ロシア鍵の謎
(問題編)

 彼らは石の壁の前に立っていた。壁にはロシア正教のものだろうか、宗教画のようなレリーフが彫られている。
「本当にこの先にロマノフ王朝の秘宝が眠っているのでしょうか?」
オカモビッチ神父は震える声で尋ねた。しかし探偵が答える前に小野警部が怒鳴る。
「金田一君、どう見たってこれはただの壁じゃないか。まさかこの壁が『開けゴマ』で開くとでも言うのかね?」
しかし探偵は落ち着いた声で
「警部、そのまさかですよ。この壁はどうやら特殊な鍵を使って閉じられているようです。その鍵を開けることができればロマノフ王朝の秘宝が我々の前に現れるのです」
「鍵ったってこの壁には鍵穴一つないじゃないか? 君は何を言っとるんだ」
「落ち着いてくださいよ警部さん。ほら、鍵穴はここにあります」
金田一が指さした先には1辺が約20cmの正方形の窪みがあった。神父はあっと声を上げ、警部は腕組みをして黙り込む。探偵は微笑みながら
「そうです。鍵はもう我々が持っています。あとはそれを鍵穴に入れればOKです」
言った。
(クトゥルフの呼び声シナリオ『シベリア超特急西へ』(GMN)より)

解答編はココ
 
(期待してはいけない)

戻る