D&D3rdプレイレポート続(シナリオ5)


    注!!
    以降にはD&D Adventure Gameのネタバレを盛大に含みます。DMをする方以外はプレイ前には読まないことをお勧めします

    第三回プレイ・シナリオ5

     第三回目のプレイは五人パーティの予定が一人欠けて結局四人パーティ。以前のセッションでのファイター、クレリック、ローグ、ソーサラーの編成からソーサラーが抜けて代わりにノームのレンジャーが参加。ショートソードとダガーの二刀流&マイティコンポジットショートボウ、フィートはクイックドロウを選択。再びアーケインキャスターが抜けたが前線キャラが増えたと言えるので何とかなるかも。
     プレイするシナリオはAdventure5:THE CAPTURED CARAVANである。
     導入部はこんな感じ。
    『ある秋の日に、その噂は速やかに町中に広がった。一団のオークが血なまぐさい戦闘の後でキャラバンを捕らえたというのだ。そのオーク達は身代金としてほとんど1年分の収穫を要求してきた。もしも街の人たちがその要求を受けてしまったら、町の人々は飢え死にしてしまうに違いない。
     町の議会は君たちのもとに助けを求めに来た。彼らは、君たちがキャラバンを救出しオークを退けてくれれば一人頭225gpを支払うことを約束した。
     町の民兵は、キャラバンが連れ去られた戦闘で虐殺されてしまったので君たちは自分達で行かなければならない。町の議会は君たちにキュア・ライト・ウンズ・ポーションを渡してくれ、使わなかったらそのまま持っていても良いといわれた。
     オークのねぐらは町の南、深い曲がりくねった谷の真ん中にある。最前の戦闘でひどく傷ついた民兵の隊長は、オーク達は勝利を確信していて反撃に備えていないだろうと言っている。
     早朝の行軍のあと、君たちはオークのねぐらに違いない場所にやってきた。鉄の落とし格子がその入り口を塞ぎ、幅広の足跡があたりに散らばっている。外には粗野な字でこう書いてある。「じんげん、ぢかよるな」』
     ここまでがイントロ。PCは道案内兼いざとなったら前衛にと、怪我をした民兵の隊長をPCのクレリックがキュアし、つれて行く。かわいそうなのは民兵の隊長だよな。
     例によってPC達は足跡などから本当にここにいるのがオークだけなのかを探ろうとする。が、振った目が悪かったので特に情報は無し。
     落とし格子の中を覗くとこんな感じだ。
    『落とし格子は堅固な鉄で出来ており、その鋭い先端は地面に突き刺さっている。洞窟の内側、手の届かないところに粗野な巻き上げ機がある。
     君たちの見晴らしの良い視点からはその洞窟のほとんどを見渡すことができ、入り口の左右すぐ後ろの所だけが視界の外だ。
     洞窟の中には積み重ねられた毛皮と入り口近くに料理の火が残っている。洞窟の後ろの壁にはぞっとするような頭蓋骨のコレクションが穴に並べられている。いくつかの頭蓋骨は明らかに動物のものだが、いくつかは明らかに人間のものだ。裏の壁の中程は木製の扉となっている。』
     ご多分に漏れず、PCの視界の外にオークは待ちかまえている。侵入するには鉄格子を上げなければならないので、無防備になる。そこをつこうという算段。この鉄格子を外から持ち上げるにはストレンクスのチェックが必要で、チェックは何回でも試みることが出来るとある。また、一度持ち上げれば支持は必要ない。複数人で持ち上げることを試みることもできるが試みることが出来るのは2人まで。このAdventureGameでは複数人による試みをPHB、p.62のCombining Skill AttemptsのCooperationに従って行っている。つまり、
    1. その試み(スキルチェックでも能力値チェックでも)を行うリーダーと、手助けするキャラクターを決める。
    2. 手助けしようとするキャラクターはDC10に対してチェックを行う。成功者一人毎にリーダーのチェックに+2のサーカムスタンス・ボーナス(環境ボーナス)が加わる。
    3. 何人が手助けするかはDMが決定する。
       といった塩梅。
     ここではPCは洞窟の中を可能な限り外から詳しく調べようとした。
     ここで、PCのパッシブソナー、ノーム・レンジャーがリッスンのチェックに成功し、同時にローグも壁に隠れて見えない場所をスポットすると宣言し、隠れているオークをスポットした。(リッスン、スポット共にシナリオ中でDCが設定してある。それによるとリッスンは割と普通(DC15)なのに対し、スポットのDCは8でオークは隠れるのが下手らしい)
     さて、待ちかまえられているのがわかった時点でわざわざ無防備に落とし格子を開ける愚を犯す訳にはいかない。
     実際、待ちかまえているオークはレディアクションを宣言しているようで、シナリオ中では入り口の隣にいる二匹のオークは攻撃できる場所にPCが来た時点でPCの行動前にフリーのアタックを一回得ると書いてある。
     シナリオでは、待ち伏せに気がついた時点でクレバーなウィザードがスリープを使ってくれるだろうということらしいが、生憎と今回のパーティにアーケインスペルユーザーはいない。
     鳩首一計するPC達。
     まずは落とし格子を上げなければならない。自分達で上げないのだとすれば、オーク達に開けさせる他はない。
     そこで、袋に硬貨を詰め、身振り手振りで捕虜交換を申し出ることにした。
     見つかっていることを知り不承不承でてくるオークに対し、身振り手振りで要求を伝えようとするPC。確かここではオークにウィズダムチェックをさせて身振りを理解できたかどうか示そうとした。(この辺記憶曖昧)
     何とか理解は出来たものの、PC達の出した額が小さいので人質を一人だけ連れてきた。で、ここですんなり鉄格子を開けようとするかどうかで一揉めあったあげく、どうにか鉄格子を開ける。その時点で交渉役のローグが隠し持ったダガーで斬りかかろうとする。
     DMはここでダガーを隠し持つのにオークが気がつくかどうか、ローグのブラフ(Bluff:はったり)、スキルとオークのセンス・モーティヴ(Sense Motive:心理)スキルのオポズドチェック(Opposed Check:対抗判定)を行った。スキル無しのオークに老かいなローグの手段を知ることは出来ない。
     サプライズラウンド(Surprise round:不意打ちラウンド)とみなして、ローグはイニシャチブを振る。オークは当然フラットフッデッド(flat footed:浮き足立つ)なのでスニークアタックが成功した。期待値通りの目が出て、1d8HPのオークはあっさりと死亡。
     既に鉄格子は巻き上げられているので突入は容易。いったん突入すれば、力押しでも何とかなったようだ。(それでもあたればd12+3もっていくんだがなぁ)
     助け出した一人の人質から中の様子と残りのオークについて情報を得ようとするPC。あんまり教えたくないけど教えないわけにはいかない。
     残っているオークは四匹。ただし一匹はよくわからなかったけど様子が変だった。(次の次の部屋の伏線)
     奥には後は部屋は三つしかなくて、一番奥にキャラバンの生き残りが、その手前に例のちょっと様子が変なオーク、そして一番手前の部屋が空っぽだ。
     情報を仕入れたPCは、民兵の隊長に人質を任せ、次の部屋に進んで行く。
     この部屋は空っぽと聞いていた。
    『この部屋はひどいゴミと腐肉の臭いがする。そこには現在なんのゴミも残飯も無い。しかし、薄い粘液の層がこの部屋の南東の隅を覆っている。奥の壁に鉄の扉がある』
     こう読み上げた途端に全員が全員、
    「頭上に緑色のシミはないか!」
     と聞きやがる。怖いねぇ、刷り込みって。もっとも当たらずとも遠からず。待ち受けているのは定番モンスタージェラチナスキューブだ。もっとも、ただのダンジョンの背景とは違う。なんといってもHPが4d10+36(なんだよこれ……)ダメージもd6+4と結構来る上にアシッド(acid:酸)が乗っかって追加d6ダメージ、更にはパラリシス(paralysis:麻痺)もついてる。
     これだけ聞くと正気を疑うが、ACは3と紙のように薄く、足も遅い。
     プレイヤーのうち一人はこの洞窟がきれいだということを聞いた途端に、厭ぁな顔をして、「ああ、わかった」とボソリ。
     でもPCは知らないので、しらないロールプレイをしてくれました。もっともサーチ(serach:探索)のDC15に成功すれば見えるし、シナリオを読む限りではこのチェックは能動的にではなく受動的に行うようなので、先行偵察したローグが気がついて戦闘開始。
     一発殴られてアシッドの追加ダメージ&対パラリシスのフォーティチュード・セーブにびびったPCはファイターをしんがりに後退。ファイターはエクスパーティーズのフィートを使ってACを下げる。
     この部屋は丁度一カ所、PCが侵入してきた扉のところが5ft.×5ft.分へこんでいて、ここに陣取れば、ジェラチナスキューブはそのサイズによりそれ以上進んでこれない。だもんで、ファイターはここで仁王立ちし、後ろから、何人かが飛び道具攻撃。カバー&メレーによるペナルティも元のACが3じゃあねぇ……。
     結局割と早めに削り殺されました。
     次の部屋への鉄扉は閉じられているけれど特に鍵はかかっておらず、物音もしない様子。

     のぞき込んだPCは人質が言ってた様子の変なオークを見る。
    『この、奇妙な形をした部屋は二つの特徴を除いて、空っぽだ。動かないオークが大きな木の宝箱にもたれかかっている』
     説明によればこの宝箱はキャラバンのもので、このオークはそれを開けようとしたらしい。
     予想通りであるが、この宝箱にはトラップ(内容はランダムで決定、チャートはAdventureGameのルールブックにある)が仕掛けられており、オークはその犠牲者である。
     あらかじめ振っておいた内容は、クロスボウボルト。従って、オークを調べたPCには腹にクロスボウのボルトが刺さっていると告げた。
     ローグは罠にあたりをつけて(+2のボーナス)ディスエイブル・デバイス(disable device:解除)を試みる。
     更にオープン・ロック(Open lock:鍵開け)を行い、宝物にご対面。けれど、それはキャラバンのものだって事忘れるなといっておく。
     じつは、この部屋には回転式のシークレット・ドアがあり、その奥にはオーク達が隠れていたりする。
     何でも、Adventureの2で手に入れた、小さな鉄の鍵はここの扉にぴったり合うのだそうだけど、誰も覚えてないって……。
     仮にPC達がこのシークレット・ドアを見つけていれば次のようなことになったはず。
    『石と石がこすれあう低い唸りと共に、隠されていたドアが回転して開いた。その奥には3匹のオークがおり、別の部屋へののぞき穴をのぞき込んでいたらしい』
     つまり、このオーク達は一番奥の部屋でPC達を不意打ちしようとスタンバっていたわけ。
     まぁ、こんなのに気がつくPCはあんまりいない(部屋の形で怪しんではいたんだけどね)ので、奥に進む。
    『この部屋はそれぞれの壁の穴に差し込まれた松明で照らされている。部屋の中央には四人(我々のプレイ時には3人)の汚れた人間が中に捕らわれた大きな鉄の檻がある。彼らは叫んだ「俺達を助けてくれ!オークはすぐに戻ってくる!」この鉄の檻には大きな南京錠がかけられている』
     そして、この部屋に入ったPCが一つでもアクションを起こせば、以下のようなことが起こる。
    『石の壁の部分が突然回って開くと、巨大な斧を構えた3匹のオークが現れた。彼らはグルゥと唸った「もっと、檻に閉じこめてやる」そして、攻撃を仕掛けてきた』
     実際の戦闘では突然現れたものの、サプライズラウンドを誘発する訳ではなく通常通りの戦闘であり、割とスムーズに解決した。注意したことと言えば逆上したオークが囚人に手を出さないように気を使ったことくらい。
     シナリオには囚人の説明とここのオークが自分達自身の宝を持たないこと、檻の鍵を持たない(ええ、こいつら持っていないんで、オープン・ロック成功しないといけないんです)に関してDMが理由を考える事という指示がある。つまり、マスタリングのトレーニングらしい。シナリオではおそらくこのオークは他のモンスターに率いられているのだろうという風に言っている。
     さて、次回は最終回、HALL OF THE DWARVEN LORD。これは長いシナリオだったから簡略化してレポートするかも。
    感想をいただけるとうれしいです。

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