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【後ろを向いて歩こう】
後ろ向きストーリー その8

 十数年前、東京だか横浜だか忘れましたが、とあるコンベンションに参加しました。

 当時の私はゲーム経験回数1ケタの、かなりの初心者でしたが、「初心者でもOK!」と勧誘の声を張り上げる卓があったので、そりゃ親切で助かるわと、参加させて頂いたのです。
 システムは、もはやまったく覚えてませんが、ゲームの冒頭が「酒場」で「冒険者」が「集ったり、職探したり」してたのでファンタジー系でしょう。
 キャラクター作成は、GMさんがわりと付きっきりで指導してくれたので、苦労した記憶がありません。
 他のプレイヤーさん達は経験者なのか、がりがりキャラ作成してたようなので、私にへっついてる事ができたのでしょう。
 そこまでは良かったんですよね。

 さて、ゲームが始まりました。
 GM「キミタチは冒険者です。今日この街に、それぞれ流れ着いたばかりで、
   とりあえず冒険者が集う酒場にいます。
   まず何をしますか?」

 あぁ、私達はどうやら、まだ会った事も無い他人なのね。
 それじゃいきなり「突然だけどパーティ組みましょう」じゃ何だし、仕事らしきモノの情報を仕入れてから巻き込むのがイイだろうか。

 私「とりあえず酒を注文して、店主に何か仕事になりそうな話がないか聞きます。」
 PL1「ナンパします。」
 PL2「俺はもう出来上がってるので、その辺の奴に絡みます。」
 PL3「静かに呑みながら、それを見物してます。」

 私「あ…えーと、どうしよう。」
 GM「じゃ、アナタ(私)。店主が聞いてきます。『どんな情報を聞きたいんだい。』」
 私「あーえー、あの。なんか旨い仕事ないかい?」
 GM「『どんな仕事を探してるんだい?』」
 私「うーあー、えーっと、どんなって、冒険…。」
 PL2「そっちの話が進んでる間に(※進んでないし。) こいつに喧嘩ふっかけます。」
 PL1「上等だオラ!表へ出ろっ! 2人で店の外へ出て行きます。」
 PL3「酒を飲みながら、しずかにそれを見送ります。」

 GM「アナタ(私)はどうしますか?」
 私「え、やっぱ人として喧嘩を止めに行きます。」
 PL1「関係ない奴ぁ引っ込んでろー! どかっ。(ケンカに夢中です)」
 PL2「おぅ、邪魔すんな! がこっ(ケンカに夢中です)」
 私「あ…えーと。どうしよう。」

 GM「アナタ(私)は、どうしますか?」
 私「や……どうにも出来ないので、おとなしく見てます。(ぐったり)」
 PL3「まだ居酒屋の中で飲み続けてます。」

 パーティを組んで、仕事らしきモノにありつくまでが、えらく時間かかったような記憶があります。
 閉会時間をすぎて焦った記憶がないので、多分時間通りゲームは終わったんだと思われます。

 どんなゲームをしたのか、まっっっったく覚えてません。

 私は最初から「初心者で、このシステムも初めてです。」と明言してたんですが…
 「初心者OK」とうたってる卓だったら、GMさんはもう少しフォロー入れてくれるべきだったんじゃないかなと、思わないでもないです。

 これ以来なんとなく、どのシステムでもどの卓でも「キャラクターが初対面から始まって、まず知り合うとこから始まる」シナリオが苦手です。

 あぁ、すっげぇ苦手さ!

関東あたり■十数年前■投稿日:2001/11/29


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