山形魔人学園拳風帖リプレイ注釈
第一信
*1 暁の父親は琉球古武道の道場主で、しかも強烈に武道馬鹿な男で、3月のはじめにはぐれ台風が島を襲った際、家をほったらかして道場の補強にのみ力を注いだため、このような仕儀にあいなったのです。
*2 沖縄には50〜100mおきに何らかの武道の道場が存在する区域というのが実在します。
*3 霞城市…がこのゲームの主な舞台です。詳しくはマスターの解説を参照のこと。
第二信
*1 本当は、最初に両手の拳ダコを制服の袖に隠し、電光寺に“なんと奥床しいひとだ”と思われる、というワンシーンもありました。ちなみに、暁の伯父〜電光寺の祖父〜電光寺、のルートで、暁の素性はバレバレでした。
*2 マスター曰く“山から降りてきた大山益達”。
*3 本当は、三高の新聞は生徒会の発行する機関紙でもないかぎり、全て悪趣味で扇情的な代物だったりします。
*4 このあとしばらく、この彼はえらい悪し様に書かれますが、プレイヤー同士の間には何の悪意もありません。たぶん。きっと。…向こうは怒ってるかも。ハイエナ氏の本名は、灰枝真言(はいえだ・まこと)です。
第3信
第4信
*1 最初は怪しい話のためにこれだけの前振りをしていたというのに…
*2 調理室のヌシ、その実体は土佐の管狐遣いであるところの葬はその日、「ただの風邪にしてはおかしい」ということに気付き、魔除けになる食材のみでかためた“見舞いの料理”を休んだ女生徒に届けました。そして
「あの子、すっかりノドにきちゃってて…煙草吸ってる人が部屋に入っただけでむせちゃって大変」
という話を聞きます。
*3 “見舞い”に行ったあと、「件のこっくりさんの責任者のオカルト娘があやしいんじゃないか」とふと思った葬は(彼もまたオカルトな世界に属しているのですが)水城の後をつけ、ふいと振り返った件の水城に
「貴方、私と同じ匂いがする」
と告げられています。
またそれと前後して「あの水城女史と葬ってのは何者なんだ」と訝しんだ灰枝は先生を脅して入学手続きの際の調書を調べることに成功し、葬が土佐の狐憑きの村の出であることを知っています。…それにしても灰枝君てば。先生の不倫の現場でも押さえてたのかな。
*4 水城は“三人目”から相談をうけて、彼女を茶室まで連れてきてなぐさめたりしていたものの、突然
「こんなことになるはずじゃないのに…!」
と実験に失敗した化学教師のような台詞を残して姿を消してしまっています。
*5 ちなみに、この事件の元であるところのものと同族であるらしいチビの説明によると、“三人目”の痣は、人間の体に蛇の魂が入り込んだためであり、放っておくと入り込まれた人間は当然すっかり蛇の姿になってしまうという性質のものです。
*6 言ってない。このへんは暁の見栄でしょう。ちなみに実際のやりとりはこんなものでした。
暁 :「ハイエナ君、だっけ?つかぬことたずねるけど」
灰枝 :「は?」
暁 :「このへんに、蛇の伝説とかない?」
灰枝 :「なんでそんな?」
暁 :「急いでるの。とっとと教えてよ。ほっとくと、こっくりさんやってた娘たちが大変なことになるのよ」
灰枝 :「だから、なんで蛇が?」
暁 :「うるさいわね、チビがそういってたから、そうなのよ!」
灰枝 :「…そりゃいいが、チビってなぁ何なんだ?」
暁 :「コトが収まったら教えるわよ、さっさと教えるか、調べるかしてよ!!」
灰枝 :「ああ嫌われたー…何も教えてもらえないよぅ(プレイヤー発言)」
*7 葬は、ここまでの様々な条件から「相手は蛇である」「蛇には煙草だ」という結論に行きつき、あからさまに怪しすぎる変装をしたうえで煙草を1カートン分買い、化学部にニコチンの抽出、濃縮を頼んであったのです。
…しかし。
純ニコチンって60mgで成人男性殺せるんだがなぁ。
口腔粘膜や気道からの吸収もいいし、揮発性だし。
いいや、伝奇小説の登場人物なんて、化け物の一種だもん。
*8 暁が羽交い締めにした化け物(水城が取憑かれた姿)に、電光寺が正拳をぶちかましたのです。
第5信
*1 チビは、所謂使い魔で、暁とは別に各種の特技を持っています。ここでは治癒呪文を使っています。
*2 暁には詳しい状態は分かりませんでしたが、ダメージ点数を描写に置き換えると、肋骨が4、5本折れて内臓に刺さっており、とりあえず生きてはいるものの瀕死の状態だったそうです。
*3 りっぱな狂化学者の卵なので特に問題はありません…ということになっています。
*4 葬は消化によさそうなものをいろいろと取り揃えたうえ、入院中の水城を見舞います。そして、自分の友達の話なんだが、と断ったうえ(まぁ、そういうときは大抵自分の話なんですが)かつて目の見えない幼馴染みの女の子をかばおうとして“呪い”に手を出してしまった少年の話を始めます。彼の呪は効を奏し、女の子をいじめていた連中は交通事故に遭います。しかし、人を呪った報いに彼自身もその後交通事故に巻き込まれ、そのとき可愛がっていたフェレットの“雷太”を死なせてしまいます。泣き続ける彼に、女の子は云います。泣いてばかりいないで、あたしと一緒にお料理つくって、雷太にそなえてあげようよ。美味しいお料理って誰でも幸せにできるでしょ。あたし、お料理ってすごく好きよ。食べた人が笑ってくれる、嬉しそうに笑ってくれるから…だから、泣いてないで、雷太が喜んでくれるようなお料理作ってあげようよ。
それをきっかけに、彼は料理の世界に目覚め、人に喜んでもらえるような料理を作りたいと願うようになり…
という、まぁ、オカルト絡みで事故に遭った水城を諌め、また慰めようといういい話ではあったのですが、その実、葬がここから学んだのは「次はもっとうまくやるぞ」であり、オカルトから手を引いたわけではちっともなかったのでありました。
*5 このゲームの参加者の中には若干名カンフー映画のファンがいて、どうもそれを舞台で再現したかったらしい。…莫迦話から出た演出。
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メイル
(2000/6/29 改訂掲載)
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