つづれ織を読み解く


竜が、その長き生命を終えた。大陸の片隅で。
新たな芽がその生命の息吹を感じさせていた。深い森の片隅で。
イノチは現れ、そしてまた消え行く。
そのイノチは燃え上がり、別のイノチを輝かす。
炎は瞬き、どこかに届くことを願い、想いを光に託す。

全ては、永遠なる時の風に吹かれ続けていた。
全ては、永遠なる時の水に流され続けていた。

三女神の現神官、クリッサンドルによる『タペストリ』第一輯の解読。
     ここでは、たきのはらさんが書き留めてくれた、羅世界を舞台とした小説群を、繍羅世界にちりばめられたいくつもの英雄の挿話として捉え、それを『刺繍針』の側からの解釈、注釈、補遺という形で展開して行こうと思います。


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