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【後ろを向いて歩こう】
後ろ向きストーリー その1

 コンベンションの帰り、駅まで歩いていました。
 その時、ふと後ろを見ると、一人の男性が。年齢は、高校生か大学生か。
 後をつけられているみたいでちょっとイヤだなと思った私は、鞄の中身を確かめるふりをして立ち止まり、その男性が通り過ぎるのを待ちました。
 が、彼はなんと一緒に立ち止まっているのです!
 そして、私が歩き出すと、彼もまた歩き出します。歩調はどこまでも一緒です。そして、一定の距離を置いているのです。
 さすがに気持ち悪くなり、信号が変わったのをきっかけとして、イニシアティブをとるために話しかけました。
 「どうもお疲れさまです! コンベの会場にいた方ですよね! 帰り道、一緒なんですか?」
 彼は笑みを浮かべてます。そして言葉を発しません。
 かなり気味悪くなってきました。
 「**駅に行くんですか? それなら、こっちですよね。私、こっちのほうなんで。それじゃ!」
 しゅたっと手をふり、信号が変わるのを見届け、コンビニに駆け込む私。
 コンビニの中で念じること数十秒。
 こっち来るなー。こっち来るなー。こっち来るなー。こっち来るなー。こっち来るなー。
 私の電波は届いたようです。
 彼はしばらく立ち止まっていましたが、駅の方に歩いていきました。
 教訓。コンベは一人で行かない。
 以後きちんと教訓を守ってます。

関東より北の方(というか、札幌)■5年くらい前■投稿日:2001/05/09


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