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【後ろを向いて歩こう】
後ろ向きストーリー その11

 知り合いのコンベンションで、マスターが足りないというので、何の気無しにN◎VAのGMなど引き受けてみました。
 シナリオは全卓共通で、テストプレイもやってそれなりに準備はできているつもりでした。
 そこにやってきた自称ベテランの、革グローブにメタルナックルはめて棘付ゴーントレット装着した、サングラスにライダースーツのおじちゃんさえいなければ。

 「送付したパンフレットに書いておりますが、今回キャストはカタナ、カブト、フェイトから選んでいただきます」
 「いやです。
 「あの、ですから、事前にお願いした通り…」
 「じゃあ俺帰るわ。金返して。

 予約制だろ、このコンベ。人数合わせてあるんだから、そんなこと言われても…
 当然私は委託GMなのでコンベ全体の意志の方向性など分からず、責任者の方は別件で忙しいので、独自処理をする覚悟を決めました。
 
 「えっと、やりたいキャラがあれば対処しますが。」
 「俺この持ち込みキャラ使うから。経験点チケットはこれね。」
 
 …確かにN◎VAには武者修行というルールがあったが、作成後キャラに経験点+120のキャラぶちこむか、普通?
 しかし私は委託GM。ここで突っぱねる権限は無いッ!
 「…流石にそれはちょっと強すぎますねぇ。技能を分散させて、追加経験点は20点までに押さえてください。…ところでカブキのスタイル取っておられますが、芸術技能がありませんね。これは必須なんですが…」
 「あ、俺のキャラの芸術は殺しの美学だから

 当然私は委託GMなのでッ...!!

 この時私は甘かった。
 責任感でテンパってたのもあるだろう。とにかく、そのPLのキャラクタは襲ってきた暗殺者(PL)を友といって強引に同行し、障害があれば魔術で吹っ飛ばすというパワーキャラだった。
 委託GMにPL制裁の権限はない。

 それはともかく、何とかシナリオを貫き、終盤。
 時間が余ってたので一つアクシデントでも起こそうかとムラクモ(超強敵をば...)
 
 「震亥児8Lで元力。一発ですね。」

 あんたデータ修正前に戻ってないか?
 とにかく、委託GMがトラブルを起こすわけには(以下略)

 「皆さん今日のセッションは楽しんでいただけましたでしょうか?(私は楽しんでねーよ)」
 「イマイチだったな。もっと活躍の場所が欲しかったよ」

 ああそうかい。

 あれ以来、N◎VAには手を出していません。

関東より南の方■数年前■投稿日:2002/06/04


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