02月01日

 睡眠薬を2錠にしてみる。私が子供の頃というと、睡眠薬を多量に服用して自殺、とかいう記事が新聞なんかにも掲載されていたが、現代の睡眠薬はそんな事はないらしい。
 で、5時に目が覚める。眠いだけであまり役には立っておらんぞ。
 こういう事をしてるぐらいであるから、身体の調子はまあ、あまりよくない。
 肉体が悪ければ、精神にもよくない物がたまる。
 いらいらとか、とげとげとか、つんつんとか。
 こういう時にはせめて心を落ち着かせるために無駄な事をするに限る。
 そこでインターネット経由で、プラモデルを3箱買い込む。前に買ったヤツは1年以上放置していたのを忘れたのかワシ。
 いやまあ、忘れちゃいないが、これはもう私にとって何の役にも立たない無駄なので今は価値があるのだ。
 プラモデルを作ったところで飾るわけではない。見て楽しむわけでもない。こいつらは甥と姪にやるのだ。
 たぶん半年でぶっ壊れるだろうな。ま、それも宿命。
 買ったのは、ガンダム(基本だ)、ジム(渋い)、グフ(いかす)である。はてさていつ作るつもりなのやら。

 本日の不安:
 部屋の戸が歪んでいるような気がする。開け閉めの時に軋みがある。
 もしも歪んでいるとしたら、おそらく……本の荷重だろうなぁ……毎年、大量に捨てているのだが……それ以上に買い込んでいては意味がない。

02月02日

 それはガンダムネットワークオペレーションをやっている時だった。
 チャットに、「シャトル墜落?」のメッセージが流れたのだ。「おい、本当か?」「テレビでやってる」
 すぐさまインターネットのあちこちをのぞいてみると、スペース・シャトル、コロンビア号が降下途中で連絡不能とある。シャトルは元々が大気圏を飛ぶような機体ではない。降下途中の事故はそれだけでクリティカルである。
 しかも、高度6万mで時速2万km。大気との摩擦で減速しながら真っ赤に燃え上がっている時での事故だ。脱出は不可能である。
 その後、すぐにニュースでシャトルは空中分解、7人の乗員は全員死亡と伝えられた。
 悲しい。これで残ったシャトルは3機。どんな宝石よりも貴重な機体と、鍛え上げられた精鋭の乗員が失われたのだ。
 それでも私は人類が宇宙に挑戦し続ける事を望む。科学のためとか経済効果とか技術革新とかそういうのだけではなく。

 人類には、目に見えるフロンティアが必要だと思うからだ。

 『2001年宇宙の旅』の冒頭で、人類は道具を使い、生存能力を高めると同時に同族殺しの罪を背負う。
 ノーベル賞を設立したノーベルの財産は、彼が発明した爆薬から生まれた。
 人の罪も罰も。富も栄光も。コインの裏表のように一体となって存在する。ならばもはや後戻りも立ち止まる事もできない。前へ進むしか道は残されていないのだ。
 コロンビアを、7人の乗員を失っても。そしてそれ以上の惨事を起こしたとしても。
 軌道へ、月へ、火星へ、そしてさらに遠くへ。
 歩き、続けるのだ。

02月03日

 昨日は、会社の先輩と一緒にスポーツセンターへ行き、筋肉トレーニングをした。おかげで今日は少しばかり筋肉痛である。
 とはいえ、最初の頃は筋肉痛が4日は続いたものだが、今では1日。体力は回復しつつある。
 一方で、肝臓は脂肪性肝炎とかで、まああまり誉められた健康状態ではない。別段腹が痛いわけではないが油断はできない。肝臓はいわゆる「沈黙の臓器」で、自覚症状が出るようだともう、かなりヤバイところまで病状が進行している臓器であるからだ。
 先週、病院で血液検査をしてもらったが、場合によっては入院して肝細胞を針通して取って、検査、という事になるやも知れず。
 また、昨日は久方ぶりに夜、ひどい頭痛に悩まされた。
 人間、なんにせよ健康が一番である。

 本日の読書:『空想博物誌シリーズ1 驚異の未知動物コレクション』新博物学研究所 編著
 この本では、タイトルにあるように未知動物を取り扱っている。
 いわゆるネッシーとかクッシーとかツチノコとか雪男とかである。
 内容を真面目に取り上げるよりは、素直にうははははと笑って流し読みをするべき書物である。絵はきれいだし、文章は愉快だし。

02月04日

 眠れない。
 かといって、睡眠薬を増やすとロクな事にならないのは体験済みなので、布団をひっかぶってごろごろする。
 だめだ。やっぱり眠れない。
 2時過ぎにすっぱりと眠るのを諦め、買い込んでいたプラモデルの箱を取り出す。
 まずはグフ、MS−07B。青いモビルスーツである。シャア退場後、TVでは獅子奮迅の大活躍をしてみせたランバ・ラルの愛機である。
 ああ、このムチがいかす。
 組み立て終了。まだ夜は明けない。
 しかたないので続いてジム、RGM−79。ガンダムから不要不急の装備をごっそり取り除いて大量生産がきくようにしたモビルスーツである。
 第二次世界大戦の戦車でいえばM4シャーマン戦車か、T−34といったところか。縁の下の力持ちである。
 ああ、この(凸)な顔がいい。
 両者を組み立てた頃にようよう夜が明ける。
 やれやれ、残ったのは一番手間のかかりそうなガンダムだけですか。

 本日の肝臓:
 先週の血液検査の結果が出る。
 ・AST(GOT) 136 (基準値10〜40)
 ・ALT(GPT) 217 (基準値5〜45)
 ・γ−GTP 272 (基準値16〜73)
 一昔前なら有無を言わせず病院に放り込まれるほど立派な数字であるらしい。
 かかりつけのお医者さん曰く「もっと運動して脂肪を減らしなさい」とのこと。
 いやまあ、薬を服用しすぎるのも良くないのだろう。(1日17錠)

02月05日

 RX−78−2、ガンダム。
 ……作っちゃいましたよ。ナニかにとりつかれたのでしょうか。まあ、作ったといってもニッパで部品をちょんぎって、パチパチはめていくだけの、いわゆる一番簡素なやり方ではありますが。
 それはともかく、少しは部屋の重量負荷を減らそうと本や雑誌を段ボール3箱分、資源ゴミとする。
 片づけながらふと思いついた名案。
 本を整理する時に一番困るのが「この本をもう一回開く事はあるだろうか」というものである。持っていても読まない本など死蔵に他ならない。
 そこで、まず、本を全部捨てる。一切合切、ナニも考えずに廃棄してしまうのである。
 その上で「ああ、あの本を読みたい」「ああ、あの資料が必要だ」と考えてまた買ってしまう本。これが真に必要とされる本なのである。
 いかがであろうか? 誰か試してみない?

 本日の読書:『るくるく 1』あさりよしとお
 悪魔がきたりて飯を炊く……あさり先生、たとえがマニアックすぎます。
 あさりよしとおといえば、同人時代や『木星ピケットライン』、『中空知防衛軍』などの頃から、注目しておりました。いや、私がじゃないよ。私の友人達がだ。
 どういうわけか私の友人にはこういうコアなものを好む人間が多い。
 ナニ? 類は友を呼ぶ? 後で職員室まで来なさい。
 ともあれ、どういう話かというともう冒頭に紹介した第二話のタイトルでそのまんまの作品である。
 悪魔の姫君るくちゃんが、実に健気で可愛い。しかし騙されまいぞ。あさりさんの事だ。きっと何かものすごいダークな展開を用意しているに違いない。

02月06日

 このところ不眠症である。
 何が辛いといって、睡眠薬は真面目に効果を発揮している点にある。薬剤会社はいい仕事をしている。
 つまり、眠いのだ。ものすごく。しかし、眠れない。
 2時間ほど眠ってから朝の3時ごろに起床。
 もしかして新手の拷問ですか?
 これは睡眠薬の服用を、2、3日差し控えるべきかも知れない。
 いずれにせよ、身体をいじめるべきであろうと、ジムへ行って筋トレにはげむ。
 ほどよく乳酸がたまった後で、薬湯サウナで汗を流す。
 私が常連となっているサウナは『ティグレ』といい、ここの薬湯は実に肌に刺激的である。
 湯温はぬるめなのだが、そんな事は気にならないくらい肌にぴりぴりする。顔など洗おうものなら、七転八倒間違いなしである。ただ、常連客の中には強者もいて、顔を洗っていたりするが、やはり馴れの問題なのだろうか。
 これだけやって安眠できなかったら暴れてやる。

 本日の発掘品:『バトルテックがよくわかる本』清松みゆき、グループSNE
 本当によくわかるのだ。

02月07日

 1時半就寝。
 4時半起床。
 みごとな体内時計である。何か、妙なリズムを刻んでいないか? 四直制とか。 
 あ、身体の方は立派に筋肉痛。といっても、別に行動に支障はなし。動かした時に痛みを感じる程度である。
 問題はどうも熱っぽい事であろうか。計ってみると37度1分。うーむ。

 本日の極意:やすりがけは90度
 模型などの立体物を趣味としている友人より、プラモデルの素組みについて教わる。
 パーツを切り離す時はあまりきちきちにせず、少し残して切る。失敗するとパーツを抉る事になるから。
 その上で、やすりをかけるのだが、この時にパーツの面に直角にやすりを動かすとのこと。
 ふむふむ。

02月08日

 突然、睡魔に襲われる。
 脳の防衛反応であろうか。12時に寝て6時に起き、その後8時から2時間眠る。さらに昼寝で2時間。合計10時間睡眠。
 ここ数日の分もまとめて寝た気分である。
 しかし一方でやる気というか覇気というか、そういうものが根こそぎ奪われたような脱力感におそわれる。
 あーもー、なーんもやる気がしない。本を読む気力もない。ゲームをするのも、TVを見るのもたいぎいけーのぉ。
 ぐてー。

 本日の名文句:
 このままではいかんので、元気の出る名文句を。

 《光世紀世界》とは、太陽系を中心とした1光世紀──すなわち直径100光年──の球状宇宙のことである。
 そこには千数百の既知の、あるいは未知の恒星が存在しており、われわれ人類の訪問を待ちあぐねている。 

 ──『《光世紀世界》への招待 近距離の恒星をさぐる』石原藤夫より

02月09日

 休日である。が、RPGもせずにジムで会社の先輩と一緒に筋トレに励む私がここにいたりする。
 そーいやー、長いことRPGしてないよなー。
 まあ、何はともあれ、健康になる事である。RPGはあれでなかなか体力を消耗するので、今の私には実をいうと少々しんどい。
 で、その後は薬湯サウナで筋肉をほぐす。
 友人宅でアニメ『ガンパレード・マーチ』の1話を見る。おおっ、なんか燃える。12話だそうなので、下手を打ったとしてもまあおそらくそうどうしようもない話にはなるまいて。とゆーか、するな。もったいない。
 帰宅すると妹夫婦と甥と姪が来た。姪はお泊まりである。今、飾り紙とかを使ってエプロンを自作している。なかなか器用である。私は、幼稚園時代はろくすっぽ折り紙もできないとろくさい子供であった。こーゆー遺伝子は残さなくてもいいよな。

 本日の読書:『無常の月』ラリイ・ニーヴン
 表題作が実にいかす作品で、いわゆるSF作品に特有のアイディアの勝利、早い者勝ちという奴である。二番手では評価されない。

 ある夜、煌々と月が輝きあたりを明るく照らす──

 これだけでもう、分かる人間には分かるし、分からない人間は読め。
 他にも『終末も遠くない』『スーパーマンの子孫存続に関する考察』『脳細胞の体操 テレポーテーションの理論と実際』などなど
 この時期のニーヴンの油の乗り具合が分かる作品ばかりである。
 私はこの本を、高校入試の合格発表(合格だった)の帰り道で自分へのご褒美として買った。私の決断が正しい事はめったにないのだが、これはその貴重な例外である。
 で、卒業する時にその高校の図書館に寄贈した。ああっ、この本はこうして今でも買えるが、絶版本も山のよーに寄贈している。早まった事をした。
 というわけで、読んでいない人間は買えるうちに買うべし。

02月10日

 夕方、甥がやってくる。お泊まりである。
 姪と二人して、いろいろと遊んでいる。私の母(おばあちゃん)も私も、甥と姪には甘いので、家では出来ない悪いコトもいろいろできるのだ。
 夕食の後、甥は私の監督のもと、ゲルググのプラモデルの作成に入る。
 まず私が片足を作ってやって、甥がもう片足を作ったところで今日のところはおしまい。
 明日は腕からである。
 なるほど、子供のいる親というのはそれだけで幸せなものであるよなぁ。

 本日のニュース:■宇宙空間へ物資や人を運ぶ「宇宙エレベーター」、実現は15年後?■
 WIRED NEWSで宇宙エレベーターの建設素材となる、軽くて強靱なカーボン・ナノチューブの開発が進んでいるという良いニュースが流れた。

 「エドワーズCTOは、宇宙エレベーターを使えば、1キログラムあたり約100ドルの費用で物資を宇宙に運べるだろうと話す。同CTOの試算によると、スペースシャトルでは1キログラムあたり1万ドルから4万ドルかかっているという。したがって、たとえば太陽エネルギーを集める巨大な装置を建設するために、資材をエレベーターで宇宙に送るといったことが、手頃な費用で可能になるかもしれない。」

 そうなったら、どんなに素晴らしい事だろうか。

02月11日

 わしはもうだめじゃー

02月12日

 だめだめじゃー

02月13日

 だめだだめだと言っておっては本当にだめになってしまうので、気を取り直してジムでトレーニングにはげむ。
 それでもって薬湯サウナ。定番のコースである。ああっ、脳内麻薬が脳に気持ちいー。
 会社の先輩に頼まれて、bk1で他の本を注文するのと一緒に頼んだ本が届く。送料が無料になるからであるが、まあ、ついでなので目を通してみる。
 『なぜか「仕事ができる人」の習慣』というビジネス書で、それ自体は、まあまっとうな事が書いてあるのだが、とある人のたとえ話でずっこけた。

 「北京で蝶がはばたけば、ニューヨークでハリケーンが起こる」という、いわゆるカオス理論を説明する言葉を、1匹の蝶の羽ばたきの美しさに惹かれて10匹の、100匹の、1万匹の蝶が同じように羽ばたいてやがてはハリケーンを起こすほどの強さになった、というのである。
 ……社長、それ、たとえが間違ってます。というか、モスラ?!

 本日の読書:『一番湯のカナタ 3』椎名高志
 銭湯スペースオペラ、めでたくこの巻で打ち切りが決定いたしました。いや、めでたくないめでたくない。
 好きだったんだけどなー。軽いノリの中にあるディープなネタとかが。まあ、あまりにディープすぎるという話はあるので、サンデーを読んでいる若い読者ではついていけなかったのかも知れない。
 他山の石、他山の石。

02月14日

 全国的にバレンタインデーである。
 私は甘党であるが、いかんせん、今はダイエット中の身。チョコレートをいただいても処分に困るというものである。
 しかしこー、可愛い男の子が
「ボクのチョコ……あげる」
 とか言って、ポッキーでも差し出して来てくれたらほいほいとついていってしまいそうである。(どこへだ)

 本日の読書:

『IX(ノウェム)』古橋秀之
 若手ヤングアダルト作家ではもっとも私が高く評価している古橋さんの新刊。本人曰く、「武侠小説っぽいので」だそうであるが、そのまんまである。
 もっともひねりがないからといってつまらないかというと、そんな事はなく、話は実に面白い。特にキャラクターの立たせ方が秀逸である。“劉一諾”という通り名の若い剣士など、説明で

 どこの誰それを斬れ、と言われれば、ただひと言“諾”と応え、相手が一千の護衛に囲まれていようとも、たちまちに仕留めてしまうという。

 それで“劉一諾”。もちろん寡黙だが優しさも秘めておりさらには美形だっ。……死ぬんだろうな、こいつ。
 ただ、男装の女の子が出てくるのであるが、これが逆だったら、もっともっと評価は高かっただろうにと思うと作者のためにも残念でならない。
 物語はまだまだプロローグで、というか、薄いぞ、おい。早く次が出る事を強く希望。

『仮面ライダーSPIRITS 4』石ノ森章太郎/村枝賢一
 歴代ライダーの顔見せも終了し、ついに第二部、仮面ライダーZX(ゼクロス)編に突入。
 熱い! 燃える! 滾る!
 漫画の見栄とはこうはるものだという、典型のような場面が次々に出てくる。
 台詞もいかす。ホームレスの老人がすべての記憶を失うが、ただ一つ、誰とも知らぬ女性のビジョンだけを持つゼクロス=ムラサメにこう言う。

「なあ兄さん ワシはこう思うんや
 たとえば自分という人間がどうしようもなく荒んでヨゴレてしもうたとする……
 やけどな……
 たった一つでもいい……
 自分にとって守りたいものが一コでもあればその命には生きていく価値がある
 その人生はピカピカになれるんや……
 ……てな」

 元気になれる一作である。

02月15日

 朝からジムへ行って、筋肉トレーニング。せっせ。
 最近は、自転車をこぐよりは、ステッパーを踏む事が多い。大学時代の山登りを思い出すせいだろうか。気分がいいのだ。
 問題は、あのころと比べて20キログラム太っている事で、つまりそれは20キロの荷物を背負って運動しているという事かっ。道理で、昔のようには軽快に歩けなくなったわけである。
 道なき道を行く、我らワンダーフォーゲルにとって、平地のロードなど駆けるがごとく進んで当然であったというのに。ああ、「髀肉の嘆」の気持ちがよく分かるわい。
 昼過ぎに、薬湯サウナへ行く。私が「『IX(ノウェム)』読んだよ。いやー、王道。田中芳樹が書いたかと思うくらい」というと、友人は「ですが、最後のシーンは田中芳樹だと書きませんな。あれはエロゲーの感覚です」とのたもうた。確かに。体液が媚薬っていうのはこれはエロゲーだ。
 「ヒロインがあれに捕まっていろいろされるかと思って読者はハァハァするのれす」「でもそこまではやらないだろー」と汗を流しながら馬鹿話に興じる。

 本日の読書:『クロノスヘイズ 2』高野真之
 謎の学校、天霧学園。そこはエージェントと呼ばれる特殊な人間を育成する場所だった。
 2巻ではついにエージェントの敵、ギガンテスの新世代(シックス)が登場する。可能性を操るTORGのような敵を前に、果たしてどうやって戦うというのか!
 というか、主人公、戦ってねぇ! いいのか! それで!
 びみょーに地味なので打ち切りが怖い一作。頼むよー、面白いし、応援してるからさー。

02月16日

 昨夜からしとしとと雨。
 ちょいと熱を出したので、頭にひんやりシートをぺたりと貼って寝る。ちょっと張り切りすぎたかしらん。
 で、やはり4時頃に起きたりとか。もうねー、なんとかせんとねー。でも熱は下がった。
 昼飯は玄米。もぐもぐもぐもぐ。ひたすら噛みつづける。時間はいつもの倍以上かかるが、風味はよろしい。
 午後から、何やら取り憑かれたかのようにプラモデルを作成する。
 今日はMS−09Fドムトローペンである。ザク、グフ、と来たらやはり次はこれであろう。重モビルスーツの呼称にふさわしい、相撲取りのようなフォルムがグッド。
 オデッサで敗れ、敗色濃いジオン地上軍の戦線を支えたのは、やはり何と言ってもこのドム・モデルであろう。負け戦の中で活躍したのだからおそらく整備も簡単で、稼働率は高かったのではなかろうか。

 本日の読書:『剣客商売』池波正太郎
 池波先生の代表作といっても良いシリーズの第一作。世の中の表も裏も知り尽くした父親と、真面目一徹な息子の二人の剣客の物語である。現在TVドラマになっているというので、ふ、と思い立って買い求めてみた。
 実に小気味よい文体で、まさに今日食べた玄米ご飯のように噛めば噛むほどに味わいが深まる作品である。
 それで思い出したが、池波先生というと食事の場面であろう。本作においても、息子の方の大治郎が田螺汁を食べて「うまい」と嘆声をあげる場面が丁寧に書いてあり、田螺というと汚いイメージを持つ私ですら、何やら食べてみたいような気にさせてくれる。
 ちなみに大治郎がいつも食べているのは根深汁、つまりはネギのすまし汁であるが、どうにもこれもよさげに感じられる。
 長いシリーズなので、まあゆっくりと付き合っていこう。

02月17日

 身体を鍛えるためと心を豊かにするために、旅行の計画をたてる。
 JGCとかでなく純粋に旅行に行くのって、十年ぶりぐらいではなかろうか。
 目的地は屋久島。縄文杉や白谷雲水峡を観光に行くのである。
 おお、そうだ。トレッキングシューズも買いに行かねばなるまい。
 広島西空港から鹿児島まではサーブ340Bだが、鹿児島から屋久島まではYS−11である。今なお、現役であったか。
 一方のサーブといえば武装中立国スウェーデンらしいコストパフォーマンスの良い戦闘機を作る会社である。新谷かおるさんの『エリア88』でも、主人公がサーブのドラケンに搭乗していた。

 本日のGNO(ガンダムネットワークオペレーション):
 ザーン・サーバで連邦軍に所属しているのであるが、G3ガンダムとヘビーガンダムのどちらを生産するかの投票結果が出た。結果はG3、マグネットコーティング・ガンダムである。
 実は、今回は連邦の白いヤツことRX−78−2ガンダムは部隊に編入していない。いまだに主力はガンキャノンの2機編成の火力に頼っている。
 しかし、前衛がジムコマンドとジムライトアーマーでは、さすがにそろそろ限界に来ていたのだ。ならパワード・ジムを買えという話もあるが、まあ、正直なところ補給をけちっていたのだ。
 だから、このたび手頃な盾として使えるG3ガンダムが選ばれた事はたいへん喜ばしい。生産されたらすぐに買う事にしよう。

02月18日

 安眠できるよーに、環境音楽でもかけようかと、水の音のMDを流して寝てみる。
 寝付きは思いの他に早く、しゅぽっ、と眠りに落ちる。が、眠りが異様に浅く、1時間から2時間くらいで目を覚ます。×3回。
 しかも、それぞれ寝る度に別の夢を見るという効率の良さ。いや、夢自体は普通に睡眠してても見てるはずだが、目を覚ました時に毎回覚えているというのは、これはやはりどうかと。
 今夜も試してみて、同様の結果が出たら水の音は没である。なんか別の環境音楽を買ってこよー。
 意外と、オーソドックスに子守歌のよーなものの方がいいのかも知れないな。

 本日の読書:『札屋一蓮!』さくまゆうこ
 願掛けの札屋を営業する一蓮と、その周囲の人が織りなす軽めの現代オカルト物。
 一人の女の子が、男にフラれ、よりを戻したいと願って一蓮の札を買い求める。それはもう、ごくごく当たり前の願い。
 ところが、この願いがとある幽霊を引きよせ、願いが呪詛になってしまう事から、話はややこしくなっていく。
 物語そのものは、そこらに転がっている惚れた腫れたのどたばた騒ぎなのだが、そこの根底に、「人の優しさと裏腹の哀しみ」が描かれていて、ちょっとじーんとするイイ話になっている。
 けっこう身勝手な女の子も登場するのだが、決してそんな女の子でも単純に「悪い」とは作者のさくまさんは書かない。フラれて悔しいのは誰だって一緒だ。それこそ、作中で言うように、呪うよりは平手の一発でもかます方がよっぽど健全である。
 そして、おしまいのところで願い札を売る一蓮の言葉が暖かい。
「人はうまくいかんと占いやらお札やら神仏に、助けを求めます。
 けど、うまくいかんときほど、自分に救けを求めなあかんと思うから……」
 素直に読める、素直なお話である。

02月19日

 特にこれといって何もない日。
 まあ、そういう日だってある。

 本日の読書:『斬魔剣伝 完全版 上・下』伊藤勢
 戦国末期。
 いきなり場面は、真田十勇士のうちの三人が徳川家康暗殺のために駿府城に侵入し、伊賀の服部半蔵率いる伊賀忍軍に敗れるところから始まる。猿飛佐助は自爆して半蔵を道連れにしようとして無念にも失敗するし。いやー、ホットスタートだ。
 そんな真田忍軍の一人である九曜羅喉丸(本当は喉は「口」ではなく「目」)という少年忍者が主人公。
 ところが、突然そこにコウモリの羽根を持ったトカゲのバケモノが出現して事態は一気に奇怪な方向へと進展する。宝珠という謎の玉が少年にとりついたのだ。
 その宝珠をめぐる、魔族(オラ)同士の争いと、それがもたらす不老不死の力を求める徳川家康と服部半蔵の追っ手。徳川と豊臣の最後の戦い大阪の陣を舞台に、物語は一気に盛り上がってゆく──で第一部完。んで、第二部はなし。未完。掲載雑誌もつぶれたし。
 それはないやろ、とこー、悲嘆にくれていたら、この度、装いも新たに『羅喉伝 1』(やはり喉は「口」ではなく「目」)が発売になった。ここはファンとして素直に喜びたい。
 この作品、なかなか愉快な演出があって、読者を楽しませてくれる。
 家康暗殺に失敗して一人紀州九度山に逃げ帰った主人公が主君である真田幸村に、
「天才軍略家真田幸村が一生禁獄生活続けるつもりか?!
 自分の才に忠実に生きろっていったのはどこの誰だ!!」
 と啖呵をきる場面とか、覚悟を決めた幸村が戦の準備をするように言うと、残りの真田十勇士が「うぷぷぷ」と笑って、
「うおおーっ!!! 戦だーーっ!!!」
 って涙流して喜ぶ場面とか(何しろ15年間、流罪にあったのだ)、真田十勇士の一人筧十蔵が
「俺はこの通り不治の病だ
 病みくずれてくたばる前に戦場で討ち死にしたいってずっと思ってたからな」
「そいつあよかったねえ!」
(二人して)「がははははは」
 いやもう、100年戦乱にあった民族ってこんなもんだろーなーという爽やかで屈託のない様子が実にほほえましい。

02月20日

 知人に頼まれて、本を探す。
 1冊の本である。ハードカバーで、そう小さくはない。『グローランサ年代記』という本だ。すでに絶版であろう。
 問題は、私の山と積まれた蔵書のどこに、それがあるかである。こう言ってはなんだが、私はやたらめたらと本を買うし読む。学術書も読めばエロ本も買うし、漫画だって好きだ。
 だもので、私の部屋の半分は本で占拠されている。
 こう言えば、蔵書マニアな人など「半分? ふ、甘いな」などと鼻で笑うであろうが、私は買う端から本を捨てたり人に譲ったりもしている。
 同じ本を二度読むなどそうある事ではないし、三度、四度と読むお気に入りの本にいたっては限られてくる。
 資料的価値がない限り、読まない本は捨てる事にしている。そうしないと部屋どころか私の家すべてが本で占拠されてしまう。
 で、まあ、『グローランサ年代記』に関しては、これはいずれ資料として使う事があるやも知れぬと思って取っておいたのだ。そこまでは記憶している。二年前にどこに置いてあったかも、これも覚えている。
 だが、現在位置が不明なのだ。
 うず高くあぶなっかしげに積み上がった本の山を見ているとげんなりするが、これもまあ自分から引き受けた仕事である。やらずばなるまい。
 そして激闘の末、私はついに『グローランサ年代記』を発掘する事に成功したのである。
 ……部屋の中いっぱいに本を散乱させたあげくの事であるが。
 こりゃー片づけないと、布団を敷く事もできんなー。
 かくして夜は更けてゆくのである。

 本日の読書:『やさしすぎる魔法使い』石岡正和
 同人誌である。現在も入手が可能なのかどうかは分からない。数年前に、金澤尚子さんに薦められて買った。
 決して流麗な作品ではないが、丁寧に作られた作品と世界観、そしてキャラクターがマッチしている。
 友人の剣士と旅を続ける魔法使いが、一人の女の子をひろってしまい、その優しさゆえに旅に同行させてしまうというお話である。
 旅先であったちょっとした事件を、魔法使いは彼らしい穏便な方法で解決する。
 良い本である。

02月21日

 昨日紹介した石岡正和さんの同人誌であるが、今なお通販などで入手可能であるという。
 買うべし。つーか俺が買う。諸兄らは私が買った後でまだ在庫があれば購入するように。
 屋久島旅行の前に少しでも体力をつけておこうと、我が家の裏にある、鈴が峰に登る。
 週に二回ジムに通ってトレーニングしている成果は着実に出ているようで、楽々と登攀する。
 ところが、その後がいけない。午後から頭痛がひどくて寝込む事に。
 ううむ、先行きが不安である。

 本日の読書:『札屋一蓮! レイ子、夕立に泣す』さくまゆうこ
 札屋一蓮!の2冊目。いや1冊目を読むとなんとなく。
 コバルトの作家さんって、こういう手堅い人が多くていいなぁ。安心して読める。
 類い希なる霊能力を持っていながら、自分の夢のためにはそれを決して乱用したりしない一蓮の行動が読んでいてすがすがしい。
 物語終盤、とてもかなわない敵を相手にした時の人間の決断と行動力に、拍手。

02月22日

 朝から雨である。
 しとしとしとしと。
 うっとおしい。
 こういう日はさっさと寝るにかぎる。

 本日の読書:『東方ウィッチクラフト 人の望みの喜びを』竹岡葉月
 コバルトづいているので、ついでに。
 東方ウィッチクラフトの最終巻である。
 主人公の女の子は、一人の少年に恋をした。ところが、その少年は「魔女」で、その儀式を邪魔したために彼女は少年の「使い魔」にされてしまう。
 少年は「魔女」としていろいろと魔法を使って人助けをし、人のイイ、というか惚れた弱みで少女は「使い魔」としてそのお手伝いをさせられるはめになる。
 どたばたどたばた、成功したり失敗したりを繰り返して、二人の絆は少しずつ強いものになっていく。
 でも──

 「使い魔になるのもいいです。それで人を助けてあげるのもいい。すっごい、大切なことだと思う。でも、それだけで幸せなふりをして、いちばん言いたいことを飲み込んだままだと、やっぱりつらいんです」

 少女の精一杯の思い。
 少年の不器用な思い。
 それは、魔法などなくても、すべての人が等しく持っている呪文。

 (あのひとが)
 (あたしを)
 好きでいてくれますように──。

 いやー、コバルトらしい作品ですなー。

02月23日

 昨日からちまちまと作っていたガンダムGP01が完成。
 OVAの『0083』に登場したこの機体、作品そのものは嫌いだし、ガンダムのデザインも妙にあか抜けていて好きになれないのだが、格別の思い入れもある。
 他でもない、ガンダムネットワークオペレーションでの活躍である。本来なら一年戦争に登場するはずのないオーバースペックなこのガンダムは、火力はともかく機動力がある。
 ゲーム的に言い換えると、移動力3なのだ。これはでかい。戦場において機動力は七難隠す。ナポレオンも「俺が勝つのは軍隊を(素早く)移動させるからだ」と言っておる。
 夕方から、会社の先輩とジムへ行って恒例の筋トレ。ところが先輩がひざを痛めるアクシデントが。次の日曜日には駅伝に出られるというのにこれはたいへん。
 ちなみに終わってから体重を量ると1kgも下がっていた。いや、汗で水分が出ただけだろうが。

 本日のこれは詐欺だろ:
 知り合いのおもちゃ屋で、「NTTの下請け」と名乗る所がADSLの導入工事をして26万円を請求。
 しかも、後から後から追加でLANの工事だの、交換機とビジネスフォンの導入だので数百万円を要求。
 ぼったくるにも程があるというものである。

02月24日

 あれだけ運動しておいて。1時に寝て4時に目覚める。もちろん睡眠薬は服用していますですよ? ああ、眠い。眠いけど寝られない。
 一方で、肉体の方は少しだるい程度で、筋肉痛もなく、元気いっぱい。筋肉トレーニングの成果である。この落差が興味深いと言えば言えなくもないが、我が身となればそう面白がってばかりもいられない。

本日の買い物:
 屋久島旅行に備えてウォーキングシューズを買う。
 後、RX−77ガンキャノンも買う。

02月25日

 ウォーキングシューズを足になじませるために、散歩をする。
 二時間ほど歩き、でかい靴擦れができる。うぉー、痛ぇー。
 次は靴下二枚重ねでいこう。

 本日の読書:『本当は魔法使い』『山の妖魔』『女難の魔法使い』(石岡正和)
 通販を頼んだら、実に素早く送付していただいた。
 とりあえず、『やさしい魔法使い』の主人公達のシリーズを読む。
 相変わらず良い感じである。

02月26日

 足のマメが潰れる。
 痛いー。

 本日の読書:『闇よ落ちるなかれ』L・スプレイグ・ディ・キャンプ
 『アーサー王宮廷のヤンキー』というマーク・トゥエインの小説がある。若いアメリカ人がぶん殴られた衝撃でアーサー王時代のイングランドにタイムスリップし、そこで現代の知識や技術を利用して大活躍するという、なんとも痛快な娯楽小説である。
 そして本書もまた、同じような作品といえる。すなわち、若いアメリカ人の考古学者が、落雷の衝撃で6世紀のローマへタイムスリップし、そこで歴史の知識や現代の知識、経験を生かして大活躍『させられる』娯楽小説である。
 そう、『させられる』のである。本人としてはとりあえず与えられた環境の中で生きようとしているのだが、どうにもその環境とやらが生きるのに優しくないのである。
 さて、ここで質問である。我々は6世紀のローマについてどれほどの知識を持っているだろうか?
 言うまでもない。それこそ本書の主人公のように考古学者であるならともかく、そうでないならほとんど知るよしもなかろう。
 そこで、こういう場合の強い味方である『世界史年表・地図』(吉川弘文館)を引っ張り出そう。
 いわゆるヨーロッパにおける民族大移動が起こり、西ローマ帝国は滅びてしまっている。その領土はイタリア半島を制した東ゴート王国、フランスを支配したフランク王国、スペインに広がった西ゴート王国などに分割されている。ギリシアからエジプトのオリエント方面に東ローマ帝国はいまだ健在だ。
 東に目を転じると、ササン朝ペルシアがあり、インドは分裂状態、中国は南北朝の時代で、隋・唐の大帝国時代はまだ先だ。我が日本国は仏教が伝来したり筑紫国の反乱鎮圧などを経てようよう大和による支配が確立しようかという頃である。
 つまり、ヨーロッパはこのまま放っておくと中世の暗黒時代に足を踏み入れるわけである。
 こうした背景が分かっていないと本書はあまり面白くない。その点に関してはどうかと思うし、個人的にはカエサルがいた頃のローマの方が面白かったのではないかと思うのだが、まあ、これもSFの持ち味の一つであろう。
 何しろ、まず主人公がやるのが金貸しにアラビア数字と複式簿記を教えるというのだから愉快である。なるほど、そう来たか、ってなもんだ。
 この一件で金を借りる事に成功した主人公は、蒸留装置を作ってワインからブランデーを精製したり、印刷機を作って新聞屋を始めたりする。いやいや、なかなかに多芸多才である。これも主人公がコンピュータのコの字もない戦前(第二次世界大戦前)のアメリカで教育を受けていたからで、現代日本人ではこうはいくまい。
 たとえば、私が戦国時代に身一つでタイムスリップしたとして、さて、何ができるか? というとこれはもうかなり心許ない。一応の歴史や、未来の戦術などは知ってはいるが、それらを活かす前に野垂れ死にしそうである。うーむ、もっと実用的な学問や技術を身につけるべきであろうか。
 とまれ、古き良きSFであるのは間違いない。

02月27日

 ジムへ行って筋肉トレーニング。
 一時、76kg台であった体重が74kg台に。
 おおっ。着実に効果がっ。

 本日の安眠:低反発枕
 通販で購入。ここ一週間ほど使っているが、なかなか良い物である。
 肩凝りとかにいい感じである。苦しくないし。

02月28日

 のべのべ。
 
 本日の読書:『札屋一蓮! コイは恋に通ず』さくまゆうこ
 狐の精霊、レイ子。年齢600才。人間換算で20才前後。人に化けている時は5、6才の童女。

 ただいま、初恋中。

 いや、そういう話なんだってば。もうベタベタのベタ惚れ。相手はなんと赤ん坊の時から『監視役』として見守り続けている主人公の一蓮。
 『監視役』な訳であるから、当然、私情は禁物。惚れた腫れたは厳禁である。だが、好きになっちゃったものは仕方がない。
 悩みに悩みに悩みに悩んだあげく、レイ子は恋煩いを当の一蓮の願い札で封じようとする……の……だが……
 その願いは、とんでもない方向へと突っ走ってしまう。
 さあ、レイ子の恋の行方やいかに?

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