伝奇思考実習


2004/04/07(伝奇思考実習)

プリキュアを易断してみる・その参

 キノエ&キノト:「こんにちはーっ!」
 キノエ    :「巷ではもう9話、10話の話題にも触れられているプリキュア。何とか話題に遅れないようにと今回はやや巻きを入れての内容になります」
 キノト    :「相変わらずプリキュアンな人々の間では各回の出来や、なぎささんとほのかさんの関連を探る話が続いている中、ここでは易によってふたりの関係を考えてみるというのを続けています。早速今回の話題に入りますね」
 キノエ    :
前回は“なぎさ→ほのか”の関係を見て、山水蒙の卦を得たわ。なぎさとほのかに八卦のどれを配当したかは前々回にかいてあるよ」
 キノト    :「なぎさは坎(かん)、
    陰
    陽
    陰
    意味:水、中男、伏蔵、陥る、耳、豚。
 ほのかは艮(ごん)
    陽
    陰
    陰
    意味:山、少男、高尚、止る、手、犬
 だったんだよね。どのように当てはめたかは前々回の内容で確かめてくださいね」
 キノエ    :「今回は逆に“ほのか→なぎさ”の関係をみるわね。といってもやることは簡単。ほのか=艮(ごん)、なぎさ=坎(かん)を順にこの場合は下から積み上げてゆくわけ。で、得られる卦は水山蹇(すいざんけん)ね。これはちょっとびっくりな卦だわ」
    ほのか(ホワイト)→なぎさ(ブラック)の関係=蹇(けん)
      陰
      陽
      陰
      陽
      陰
      陰
「蹇 利西南 不利東北 利見大人 貞吉。
彖曰、蹇 難也。 險在前也。 見險而能止 知矣哉。 蹇利西南 往得中也。
不利東北 其道窮也。利見大人 往有功也。當位貞吉 以正邦也。
蹇之時用 大矣哉。
象曰、山上有水蹇。君子以反身脩徳。
初六、往蹇 來譽。
象曰、往蹇 來譽 宜待也。
六二、王臣蹇蹇 匪躬之故。
象曰、王臣蹇蹇 終无尤也。
九三、往蹇 來反。
象曰、往蹇 來反 内喜之也。
六四、往蹇 來連。
象曰、往蹇 來連 當位實也。
九五、大蹇 朋來。
象曰、大蹇 朋來 以中節也。
上六、往蹇 來碩 吉 利見大人。
象曰、往蹇 來碩 志在内也。利見大人 以從貴也。
 キノト    :「この卦は俗に四大難卦(水雷屯、坎為水=習坎、水山蹇、沢水困)と呼ばれている卦の一つなんだよね。では、まずこの卦の象徴するものを見ていきます。
 上から五行目『象曰、山上有水蹇。君子以反身脩徳』これは、
 『険しい山=艮(ごん)の上に激しい流れ=坎(かん)がある。君子はこの卦を見たらまずはわが身を振り返って、徳を修める』
 という意味です。蹇っていうのは足が萎えるさまで、険阻な山と危険な大河にっちもさっちもいかないことを示しています」
 キノエ    :「それじゃちょいと戻って、この蹇の意味を最初から簡単に押さえていくわね。『蹇 利西南 不利東北 利見大人 貞吉』ってのが最初の文だけど、ここの説明は後に続く文の要約だから、今は飛ばして次の文に行くわ。
 『彖曰、蹇 難也。 險在前也。 見險而能止 知矣哉。 蹇利西南 往得中也。不利東北 其道窮也。』蹇っていうのは苦難のこと。『行く手に危険(坎の陥るという特性)がある。危険を見て止まる(艮の止まると言う特性)ことができるのが知者である。蹇のときは中庸をとって西南に行くのが良くて、わざわざ険しく危険な東北に行くのは良くない』
 キノト    :「ここでちょっと注釈いれるね。ここで西南、東北と言っているけどこれは単なる方角の意味だけでなく、この卦象が示している地形(険阻な山と危険な大河)にどう対応していくかっていう地形もしめしています。っていうのは、八方位はそれぞれ八卦に対応していて、八卦に対応した地形があるからです。ここでは、
  • 西南=坤(こん)=地(平地)
  • 東北=艮(ごん)=山
 です。
 だから『西南に行くのが良くて、険しく危険な東北にあえて行くのは良くない』っていうのは同時に『歩きやすい平地を行くのが良くて、険しい山地にあえて行くのは良くない』ことを意味しているんですよー。こういった象徴による複数の意味を読み解いてゆくのも易経にハマる理由です」
 キノエ    :「でもって、残りね。『利見大人 往有功也。當位貞吉 以正邦也』は。『大人(=識者、賢者)にあって、助力を得てそれに従って往ければ難所を克服できる(往有功也)』
 『當位貞吉 以正邦也』ってのは『正しい位に當り、これをもって国家(=邦)を正しくする道を行けば吉』ってくらいの意味」
 キノト    :「“正しい位”っていうのは、この卦が一番下の爻を除けば、すべての爻が偶数番の爻に陰爻(偶数)、奇数番の爻に陽爻(奇数)があることなんです。で、さっきのねえさんの話にあった『大人』っていうのが位の高いところにある陽爻、すなわち、下から五番目の陽爻です」
 キノエ    :「わかるかなぁ、この爻は誰を意味しているのか?そう、上卦は坎(かん)=なぎさでこの卦の中でも唯一の陽爻にして中央にある爻=『大人』こそ、なぎさなの」
 キノト    :『蹇之時用 大矣哉』そんなこんなで『蹇っていう卦象は決して望ましいものではないが、場合によっては使い道があり(=之時用)、そしてそのもたらすものは大きなものとなる(=大矣哉)』
 キノエ    :「この卦からすると、ほのかはなぎさと知り合った時点では実は行き悩むことになっていたみたいね。行く手に険があるっていうのはほのかが変わらずにこのままなぎさとの関係を続けて行った場合に問題があるってことなのか、それとも具体的になぎさ(=坎=険=陥)がそういった対象になるのか。8話以降の今となっては想像するしかないかな。
 ただね、あたしはこの卦の中にすでにほのかとなぎさの関係が一時期の困難な現象を経て良くなっていくことが内包されているのに興味があるな。まさしく、8話におけるふたりの行き違いよね」
 キノト    :「さらに、『蹇之時用 大矣哉』もその通りだったしね。
 それじゃ、この大成の卦でのなぎさとほのかの位置をほのか→なぎさの関係から見てみるよ。まずは、順番にほのかから」
 キノエ    :「ほのかを意味するのは下から2番目の陰爻、これに関する爻辞は
『六二、王臣蹇蹇 匪躬之故。象曰、王臣蹇蹇 終无尤也。』
 これは『王の臣として、大いに苦しむ。自分(家臣)自らのためではない。結局ことが成らずともそれをとがめるべきではない』って意味かな」
 キノト    :「この位置は下から二番目の陰爻で順番(下から偶数番)と陰陽が一致(正)していて、さらに、上卦でここに対応する五番目の陽爻と対応(応)しています。つまり、 この爻は五番目の陽爻と王臣の関係にあります」
 キノエ    :「あれ?これだと、ほのかが“臣下”よね。前回はほのかの方が位が高いって言ってなかった?」
 キノト    :「うん。言ってた。で、ここからは卦象からの推測なんだけど、なぎさからみればほのかはデキがよいことで自分よりも位が高いとみなしてたんだ。
 けど、じつは、ほのかもなぎさのことをうらやましく、もしくは自分より優れたものがあるって思ってたんじゃないかな。なぎさはほのかと自分を比べて自分の至らないところ、相手の優れたところに自覚的なことが描かれてるけど、ほのかの方はまだその描写がないよね。
だからほのかがなぎさの優れたところ、自分の至らないところを自覚する話っていうのはこれから描かれるべき話なのかもしれない」
 キノエ    :「ふたりとも、自分に無いものを相手に見出して、そのことについて劣等感というかひけめを感じるようなことがあるのかもね」
 キノト    :「で、あらためて王臣蹇蹇だけど、ここでの王は五番目の陽爻つまり、なぎさで、これが蹇というのは4番目と6番目の陰爻の狭間にあり、さらに「陥る」という特性に囚われていることの意味です。で、この状況からなぎさを救い出そうとしてほのかが苦しむという状況を示してます。つまり、ここで考えられるのはズバリ藤Pとの仲でしょう。しかも、ほのかがなぎさを藤Pに紹介して、なぎさがパニくった状況だと思います」
 キノエ    :「たしかに、ほのかは『自らのためではなく』あの行動を取ったと思うけど、大いに苦しむようなことだったっけ?」
 キノト    :「そのあとの「あなたとは、プリキュアってだけで、友達でもなんでもないんだから!」ってのは、十分ほのかにとって苦しかったことなんじゃないかな。ただ、ここではまだほのかは自分から行動を起こしていないんだよね。
 だから、総体的に言ってこの爻はほのかとなぎさの状況を示しているけれど、この爻辞が明らかに適用されるような状況はまだ起きていないか、着眼点が違うのかもしれないね。だからこの大成の卦を別の糸口から見てみよう」
 キノエ    :「ほのかにとってのなぎさを意味する下から五番目の陽爻、これに関する爻辞は『九五、大蹇 朋來。象曰、大蹇 朋來 以中節也』。これは『大いに苦しむけれど(=大蹇)、王を助けに必ず朋が来てくれる。これは王が中正を守っているからである(=以中節也)』ってなってるわね」
 キノト    :「ここの王はもちろん五番目の陽爻のなぎさ。つまり、初期状況でのほのか、なぎさの関係ではなぎさが困難に陥ってしまうんだね。けれど、なぎさがそのなぎさたるゆえんである『陽』の性質を保っていると、それに応じる『陰』の性質をもった爻が助けに来てくれる。つまり、ほのかが助けるというわけ。中正を守るって言うのは、陽の爻が陽の位(ここでは下から五番目)にあるってことです」
 キノエ    :「うーん、つまりほのかとなぎさの関係はほのかがキャスティングボードを握っているってわけね。困難に陥らせるのもほのか、そこを助けるのもほのかなのかなぁ」
 キノト    :「多分そうだと思う。実はなぎさとほのかを比べると、関係を振り回しているのってほのかなんじゃないかな。8話とか見るとなぎさの方が一方的にほのかに対して恐れ入っているみたいだし」
 キノエ    :「ところが、前回の実習で判断したことによると、実際的な面ではほのかよりもなぎさの方が優れているわけね。柔弱なほのかをなぎさが支え、困難に陥ってしまうなぎさをほのかが助けるそういう助け合いの構造なのかもね」
 キノト    :「さて、というわけでなぎさ、ほのかの現状とそこからうかがえる互いの関係について大成の卦から読み取る作業が終わりました」
 キノエ    :「次回は、いよいよ8話によってふたりの関係がどのように変化したか、それが今後どのように影響してゆくか。変爻と之卦をみて判断していくね!」

2004/03/23
プリキュアを易断してみる・その弐

     キノエ&キノト:「こんにちはーっ!」
     キノエ    :「本業そこのけで、更新続いてます。『ボクが書いているんじゃないんだ、アルプラゾラムが書いているんだ』って誰かさんが騒いでましたんで、鎮圧しときましたー。しかし安いですねー、薬のせいにするなら塩酸メチルフェニデートまで行ってくれないと、牧野修に勝てないでしょーに」
     キノト    :「いっそ範馬の血をひいた誰かさんのように、耳を捻るだけでそこまで行ってくれれば、安上がりとかいった次元じゃなくなるのにねー。とりあえずねーさんお疲れ様。じゃあ前説も無しで続き行くよー」

    ステップ2.ふたりの64卦

     キノエ    :「と言うわけで、前回では、プリキュアのふたりを小成の卦いわゆる八卦になぞらえるところまで行ったのよね」
     キノト    :「この時点でもかなり再現性が高かったので、観相がずれてないこと祈って大成の卦を組んで読み解きます。これが今回のステップ2.です」
     キノエ    :「前回のまとめは次の通り」
      美墨なぎさ・キュアブラック=坎(かん)
       水、中男、伏蔵、陥る、耳、豚。
        陰
        陽
        陰
      雪城ほのか・キュアホワイト=艮(ごん)
       山、少男、高尚、止る、手、犬
        陽
        陰
        陰
     キノト    :「じゃあまず、なぎさ→ほのかの関係を作ってみます。つまり、坎(かん)→艮(ごん)の構成になります。卦を組み立てるときの原則で下から組み上げていくので、下にある卦(内卦または下卦)は坎、上にある卦(外卦または上卦)は艮」
     キノエ    :「陰陽の配置は下から順に、−、+、−、−、−、+。この大成卦の名前は山水蒙(さんすいもう)ていうの」
      なぎさ(ブラック)→ほのか(ホワイト)の関係=蒙(もう)
        陽
        陰
        陰
        陰
        陽
        陰
    「蒙 亨 匪我求童蒙 童蒙求我 初筮告 再三涜 涜則不告 利貞。
    彖曰、蒙 山下有險。 險而止蒙。 蒙亨 以亨行 時中也。 匪我求童蒙 童蒙求我 志應也。
    初筮告 以剛中也。 再三涜 涜則不告 涜蒙也。 蒙以養正 聖功也。
    象曰、山下出泉蒙。 君子以果行育徳。
    初六、發蒙 利用刑人 用説桎梏 以往吝。

    象曰、利用刑人 以正法也。
    九二、包蒙 吉 納婦吉 子克家。
    象曰、子克家 剛柔接也。
    六三、勿用取女 見金夫 不有躬 无攸利。
    象曰、勿用取女 行不順也。
    六四、困蒙 吝。
    象曰、困蒙之吝 獨遠實也。
    六五、童蒙 吉
    象曰、童蒙之吉 順以巽也。
    上九、撃蒙 不利爲寇 利禦寇
    象曰、利用禦寇 上下順也」
     キノト    :「はい、といった感じに示しておきました。といってもこれだけじゃさっぱりでしょうから、解読の前に、易経中での卦の説明のフォーマットを覚えておこうね
     キノエ    :「まず、最初から“彖曰〜”の前まではこの卦の大体の意味を示した文ね。次の“彖曰〜”っていうのはそれを詳しく記した部分。“象曰〜”は卦のイメージを内卦、外卦の象徴するものから読み取ったもの。で、以降の“初六”とか“六三”てのはこの卦の各爻(6本の陰陽の配置のそれぞれのこと)について述べたもの。“九”っていうのは奇数の極で陽を示して、“六”は逆に陰を示しているわ。“初六”っていうのは最初の偶数の爻つまり、一番下の陰の横棒ね、“九二”は下から二番目の陽の横棒よ」
     キノト    :「で、それぞれの爻にはまた説明がなされているわけです。それがその後の“象曰、〜”の文です。これは爻辞っていいます。
     じゃあ、解読行きましょう。まずはイメージ(象)をつかんでみます。象曰〜の文がこの卦の性質を自然現象になぞらえている部分だね」
     キノエ    :「艮(ごん)すなわち山の下から坎(かん)つまり水=泉が流れ出しているイメージね。最初は小さな流れだけれど、この流れはやがて大きな流れになる可能性を持っているわ。君子つまり、よくできた人はこの得を果敢に育てて大河にしなければならない。って言う意味よ、象曰〜の文章は」
     キノト    :「ただし、これは同時に川という困難な地形がさらに山によって止められているっていう状況も示しているんです。で、この卦ではこうした象徴よりもそのものずばりの内容が書かれています」
     キノエ    :「『匪我求童蒙 童蒙求我』ってのがそれよ。噛み砕いて言うと、“自分(我)から童蒙(幼いもの)を求めるのではなく、童蒙から我を求めるべきだ”ってトコね」
     キノト    :「ここで問題になるのは“我”と“童蒙”ってのが何を指すかなんだけど、もちろんここはなぎさとほのかだね。で、なぎさのなぎさたるゆえんは“明るくて無鉄砲、活動的”でこれを示すのは“九二”の爻。つまり下から二番目、下卦の中央の陽だよ」
     キノエ    :「そして一方のほのかは上卦の中央の陰つまり“六五”の爻よ。この形は説明しなくっちゃね。上と下の卦で同じ位置(この場合は真ん中)の爻が陰と陽で“正しく応じている”でしょ?これは互いに助け合う効果があるの。逆に同じだったらと反発しちゃって“敵として応じている”ことになっちゃうんだけどね。まさしく、なぎさとほのかは助け合う関係なの」
     キノト    :「で、なぎさとほのかそれぞれをしめす爻が明らかになったから、それを読みます。この関係はあくまでなぎさからの視点ですよ。
     まずはなぎさ。“九二〜”のトコね。解釈すると、『下卦の主であるこの陽は、蒙を開く責任を持っている(包蒙 吉)。けど、この陽は剛毅だけれど(卦の中央にあって)包容力がある。また、婦(これは対応する五番目の陰の爻、ほのかのこと)を助けてよく治めることができる(納婦吉)。もともと位的には上に位置するほのかの爻が高いのだけど、柔弱なので、幼いけれど強いなぎさが一家の責任を負う(子克家)』
     見事に、状況を説明していると思うけど?」
     キノエ    :「そうね、特に8話を見た後だからかもしれないけれど、なぎさは気を使って姉御肌を示すことができるキャラなんじゃないかな。そして、人と付き合うという点については(比較問題ではあるけど)ほのかの「素直ゆえの無神経さ」のフォローをしていると思うのよね。とくにナンパされたときとかの対応とか」
     キノト    :「一方のほのか、“六五〜”は『幼いが純粋、高い位置(上卦の中位)にある、吉。この吉は下に降りて“九二”に従うことによる(ここでの巽はへりくだるの意味で卦の巽とは意味が違う)』だね。つまり、ほのかはクラス委員などの高い位にいて尊敬もされているけれど、決して強いリーダーシップでクラスをまとめたりもしない、良くも悪くも優等生なんだ。
     人間智とでもいうものがまだ、こなれていない。もしくは友達との付き合いがそこまで行っていない。その彼女が、優等生ではないものの、活発ななぎさに従うことで良くなる。そういうことだね。ただし、繰り返すけどこの卦はなぎさの視点であって、ほのかがこうすればなぎさが対応して吉になるって結果なことに注意」
     キノエ    :「ま、今回のところはこの辺で止めとこ。結構な量になっちゃったし」
     キノト    :「この調子だと明日が、ほのかの卦の解説。その後に8話での変更をみてこの後の予測だね」
     キノエ    :「ご意見、ご感想は簡易掲示板でお待ちしてます。気軽にどぞー」
     キノエ&キノト:「それじゃ、またねーっ!」

2004/03/22
プリキュアを易断してみる・その壱

     キノエ&キノト:「こんにちはーっ!」
     キノエ    :「電網世界の吹き溜まりへようこそっ!ここはここ最近ヒッキー入って社会人生活がマジヤバげになっているD16のサイト『D16's Home Page』です。
     あたしはキノエ。このサイトがご厄介になっているTRPG.NETの姉妹サイト『語り部総本部』で遊ばれている「ほのぼの怪異な参加型企画」のキャラクターよっ。詳しいことはキャラシート見てね。語り部MLクロウさんが書いてくれたイラストもあるから。ちなみに美人よ」
     キノト    :「イラストはね。初めての方もおなじみの方もさらにはお久しぶりの方もこんにちは。ボクはキノト、キノエねーさんの弟です。二人して今回のネタをやらせていただきます。しばらくの間お時間をお借りしますね」
     キノエ    :「さて、今回の表題だけど……。相変わらず、あったま悪いわねーっ。D16は」
     キノト    :「今回易断してみる、「ふたりはプリキュア」だけど、とりあえず内容やあらすじに関してはここではあえて触れませんね。リンク先で調べてみてください。あと、話題となっている第8話に関しては『玉砕島』さんに「21日のプリキュア感想日記(微妙にネームちっく)」があるのでそちらを参考にすると良いですよー。きれいにまとまってます」
     キノエ    :「マァ、内容に関して書き出したらきりないし、ここ最近ただでさえ電波ゆんゆんなD16が本当に毒電波飛ばしかねないからねー。あたしたちが数年ぶりに借り出されたのだって、少しでも距離置こうって魂胆らしいし」
     キノト    :「とりあえず、易断の材料として「ふたりはプリキュア」のキャラクターをまとめちゃいます。ねーさん表よろしく」

    「ふたりはプリキュア・キャラクターの特性
             美墨なぎさ雪城ほのか
    パートナーメップル、光の園からやってきた、「選ばれし勇者」ミップル、光の園からきた、「希望の姫君」
       変身後キュアブラックキュアホワイト
          性格はあかるくて無鉄砲。勉強はきらいだけど、スポーツ万能で、女の子のあこがれのまと。お嬢さま育ちで、性格はおっとりしているが天然ボケなところもある。おばあちゃん子で、相手かまわず説教するくせがある。
          両親と弟・亮太の4人両親は仕事で外国に。おばあちゃんのさなえと愛犬の忠太郎

     キノエ    :「ま、これだけあれば今回の易断に必要な情報は入るわね。早速いきましょうか。今回の目的と手順をはっきりしておくわよ」
     キノト    :「今回はふたりの初期関係と第8話による変更を易経的な観点から示してみます。ステップ1.まず、美墨なぎさ=キュアブラックと雪城ほのか=キュアホワイトを、それぞれ八卦の1つ(小成の卦)で表現します」
     キノエ    :「つまり、なぎさを表現する卦とほのかを表現する卦の二つを判断するってこと。なぎさ=ブラック、ほのか=ホワイトとして、ふたりがプリキュアになってからを表現するのに注意ね。実際、第一話その他を見てもふたりは「プリキュア」であることによって深く関わりあってるわけだし、そしてそれが「プリキュアとしての関係だけだったのか」ってのが第8話のドラマになってるし」
     キノト    :「ステップ2.2つの卦が出たらそれを重ねて64卦の1つ(大成の卦)を求めます。このとき“重ね方≒それぞれの立場からの相手との関係”なので“なぎさ→ほのか”の卦と“ほのか→なぎさ”の卦の二つが出ます」
     キノエ    :「この2つの大成の卦はプリキュアとしてのふたりの初期状況をしめしているの。はい、ここで問題です、『易経』の英語での呼び名はなんていうでしょー?キノト君」
     キノト    :「『Book of Changes』。つまり、『変化の書』。天地の有為転変のありようを記述する考え方、本ってこと。
     だから、ステップ2.で大成の卦を得てもそれだけじゃなくってそこからの変化を考えなければならないんだよね。というわけで、ステップ3.は得られた大成の卦からの変化を見ます」
     キノエ    :「このステップ3.で、初期の状態、変化、変化後の状態が得られるわけね、言うならば、宿命曲線の微分完了ってこと」
     キノト    :「その言い方は、わかりやすくて危険。まぁ、でも確かにこの3つのステップを通して有為転変を微分して現状を判断、その後予想いわば積分を行なってこれからの動きを判断するわけです」
     キノエ    :「じゃあ、早速行ってみよー!」

    ステップ1.ふたりの八卦

     キノト    :「じゃあまずは小成の卦。小成の卦つまり八卦は太極が陰陽に三段階に分化して為されたものです」
     キノエ    :「最初は太極から両儀、陰(−)と陽(+)生じたの。ちなみに陰と陽についての特性はこんな感じ。
    • 陽 〜 天、日、昼、光、男、夫、君、大、健、剛、進、動、奇数
    • 陰 〜 地、月、夜、闇、女、婦、臣、小、順、柔、退、静、偶数
     次は、陰から老陰(−−)、少陽(−+)の二つが、陽から少陰(+−)と老陽(++)が生じて四象、を形作るわけ」
     キノト    :「そして四象がさらに陰陽を重ねて八卦が為されます。八卦の一覧は次の通りだよ」
    八卦の表と性質
    八卦陰陽配置名称自然人間卦意卦徳身体動物
    陽
    陽
    陽
    +++乾(けん) 円満・健全 剛健頭・首
    陰
    陽
    陽
    −++兌(だ) 少女 悦(よろこぶ)
    陽
    陰
    陽
    +−+離(り) 中女美麗・麗(つ)く 付着
    陰
    陰
    陽
    −−+震(しん) 長男発奮 動く
    陽
    陽
    陰
    ++−巽(そん) 風・木長女流動 入る
    陰
    陽
    陰
    −+−坎(かん) 中男伏蔵 陥る
    陽
    陰
    陰
    +−−艮(ごん) 少男高尚 止る
    陰
    陰
    陰
    −−−坤(こん) 大地 柔順
     キノエ    :「まずはなぎさ・キュアブラックはどんな卦かっていうと、
    • 女の子なので陰
    • 明るくて無鉄砲、活動的なので陽
    • 変身後はキュアブラックつまり陰
     この要素を先天的な性質から並べていくの。このとき並べる順序は下から順番に並べていくのが基本だから覚えていてね。この並びからして陰陽の配置は−、+、−。
     だから、卦は坎(かん)ね
     キノト    :「そしてほのか・キュアホワイトは、
    • 女の子なので陰
    • お嬢様育ちでおっとりしているので陰
    • 変身後はキュアホワイトつまり陽
     陰陽配置は−、−、+で卦は艮(ごん)だよ。ふたりの卦とそれぞれの卦の示す性質をまとめるよ」
      美墨なぎさ・キュアブラック=坎(かん)
       水、中男、伏蔵、陥る、耳、豚。
        陰
        陽
        陰
      雪城ほのか・キュアホワイト=艮(ごん)
       山、少男、高尚、止る、手、犬
        陽
        陰
        陰
     キノエ    :「ふぅ、ここまでで結構スペースつかっちゃったね」
     キノト    :「けど、ここまでやったら大成の卦はこの二つを組み合わせて読み解くだけだし、この卦からも割といろいろわかるよ」
     キノエ    :「『二つを組み合わせて読み解くだけ』って軽く言うなよなー。まぁ、今回は既にわかっていることに当てはめるわけだからラクっちゃラクだけどさー」
     キノト    :「ま、ね。それはそれとして、小成の卦の解読をしておこうよ」
     キノエ    :「双方共に陰要素の強い卦であるってのは女の子向けの女の子主人公ってことから考えると妥当なんだろうけどサ、ふたりとも卦では男なんだけど、これってどういうこと?」
     D16     :「決まっている!それはつまり、ふたりはふたなうあなにwytkct」
     キノエ    :TRPG.NETの利用規約に関わる発言を行なうところだったので生ゴミ処理したよ」
     キノト    :「おつかれさまー。まぁ文字通りの解釈が正しいとすると、男性ってことになると思うんだけど、ここは八卦で表す、中男、少男の社会上での役割で考えて良いんじゃないかな。つまり、戦うってこと自体が男性の役割とみなされたから、戦うヒロインはやはり男の役割なのかもしれないよ。その中での中、少ってのは年齢もしくは熟練ってことだと思う」
     キノエ    :「戦闘に慣れているのはキュアブラックってこと?」
     キノト    :「一話では良くそれが現れているよね、あと身体を動かすこととかも表しているのかも。それより注目すべきは艮(ごん)の卦にキュアホワイトの特徴が濃厚に出ていることだよ」
     キノエ    :「高尚、犬はキーよね。ほのかの性格や振舞い方は高尚って言っていいし、文字通り犬を飼っているってのは書いてるこっちもびっくり」
     キノト    :「なぎさの坎(かん)の卦の特徴も象徴的だよ。特に伏蔵、陥るって言うところが。なぎさってたしかに快活なんだけど、わりと言いたいことを言えないで溜めてしまうところがあるし。藤Pへの踏み出せない態度は確かに演出上もあると思うけど、やっぱり言えないでいるわけだし」
     キノエ    :「まぁ、ふつーは好きな男の子の前に出たらパニクって言いたいことなんか言えないものよ」
     キノト    :「いっつも言いたいことを言っているねーさんは、好きな男がいないらしい。めもめも、……ふぎゃっ!?」
     キノエ    :「……ぶつよ」
     キノト    :「……延髄にエルボー入れといて、言うせりふじゃないよぉ(えぐえぐ)」
     キノエ    :「(無視して)後は、陥るって言う性質も第8話見た後じゃ意味深いわね」
     キノト    :「豚は?」
     キノエ    :「見てりゃわかるじゃない、なぎさのぶんむくれた顔のことよ(キッパリ)」
     キノト    :「……。まぁいいや。ぶたれるのやだし。
     ってわけで、本日分はふたりの小成の卦を定めるトコまでです。次回からはいよいよ大成の卦を出してプリキュアを解読していきます」
     キノエ    :「ま、ネタっちゃネタだけど。本人は何か面白い結果探し出したみたいだから、プリキュア関連で引っかかった方もまた覗いて見てくださいね」
     キノト    :「ご意見、ご感想は簡易掲示板へお気軽にどうぞ」
     キノエ&キノト:「またねーっ!」
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