」
 というセリフと同時に宙に浮かんだ(燃料はゴミだ)車がぐわーっとこっちに飛んでくる、あのカタルシスこそ、センス・オブ・ワンダーそのものなのである。
 私にとってはスターウォーズなんかよりもよっぽどSFなのだ、この映画は。

 本日の読書:『アンドロメダ・ストーリーズ』竹宮景子(原作:光瀬龍)
 皇帝の即位と成婚。華やかな饗宴と幸せそうな人々。
 だが、天空より飛来した一つの流星が、すべてを破滅へと導いてゆく。

 流星より現れ出でたのは自己複製する自動機械──

 機械達はゆっくりと、だが確実に帝国の懐に潜り込み、そしてある臨界を超えた時、爆発的な勢いですべてを侵食してゆく。
 その自動機械に対抗すべく、はるか宇宙の彼方から送り込まれた戦士も、
 その自動機械そのものの創造主たる老人も、
 そして数奇な運命に翻弄される双子の兄妹も、
 自動機械の自己複製、自己進化の前には抗する術を持たなかった。
 だが、自動機械の目的は決して人々を滅ぼす狂戦士(バーサーカー)ではなかったのである。
 その目的は「すべての人の理想郷を」──だが、そんなものが現実に存在するはずもなく。
 自動機械は狂った論理を現実に当てはめるために現実を改変してゆく。

 やがて来る終末。

 そして、その終末を超えて、なお。
 命は──受け継がれてゆく。

05月17日

 朝5時頃に起きてグフカスタムを組み立てる。
 といっても、あらかた昨夜のうちに組み立てていたので、兵装ぐらいである。
 シールドに付けるガトリングガンが実にいかつい。が、ギャンのシールドもそうなのだが、火器を盾に装備するというのはどうなのかね? ゲルググマリーネのように盾にスパイクを付けてぶん殴る程度ならまだ納得もいくのだが。
 午前中にジムでトレーニング。
 午後、妹夫婦と甥、姪が来るので甥にはたまったモビルスーツのプラモデルを、姪には絵本をあげる。

 本日の読書:『戦争のお値段 ペンタゴンカタログ』構成:西村直紀
 大は空母から、小は小銃までずらりとアメリカ軍の兵器のお値段を掲載した本。なかなか愉快。
 ジェット燃料JP−8(空軍。海兵隊はJP−5)が1ガロン(3.8リットル)0.84ドル(101円)/納入業者により増減あり……とか書いてあると、なんと、日本のレギュラーガソリンより安いのかっ、なんていろいろ面白い。
 まあなんといってもべらぼうに高いのはやはりニミッツ級原子力空母で、450億ドル。5兆円もするのである。一方で同じ空母でも通常動力のキティホークなんかは2億6520万ドルなのだが、空母というのはむしろ運用コストが高くて維持するのが大変なのは、ソ連が作った空母をロシアが現在1隻だけ、なんとかかんとか維持しているのからもわかる。
 キティホークも建造から30年後の1980年代に行った近代化工事の費用が4億ドル以上というのだから、いやはやなんとも。
 ところで、イラク戦争でちょっと気になったのが、空母に乗り込んだマスコミに公開された、居住区画に航空機用の爆弾を積んでいた映像である。
 もちろん、空母の護衛には万全を期しているのだろうし、空母の中であればたとえ居住区画といえども堅牢な作りになっているのであろうが──どうもひっかかったのである。
 ダメージコントロールについては定評のあるアメリカ海軍は、ああいう真似はしないんじゃなかったかなぁ、という違和感である。
 食事時にちらりと見た映像だったので、何かの見間違いか勘違いか報道の側のミスという事もありえるが、どうもこう、アメリカ海軍らしからぬ話ではあった。

05月18日

 物書きをしようと、雅な気分になるために、香を焚いてみる。
 小皿の上でもわもわもわ〜と煙があがる。これでアルファ〜波がぽややんと出て脳がいい具合に……
 いい具合に……
 はて。
 …………この匂いは。

 線香ではないか。

 写経するんじゃねえんだからよ。
 ううむ。やはり販促物ではだめか。

05月19日

 下痢〜
 熱〜
 だるい〜

05月20日

 せんだってデモンベインのアル・アジフルートを終わらせたと日記につけたが、実はあれはルートの片方だけで、もう一つあったのであった。

 評価1割マイナス。

 なんじゃ、このただ甘ったるいだけのエンディングは?
 客をなめるのもたいがいにせぇよ。
 わしがそう怒っていると、友人いわく「永遠の戦いエンドが気に入る人の方が少ないのでは?」
 やかましい。世の中はわしがグローバル・スタンダードじゃ。

 本日の読書:『ヴィシュバ・ノール変異譚 影盗人の章』水杜明珠
 片方でそう文句をつけながら、片方ではかように甘ったるい作品を嬉嬉として読むあたり、人間というのは面白い。
 どういう話かというと、いつもの話である。三冊目にして「いつもの」というのもあれだが、それ以外にナニを言えというのだ。この作品に。
 マルーシュの影が盗まれ、存在が希薄になっていく少女を救うために保護者のガディルがその力の片鱗をみせるわけであるが、ガディルが無敵なのは読者はみんなわかってるので、ほややんと読めてしまうのである。
 むしろ、空を飛ぶのに一所懸命なバードバドバドおじさんにもうちょっと活躍してほしかったなぁ。

05月21日

 歯医者でブリッジのための歯の根の治療が続く。
 いいかげん、違和感があるのですぱーっ、とまとめて治療していただきたいような気もするのだが、どういうわけか歯医者というのはちまちまとちょびっとずつしか治療しない。
 なんか、理由でもあるのだろうか。たとえば呪術的に星の位置が悪いとか。そういうの。

 本日の読書:『平壌クーデター作戦 静かなる朝のために』佐藤大輔
 この本の出版にあたって、以下のような会話がなされたのではないかと推測する。
「佐藤さん、いろいろと煮詰まっているようですね」
「馬鹿だっ。馬鹿だっ。馬鹿だっ。馬鹿だっ。この世は馬鹿ばっかりだっ。俺も含めてなっ」
「あー、もう、相変わらずなんですから。ですが火浦功じゃないんですから、何か書かないと」
「読み切りがいいな。シリーズ物はだめだ」
「というか、これ以上未完のシリーズ物を増やしたら取り巻きに囲まれている田中芳樹ですらもてあましますよ」
「すぱっと書けて、ぱっと売れるようなのにしよう」
「佐藤さんの場合は固定ファンがついてますから、そういう意味では手堅いんですけどね。それ以外の客も集めるとなると、やはり現代物でしょう。北朝鮮とか」
「よし、それだ。クーデターでいくぞ」
「じゃあ早く出さないと。本当にクーデターがあった後じゃ遅いんですから」
「まかせろ。やる気になった佐藤大輔を見せてやる」
(いつもこうならなぁ……)

 練りが甘い部分とか、日本にキャラを配役した理由付けが薄いとか、主人公がいつもの佐藤大輔の主人公であるとか、そういうのも含めて良作。
 買って損はなし。

05月22日

 あまりにザバスのプロテインXXがまずいので、いろいろと調べて美味そうなプロテインを買うことにする。いや、筋肉がつくのが第一なんだけど、まずさにもやはり限界というものがあると思うのだ。
 そこで手を出したのが森永のウイダー ホエイプロテイン(プレーン)である。なんといっても森永『製菓』である。いやがおうにも期待がエンゼルパイ。
 実際にうまいかどうかは、次にトレーニングをした後に確認するとしよう。

 本日の読書:『エイリアン9 エミュレイターズ』富沢ひとし
 まず一読。
 うわあああ。さっぱり何がどうなってるのか分からねぇ。さすがは富沢さんだぁ。
 整理するぞ、整理。
 西暦2015年。いやまあ2115年だろうが1964年だろうが、そりゃあ別にいいのだ。
 つまりはエイリアンが日常生活に入った世界。
 どういう具合に入っているかは、『エイリアン9』を読むべし。
 で、結果としてエイリアン対策係の三人の小学生がどうなっちゃったかというと。
 ・大谷ゆり:そのまんま。共生せず。
 ・川村くみ:ボウグになってしまいました。
 ・遠峰かすみ:共生体、イエローナイフに。
 中学生に上がると、そこにはエイリアン(共生体)の先輩がいた。
 ・駒井萌菜美:ボウグとの共生体(ドリル族)。
 そしてどういうわけか、中学校にもエイリアンが出現する。旧世代ボウグである。
 ボウグは、共生するわけであるから共生する相手によって世代が違う。人間と共生したドリル族は第9世代である。
 旧世代はいわば棄てられた存在であり、まともには共生させてもらえない。
 一方で、くみちゃんはゆりちゃんが中学校の男の子と仲良くしはじめたので本能(共生したい)というか嫉妬というか、そういうのが爆発しそうになる。
 かすみちゃんは、そんなゆりちゃんを何とかしてあげようとする。
 で一方で、かつての小学校の担任だった久川先生は、こっそりと三人を自分のボウグを使ってスパイしていたが、かすみに見破られ、自分のボウグを殺されてしまう。
 そしてかすみちゃんはついにゆりちゃんとくみちゃんを共生させてあげようとするのであるが、くみちゃんは嫌がるゆりちゃんに共生する事ができない。
 そしてゆりちゃんはついに限界を超えてしまうが、新しいボウグ(かすみちゃんの)に転生する事に成功する。
 どうなるにせよ、女の子たちの未来はこれから、これから。
 以上、わかりやすい『エイリアン9 エミュレイターズ』あらすじでした。

05月23日

 熱で下痢で胸焼けがして気分が悪い。
 医者診断:「喉も腫れてますし風邪ですな」
 薬局でクスリをもらって帰る。
 ……こりでは何もする気にならん。
 
 まあともかく早く治すしかあるまい。

 ……が、寝苦しくて眠れないっ。がーっ。
 えーとこういう場合はプラモデルでも作って精神安定。
 というわけで、陸戦型ジムを完成させる。
 おお、マシンガンに、ロケットランチャーにミサイルランチャー、さらにはビームサーベルか。
 モビルスーツの多用途性をいかんなく発揮した機体であるな。

05月24日

 睡眠薬三倍投与によりぐぅぐぅ寝る。不眠症もこれならいちころである。何しろまともに歩けないぐらいだ。階段の上り下りは這って行うほどである。
 とにかく寝て治す。
 おかげで昼前には(それでも12時間効果がないのがたいしたものである)平熱の35度1分に戻る。
 その後、病院に行く。
 先だって本の山が崩れたのであるが、そこから週間朝日百科 世界の歴史39『海の交易路』が発掘される。
 この本には中国の造船技術の優れていた事、航海技術も、そして通商もたいしたものであったと書かれている。
 では、なぜその中国が覇権国家としてヨーロッパ勢力と対抗しなかったのか。
 最近、ネタがマンネリ化の傾向がある架空戦記の新しい切り口として、これはなかなかに面白いのではないだろうか。
 歴史の改変ポイントはずばり、明王朝の永楽帝の時代である。

 世界大百科事典の永楽帝の項にはこうある。

 その22年にわたる治世は,はなばなしい対外積極政策で飾られ,中国史上もっとも活気にみちた時代であった。永楽帝は漢人の皇帝としてはただひとり,みずから大軍を率いてモンゴリアへ5度の親征を敢行したほか,シベリア経営にのりだし,宦官イシハを派遣して黒竜江の河口から苦夷(現,サハリン)にまで領土を拡大した。また,チベットを間接統治し,安南にも出兵して交趾布政司を設け,中国領土に編入した。西方については,嘉峪関(かよくかん)付近に領土をのばし,西アジアの国々と接触したが,李氏の朝鮮王朝を臣属国とし,室町幕府の3代将軍足利義満を日本国王に封じて,日本を朝貢国とするにいたった。さらに,宦官鄭和の率いる大船隊を,東南アジアの国々から,インド洋・ペルシア湾・紅海の沿岸をへて,アフリカ東海岸にいたる地域に6度(宣徳時代を含めて前後7度)も派遣し,活発な官営朝貢貿易をくりひろげた。

 ここにもある,鄭和の遠征は数万の軍勢でもって東アフリカまで到達したというすさまじいもので、もしも後の皇帝も海外進出を計っていれば、歴史は大きく変わっていた可能性がある。
 だが、それはできなかった。宦官を重用した永楽帝は猜疑心の強い性格でもあったらしく、有能ではあるが孤独な人間であったようだ。
 そこで、この歴史改変ポイントに

 癒し系美少女

 の投入を私としては提案したい。外国の美姫で中国語は訥々としかしゃべれないが、明るく、優しく、常に物事や人の良い面を見ようとする女の子である。それが永楽帝に後宮で見初められる。
 最初はただの慰み者のつもりでいた永楽帝も、しだいしだいに少女に感化され、人を信じる心を取り戻すようになるのである。
 そういう歴史小説はどーであろうか? 永楽帝一代では終わらないだろうから、孫ぐらいまでかけて、明の海外進出を描くのである。
 面白いと思うぞー。

05月25日

 サークルの例会に参加。
 アルシャードのキャンペーンの第二回。マスター持ち回りなので今回はプレイヤーである。いやー、オンラインではこないだダブルクロスのプレイヤーをやったが、実際に顔を合わせてやるセッションでプレイヤーをやるのは一年ぶりぐらいではなかろうか。
 キャラクターは、サムライの土方佐恵。新撰組の土方歳三の従妹という設定である。誰かに会う度に「斬っていい? いい?」とかアブナイ言動を繰り返し、実に愉快であった。
 が、セッションそのものはあまり成功とは言えなかった。その原因を分析して次回以降の糧としよう。
 まず、GMのシナリオ目標設定が良くなかった。簡単に言うと、全員がてんでばらばらだったのである。

 ハンター:奈落と戦え。
 パンツァーリッター:女の子を救え。
 エイリアス:反帝国組織と接触しろ。
 ソーサラー:謎の男を追え。
 サムライ:奈落は危険。

 かろうじて一緒なのはハンターとサムライ(私)だけである。
 しかも、その奈落と女の子とか反帝国組織とか謎の男とかは、まったく接点がないのだ。嘘ではない。まったく奈落だけ別物なのである。これではシナリオを進めようと努力すればするほど、PCの間は離れていく一方である。
 いや、そもそも私が悪いといやー、悪いのである。キャンペーンをやるからキャラクターを作るのだー、とか言って、キャラクターに制約なんかつけなかったもんだから、パンツァーリッターは、自分のパンツァーは盗んだ物だと言うし、エイリアスは自分は脱走兵だと言うし、ソーサラーにいたっては自分は皇帝のクローンだなどと勝手な設定をてんでばらばらに作っている。
 その全員に、個別に何かフォローをしようと考えてシナリオを作ったらそりゃ、まとまるわけがない。
 いや、私ならまとめられる。私はそういう意味では有無を言わさぬ強引なマスタリングができる人間である。牛の鼻面を引き回すようにしてPC全員を屠殺場に送り込む事が可能なGMだ。
 だが、それができないのであれば──そう、そういうシナリオは作るべきではないのだ。
 繰り返すが今回のセッションで、私は楽しく遊ぶ事ができた。十分に満足している。GMも、他のプレイヤー諸氏にも、お礼を言いたい。
 しかし一つのシナリオで複数の目標を追うべきではないと今回のGMにも、次回以降のGMにも言っておきたい。
 奈落や帝国軍や反帝国組織や謎の女の子や謎の男などを出し、しかもそいつらが互いに関連がないというシナリオにするべきではない。いやもしかしたら関連はあったのかも知れないがそれをセッションで表現できないのであれば、それはないのと同じである。
 もうちょい適当でいいのだ。そうすれば勝手にプレイヤーは後付けで設定だの動機だのなんだのを持ち出してなんとかしてくれる。
 一期一会のコンベンションではない。内輪で遊んでいるのだ。もっと他の面子を信用したまえ。
 それと情報の出し渋りは、これを固くいましめる。先の展開など見え見えでちょうど良いのだ。

05月26日

 アルシャードキャンペーンの話、続く。
 私のキャラが、新撰組の土方歳三の従妹のサムライだと書いたが、思えば、そういう「言った者勝ち」の風潮を作ってしまったのは、他ならぬこの自分ではないかと、深く反省するしだいである。

 もちろん反省するだけで態度を改めようなどとはこれっぽっちも考えてはいないのだが。

 冗談はさておき、このキャンペーン世界のヤシマに新撰組が存在するなら、当然、新撰組が戦う連中も存在するのではないかと、キャンペーン参加者の一人が考えたりしたわけだ。
 その名も才谷梅太郎。つまりはほれ、あれだ。坂本竜馬だ。ヤシマで開国主義を唱えていたりするわけだな。
 北辰一刀流の腕前であるが、「刀の時代は終わったぜよ。これからはコレの時代ぜよ」とか言ってジャーヘッドと血の盟約を結んで手に入れた二丁拳銃(ハンドガン)を使うのである。
 もちろん、最終回なんかになったら、「銃の時代は終わったぜよ。これからはコレの時代ぜよ」とか言ってハムラビ法典を刻んだ石版で戦うのである。というか、イラクで盗んだのはお前かああああっ!!!
 なお、「空」援隊という通商組織を作ってドヴェルグとも血の盟約を結び、「ロックンロール!!」とか言って空を飛びジョン・ウーばりのいかがわしいガンアクションを見せるとか見せないとか。
 いやー、登場が楽しみなキャラである。

 ……だから、こういう収拾がつかないNPCばかり用意してGM持ち回りキャンペーンがうまく機能するなどと考える方がどうかしている。

 夕方病院へ。
 その後、ジムで筋トレを行う。
 私が行っているのは広島県立総合体育館(市民球場裏)にあるフィットネスプラザである。1回620円。登録はするが年会費とかそういうのはいらない。指導員もいて、相談すればその個人に合わせた訓練メニューも作ってくれる。
 私のような内蔵脂肪をなんとかしたいという人間へのメニューは単純で、「10分以上の有酸素運動を脈拍120くらいのペースで気長に。後は筋肉を付けて基礎代謝を上げる」ぐらいしかない。
 さすがに夜間とかは人も多いが、休日の朝などはけっこう少ないので使い放題である。
 で、前回脂肪を計測してから1ヶ月たったので、もう一回脂肪を測定する。
 結果──

 前回(4/26)     今回
 ・身長166cm     ・同じ
 ・体重77.7kg    ・76.8kg
 ・脂肪率25.2%    ・26.1%
 ・脂肪量19.6kg   ・20.0kg
 ・標準体重60.6kg  ・同じ
 ・肥満度28.2%    ・26.7%

 よくなってるのやらそうでないのやら。いやなんか苦労の割には報われてませんとかそういう気分ですが。
 うむむむー。

05月27日

 私は@niftyで、Bフレッツのファミリータイプでインターネット生活を送っているわけであるが、Bフレッツのファミリータイプには高速の100Mもある。
 すでに光ファイバーは通っているので工事費などいらぬだろうとNTTに電話をかけると「工事費に二万円用意しろ」と言われた。
 すっげー業腹なので、今度は@niftyに連絡してみる。キャンペーンとかで、工事費無料なのだ。
 「既に光を敷設してる人は対象外ですよん」と言われる。
 つまりあれか? これから一回NTTの光を解約しちゃって、再度契約したら工事費無料なわけ?
 「そのとーりです」
 なんかこー、物凄く納得がいかない気分である。
 いやもちろん、わかっちゃーいるのだ。新規契約を増やしたいとかそういう理由でやってるキャンペーンなのだから、既に確保した客においしい思いをさせたところで利益が増えるわけでもないし。
 でもなぁ、それなら、解約して再契約しちゃうよん、とかわしがぬかしたら
 「くそたわけが。なんでそんなアホな事でわしらが工事費肩代わりせにゃいかんのや。あぁ?」
 これぐらい言って欲しい物である。

 本日の読書:『ガンダムエース 7月号』
 まあいろいろ。
 安彦御大、そろそろなんかいつものヤバイ病気の萌芽が見えてますぞい。あなたの作品、毎度毎度、最初は面白いのになぜか途中から終盤にかけてしおしおになるのはなぜ?
 『機動戦士ガンダム外伝 宇宙閃光の果てに』で高機動型ガンダム、ガンダムRX−78の4号機(青)と5号機(赤)が登場。
 なんでもすでにゲームでは6号機まであるらしく、この先、一年戦争中に何機のガンダムが誕生するやら知れたものではない。
 21世紀のガンダムを目指して作った(らしい)ガンダム・シードがあのていたらくであるから、おそらくはこれからも一年戦争は延々とネタにされ続けるのであろう。
 まあ、それが悪いとは言わん。悪くなったら見捨てるだけである。
 さ、次いこ次。
 『富野さんこんにちわ』富野さんと軍事アナリストの中村さんの対談。イラク戦争とか、自衛隊とか、いろいろ。人間、年を取ると結局のところ「若い者はなっとらん」というのが言いたくなるらしい。
 素直にページの無駄と断言。ガンダム関係ないし。さらに言うと読んでいてムカツクし。なら読むな。
 『宇宙のイシュタム』やってるのは開戦劈頭のブリティッシュ作戦なのだが、ジオン軍人の思想というのが今ひとつ見えてこない。民間人の大量殺戮(なにしろ50億人を殺すのだ)は戦争というよりはもう、これはテロなのだが、それを是とする精神的バックボーンって何なのよ。難しい主題だとは思うが、わざわざこのテーマを選んだのは作者本人だろうから失敗したら自業自得ということで。
 えーと他には、と。
 ……うーむ。この雑誌も月刊化したし、そろそろ見限りの頃合いであろうか。

05月28日

 微熱。胸のむかつき。倦怠感。
 なんかもー、人生ネズミ色な気分。
 カープも負けてるし。
 元気の出る本でも読むか。ごそごそ。

 本日の読書:『小説ウィザードリィ 隣り合わせの灰と青春』ベニー松山
 6人パーティー! 前列3人! 後列3人!
 『基本』である。
 ああ、思い起こせば20年前。当時APPLEを持っていた友人のところで、猿のようにモンスターと戦っていたあの頃を思い出す。
 その後、自前のFM−7で移植されたウィザードリィをプレイしたが、やはりここでも猿のようにモンスターと戦い、ムラマサを探し求め、毒にやられて残りの歩数とhpを計算しながら脂汗を流していたあの青春の日々。
 そうだ。ウィザードリィこそは、私にとってのRPGの原点なのだ。
 そのウィザードリィの小説版でも群を抜いて面白いのが、このベニー松山さんの本だ。
 はっきり言おう。ウィザードリィをプレイした事のない人間、いややったとしても面白いと思わなかった人間にこの小説は訳の分からない所が多々あるはずである。レベルとか、魔法の説明とか、迷宮の構造とか、善と悪の戒律とかあまりにゲームに忠実であり過ぎる箇所が多すぎる。

 だが、だからこそ、なのだ。

 ウィザードリィの名前だけ借りて書かれた本にはない『ホンモノらしさ』がこの本にはあるのだ。
 ゲームのウィザードリィのストーリーに忠実だと言うのではない。それを言うなら、そもそもゲームのウィザードリィ(1ね)にストーリーなどない。
 演出過剰とも言うべき最近の作品を遊んでいる人間には、このゲームの面白さは分からないかも知れない。
 とにかく、やる事といえば、モンスターを倒し、経験点と宝物を手に入れ、地下深く潜っていき、そして地下10階にあるワードナーを倒す。
 それだけだ。
 それだけなのだ。
 そして、それだけで十分なのだ。
 あなたの頭の中には、プレイを通してさまざまな物語が構築されていくはずだ。喜び、哀しみ、怒り……キャラクターの感じるだろういろいろな思いが、あなたの中で、あなただけの物語を構築していくだろう。
 そこに、このウィザードリィというゲームの真の価値がある。
 この小説は、主人公の所属する熟練した善のパーティーがただ一匹のモンスターに敗北した事から始まる。
 悔しいだろう? 悔しいはずだ。
 だから主人公は、新たな力を求めてサムライにクラスチェンジする。
 一方で主人公たちと対立する悪のパーティーもまた、同じモンスターによって壊滅する。
 そのモンスターの名は──グレーター・デーモン。
 ヒットポイントはでかい、アーマークラスは低い(硬い)、魔法は無効化する、力は強い、特殊能力に秀でる、魔法も使ってくる、とまぁよくもここまでという恐るべき難敵である。
 果たして、このグレーター・デーモンにリベンジは可能なのか。
 そしてワードナーを倒す事は。
 『アミュレット』とは。
 狂王の真の目的とは。
 畳みかけるような展開に、酔いしれる一時であった。

05月29日

 しんどい。
 だるい。
 めんどい。
 本読む気力もねぇ。

05月30日

 新しい事を始めねばならない。
 何か人間煮詰まった時にはそうすべきだと私は考える。
 そこで、その道に詳しい友人の引率を受けてオモチャ屋にゆく。
 いや、ガンダムのプラモデルをやめてミリタリーに走ろうとか、そういうのではないのだ。どうしてかというと、それでは甥が喜んで引き取ってくれないではないか。私の部屋にはこれ以上物を飾っておく場所はないし、さすがにリビングルームに自作のプラモデルを飾れるほどの腕前ではない。
 始めるのは、『彩色』である。つまり、ほら、あれだ。プラモデルに色を塗ろうというのだ。
 これにはもう一つ利点がある。私はそれなりの数のプラスチックフィギュアも持っており、この技術を応用すればRPGにも利用できるはずなのである。
 どうせ最初のうちは練習であるから、わざわざHGの高いプラモデルを買う必要もない。
 で、目を付けたのがSDガンダムである。ちょうど折良く、今まで作っていない『ゴッグ&アッガイ&ゾック』の三点が入ったお買い得セットがあった。
 加えて今後必要になる筆だのアクリル塗料だの溶剤だのマスキングテープだの皿だのを買い求める。
 ううむ。どんどん深みにはまっていくような、そんな気もしないでもないな。

 本日のワンちゃん捜索依頼:
 実を言うと私はGRCJ(ゴールデン・レトリバー・クラブ・オブ・ジャパン)の会員なのである。
 今のところ、ゴールデンレトリバーに限らず、犬は飼っていないのだが。
 で、迷子なのか連れ去られたのかのワンちゃんがいるとのメールが届いたので、この日記を読んでいる関東圏の方に人探しならぬ犬探しの依頼である。

 ■状況:
 平成15年5月26日午後10時ごろ、東京都品川区の品川シーサイド駅の近くにあるジャスコの正面玄関でつなぎ、10分ほど買い物をしている間に連れ去られました。
 近くの多数いる警備員に尋ねたところ誰も目撃していないので、近くに止めてあった車に乗せられた可能性もあります。

 ■犬について:
 五歳のオスで名前はオリバー。
 シット、ステイ、ヒール、カム等英語で調教してあります。
 舌の先が一部黒いあざがあるのが特徴です。
 体重28kgくらいで、色は普通のゴールデン。(※注※ 名前の通り、金色というか茶色というか。毛は長い)
 我が子を誘拐された気持ちです。よろしくお願いいたします
 写真はこちら。

 ゴールデンレトリバーは実に賢く人なつっこい大型の犬種なのだが、番犬には向かない性質なのである。
 嘘か本当かは知らないが、泥棒さんが入った時も吠えもせず、「お客さんだぁ」って感じで、懐中電灯を床に置いてごそごそ家捜ししていると、わざわざ懐中電灯をくわえて泥棒の手元を照らしてくれたそうな。
 そういうわけなので、もし情報があれば飼い主の富田さん宛にメールをいただきたい。ytomy@livedoor.comである。

05月31日

 ぺたぺた。
 ぺたぺた。
 ぺたぺた。
 馴れぬ手つきで筆を動かし、SDゴッグの上半身を茶色に塗ったり、腹部のメガ粒子砲にスミを入れたりいろいろする。
 いやー、なごむ。なごむなぁ。
 外は台風とかであるが、広島は雨こそよく降るものの風はさほどでもない。
 ……と思っていたら夕方から急に風が強くなった。

 本日の読書:『ファイナル・セーラ・クエスト完全版』火浦功
 SF界三大遅筆の一人、火浦さんのわずか一年前に出た文庫である。つーか、昔ワタクシこの本買ってますが。竹本泉さんの絵だったような。
 世の中、締め切りを守らない作家は数あれど、それを悪びれないどころか芸にしてしまう人はそうはいまい。
 で、なんでこんな本を引っ張り出したかというと、まったりとした気分になるためである。さすがに同じ作者でも『高飛びレイク』ではほのぼのできないからな。
 いや、『高飛びレイク』が悪いわけじゃない。昔の作品だし、まあ古めかしいが、いい作品だ。しかしこー、現在『高飛び』+『レイク』では、なんか、レイクで借金をして返済できずに外国に高飛び(逃亡)する作品のような感じだな。
 実際に本そのものもまず手に入らないし、そういう話だと若い人に説明したら案外に信じるかも知れない。
 ああ、で、『ファイナル・セーラ・クエスト完全版』であるが、ダンジョン地下十階に学校がある。そういう話である。
 ダンジョンだからモンスターも出る。当然出る。
 モンスターだから人を食べる。当然食べる。
 なにっ?! それで「まったり」だって?!
 普通ならそう考えそうなものだが、そこが火浦功。「まったり」なのである。
 嘘ではない。やはり芸風であろう。

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